常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

再び落日を追う

2011年05月21日 | 常念100景

5月20

団体の会合が終わって帰ると、まだ落日には間があった。

定席の窓辺で20分ほどその時を待った。

帯状の雲がかかったりしたけれど、太陽は槍の穂先に向かって落ちて行くように見えた。

しかし時間とともに、軌道がぶれて太陽は槍の先端をかすりもせず、常念の稜線に沈んだ。

真円であるべき太陽がにじんで大きく映るのはハレーションである。

NDフィルターを使うべきだっただろう。

太陽は夏至の6月22日まで北に移動し、今度は秋にに向かって南に移動を始めるから撮影の機会は又めぐってくる。

私の計算?ではその日は7月20日前後である。

 

 

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日が落ちる時

2011年05月20日 | 常念100景

 

太陽が夏に向かって、日毎に北(右)へ移動し、落日も山脈の稜線に沿って位置を変えてゆく。

二日ほど前、槍の穂先が夕陽の真中を串刺しにした写真が大きく新聞を飾った。

昨日、そういう時節なのだと思いながら、常念が見える窓際に座って雲の切れるのを待っていた。

雲のカーテンは薄くなったり厚くなったり、切れそうで切れない。

常念周辺に掛かる雲の切れ間が一際輝いて、溶接アークを見た時のように視界に空洞が現れた。

その後、雲は茜色を濃くしながら、暗くなった空の中に溶け込んでいった。

 

 

 

 

 

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五月野に咲く鬼ツツジ

2011年05月19日 | 季節の便り

 

気象異変のせいかどうかわからないけれど、美ヶ原高原台上に花の咲かない鬼つつじが増えているらしい。

6月半ばになると高原に点在するつつじの大株が一斉に開花して、草原を美しく彩る。

高原の一帯は放牧地で緑の草原が広がる、そこに何故ツツジが点在しているのか?

鬼ツツジ(蓮華つつじ)は家畜にとって毒性が強く、放牧された牛馬は絶対に口にしない、何十年という年月が高原の景観を作りだした。

花が咲かなくなった理由は現在研究中である。

「聞いて恐ろし 見てうつくしや 五月の野に咲く 五月野に咲く 鬼つつじ おにつつじ チョコサイ コラ ホイ 」(安曇節)

 

 

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風車

2011年05月18日 | 防災

 

祭りの露店が並ぶ一角に、麦藁の束に色とりどりの風車を立てて売る店があった。

風が吹くと一斉に廻り出して、それは自分の手で作った折り紙細工の風車よりはるかに軽快に回り続けた。

桜草が咲いて初夏の風が吹くとそんな景色を思い出す。

 

 

 

 

 

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鶴峯公園のつつじ

2011年05月17日 | 季節の便り

我が家のつつじ

昔は生糸、現在は精密工業で知られる長野県岡谷市に鶴峯公園というつつじの名所があって今が花盛りだという。

当地の製糸業者が、自宅庭園につつじを植え付けようと造園業者に車三台分を発注した。

当時の車3台分が何株に当るのかわからないが、トラック3台分というその発注量に岡谷製糸業の隆盛がしのばれる。

ところが、受注した業者は、天下の製糸王がいうところの車は、貨車に違いないと判断し、貨車3台に3万株のつつじを積んできた。

しかし製糸王は顔色も変えず全量を引き取り、自分の家の庭に全て植えた。

それがつつじの名所の始まりである。 

我が家でも3株のつつじが咲き始めたけれど、どうも花つきが悪い。

 

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皐月晴れ

2011年05月16日 | 季節の便り

白木蓮

5月の空の下に日毎に変わる景色が展開している。

朝の田んぼに水が張られて、鏡の様な水面に残雪の山が映っていた。

帰りには、その景色が消えて一面薄緑色に覆われていた、田植えが終わったのである。

大勢の早乙女で1週間も掛かった田植えが、田植機では数時間で終わってしまう。

子供のころ駆り出されて田植えをした、広い田んぼの真中で見る向こう岸ははるかに遠く、気が滅入ったことを覚えている。

 

 

 

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大会3週間前

2011年05月15日 | 季節の便り

花しのぶ

3週間後に迫ったワイズメンズクラブ国際協会東日本区大会の最終打合せ会が、協力クラブを交えて開催された。

まだまだ残された課題は多い。一歩々前進あるのみ。

最大の課題である参加人員はほぼ目標に至った。

大会の成否は大会運営に掛かる、そのカギを握る大会受付フローについて協議した。

 

 

 

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四国カッコウソウ

2011年05月14日 | 季節の便り

シコクカッコウソウ ここの気候が合わないのか元気がないようだ。

 

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五月晴

2011年05月13日 | 常念100景

久しぶりの太陽がまぶしい

残雪と岩肌の領地争いが活発で日毎に地図模様が変わってゆく。

前山の麓は新緑から深緑に変わり、山頂に向かって大きな緑の色彩表が現れる。

雨上がりの清々しい梢のてっぺんからしきりに山鳩の声がして季節の移ろいを実感する。

今日は美ヶ原温泉で、長野県医療機器販売業協会定期総会が開始される。

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雨の夜を走る

2011年05月12日 | 季節の便り

どうだんつつじ

昨日は久しぶりにまとまった雨が降って新緑が一段と輝きを増した。

夕刻から諏訪湖湖畔にある文化施設で会合があり塩尻の峠を越えた。

会合が終わり、甲府にかえる人、富士見にかえる人達と別れ雨の国道を松本に向かった。

峠は霧がかかってヘッドライトが役に立たない、その上対向車が跳ね上げる飛沫が一瞬視界を遮る。

ずっと以前、先輩の車に同乗し、この時期、この時刻に峠を松本に向かった事を思い出した。

その時も雨が降って霧が出ていた。

未整備の砂利道は狭く、九十九に折れ、更にそれぞれの集落に向かって分岐を繰り返す山道である。

アカシアの花がヘッドライトに照らされて、窓に触れるように、咲いていた。

相当時間走ったころ「道を間違えたかもしれない」ボソッと先輩が言って引き返した。

雨の夜道は怖い。

 

 

 

 

 

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