HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

チャティーハロウィンコンサート

2010年10月30日 | 発表会・コンサート記録
10月23日、下北沢のアレーホールで、「チャティー・ハロウィンコンサート」を開きました。
一応「大人のコンサート」なのですが、今年は、こどもクラスの高学年の生徒も参加し、楽しいパーティーとなりました。
  
        

こちらで もっとたくさんの写真のスライドショーが見られます。「2010ハロウィンコンサート」 


 

ふたりはおひさまぐみ

2010年10月20日 | レッスン日記(小中高生)
6才のM4ちゃんとNちゃんは、おなじ保育園の「おひさまぐみ」です。
Nちゃんが2月、M4ちゃんは6月と、時期は違いますが二人とも、今年ピアノのレッスンを始めました。

二人ともまだまだ小さくて、ピアノや音楽のことも、あまりよくわかってはいないのだろうけど、毎週楽しく通っています。
それぞれ個性的で、タイプはまるで違うのですが、どちらもとても興味深く 楽しみな二人です。

M4ちゃんは、まっすぐに伸びた漆黒(しっこく)の髪と キリッとした黒い瞳の女の子です。
小柄ながら 手も指もしっかりと力強くて、張りのある音色でピアノを弾いています。
新しい曲に入った時などに すばやく楽譜全体を見て、「こことここがおんなじだ!」と曲の構成を見極めたり、「1、2、1、2、」と 一生懸命に拍を数えながら弾いたりと、利発な分析力がうかがえます。
もうすぐ小学校入学という年齢もあって、そろそろ知的好奇心が芽生えてきているのでしょう、楽譜を読んだり書いたり、それを鍵盤に移して音にすることができる、というのが M4ちゃんには嬉しい手応えなのではないでしょうか。
「うわあ~、つぎの曲はむずかしいな~」などといいながらも、ちゃんと楽譜を見ながら曲を再現していくM4ちゃんはえらいなあ。まだ就学前なのに、ちゃんと「やることはやる」んだから・・・
これなら、学校に行っても心配なさそうだ!
M4ちゃんなら、なにごともきちっと見極め、整理→分析して、手際よく処理していけることでしょう

Nちゃんは、ゆるくウェーブした髪の女の子。
知ってる歌や楽しい歌を自由に弾くのは楽しいけど、知らない曲の音符を読んだり 両手で弾いたりするのはしんどい!と感じているようなところがあるので、ちょっと、テキストとは違うコピー楽譜をあげてみました。
「とびだせりすちゃん」という その楽譜には右手のメロディーしか書いてないので、簡単です。
ところが、今日レッスンに来たNちゃんは、なんと自分で、この間まで苦労していたテキストと同じ形式で 伴奏をつけて弾いてきたのです!
しかも もっと驚いたのは、Nちゃんが「ファ」の音で伴奏をつけてきた、ということ。
今までに テキストで習った左手の音は「ソ」ばっかり・・・のはず。
右手の歌に合わせて、左手はひたすら「ソ、ソ、ソ、ソ・・・」と同時に弾いていたのです。
なんでファ? まさかね?
先生が驚いたわけ・・・
実は、この曲、「へ長調」の曲なのです。
右手のドからソまでのもと指で弾けるため、さもハ長調みたいに調号ナシで書いておきましたが、本当は フラットが一つついた「ヘ長調」。そしてヘ長調の主音は「ファ」の音ですから、もちろん曲全体に「ファ」を合わせれば、一番ぴったりなのです。
でも、まさかね? きっと、今までに習った「ソ」を弾こうとして、隣の鍵盤にずれちゃったのかも?
そう思って、先生はNちゃんに聞いてみました。「どうして『ファ』を弾いてたの?」
そしたらNちゃんは答えました。
「ソじゃ、ばんそうしてもヘンだから。ファのほうがきれいだったから」
がびーん
Nちゃん、あなどってすまん。君の音楽センスはただもんじゃなかった
自信もって、どんどん好きなアレンジに挑戦してください。

