貝殻を開くように種子を二つに割ると、中からそら豆のような胚芽が出てくる。
殻と胚芽
植えつけ 胚芽を保水用のテッシュの上に置き園芸用の土を薄くかけた。
暖かい窓辺に置いて芽生えを待つことにした。
台湾から白い牡蠣の様に硬いマンゴウの種子を持ち帰った。
過去にマンゴウの芽出しを何例も成功させた正木先生から「種子を刃物を使って綺麗に割り、胚芽を取り出してそれを播種する。このとき胚芽を傷つけるとダメージが大きいから注意深く作業すること」
貴重な助言をいただき さっそく取り掛かったけれど、乾燥したマンゴー種子はクルミの殻ように硬い。
そこで水槽に種子を浮かせて軟化するのを待つことにした。
数時間で水を吸って水槽の底に沈んだ種子を取り出し工作が始まる。
カッターナイフで注意深く種子のふちを削ると、二枚貝のような小さな隙間が見えてきた。
その間隙に刃先を入れて、こじると いとも簡単に貝のように開き、そら豆に似た大きな胚芽を無傷で取り出すことができた。
胚芽は生命体がづっしりと詰まった重量感がある。 後はここの環境に合わせて自己流に植えつけた。
夢は鉢植えで結実させることである。