俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

藤棚

2009年05月10日 | 俳句

『藤棚を 腰首曲げて 下通る』
(ふじだなを こしくびまげて したとおる)

『公園に 一つはあるか 藤の棚』
(こうえんに ひとつはあるか ふじのたな)

『薄暑かな まどろみ深く 時流る』
(はくしょかな まどろみふかく ときながる)

『空いている 回転寿司に 薄暑かな』
(すいている かいてんずしに はくしょかな)

『薔薇の露 朝日を浴びて 自己主張』
(ばらのつゆ あさひをあびて じこしゅちょう)

『風薫る 晴天の日の すがすがし』
(かぜかおる せいてんのひの すがすがし)

『木苺を 見つけて自慢 妹の顔』
(きいちごを みつけてじまん いものかお)

『夏に入るや 石の上には 亀親子』
(げにいるや いしのうえには かめおやこ)

『川泳ぐ 目高の学校 探しけり』
(かわおよぐ めだかのがっこう さがしけり)

『気の抜けし 昨日残せし ビール飲む』
(きのぬけし きのうのこせし びーるのむ)


コメント
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