凸凹コンビM&M

2010年10月19日 | レッスン日記(小中高生)
6年生の仲良しコンビ・M&Mは、いつも二人いっしょにやってきます。
仲良しだけど、二人のタイプはまるでちがう。
ショートヘアでスレンダーなMちゃんと、ふわふわロングヘアのM3ちゃん。
Mちゃんはキビキビ、テキパキ、リーダー格。
M3ちゃんはまったりのんびり。
元気なMちゃんは、肌寒い今日も半袖Tシャツ1枚。
寒がりM3ちゃんは、長袖を2枚着た上にパーカーも着てる。

と、これほどちがう二人ですが、ウマが合うのか とても仲良しです。
二人の共通点は 音楽が大好き、ってことと、歌がとってもうまい、ってことかな。

実は、今週末の土曜日、大人のための「チャティーハロウィーンコンサート」があるんですが、子どもクラス最上級生のM&Mは、子どもクラス代表としてゲスト出演することになっています。
もう一人、5年生のY子ちゃんも含め、三人が参加します
今日、当日のプログラムを渡して「会場のお客さんみんなで歌う歌があるの」と、「ラブ・ミー・テンダー」の歌詞カードを見せました。
「英語だけど、カタカナがふってあるから歌えるよね?」
ピアノに合わせて歌ってみると、二人は「この歌とおんなじ?」と、日本語の歌詞を口ずさみはじめました。

オーラ・リー、オーラ・リー、どこですか・・・

それは「ラブ・ミー・テンダー」のもと歌である、「オーラ・リー」という古いアメリカの歌を、かわいい日本語詞に訳したものでした。
「それ、いいね!学校で習ったんだ?」
「5年生の教科書に出てるよ」
合唱団に入っているM&Mの歌は、透明な声でとてもきれい。
あとからレッスンに来た、5年生のY子ちゃんも、この歌を知っているといいます。
そうだ、いいこと思いついた!
みんなで歌うとき、1回目は全員いっしょに英語 → 2回目は小学生だけで(Y子ちゃんもいっしょにね)→ 3回目はまた全員で
この形で歌うことにしよう!\(^O^)/
と 先生は思いついちゃったのでした

土曜日、楽しみだ~

衝撃の名演奏♪

2010年10月19日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
夏の発表会で「となりのトトロメドレー」を弾いたTちゃんですが、「またメドレー曲集のどれか弾きたい」と言ったので、DVDも持ってるし よく知っているという「魔女の宅急便」はどう?と提案しました。
今日は、そのページを開いて「弾いてみよう」ということになったのですが・・・

メドレー最初の曲は「木漏れ日の路地(かあさんのホウキ)」という、温かくしみじみとした曲です。
この間「元気で明るい曲がいい」といって、トトロを選んでいたTちゃんには、ちょっと大人っぽすぎたかなあ?
いつも新しい曲に入るときと同じように 最初に右手のメロディーから始めようと思ったのですが、その時ふと見ると、Tちゃんが左手もスタンバイして、まさに第一音を弾こうとしているのです。
「えっ、左手も弾いちゃう?」
「もしかして、弾けるかなあ・・・」
こう言いながら、Tちゃんはゆっくりと弾き始めました。
左手静かな伴奏を弾きながら、右手のメロディーをゆっくりと弾いていきます。
しかも、ちゃんとペダル用の厚底サンダルを履いて、ペダルも踏みながら・・・

これはすっごい衝撃でした。

いつも、新しい曲には「難しい~」と言って弱気だったTちゃんが、まったくの初見なのに、両手で、ペダルもつけた完全なスタイルで弾き進めているのです。
ゆっくり、確実にリズムを取りながら、Tちゃんは1ページ弾き、2ページ目も弾き終わり、とうとう「木漏れ日」を最後まで弾いてしまったのです
しかも、そのまま止まらず 次の「風の丘」に突入!
「風の丘」の前半部分まで行って、ちょっと手ごわくなってきたところで、ようやく先生が「この辺にしとく?」とタイミングをはかりました。
ホッとため息をついたTちゃんは、先生の「すごい!すごいね~」との大絶賛に
「なんか、弾いたら弾けた・・・」と 感じ入ったような表情を見せました。

