俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

竹酔日

2009年05月13日 | 俳句

『竹酔日 竹の酔いなら 良いけれど』
(ちくすいび たけのよいなら よいけれど)

『夏嵐 義弟倒るる 北の国』
(なつあらし ぎていだおれるる きたのくに)

『紫陽花は 日毎に色の 濃ゆくなり』
(あじさいは ひごとにいろの こゆくなり)

『玉砂利に 日陰の欲しき 薄暑かな』
(たまじゃりに ひかげのほしき はくしょかな)

『展望台 遠目で判る 白日傘』
(てんぼうだい とおめでわかる しろひがさ)

『唇の 乾きに合わす 夏歩き』
(くちびるの かわきにあわす なつあるき)

『たおやめも ますらおもみな 麦の秋』
(たおやめも ますらおもみな むぎのあき)

『下町の 工場に見る 薄暑かな』
(したまちの こうじょうにみる はくしょかな)

『孫の眉 凛々しかりしも 早乙女よ』
(まごのまゆ りりしかりしも さおとめよ)

『つくばいに 身を屈めれば 若葉風』
(つくばいに みをかがめれば わかばかぜ)


コメント
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