前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

鴻池朋子展 ~インタートラベラー 神話と遊ぶ人~

2009-09-21 17:24:57 | 美術関係
東京オペラシティアートギャラリーで
鴻池朋子展『インタートラベラー 神話と遊ぶ人』
を観てきました。






六本脚の狼は生き物が死に絶えていく
氷河期を象徴しているのでしょうか。


   人の脚が生えた昆虫は生命溢れる
   温暖期を象徴しているのでしょうか。


 地球の真ん中には巨大な赤ん坊の頭があるという
 神話が信じられている世界に
 我々は生きているのでしょうか。


「みみお」は作者の狂気を中和させるために
必然的に生み出されたものなのでしょうか。


 剣は時間の流れでしょうか。
 それとも生命の源でしょうか。


「みみお」は私でしょうか。
かつて私も同じことを経験したのでしょうか。
だから懐かしく悲しいのでしょうか。


  狼の毛皮が吊るされているのは
  そこに人間がいることを暗示しているのでしょうか。


作者は一体、何を「視た」のでしょうか。






暫く胸のざわめきが治まりませんでした。




みみお