常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

みやぎの萩

2012年09月20日 | 季節の便り

 庭に咲く萩

仙台で「萩の月」という銘菓を土産に二箱買った。

仙台の名品とは知らず、その名前に引かれたこと、銘菓購入者にミヤギノ萩の苗木を進呈しますという趣にも押された。

しかし萩苗は辞退した、父が育てた萩の実生が庭のあちらこちらに群をなして咲き乱れている。

萩が枝垂れて咲く風情は好きだけれど、ひところ我家を「萩屋敷?」と呼んだ人がいたらしい。

***お屋敷は邸宅だが、屋敷とは荒れ果てた家屋や庭を指すことが多い***

帰ってから聞いてみると銘菓「萩の月」を知らなかったのは私を含め、極く少数派であることが判った。

結局のところ銘菓は隣人や同僚の胃の中に全て収まって、家族の口には入らなかった、しいて言えば私だけが味見用の小さなかけらを口に入れられた。

今の時代 その気になれば仙台まで行かなくとも、インターネットを使へばいつでも食べられるが、それは似て非なるものかも知れない。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宿場町 大内宿

2012年09月19日 | 旅先の風景

二泊目は会津の奥座敷芦の牧温泉で 疲れを癒し、古い茅葺き屋根が立ち並ぶ宿場町大内宿まで足を伸ばした。

そこには子供の頃の原風景が現れた。

家並みの前を清冽な小川が流れ、水に手を浸すと冷たさが頭の芯まで伝わってくる。

流れの中に懐かしいラムネの青瓶がびっしりと並んでいた、電気で冷やしたものより美味しそうだ。

珍しさから、ネギ蕎麦なるものをを註文した、なんと30センチもある長ネギが添えられている。

薬味代わりに丸ネギを齧るのだそうだ。

蕎麦も汁も美味しかった、しかしネギを丸かじりして、蕎麦を食す習慣が無いので戸惑った。

ネギを5センチほど食べると蕎麦が終わってしまった。

蕎麦通の人は1枚のざるそばで、長ネギ1本を食べきるという、私は今でも眉唾と思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

什の掟

2012年09月18日 | 季節の便り

ふるさとの 夜明け

小さな朝焼けがあって山峡の夜が明ける。

東北3日間の旅が終わって、昨日は敬老の日、恒例の町会敬老祝賀会が開催された。

出席資格は75歳以上で、嬉しくも悲しくも今年その資格年齢に達した。

宴会の後、成長の証しである紅白饅頭と赤飯を頂戴して帰った。

会津の旅で「什の掟」のことを知った

年長者の云うことに背いてはなりませぬ

年長者にお辞儀をせねばなりませぬ

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カモメと遊ぶ

2012年09月17日 | 旅先の風景

松島湾で遊覧船に乗る。

観光客が与えるカッパエビセンにカモメが群れになって押し寄せる。

そのカモメを素手で捕まえた昔少年

波しぶきがレンズに飛び散った。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松島

2012年09月17日 | 旅先の風景

松島の朝

14日松本を6時に出発した、総勢28名

15日松島湾に昇る真っ赤な太陽を見た。

3・11の大津波は湾内の島々に阻まれて牙を削がれたという。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木曽路の思い出

2012年09月13日 | 季節の便り

 

 昨日初秋の木曽路を振り子電車に揺られて名古屋に向かった。

木曽福島駅を出てしばらくすると、国道から分岐して右手に幹線道路が伸びる。

 その先にあるのが、昭和32年木曽川の支流王滝川で工事が始まった、愛知用水牧尾ダムである

その当時工事現場のの王滝村はにわかに活気を帯び、村の診療所は設備を整え最新の医療機器を揃えた。

医療機械屋も忙しく、週に一度は先輩に連れられて通ったものだ。

土と岩石を100メートルの高さに積み上げるロックフィルダム徐は々に高さを増していった。

その頃日本の土木工事はもっぱら鶴嘴を振り上げる人力であった、昼夜の別なくアメリカ製の大型重機がうなりを上げて土を運び、岩を積み上げた。

アメリカの巨大ダムの建設に使われた重機がそのまま日本にやってきたという。

そのダイナミックな動きに圧倒され、見ていると時の経つのを忘れるほどであった。

宿舎が連なる一帯は牧尾銀座と呼ばれ、飲食店が立ち並び、様々な店が軒を並べた。

さしもの賑わいもダムの完成と共に終り、4年後村には静かさが戻った。

木曽路をゆく時思い出す一こまである。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメラも自動車もコンピュータになった

