俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夜店

2013年07月12日 | 俳句

口下手の 舌足らずに 汗の噴き
(くちべたの したたらずに あせのふき)
16001 【季語】 汗 【季節】 三夏


邂逅の 朋と飲む酒 冷やし酒
(かいこうの ともとのむさけ ひやしさけ)
16002 【季語】 冷やし酒 【季節】 三夏


窓開けて 心頭滅却 涼気満つ
(まどあけて しんとうめっきゃく りょうきみつ)
16003 【季語】 涼気 【季節】 三夏
涼気=涼しい空気。涼しい気配。


つがいの鵜 シルエット揃い 睦まじく
(つがいのう しるえっとそろい むつまじく)
16004 【季語】 鵜 【季節】 三夏


日傘女を 振り返り見る 傘の内
(ひがさめを ふりかえりみる かさのうち)
16005 【季語】 日傘 【季節】 三夏


冷や汗も 汗の一種 涼しかな
(ひやあせも あせのいっしゅ すずしかな)
16006 【季語】 涼し 【季節】 三夏


遅れ来し 友の汗見て 笑み浮かぶ
(おくれきし とものあせみて えみうかぶ)
16007 【季語】 汗 【季節】 三夏


風鈴は 短冊揺れて 鈴が鳴る
(ふうりんは たんざくゆれて すずがなる)
16008 【季語】 風鈴 【季節】 三夏


手を繋ぎ 夜店を覗く 歩小さき
(てをつなぎ よみせをのぞく ほちいさき)
16009 【季語】 夜店 【季節】 三夏


屈み込み 金魚掬いから 動かぬ子
(かがみこみ きんぎょすくいから うごかぬこ)
16010 【季語】 金魚 【季節】 三夏


敷き布団 汗で描きし シルエット
(しきぶとん あせでえがきし しるえっと)
16011 【季語】 汗 【季節】 三夏


縁日の 夜店巡りに 風通る
(えんにちの よみせめぐりに かぜとおる)
16012 【季語】 夜店 【季節】 三夏



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする