紅葉の芦ノ湖
温暖な伊豆は信州人の憧れである。
凍てつく厳寒期、伊豆には梅が咲き菜の花が咲いていた。
ギターの前奏が物悲しい「湯の町エレジー」の意味もわからずに、小学生のころ皆で歌ったものだ。
箱根に緑の雨が降ったように、今度の旅は箱根に紅葉を濡らす雨が降った。
もう何十回も、いろんなルートを通い、その時々の富士を見て、それぞれの思い出を残した。
そして帰りは、七輪で焼く干物の匂いに誘われて、必要以上に海産物を買った。
今回もそれを変わらず繰り返し、沼津の海産物センターでは、魚屋さんを開けるほど大量に買い込んだ。