俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

万緑

2009年05月23日 | 俳句

今日、宇治へ行ってきました。

『万緑の 原泉なるや 宇治の川』
(ばんりょくの げんせんなるや うじのかわ)

『空高く 鳶が回って 夏が来た』
(そらたかく とんびがまわって なつがきた)

『宇治の鵜は 羽根を拡げて 微動だに』
(うじのうは はねをひろげて びどうだに)

『宇治川の 川べりに吹く 五月風』
(うじがわの かわべりにふく さつきかぜ)

『鳳凰の 尾の跳ね上がりて 宇治の夏』
(ほうおうの おのはねあがりて うじのなつ)

『若葉風 宇治の川面を きらつかせ』
(わかばかぜ うじのかわもを きらつかせ)

『新緑に 包まれて建つ 平等院』
(しんりょくに つつまれてたつ びょうどういん)

『鳳凰の 池に映りて 泳ぎ出し』
(ほうおうの いけにうつりて およぎだし)

『茶蕎麦には 山葵が合って 五月かな』
(ちゃそばには わさびがあって ごがつかな)

『組紐の 由来を聞いて 新茶飲む』
(くみひもの ゆらいをきいて しんちゃのむ)



『桐の花 その下に居て 夢を見て』
(きりのはな そのしたにいて ゆめをみて)

『鯉幟 何時まで飾るや 人形屋』
(こいのぼり いつまでかざるや にんぎょうや)

『冷奴 今日は休みと 嫁の弁』
(ひややっこ きょうはやすみと よめのべん)
                 =9720


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