今日は、Tちゃんが一気に 華麗なる変身をとげたように見えました。
まるで 不器用なサナギがまん中から割れて、中から光り輝く「本体」の蝶々が登場したみたいな。
うっわ~、超大人っぽいピアニストだ。ホントのTちゃんは。
これからは「サナギ」の殻を脱ぎ捨て、「蝶々」として生きていっておくれ。

フランスの歌

2010年10月18日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
「バーナム」の基礎編を楽しんで進め、並行して いろんな歌や世界の民謡などが載っている「子どもポピュラーピアノ100」から曲を選んで・・・と、入門1年を過ぎて 大分ピアノらしいレッスンが定着してきました。
今日は、フランスの小さな曲「河はよんでいる」を両手で弾きました。
ドミソ、ドミソ、という分散和音で伴奏をつけます。
初級の子ども用の曲だと、たいていの場合 分散和音は「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」の3種類でまかなわれているものですが、ベアールという人が作ったこの曲は、さすがフランス風というか、ところどころにちょっとしゃれた和音が使ってあったり、フィニッシュの部分にフラットの入った和音を使って おしゃれなベースラインを作っていたりと、意表をつかれる部分があります。
うっかり「シレソだな」などと高をくくっていると、「ちがうよ」ということになってしまうのです。
ちょっと難しいけど、Sちゃんがしっかり音符を見て、気をつけて弾けばちゃんとクリアできているので、がんばって、このおしゃれなフランスの曲を味わってほしいと思っています。
実はSちゃん、何やら自分で「お話」を作って、それに合わせた音楽も考えたらしい。
先週、「このつぎのレッスンの時に聴かせてあげるね」と言って帰ったのですが、今日は、その「楽譜」を忘れてきた、とのこと。
きっと、すてきなイメージのビジュアルや音楽が、Sちゃんの心の中に描かれているのでしょうね。
たくさんの美しい曲を弾く経験をして、イマジネーションの翼を さらに大きく広げてほしいものです。

清里・ペンションミューと萌木の村

2010年10月17日 | その他日記
さて、今回の清里旅行 第一の目的は、あくまでも「ハモプリのコーラス合宿」です。
今週の土曜日にせまった「チャティー・ハロウィーンコンサート」にむけての強化合宿・・・というか初めてのまとまった練習、というか・・・

今回はメンバーのうち二人が、都合で参加できず、かえで・魔女・ヒバリ三人の合宿となりました。

夕べは、いつもお世話になっているペンション「ミュー」さんのリビングで、夕食前と夕食後に練習させてもらい、今朝もちゃんと、チェックアウトまで練習しました。
ミューさんは、清里の穴場ともいうべきすてきなこだわりのペンションです。
いつも静かで、リビングには薪ストーブとピアノがあり、1つだけある和室には、大きな掘り炬燵があってくつろげます。
特筆すべきは お料理のすばらしさ!
焼きたての熱々パンを添えた本格フレンチコースのディナー、そしてこだわりの食材を使った和風の朝食は、味・栄養ともに最高ですよ\(^O^)/
ミューのお食事

←これは朝食です

朝の練習のあと、最後に完成した演奏をDVDカメラで録画し、留守番のメンバーに送って練習の手助けにしてもらうことにしたのですが、果たして練習の助けになるかどうかは ちょっと怪しいです~
まっ、いいのさ! やるだけのことはやったのだ。
あとは夕方、帰りの「あずさ」に乗るまで、近くの「萌木の村」で遊び倒すだけさ~ ヘイヘイヘイ~ ヽ(^0^)ノ

