HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Nちゃん 春色の卒業生♪

2017年03月25日 | コード奏法
Nちゃん(小6):
Nちゃんも昨日は小学校の卒業式でした!
保育園のときにピアノを始めて、もう小学校卒業。
早いなー。

Nちゃんが初めてピアノに来たのは、2月の寒い日でした。
ジャンパーやセーターや防寒ズボンを暖かく着込んでいますが、足元は 服装に不似合いなピカピカのエナメルシューズ。
「のだめちゃんみたいになりたいの!」と言ってやって来たのを、印象深く覚えています。
「ピアノに行くんだから、ピアノにふさわしい靴をはかなきゃいけないって・・・どうしてもこの靴を履いていくっていうもんですから」
とママが教えてくれました。
目標は「のだめちゃん」、弾きたい曲は「ペトルーシュカ」と、目を輝かせていた5歳のNちゃん。
毎週、ピンポ~ン♪ とチャイムを鳴らして「Nちゃんで~す」と来ていましたが、それがいつしか「ちゃん」が取れて「Nで~す」になり、12歳になった今では「Fでーす」と名字で名乗って来るようになっています。
ハア・・・大人になったもんだ。

先週「アレンジコース特待生」を認定されたNちゃんの、今日の課題曲は、春らしく明るい曲がいい、ということで「赤いスイートピー」と「てんとう虫のサンバ」の2曲です。
「赤いスイートピー」の方は、分散和音をメインに 静かな優しい音色で表情豊かに弾き上げ、まったりと柔らかな仕上がりになっていました。
まさに、歌詞にある「春色の汽車に乗って・・・」というイメージです。
もうNちゃんの演奏で充分な仕上がりなんですが、なにしろNちゃんは「特待生」なので、もう一段階上のバージョンを提案しました。
コードはすべて7thコードおよびmajor7thコードにして、おしゃれ感をUP。そして歌のタイトルにもなっている「赤い、スイートピー」の部分は、さりげない「ブレイク」のテクニックを使って、ハイクラスの弾き方にします。
フィニッシュの部分は、Nちゃんがちょっと弾いていた小さなフレーズを使い、それをさらにおしゃれに膨らませて エンディングフレーズを作りました。
結果、フィニッシュは C13th というコードで アーバンなジャズテイストになりました。
「てんとう虫のサンバ」も、リズム良く サビの部分も適切に盛り上げて弾けていたので、いくつか「キメ」ポイントをアドバイスし、2曲とも来週仕上げてくることに。
クラシック曲は「乙女の祈り」、もうすぐ終わりまでできそうです。

「のだめちゃんみたい」というのが夢だった、7年前のNちゃん。
その夢は かなったでしょうか。
12歳の今の姿は「アレンジコース特待生」です。
5歳のときに思い描いたのとはまた違った、いえ、5歳の頃には想像もつかなかった、すてきな「アマチュアピアニスト」になれたんじゃないかなあ。


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