俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春うらら

2009年02月17日 | 俳句

『欠伸女の 喉仏見えて 春うらら』
(あくびめの のどぼとけみえて はるうらら)

『新しい 時が始まる 妹の春』
(あたらしい ときがはじまる いものはる)

『風無くば 初夏と思えし 春麗』
(かぜなくば しょかとおもえし はるうらら)

『電車人 我を誘う 春の眠り』
(でんしゃびと われをいざなう はるのねむり)

『やくざ風 宝塚風 春電車』
(やくざふう たからづかふう はるでんしゃ)

『春の川 一滴よりの 春の旅』
(はるのかわ いってきよりの はるのたび)

『梅が香や 絵馬に記せし 片戀人』
(うめがかや えまにしるせし かたこいびと)

『雨上がり 春田の虹の 裾の消ゆ』
(あめあがり はるたのにじの すそのきゆ)

『春水の 流れの先に 佇みて』
(はるみずの ながれのさきに たたずみて)



「まほろば」さんの写真に魅せられて。
『金縷梅や 錦糸卵の ちらし寿司』
(まんさくや きんしたまごの ちらしずし)

『満作は 先ず咲くと云い 今も咲く』
(まんさくは まずさくといい いまもさく)

『つくしんぼ つくづくみれば こけしかな』
(つくしんぼ つくづくみれば こけしかな)


コメント
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