俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

戀白書 2501

2007年02月21日 | 俳句

『春は戀 はじまりの予感 戀白書』
(はるはこい はじまりのよかん こいはくしょ)

『春水に 花びら流し 後を追う』
(はるみずに はなびらながし あとをおう)

『紙風船 主を待ちて 萎みしまま』
(かみふうせん あるじをまちて しぼみしまま)

『お堀端 枝垂れ柳に 梅の花』
(おほりばた しだれやなぎに うめのはな)

『せせらぎの 音聞きて咲く 藪椿』
(せせらぎの おとききてさく やぶつばき)

『藪椿 水面に散りて 堰に咲く』
(やぶつばき みなもにちりて せきにさく)

『百花に 先駆け咲く 紅の梅』
(ひゃっかに さきがけさく べにのうめ)

『酒に欲し 馥郁と香る 梅の花』
(さけにほし ふくいくとかおる うめのはな)

『月もなく 花もなく飲む 春今宵』
(つきもなく はなもなくのむ はるこよい)
=2500

『春眠は 忘れた頃に やって来る』
(しゅんみんは わすれたころに やってくる)
コメント
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