上の写真は、「萌木の村」の雑貨屋さんに飾ってあったリースです。

清里・清泉寮カンティフェア

2010年10月16日 | その他日記
コーラスグループ「ハモプリ」の合宿で、清里にやってきました。
ちょうどハロウィンの時期、そして実りの時期ということで、清里の名所「清泉寮」では、「カンティフェア」という「収穫祭」のお祭りが開かれています。
広々とした清泉寮に、色鮮やかなパラソルがぎっしりと立ち並び、近辺で収穫した野菜や花、ミルクやチーズ、ハムやベーコンなどの酪農製品、また それらを使って作ったパンや料理など、たくさんの出店が開かれています。




 注文してからゆでたパスタを、たっぷりのチーズの中で和えてくれる 熱々のパスタ。おいしいよ!

 イワナの串焼きとみたらし団子。

 カボチャがいっぱい売られてた

 木工、染め物や織物、手芸品などの店もたくさんありました。これは、羊毛から糸をつむいで作品をつくっているお店の「つむぎ車」。

また、2箇所の野外ステージが設けられ、カントリーバンド、カントリーダンス、ボサノバやフォルクローレのバンドなど、さまざまなパフォーマンスも行われます。


 開演前に、干し草で固めたステージ上のピアノを調律している調律師さん。

 いちばん度肝を抜かれたのは、「トラクターのパレード」。
赤、青、緑など色とりどりのトラクターに、チアリーダーたちやボーイスカウト、地元のおっさんたち(?)を満載して、カラフルな旗を振りながら 10台ぐらいのトラクターがパレードするのです。
カントリーならではのパフォーマンスだ!

10月のみんな

2010年10月15日 | レッスン日記(小中高生)
10月にはいってから、なにかと忙しく、日記の更新ができませんでした
なんと、今日が10月初めての日記です

生徒のみんなのようすを、まとめてご紹介しようと思います。

M4ちゃん(年長):
お誕生日が来て、6才になりました。
「もう6才だよ!」「歯がぐらぐらしてる。ほら!」などと、大きくなっていくことが嬉しくてたまらない様子が満ちあふれています。
楽譜を読んで、それをピアノの鍵盤の上におきかえて指で弾いていくと、メロディーになって歌ができる・・・という一連の作業に、おもしろさと喜びを見いだしたようです。
また、「楽譜を見ないでも弾けるよ!」と 暗譜で弾くことも喜んでやっています。
いつの間にか、M4ちゃんと先生の間で、「じょうずに弾けて3重まる!」「さらに見ないで弾いたら、まわりに花びらをつけてはなまる!」というシステムができあがりました。
さすが6才の若さなので、記憶力もばつぐんです。
この先もずっと、仕上がった曲は暗譜で弾く!という習慣を維持していってもらいたいなあ、と思います

Nちゃん(年長):
去年よりずいぶん背が伸びて、保育園児というより「少女」といった感じになってきたNちゃんです。
歌いたい歌、弾きたい曲はいっぱいあるけど、ピアノのテキストと音楽を結びつけること、今のNちゃんはそれほど重要視していないようなんですよね。
だって、歌はいっぱいあるし、それをどんどん自分流に弾けば楽しいんだから。
楽譜のシステムは、それを必要と感じたときに覚えると大変おもしろく、またためになるものなのですが、タイミングが合わないときに強いられると、レッスン=あまり意味のない楽譜を読まされること、となり逆効果です。
ここ2週間ぐらい、Nちゃんのレッスンでは、テキストとは関係ない歌を即興でアレンジしながら弾くことを中心に、ピアノテクニックやリズムなどを身につけられるように工夫しています。
指示されたことをそのとおりにやっていくのではなく、自分で好きな曲を好きなように弾いていく。楽譜も気にしなくていい。
こんな気楽なレッスンならいいな! と、Nちゃんは思っているのかもしれませんが、その実、必要な課題はちゃーんと習得するように、うまく先生にはめられていることには気づいていないかも。
楽譜も、「今度はこの楽譜を弾きなさい」とは言われていないけど、いつの間にかNちゃんの口から、「じゃ、この楽譜を見て弾いてくるね!」と言うようなリードがされているのです。
けっきょく、楽譜→演奏 の順でも、逆に 演奏→楽譜 の順でも、生徒のタイプによってどちらでもちゃんとピアノは身につくので、とくに生徒が小さいときには、一人一人のタイプに合ったレッスンで、楽しくやっていくのが一番だ。。。

