俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

早春

2009年02月10日 | 俳句

『猫柳 結びし露の 煌めきて』
(ねこやなぎ むすびしつゆの きらめきて)

『飾り窓 何を招くや 猫柳』
(かざりまど なにをまねくや ねこやなぎ)

『早春を 語る間もなく 雨の降る』
(そうしゅんを かたるまもなく あめのふる)

『早春の いまだ冷たき 雨雫』
(そうしゅんの いまだつめたき あめしずく)

『朧なる 夢の中にも 梅の咲き』
(おぼろなる ゆめのなかにも うめのさき)

『ふるさとの 古木の梅の 色白し』
(ふるさとの こぼくのうめの いろしろし)

『白梅の 苔生す枝に 目の行きて』
(はくばいの こけむすえだに めのゆきて)

『温かき 茶入れるひとに 春心』
(あたたかき ちゃいれるひとに はるごころ)


コメント (3)
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