俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

水上バス

2007年02月20日 | 俳句

『春の陽の いとまぶしくて あたたかき』
(はるのひの いとまぶしくて あたたかき)

『ブランコは 水溜りの中 雨の中』
(ぶらんこは みずたまりのなか あめのなか)

『艶やかに 鮮やかに咲く 紅の梅』
(つややかに あざやかにさく べにのうめ)

『春は花 花はなの花 花菜なの』
(はるははな はなはなのはな はなななの)

『黄昏の 菜の花畑 黄の濃ゆく』
(たそがれの なのはなばたけ きのこゆく)

『春の空 笑うが如く 鳶の舞う』
(はるのそら わらうがごとく とびのまう)

『露天風呂 盃に浮かぶ 梅と月』
(ろてんぶろ さかずきにうかぶ うめとつき)

『梅撮るに ぶれにピンボケ 更に雨』
(うめとるに ぶれにぴんぼけ さらにあめ)

『梅林の かなたに煙る 天守閣』
(ばいりんの かなたにけむる てんしゅかく)

『春煙る 水上バスの 屋根低く』
(はるけむる すいじょうばすの やねひくく)
コメント
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