俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

梅便り

2009年02月11日 | 俳句

『ふるさとの 再就職の 梅便り』
(ふるさとの さいしゅうしょくの うめだより)

『兎搗く 餅は美味きや 朧月』
(うさぎつく もちはうまきや おぼろづき)

『襟足の ほつれ毛揺れて 朧月』
(えりあしの ほつれげゆれて おぼろづき)

『早春の 茜の空に 月映えて』
(そうしゅんの あかねのそらに つきはえて)

『梅咲けば 背子思い出す 西風の中』
(うめさけば せこおもいだす おちのなか)

『梅もよし 梅が枝餅も またまたよし』
(うめもよし うめがえもちも またまたよし)

『ふらここや 遠くに飛ばねば 水溜まり』
(ふらここや とおくにとばねば みずたまり)
                 ふらここ=ブランコ

『牡丹雪 淋しがり屋の 雪なるか』
(ぼたんゆき さみしがりやの ゆきなるか)

『春哀し 漢字も空気も 読めぬ人』
(はるかなし かんじもくうきも よめぬひと)

『春寒や 姿見しては 腹擦り』
(はるさむや すがたみしては はらさすり)

『自堕落を 五体に感ず 春の風邪』
(じだらくを ごたいにかんず はるのかぜ)

『紀元節 旗日なるとも はたと見ず』
(きげんせつ はたびなるとも はたとみず)

コメント
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