『春麗 先達ばかりの 乗り合いバス』
(はるうらら せんだつばかりの のりあいばす)
『春の昼 汽笛一声 凛とする』
(はるのひる きてきいっせい りんとする)
『飛梅に 春告げ鳥の 初音かな』
(とびうめに はるつげどりの はつねかな)
『紅梅や 孫娘妹 みな元気』
(こうばいや まごむすめいも みなげんき)
『ぶらんこや 押す人もなく 一人乗る』
(ぶらんこや おすひともなく ひとりのる)
『妹の引く スタートライン 春浅し』
(いものひく すたーとらいん はるあさし)
『春の昼 まぶた重たく 時止る』
(はるのひる まぶたおもたく ときとまる)
『鳥も来て 春もうららの 庄下川』
(とりもきて はるもうららの しょうげがわ)
『ふるさとを 想えば香る 梅の花』
(ふるさとを おもえばかおる うめのはな)