常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

信州扉温泉

2011年05月11日 | 季節の便り

集落の中央を流れる薄川に沿って上流に進むと扉温泉に突き当たる。

そこには小さな砂防目的のダムがあって、その小さな湖面を取り囲むように雑木林が続いている。

温泉には地区の財産区が管理する入浴施設があり、山奥にもかかわらず連日大勢の人が、かけ流し温泉を楽しみに訪れている。

入浴施設の隣に畳の会議室が備えられ、地元の団体等に利用されている。

会議して温泉を浴び、併設の茶店の様な食堂から料理を取り寄せて一献する。

ここの山菜料理は逸品である。

先日久しぶりにその施設を訪ねた。

里はもうとっくに葉桜なのに、ここでは染井吉野が満開であった。

雑木林にコブシや桜が咲いて、芽吹きが始まったばかりの木々が薄絹の様にかすかに色づいていた。

素人の山菜狩りにはまだ早いようだ。

 

 

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常念坊さんのお出まし

2011年05月10日 | 季節の便り

初夏を思わせる日が続いて高山の雪解けは一気に進む。

自分しか知らない世界遺産的な雪形も、短時間に形が崩れて消える運命だ。

低倍率の双眼鏡を通して見る山肌に、初夏を告げる雪と岩のおりなす造形が無限に存在する。

今年も坊さまは元気に現れたから、里は田植えの時を迎える。

早乙女が大勢並んで田植えする光景は、もうどこに行っても見られない。

 

 

 

 

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なんじゃもんじゃの木

2011年05月09日 | 季節の便り

ヒトツバ タゴ

 

姪の結婚式は都心の東郷神社で挙行された。

待つ間に池を巡る庭園を散策していると、思いがけなくヒトツバタゴの花群に出会った。

ヒトツバタゴが初雪のように群れ咲く景色が、奥山でなく東京の都心で見られたことに驚いた。

都会でも新緑の中の鮮烈なポイントとして好まれているのだろう、探せば方々に植えられていることに気付くかもしれない。

上高地の入口である信州島々の神社境内に、ヒトツバタゴの大木があった。

それは「なんじゃもんじゃの木」として広く知られていたから、そこを通るたびに寄り道したものだ。

姪の結婚式は一貫して新緑の森の香がする、清々しい流れで終わった。

 

 

 

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新緑の東京へ

2011年05月08日 | 季節の便り

 

東京東郷会館での姪和子さんの挙式に参列

あたらしい門出に幸多かれと祈る。

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花海棠

2011年05月07日 | 季節の便り

ハナカイドウ

花海棠を見る時は薄曇りが良いと思う。

ずっと以前 伊豆の何処かで見たフラミンゴの群舞を思いだす。

小高い丘の上から数千羽の薄紅鳥が音楽に合わせて舞い降りてくる、壮観であった。

その数は数十羽だったかもしてないが、年毎に増えて、思い出の中では既に数千羽である。

健康友の会という団体の地区支部が昨年発足し1周年になる。

午後から当地の温泉会館にに集まって総会が開かれる、会議の後温泉に入り、医師の講話を聴いて懇親会と進む。

山の奥深いかけ流しの温泉で、地区の財産区が経営する隠れた名湯であると思っている。

午後6時半からワイズメンズクラブの例会で、間近に迫った大会運営の詰めの協議する大事な集まりだ。

例会の食事会は失礼して、中津川から久しぶりに来る弟夫婦と8時から自宅で食事する事になっている。

明日は埼玉に住む姪の結婚式があるので、早朝ここから一緒にマイクロバスで出立する。

 

 

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コゴミ

2011年05月06日 | 季節の便り

コゴミ

庭先に定着したコゴミの若芽を少しだけ収穫する。

コゴミの群生地を思いながら、天候に恵まれたGWは芽吹きの山に入りたかったのだけれど我慢する。

狭い庭先では背負うほどの収穫は無理だけれど、掴む程度の山菜ならいつでも取れる。

山菜は少ないほど美味であると負け惜しむ。

山菜はアクが強いから、美味しいからといって、たくさん食べてはいけないと山菜の達人も云っている。

根こそぎ採ったら来年の芽生えは期待できないことは判っている。

コゴミはアクッポさがなく、季節の食感が素晴らしいから、ついつい欲張って収穫する。

だからコゴミは山奥に追い詰めらてしまった。

 

 

 

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サギソウ植え替え

2011年05月05日 | 季節の便り

桜草の咲く頃が植え替えの適期と思う

サギソウの植え替えをした。

この桜草と実家は同じである、桜草の咲く頃、新しいミズゴケを部厚く敷き詰めた鉢に植え替える。

昨年の鉢を崩すと芽と根を伸ばし始めた大豆大の球根が転がり出す。

細心の注意を払ってミズゴケの床に隠すのだけれど、小さな芽はガラス細工のように繊細で、不注意に力をかけるとあっけなく欠けてしまう。

この作業に老眼鏡は必需品である。

120個あまりの球根を息をつめて植えつけた。

サギソウの栽培法を伝授いただいた八王子の茂木さんは「大鉢を使用して20本以上の花茎を立てると、昔 夏の青田の上を群れをなして飛翔する白鷺の姿を彷彿とさせる仕上がりになります」と秘伝書に書いている。

 

 

 

 

 

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二輪草を食べる

2011年05月04日 | 季節の便り

 二輪草花盛り

さっと湯がいて冷水に浸すと梅花藻に似る

二輪草を摘んで試食する、群生地から20本ばかりを摘み取り、水道水で黄沙を洗い流す。

沸騰した湯にくぐらせると20秒程で茎が透明感を持ってくる。

水でさらして出来上がり、おひたしにしてバクバク食べるのは何となく気後れするから、3輪程を澄まし汁の椀に浮かべた。

清流に揺れる梅花藻の風情があって概ね好評であった。

味は可もなし不可もなし 漆黒の漆椀に揺れる景色はおすすめ。

 

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山吹の花に照らされて

2011年05月03日 | 季節の便り

 

 

黄沙霞が遠山を包む朝、緑が色濃くなった山沿いの路を歩いた。

山側の斜面に山吹の黄色が一面に広がって、スポットライトに当りながら舞台に続く花道を歩いているようだ。

日の出前だというのに山吹はなんと明るく咲く花だろう。

雑木林の芽吹きが日毎に森の彩りを整えてゆくのを見ると、津波に洗われた桜が咲いたように、この国の自然の豊饒さを実感する。

林間に山桜の花群が点在して、間近に迫る新緑の季節を告げている。

新緑の林に分け入って、山菜という木の芽、草の芽に出会いたいと思うのだがまだ膝は本調子にならない。

いまさら何を焦ることがあるだろう

 

 

 

 

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黄砂

2011年05月02日 | 季節の便り

一日中黄砂が空を覆い、空中に浮遊して、5月の光る風が精彩を欠いてしまう。

道路という道路が舗装され、車の通行による土埃の風景はなくなったが、松本市の南方に広がる広大な畑作地帯からも、5月の強風に煽れて砂埃が市街地に流れ込み、容赦なく室内に入り込む。

これらの砂ほこりは粒子が大きいから飛距離は短い、風が止めば即落下する。

黄砂は風が運んできて、風のままに居座るから始末が悪い。

 

 

 

 

 

 

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