Sちゃん(小1):
習い始めてから1年が経ち、1年間レッスン記録や ママ←→先生 の連絡などを記入してきた「レッスンノート」も最後のページまですっかり埋まり、「連絡ノートは卒業!」となりました。
「バーナム」のオレンジ色の基礎編を、楽しく練習しています。
課題ごとに「あるこう」「はしろう」「なわとび」「ぶらんこ」などと、実際の動作に即したタイトルと絵が添えてあるので、イメージがつかみやすく楽しいようです。
「バーナム」は、子どもが弾く本としては音符が小さいし、書かれている課題も テクニックは易しくても譜面が難しいような気もしますが、Sちゃんは いやがることなく、新しい読み方や弾き方にどんどん取り組んでいきます。
(Sちゃんに限らず、子どもたちはみんな、バーナムが好きで、よく弾いていると思います。)
バーナムのおかげか、楽譜もずいぶん読めるようになったSちゃん、もう一冊の「子どもポピュラー曲集」にも応用して、果敢に新しい曲にも取り組んでいます。
ときどき、読むのが難しい音符が出てきて、ヤマカンで弾いたりしていますが、そんなときは横目でチラッと先生の方を見るので、ズルしてることがすぐバレるのもご愛敬です。

Tちゃん(小3):
いつも変わらず、マイペースでレッスンしているTちゃんですが、ピアノの音色がとてもきれいになってきています。
「星空はいつも」などをペダルを使いながら弾いたりしていると、何だかずいぶん貫禄のある上級生風の演奏に聞こえます。
バーナムのピンクが、もう終わりに近づいて、スケール(音階)の指使いも定着してきたので、がんばって1段階上の演奏ができるようになってもらいたい・・・と思っているのですが、当のTちゃんは「かっこいい演奏」ということに それほど興味がいってないようで、弾けても弾けてなくても淡々としています。
ま、それがTちゃんのいいところでもあるので、先生はおもしろく見ています。

Tくん(小5):
今やっているのは、遊介さんの歌う「ひまわり」というJ-POPです。
16ビートの 揺れるようなノリのリズムが生命!といった曲なのですが、実際の曲を聴いてよく知っているTくんなので、ゆっくりでも その曲らしいグルーブ感のある弾き方ができて、なかなかいいと思います。
左手の伴奏は、コードネームを書いてあげて、そのコードを見ながら和音をつかんでいきます。
Tくんには、こういった「コード奏」やポップな曲などを弾くことが合っていると思います。
ま、コードを使った、伴奏譜面ナシの演奏・・・(カンに頼ることが多い)ばっかりやってると、いい加減な演奏者になってしまいますが、音符も読めて さらにコードの演奏法やノリかた、リズムパターンなども使いこなせると、よりかっこいいピアノプレイヤーになれるので、Tくんには そういったことのできる、かっこいい男になってもらいたいと思っています。

