はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

夏井睦先生の練馬光が丘病院を見学

2014年08月18日 | 湿潤療法
盆休みを利用して15日の朝から夕方まで、夏井先生の診療を見学してきました。
新患の患者さんたちの半数は、他の医療機関からの紹介でした。
オペする前に、まずは夏井先生にコンサルトすることをルーティンとされているドクターもおられました。
また残りの半数の新患さんたちは、本人か親がネットで探し当てて来られるケースが殆どでした。
湿潤療法がポピュラーになってきていることを、目の当たりにすることが出来ました。

夏井先生のトークは、必ずユーモアを交えながら、患者さんに突っ込みを入れるのが得意なパターンであるように感じられました。
そして、今後の経過や展開をきっちりと説明され、何日で治るか、傷が目立たなくなるにはどれくらいかかるかなどをキッパリと断言されて
患者さんたちの不安を払拭されておられました。
また、抗ガン剤治療の副作用による爪の変色について、どれくらいの期間で治るのかと質問された時には、" 治りません。 "と答えられました。
しかし、そこで放り出すのでは無く、" 皮膚の潰瘍は必ず治します。ただし爪の変色は痛みも無いし、外見だけの問題です。受け入れましょう。 "
とフォローされました。
夏井先生の治療には優先順位があるようで、その第一位は患者さんの痛みをを尊重し、痛みを我慢させる治療をしないということのようです。
30代男性の足の親指の抜爪も見せてもらいましたが、みごとな局所麻酔術で患者さんはうめき声一つ上げませんでした。

親に連れて来られた小児に対しては、" つかみ "というのでしょうか、まずは親を無視して子供の心をつかむことを目指されます。
子供に話しかけ、答えやすい質問を投げかけ、玩具などを使い、子供の承諾を得て、初めて患部を見せてもらわれます。
親との会話はその後です。このことが私にとっては最大の収穫だったと思います。

さて夕方になって、その夜の予定を夏井先生に尋ねられました。
何も無いと答えると、なんと、飲み方に誘われたのです。

夏井先生の住まいがある東中野で、看護婦さんも交えて一杯やりました。
夏井先生行きつけのしゃれたビストロでワインと料理を堪能しました。
とてもハッピーな一日でした。


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