俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夏木立

2013年07月04日 | 俳句

半夏生 山の神様 厚化粧
((はんげしょう やまのかみさま あつげしょう))
15943 【季語】 半夏生 【季節】 仲夏
半夏生(はんげしょう)=夏至から数えて11日目の7月2日頃から
七夕(7月7日)頃までの5日間が半夏生。 
山の神=奥さんのこと。


夏の夢 娘と共に 花活ける
(なつのゆめ むすめとともに はないける)
15944 【季語】 夏 【季節】 三夏


窓締めを 嫁に頼れば 寝冷えして
(まどじめを よめにたよれば ねびえして)
15945 【季語】 寝冷え 【季節】 三夏


翳りなき 娘の娘 向日葵と
(かげりなき むすめのむすめ ひまわりと)
15946 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


乙女像 日陰作るや 松ぼくり
(おとめぞう ひかげつくるや まつぼくり)
15947 【季語】 日陰 【季節】 晩夏


火玉散る 線香花火の 潔さ
(ひだまちる せんこうはなびの いさぎよさ)
15948 【季語】 線香花火 【季節】 晩夏


涼しかな 鏡の前で 仁王立ち
(すずしかな かがみのまえで におうだち)
15949 【季語】 涼し 【季節】 三夏


夢ながら 裸で登る 夏木立
(ゆめながら はだかでのぼる なつこだち)
15950 【季語】 夏木立 【季節】 三夏


蜀葵  背より高きぞ  我が家紋
(たちあおい せよりたかきぞ わがかもん)
15951 【季語】 蜀葵 【季節】 仲夏


紫陽花の 青きと紅き 門番に
(あじさいの あおきとあかき もんばんに)
15952 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


半夏雨や 毒々しくも 大雨に
(はんげうや どくどくしくも おおあめに)
15953 【季語】 半夏雨 【季節】 仲夏


孫電話 飛び出す言葉 蝉時雨
(まごでんわ とびだすことば せみしぐれ)
15954 【季語】 蝉時雨 【季節】 晩夏


昼寝する 我に突進 吾子蛙
(ひるねする われにとっしん あこがえる)
15955 【季語】 昼寝 【季節】 三夏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

博多山笠

2013年07月01日 | 俳句

海山の 開きがあって 山笠あり
(うみやまの ひらきがあって やまかさあり)
15931 【季語】 山笠 【季節】 晩夏
七月一日今日から博多山笠が始まります。


凌霄花 動物院の 壁に咲く
(のうぜんか どうぶついんの かべにさく)
15932 【季語】 凌霄花 【季節】 晩夏
凌霄花=のうぜんかずら、のうぜんか


昼飯を 食べれば次は 昼寝かな
(ひるめしを たべればつぎは ひるねかな)
15933 【季語】 昼寝 【季節】 三夏


炎昼や ひときわ黒き 影法師
(えんちゅうや ひときわくろき かげぼうし)
15934 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


昼顔の 蔓がオイデと 誘うジム
(ひるがおの つるがおいでと さそうじむ)
15935 【季語】 昼顔 【季節】 仲夏


わたつみは 凪をもたらし 夕映えぬ
(わたつみは なぎをもたらし ゆうはえぬ)
15936 【季語】 夕映え 【季節】 晩夏
わたつみ=海神(「わだつみ」「わたづみ」 とも) 海を支配する神。海神。
わたつみの豊旗雲に入り日さし今夜の月夜さやに照りこそ(万葉集 一五・天智天皇)


梅雨らしき 気配も見せず 月変わる
(つゆらしき けはいもみせず げつかわる)
15937 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


梅雨きのこ マンガが浮かぶ パンツ茸
(つゆきのこ まんががうかぶ ぱんつたけ)
15938 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


緑陰や 数あるベンチ 人は居ず
(りょくいんや かずあるべんち ひとはいず)
15939 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


虹立つや 消え去る前に 教えたき
(にじたつや きえさるまえに おしえたき)
15940 【季語】 虹立つ 【季節】 三夏


守護霊も 背後霊をも 親し夏
(しゅごれいも はいごれいをも したしなつ)
15941 【季語】 夏 【季節】 三夏


昼寝覚め 目口開かぬ 現あり
(ひるねざめ めくちひらかぬ うつつあり)
15942 【季語】 昼寝覚め 【季節】 三夏



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする