俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

石仏

2007年02月25日 | 俳句

『春霞 我がため息も かすみけり』
(はるがすみ わがためいきも かすみけり)

『春の日の 温もり抱いて 一芽出ぬ』
(はるのひの ぬくもりだいて ひとめでぬ)

『寝心や 春の日差しの 心地よさ』
(ねごころや はるのひざしの ここちよさ)

『たんぽぽと 誰が名付けた たんぽぽと』
(たんぽぽと だれがなづけた たんぽぽと)

『たんぽぽは ぽつんぽつんと 咲きにけり』
(たんぽぽは ぽつんぽつんと さきにけり)

『たんぽぽの ぽつり咲く所 空き地なり』
(たんぽぽの ぽつりさくとこ あきちなり)

『仏の座 一度座りて みたきもの』
(ほとけのざ いちどすわりて みたきもの)

『いぬふぐり 空の青さと 喧嘩して』
(いぬふぐり そらのあおさと けんかして)

『澄みし空 くれない匂う 桃の花』
(すみしそら くれないにおう もものはな)

『山の辺の 菫咲く道 石仏』
(やまのべの すみれさくみち いしぼとけ)

『山の辺の 柿の木坂に 春の風』
(やまのべの かきのきざかに はるのかぜ)
コメント
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