ヒヨドリジョウゴ
今日は恒例のとなりぐみ蕎麦会が開催される。
蕎麦打ち名人が腕によりをかけて打ち上げた蕎麦が振る舞われる。
そばを食べる前に軽い儀式をすますことになっている。
囲炉裏にかけたおでん鍋をつついて酒を酌み交わす儀式は欠かせない。
どっちが本番か判らないほど儀式が長くなるから、お酒を好まれないご婦人方から苦情の出ることもある。
今年から5軒の隣組のうち1軒が欠けた、遠くの大学で教鞭をとる息子さんが退職するまで高齢のご両親が施設に入所したからである。
だから私が一番年長になった。
以前に行った住宅改装で、カミサンの要望を入れて設置した椅子式の囲炉裏が好評で10年近く続いている。
正確には囲炉裏といううより大型角火鉢と云うべきだろう。
本当はチロチロと燃える焚き火が懐かしいのだが、煙出しを塞いでしまった現在は、焚き火をしたら全員窒息死してしまう。
今年も色んな事があったから多分儀式は長引くだろう、。