2012年09月12日 | 季節の便り

朝のヒルガオ

朝の気温 さわやかな18℃ 安眠の季節到来 それでも昼には30℃に届くだろう。

カメラが故障したので昨日修理センターに送った、これでもかと思うほどの知能を満載した頭脳付きカメラ。

これでは病気になるのもやむおえないと諦め、今度買い替える時、光学器械としてのカメラにしようと思った。

週末は初秋の東北視察研修旅行仙台 松島 会津方面へ、仙台松島は6月中旬以来3ケ月ぶりの訪問になる。

9月は行事や催しの多い月である、修理品が戻るまで一寸大きいけれど古い光学器械を持って出かけよう。

省エネに協力し、更に経費節減を狙って車をハイブリット車に変えることになった、これもコンピュータの塊である。

今更クランクハンドルを廻してエンジンを始動させる気は毛頭ないが、本当に必要なものを厳選したシンプルが良い。

今日は予想気温34℃の名古屋に出張。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴト ゴトという地名

2012年09月11日 | 自然

ノルウェーで見たゴトゴト

 

集落から入る里山の奥まった一郭に、村人がゴトゴトと呼んでいる場所がある。

山腹の斜面が大小様々な石で埋め尽くされた場所である。

林が突然途切れて、城の高い石垣が崩れたような不思議な光景が広がっていた。

ゴトゴトの下方は、大人の背丈をはるかに超える巨石が積み重なっているが、石は登るに従って段々小さくなり、最上部の林に接するあたりは、握りこぶしほどで、篩にかけて選別したようだ。

どうして、ゴトゴトの石群が生成されたのか、伝承はない。

多分昔々大地震があって土中の石が振るい出されたのだろう、それであるなら下方に巨石が集まる石の分類過程にも辻褄が合う。

更に言及すればゴトゴトは、山から巨石が転がり落ちる音である。

ゴトゴトの規模は何億倍もの違いがあるけれど、ノルウェーでゴトゴトを見てきた。

こちらの生成は氷河によるものとの説明があった。

 

 

 あ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハゼ掛け米

2012年09月10日 | 季節の便り

通勤街道一番乗り

稲刈りは15、16日、17日頃が最盛期になるらしい。

大型農業機械が唸りを上げて藁屑をまき散らして旋回すると、稲刈りと呼ばれる行事は伝説のかなたに消えてしまう程である。

しかし 一区画だけを、昔ながらの作法を守って、家族総出の稲刈りを続ける農家も多い。

刈り取った稲をハゼ掛けして、太陽光と風で自然乾燥させた米を、ハゼ掛け米と云ってブランド米の中でも特別扱いされているらしい。

ハゼ掛けは美味しい自家用米を確保しながら、農の伝統を継承する一石二鳥の効果があると思う。

棄農して久しい者がいうことではないが、農作業は厳しい反面、楽しみや希望や喜びが随所にあったことを思い出している。

農繁期 きつい農作業の合間にある休憩時間が待ち遠しく、「おこひる」と呼ばれる休息時間、それは至福の時だった。

待望の新米を焚いて、神棚に捧げ、家中揃ってとろろ汁で食った。

お腹の底が抜けてしまったようにいくらでも入った。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

常念岳と蕎麦の花

2012年09月09日 | 季節の便り

畑に蕎麦の香りが満ちて、常念に日が射し初める

峰々の色合いが夏から秋に変って行く

 

8月11日に播いたそばが成長し、もう花が咲いた。

自分が播いた蕎麦の芽生えが気になって、確認したいと思っていたのだが、雑事にまぎれて果たせずにいた。

昨日遠くから眺めた蕎麦畑が一面真っ白に変わっていたので吃驚してしまった。

芽生えどころかもう花盛り、更に一月もすると収穫を迎える。

豊作間違いなし

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする