弦楽四重奏曲第49番ニ長調『かえる』を
聴きました。
第44番から第49番の6曲は
「プロシア四重奏曲」と呼ばれています。
時のプロシア王に献呈されたからだそうです。
とてもいい曲だと思います。
こういう曲は大好きです。
爽やかで軽やかな第1楽章の出だしから
もう、気持ちがウキウキしてきます。
第2楽章のアダージョは
同じような旋律が短調と長調で繰り返し出てきます。
テンポも変わらず淡々と進んでいくのですが、
途中でチェロだけがアルペジオ風というか
レチタティーヴォ風の激しい動きをしたり、
ヴァイオリンだけが華やかに歌ったりと、
飽きさせません。
第3楽章はメヌエットです。
跳ねるような軽快な旋律で、
途中でちょっと立ち止まってつんのめったり
(言葉でうまく説明できないのですが)
楽しいです。
「かえる」の名前は
第4楽章の音形からついたらしいです。
「ケロケロ」という感じではなく、
「ギコギコ」というノコギリみたいな
鳴き声です。
ああ、なんと楽しい音楽でしょう!