HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

楽器博物館に行ってきました🎵

2023年06月02日 | いろんな楽器

楽器博物館は浜松にあります。

浜松は「楽器の都」ですからね。

日本のピアノの2大メーカー、ヤマハもカワイも、そして電子楽器のトップともいえるローランドも、本社は浜松にあるんだから。

楽器博物館、10年前くらいに初めて行って、面白かったので、今回は 長年のデュオパートナー・おゆみを誘って、「おゆみとピーコ楽器博物館ツアー」を催行したわけです。

↑ちっちゃなシンバルみたいなのがいっぱい並んだ、アジアの楽器。


↑モンゴルの「馬頭琴(ばとうきん)」。いろんな馬や動物の頭をかたどっている。教科書の「スーホの白い馬」に出てくるよね。

↑韓国の楽器には、動物をかたどったものが多い。獅子、虎、龍などの他、アヒルやガチョウなどの形をした楽器もいっぱいあって、どれもカラフルでかわいい。

↑これはヨーロッパの管楽器だけど、なんかギョッとするよね。

↑こんなウツボみたいな楽器やだ💦

↑両側から二人の人が弾けるピアノ。これ1台で「2台ピアノデュオ」ができる。(笑)

↑こちらは、2段鍵盤のピアノ。これも「2台分を1台で弾ける」ってこと?
これらはヨーロッパで考えられた楽器なんだけど、コスパがいいかと思って作ってみたら、デカすぎ・重すぎで移動にものすごく費用がかかったり、メンテが大変だったりで、結局コスパ悪くて存続はしなかったということです。そりゃそうだね。

↑ペダルのところにちっちゃなハープが。かわいい♡

↑キハーダという、昔のラテン楽器です。これがのちに、みんなの大好きなビブラスラップへと発展したのです。
なんか動物の骨みたい?そうです。ロバのあごの骨そのものなのです。

↑初期の「リズムボックス」です。商品名は「ドンカマチック」といって、これをピアノの横に置いてリズムを鳴らしながら、ポピュラー曲を弾いたのです。ギョーカイでは「ドンカマ」って言ってた。


近くには、ハーモニカの形したホテルや、浜松城の見える展望台もあります。
楽器博物館、すごーくおもしろいので、みんなもぜひ行ってみてね。



ポータブルギターアンプ買いました🎵

2022年07月18日 | いろんな楽器
前に持っていたアンプが寿命で壊れてからは、アンプ無しで過ごしていました。

音響設備の整ってる会場やスタジオで演奏する限りは、自分のアンプを持っていかなくても済みますから。

でも、今回ちょっと、小型のアンプがあったら遊べるかな…という案件があり、ネットで「ポータブルアンプ」を検索してみました。
コレはどう?というのを見つけたのでレビューを見ると、なかなか評判もいいし、何より激安、送料無料、おまけ(ヘッドホン)付き、と三拍子そろってる。
よし、買いだ!


ネットで注文して、翌日にはもう届きました。
届いた荷物を開封して現れたアンプを見て、笑っちゃったよ〜
だってこんなにちっちゃいんだもん。笑笑笑


どこにアンプがあるのかって?
ピアノ椅子の上だよ!
手前にあるのは「カスタネット」。🤣🤣🤣



マグカップ、カスタネットと大きさを比べてみて(笑)

明日ドクターがレッスンに来るから、ドクターも笑わせてあげようっと。

早速写真を撮り(単独で。見出し画像の写真がソレです)、「アンプ買いました」とドクターに送りました。
コレだけ見たら、ポータブルといっても30センチ四方くらいかな、と思うよね?

んで、今日レッスンに来たドクターに「コレ!」と実物を見せて、期待通り、二人で大受けしました。🤣🤣🤣

ヒバリのレッスン室に置いてあるドクターのスチールギターを繋いでみたら、小さい本体から けっこうまあまあの音が出て、遊ぶにはコレでイイんじゃないの、ということになりました。

そう、今度、ドクターたちと遊ぶんだ。
スチールギターにはアンプが必要だからね。古い楽器だからBluetoothなんか使えないし。

その話は、また改めてUPしますね。




チェンバロ

2016年01月26日 | いろんな楽器
現代のようなピアノが作られる以前、バロック時代に使われていたのは「チェンバロ」でした。
チェンバロというのはイタリア語で、英語ではハープシコード、フランス語だとクラブサンと呼ばれます。優雅だ~♪)
ピアノは、100キロ近い張力で張られた弦をハンマーでたたいて音を出すのですが、チェンバロは弱い弦をピックみたいなものではじいて音を出すような仕組みです。
当然 ダイナミックな音や強弱は出せませんし、音域も狭いです。
そういう楽器で演奏されていた音楽を、現代のピアノで弾くにあたっては、当時の音を再現すべく工夫する必要があるのです。
たとえば、完全なレガートで弾かずノン・レガートで弾くとか、ドラマティックな強弱をつけないとか。
また、チェンバロは長く音を持続させることができなかったので、二分音符や四分音符などの長く伸ばす音のときは、装飾音符やトリルをつけて 音を保つようにしていたという、曲の特徴もあります。

いろいろ興味深い楽器です。
下に、チェンバロについてのわかりやすい説明サイトを貼っておきますので、ぜひ見てくださいね。
「知らなかったよ~」とびっくりする知識がいっぱいですよ。
ピアノとチェンバロの違いを、分かりやすく解説!