Y子ちゃん(小5):
「ブルクミュラー」「バーナム」を、きちんとよく練習しています。
また、それに並行して、自分の好きな曲をピアノで弾けるように、アレンジする、ということもやっています。
9月までは、学校で歌ったことがあるという「涙そうそう」の合唱譜を下敷きにして、それをピアノソロ用のアレンジにして一人で演奏して完成させました。
今、新しくやっているのは「崖の上のポニョ」です。
これも、前に学校で歌って、楽譜はなく歌詞だけしかない、というので、歌詞をノートに順序よく書き、そこに合うコードを、ピアノで探しながら書き込んでいって、オリジナルの曲のイメージに近づけられるようにと工夫しているところです。
本当は、アレンジをするためには「和声学」とか「コードプログレッション」とか「アナリーゼ」とかの、専門的な学習があるのですが、まだ小学生のY子ちゃんにはそのようなことは教えていません。
まったくの白紙から、自分のカンだけで伴奏をつけていくのです。
無謀みたいですが、しかし、私も子どものころ、なーんにも知らないまま いろんな歌に伴奏をつけ、映画やアニメの曲などを耳コピして、たくさんのすてきな演奏をしていました。
大人になって音楽学校に入って初めて、自分がつけてきた伴奏の専門的な裏付けと分析をして、これまで自分が弾いてきた演奏の正しいことを証明したのでした。
だから、ヒバリ教室のみんなには、しちめんどくさい理論などより、まず自分の耳とセンスを信じて、たくさんの曲をアレンジしてもらいたいと思っています。
そのアレンジは、たぶん理論的にも、大正解となることを確信しているからです。

M3ちゃん(小6):
この秋、めざましい進歩を見せているM3ちゃん。
10月の今も、その勢いは続いています。
「大人のためのピアノ教本2」、ラストスパートをかけ、ついに先週 めでたくこの本を修了しました。
「『ケンタッキーの我が家』かあ・・・この曲知らない・・・」
「でも、『ケンタッキー』って名前は気に入ったでしょ」
「うん
と、相変わらず食いしんぼのM2ちゃん。
順番を待つ間に本を読みながら、
「?? 岩手って、何県?」
と聞き、レッスン中のMちゃんから
「岩手は岩手県でしょ!」とつっこまれているような なごみキャラながら、ピアノの音色は美しく、またソプラノの歌声もジェニスのように美しい(?!)
ますます楽しみなM2ちゃんなのです。
 ※「岩手県」のエピソードは、M&M二人から、「ぜひブログに書いてほしい」というオファーがあり、書きました。

Mちゃん(小6)
ブルクミュラー、バーナムそれぞれ、順調に実力をつけてきている実感があります。
バーナムは、減三和音(ディミニッシュコード)の連続奏とかアルペジオが課題になっていますが、以前からは考えられないぐらい力強く、的確な和音が弾けるようになりました。
ブルクミュラーは「優雅な人」、この曲はターン奏法の練習なのですが、ヒバリ教室ではもっぱら、「ソフトクリーム製造マシン」というイメージでレッスンし、成功しています。
Mちゃんの「ソフトクリーム」は 結構濃くてしっかりしていて、しかし先端はしゅっ!ととんがって、いい感じのソフトクリームになってる。
曲をつかむのが早いのは、Mちゃんの特技です。わかりにくいリズムもアッサリ理解してくれるので、「こんなつかみにくい曲、子どもの本に困るな」と思ったりするヒバリ先生は助かります。

S子ちゃん(小6)
塾の勉強がとても大変みたいで、なかなかレッスンに来られません。
でも、現在は「嵐」の曲が好きで、勉強の合間には弾いてリフレッシュしているようです。
夏休みの夏期施設のときに「嵐」の「ビリーブ」を弾けるようにして 学校のみんなから絶賛を浴びました。
その時に、こういうポピュラーなノリの曲の弾き方のコツを身につけることができたので、「嵐」の他の曲や、その他のJ-POPなども、クラシックの弾き方ではないかっこいい弾き方で、弾けるようになっているのです。
クラシックとポピュラーでは、同じ楽譜を見ても、違った弾き方をしないとダメなのです。
S子ちゃんには、それを習得してもらったので、勉強の合間に ぜひ楽しんでもらいたいです。


・・・以上、小学生以下のみなさんの、10月のようすでした。