チェロ協奏曲第1番ハ長調を聴きました。
ハイドン先生の真作と確認されていて
現存しているチェロ協奏曲は2曲だけだそうです。
全然知りませんでした。
ほかのジャンルと同じように、何となく
何十曲と残していると思っていたので
意外です。
第3楽章がなんとも颯爽としていいですね。
最初はオーケストラによって主題が奏でられ、
その冒頭部分が繰り返すのかなと思った辺りで
独奏チェロがクレッシェンドしながら入ってきます。
独奏チェロが主題を擦りながらオケと入れ替わって
主題を展開していくところなど、心憎い演出で
すごくワクワクします。
この曲は1961年に筆写譜が発見され、
1962に復活初演されたというのも
全く知りませんでした。
私たちはつい最近までこんな素敵な曲を
聴くことすらできなかったんですね。
ところでこの時代、
モーツァルトもベートーヴェンも
チェロ協奏曲を残していないですよね。
ヴァイオリン協奏曲は残してますから、
独奏でオーケストラと対峙するのには
向かない楽器と思われていたのでしょうか。
それともピアノ協奏曲のほうに
より興味が向いてしまったのでしょうか?