三味線 (@^^)/~~~

2016年01月07日 | いろんな楽器
みなさん知らないでしょうが、ヒバリは三味線を持ってるんですよ。
そのいきさつは、三味線! - HIBARIピアノ教室レッスン日記♪ページを見てくださいね。

「三味線」最後の日記に「もらっちゃった」という記事があるんですが、今日はその「もらっちゃった三味線」を手放すことになりました。
もし使ってないなら、その三味線を譲っていただけませんか、という方がいて。
事情で元気がなくなっているご家族があり、三味線でも弾いてみたら気持ちが晴れるのではないかとのことでした。

私には ばーちゃんの形見の三味線もあるし、この「もらっちゃった三味線」を喜んで使ってくれる人があれば嬉しいです。

近々取りに見えるということなので、三味線をきれいに拭いてハードケースに収め、象牙・木製2本の撥、予備の絹糸、何冊かの楽譜集も入れました。
今日この日記を書くのに、前に書いた三味線のところを読んでみたら、この子をもらったのは2011年1月13日と書いてありました。
ちょうど5年前だったんだ・・・
5年間うちにいてくれたんだね。
新しい持ち主になる人のところに行って、慰めてあげてね。

そうだ、お正月休み、暇になったら三味線弾いてみよう、と思ってたのに、弾かないまま過ぎてしまってた。
私もまた、ばーちゃんの形見の三味線弾いてみよう・・・

ピアノの中ってすごい♪

2014年03月16日 | いろんな楽器
Sちゃん(小4)のお家に、今日ピアノが入りました。
今まで使っていたデジタルピアノと違って、本物の弦が張ってあるアコースティックピアノです。

ピアノが届き、続いて調律、という流れになるのですが、Sちゃんは 初めて見るこの「調律」が、よほど興味深かったらしい。
なぜ私にそのことがわかったかというと、お母さんが、調律中の「実況中継写メ」を送ってくださったからです(^o^)

「Sが調律が楽しかったらしく、たくさん質問して、いろいろ聞いていました。
私も知らなかったことがたくさんあり、おもしろかったです。
バレエに行く時間になってもなかなか離れず、3回くらい言ってやっと向かいました」

Sちゃんが興味津々で調律師さんに貼りついてる様子が目の前にありありと浮かび、大笑いしてしまいました。
Sちゃん、バレエから帰って、さっそくピアノ弾いたかな。

「調律師さんに貼りつくSちゃん」の図

「アルプス音楽団」コンサート

2012年12月27日 | いろんな楽器
銀座の「音楽ビヤプラザ・ライオン」に行きました。
本日のライブは「アルプス音楽団」です。
編成は トロンボーン、トランペット、チューバ、アコーディオン、ピアノ、そしてソプラノ一人に加えてヨーデルのおじさんです。

「ライオン」は、古き良きドイツのビヤホール、という設定なので、出演者の衣装も店内の雰囲気もそれっぽいものです。
でも、今日は「アルプス音楽団」なので、出演者はスイスの民族衣装を着ています。
楽器も曲も、アルプス満載!

 まずはアルペンホルン。

モミの木を1本、まるごとくりぬいて作っていたそうです。
先端はお客さんのテーブルに乗ってしまう。
 きれいな絵が描いてある。

 アコーディオン。
フランス・シャンソンのアコーディオンとも違い、アルゼンチン・タンゴのバンドネオンとも違う。
美しい装飾と、カーブした鍵盤が優美。
演奏者の衣装も、バックルや飾りのついたサスペンダー付き半ズボンにハイソックス、房つきのアルペンハット、白いドレスシャツと美しい。

 クーグロッケン。
アルプス名物の「カウベル(牛の首にぶら下げるベル)」をハンドベルみたいに並べて演奏する。
私たちジャズやポップスになじんだ者には、カウベルと言えば「舌」のないラテンパーカッションだけど、アルプスでは「舌」がついたベルを振って鳴らすのです。
同じライオンビヤプラザの、アルプス音楽団の過去の動画をyoutubeで見つけたので貼っておきます。みてね。昨日の演奏者と同じ人です。
アルプス音楽団クーグロッケン演奏

 ターラーシュビンゲン。
スリバチみたいな瀬戸物の中にコインをチャリン!と入れ、そのコインがスリバチの内壁を、ずーっとチャリチャリチャリチャリ・・・・と鳴りながら回っていく。
このおじさんは名手らしい。

 ヨーデル。
ウラ声とオモテ声をコロコロひっくり返しながら歌う、アルプス独特の歌い方。

出演者の演奏だけでもすっごく楽しいけど、お客さんも一緒になって全員で大合唱したり踊ったり乾杯したりと、まるでほんとにスイスの居酒屋パーティーに紛れ込んだような楽しさです。

みなさん、一度行ってみてね。
「アルプス音楽団」でyoutube検索すると、いろんな楽しい演奏が見られますよ!

