はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

妹との死闘

2012年08月20日 | ゴルフ
昨日は阿蘇グランヴィリオの西コースを、妹とカミサン、それにU少年とでラウンドしました。
私と妹はフロントティーから打ちましたが、U少年にもつき合わせました。カミサンだけはレディースティーからでした。
結果は、私が97の33パット。妹が101の32パット。U少年が71の28パット。カミサンが99の33パットでした。

U少年は1番から4番まで淡々と2パットのパーを重ねていき、5番からの3連続バーディーで一時は3アンダーまで潜り、
初の60台も期待されましたが、結局は5バディー4ボギーの1アンダーに留まりました。
パーオンできなかったホールは5ホールしか無かったのですが、このうち寄せワンでしのげたのは1ホールだけでした。
これはU少年にしては珍しく不出来でした。フルバックからの公式戦では、寄せワンこそがU少年の生命線だからです。

カミサンはこれまでのレディース用の軽いドライバーを、男性用のRシャフトの重い物に買い替えたのですが、大正解でした。
それまでの弱々しく150ヤードしか飛ばない球筋が、力強く真っすぐにライナー性のランが出るものに変わり、180ヤードをマークしました。
パット数の33も自己ベストだと思います。10番ではワンピンくらいの距離をねじこんでバーディーも取りました。
後半の2つのロングでそれぞれ、11、10と大叩きをしていますが、それでも100を切ってきました。
確実にゴルフのレベルがアップしました。

私は相変わらずの不調でしたが、2週間ぶりにゴルフをする妹もまた不調でした。
それでも私が僅かに競り勝てたのは飛距離に加えて、差をつけられていた寄せの部分で妹に追いついてきたせいかもしれません。

ここで皆さんにお知らせです。
8月25日の昼12時からKABテレビで、先日の第19回KABジュニアゴルフ選手権が一時間番組として放映されます。
U少年のスイング映像が確実に流される筈です。
U少年も最近では随分と顔が売れて来たので、実名をアップします。
村上由真(ムラカミユウマ)、9月9日で14歳になる中学2年生です。

冥土めぐり

2012年08月20日 | 読書
今回の芥川賞作品を文藝春秋で読みました。
作者である鹿島田真希氏は東京生まれの36歳で、白百合女子大在学中に文藝賞を、その後も三島由紀夫賞や野間文芸新人賞を受賞した経歴があります。
読み始めてすぐに、その文章力と表現の巧みさに感心させられました。
ネタバレを避けるためにストーリーの紹介はしませんが、作者が日本語の表現力を大切にしていることが窺い知れる部分をアップします。
主人公である奈津子の母親は悲しかったエピソードを語る最後を必ず”わあわあ泣いたわ。”で締めくくります。
このことに嫌悪感を抱く奈津子の考えが書いてある部分を抜粋して紹介します。
”自分が受けた仕打ちと不公平が、いかに悲惨で不幸なものか、なんとかして伝えたい。
しかしこの悲劇について表現しうる、持っている言葉が、この、わあわあ、なのだった。
この、わあわあ、という言葉を聞くたびに奈津子は思う。
この人はどんな不幸な目に遭っても、変わることはないだろう、と。
また別の不幸な目に遭ってもわあわあ泣いた、と言い募るのだろう、と。
この人は不憫なぐらい言葉を知らない人間なのだ。”

芥川賞の選評や鹿島田真希へのインタビューも面白く、今月号の文藝春秋はお奨めです。