たまっ子座太鼓ライブ・again

2012年12月16日 | いろんな楽器
和太鼓のパフォーマンス一座「たまっ子座」の公演を見てきました。

会場はヒバリんちからすぐ近くにある成徳高校のホール「ミモザホール」です。
「たまっ子座」の公演を見るのは、これで2度目です。
おととし見たときの「日記」を貼っておきますので、こちらも併せてごらんください。

和太鼓「たまっ子座」ライブ

今年もやはり、躍動感あふれるすばらしいステージでした。
「和太鼓」というと、古い日本の伝統芸能というイメージですよね。
なんとなく江戸時代ぐらいの感じかな?という気がしますが、「たまっ子座」のパフォーマンスは、江戸よりもっともっともっと昔の、神代の時代を彷彿(ほうふつ)させます。

山の神さまたちと動物たちのお神楽、お祭り。
ダンスや音楽はすごくダイナミックで新しいものでありながら、どこか神の国日本の不思議な感覚を呼び起こされます。

「古事記」の時代、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れ、国中が真っ暗になってしまったとき、岩戸の前で愉快に踊って天照大神を誘い出したという、アメノウズメノミコトが踊った踊りは、きっとこんなのだったんじゃないかな、と思う。。。


フルート・クリスマスコンサート

2012年12月08日 | いろんな楽器
駒場のカフェ・アンサンブルさんへ、フルートによるクリスマスコンサートを聴きにいきました。
演奏は、アンサンブル音楽教室のフルートの先生で、アンサンブルさんのファミリーコンサートの時に顔見知りになったすてきな女性です。

オープニング演奏は、私の好きな バッハのポロネーズ&パディネリでした。
続く本日のメインともいうべきフルート協奏曲はモーツァルトのニ長調、モーツァルトも 私の好きな作曲家です。

途中のティータイムを挟んで、後半はシューマンの「子どもの情景」からいくつか、フルートのためのピース「星のセレナーデ」「ブエノスアイレスの冬」を楽しく聴き、フィナーレはクリスマス曲を フルート&ピアノ伴奏にアレンジしたものをたっぷり演奏してくれました。

どの曲も、ヒバリの好きなものばかりで、アレンジも好き、演奏もとても素敵で、大満足のコンサートでした。
帰りには、透明な袋にこんぺい糖を詰めたおみやげももらって、早いクリスマスを堪能できました

☆タップ☆in下北沢

2012年05月20日 | いろんな楽器


「気軽なパーティーを開くので、よかったら来ませんか。パーカッションとかの演奏する人もいるし、天才タップ少年のタップもやる予定です」
と、たまたまお誘いをいただいて、夕方出かけていきました。

誘ってくれたのは、近所の多目的ホール「ハーフムーンホール」のオーナーさんです。
ヒバリがタップやるとは知らずに、軽く誘ってくれたんですが。
入ってみたら、「天才タップ少年」というのは、なんとリズムタップの草分け・HIDEBOH(ヒデボー)さんと一緒にTVに出たりして 最近注目されている 小学6年生、中野目そうま君でした!
やった~\(^O^)/感激だ!
こんな目の前で 彼のタップがみれるなんて

タップのセッションは、リハかなーと思うぐらい自然な流れで、ゆる~く始まりました。
最初は、津軽三味線(!)のかっこいいお兄さんとのセッションで。
ひとしきり三味線との掛け合いが続いたあと、徐々に ベース、ピアノ、ドラム、そしてマラカスなどの打楽器が加わって、最後は大迫力のセッションとなり、それが1時間ぐらい続きました。

そうま君が一旦まとめたあと、「大人のタップダンサーの人も来ます」と聞いていた人が登場したのですが、これがまた、古庄里好(ふるしょう・のりたか)さんという超大物だったので驚きです。
映画「座頭市」の下駄タップにも出演していた人なんだよ!
めちゃめちゃかっこいい
古庄さんのバックには、口琴(こうきん)という、口に当ててビロロ~ン♪と鳴らす、ユニークな楽器の演奏者の人が入って、それはそれはごきげんなセッションとなっていました 古庄さん。

そのあと、古庄さんとそうま君とのセッションで 白熱もピークに
最初、タップは1時間ぐらいときいていたのですが、たっぷり1時間半はみせてくれました。
そうま君は、そのあとすぐにシカゴに飛び、本場ステージのオーディションを受けるのだそうです。
近い将来、彼がブロードウェイの舞台で活躍する姿が見られることは間違いありません。

ところで、本日の舞台「ハーフムーンホール」。
実は今年の、ヒバリ教室の発表会、ここでやる予定なんだよ、みんな。
ヒバリ先生んちから 徒歩5分くらいの場所です。
気になる人は検索してごらん。

パーカッション・ミュージアム コンサート

2011年03月06日 | いろんな楽器
小田急線・成城学園前にある成城ホールに、「パーカッション・ミュージアム」という楽団(?)のコンサートを見に行きました。
演奏楽器はすべてパーカッションばかり、というので、なんかおもしろそう。
ヒバリはパーカッションとかリズムが好きなので、同じくパーカッション好きな、タップ友だちのNさんを誘って、一緒に行きました。

オープニングは、カバレフスキーの「道化師のギャロップ」でした。
マリンバの音が目まぐるしく駆け回り、これぞマリンバ!という楽しい演奏です。

「パーカッション・ミュージアム」=「打楽器の博物館」みたいな意味になりますね。
その名の通り、たくさんのマリンバやシロフォンや、ティンパニ、バスドラム、スネアドラム、トライアングルやカスタネット、ウッドブロック、タンバリンや鈴、木魚 その他ありとあらゆる打楽器を駆使して、たった6人の楽団員が大活躍します。

プログラムは、音楽史の時代順に演奏され、古くは中世のフランスで演奏された ティンパニだけで演奏される行進曲から、バロック時代・バッハの「G線上のアリア」、新しいものはストラヴィンスキーの「兵士の行進曲」や ビゼーの「こどもの遊び」からのパーカッションアレンジなども演奏されました。
現代日本の作曲家 池辺晋一郎による 「雨のむこうがわで」という曲では、4人の演奏者が 台の上にずらりと並べた打楽器を、目にも留まらぬ早さで持ち替え・置き換え、取っ替えひっかえ、文字通り八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍でした。
また、おもしろかったのはJ.ケージ作曲(?)の「リビング・ルーム・ミュージック」というもの。
4人の演奏者が リビングルームに座っていて、いきなりスキャットが始まります。
スキャットは掛け合いになり、意味があるようなないような言葉がおっかけ、重なり、リズムをきざみ・・・
もちろん伴奏などはないので、演奏者にはものすごいリズム感が要求されます。
アレはおもしろかった。マネしてやってみたいよ\(^O^)/

コンサートの最後は、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」全曲でした。
「マ・メール・ロワ」は、おとぎ話をもとにした組曲で
 眠れる森の美女のパヴァーヌ
 おやゆび小僧
 バゴダの女王レドロネット
 美女と野獣の対話 
 妖精の園
 
の5曲から成っています。
オリジナルはピアノの連弾で、管弦楽アレンジバージョンやバレエバージョンも有名ですが、今日の演奏を聴いて、「マ・メール・ロワは パーカッションで演奏しなきゃダメでしょ」と思ってしまった
シロフォンやマリンバの 妖精的な音色のメロディー、トライアングルや鈴がそれにいっそう魔法的な効果を上げています。
マ・メール・ロワは圧巻でした!
フィナーレの後、アンコールでは「天国と地獄」が演奏されて、にぎやかにコンサートは終了しました。

今日びっくりしたのは、打楽器の人は 他の楽器の人とちがって、一人でいくつもの楽器を持ち替えて演奏しなければいけないということです。
その手際の良さは、見ててスカッとしますが、やってる方は大変でしょうね。
それから、プログラムが進むたびにステージに走り出て、楽器を入れ替えたりむきを変えたりする「舞台係」の人もスゴイ。
きっと楽団員の人なんだろうけど、アレをアタマに入れて、次々こなしていくのは、それだけでひとつのパフォーマンスとも見えました。
見て!この写真。
コンサートが終わった後、舞台の床に貼ってあった おびただしい量の「バミリテープ」を見てびっくり。
思わず駆け寄って、写真を撮ってしまいました。
※「バミリテープ」は、放送・舞台用語などで「場を見る」つまり、演者や楽器などの立ち位置や置き位置を決め、そこに貼っておく目印のテープのことです。
こんなに色とりどりのバミリテープを見たのは初めて!


もらっちゃった♪

2011年01月13日 | いろんな楽器
三味線を始めて半年。
秋の「チャティー・ハロウィーンコンサート」のときに ほとんどシャレで「お披露目」したんですが。
今日、その時に見に来てくださっていた、ご近所のYさんからお電話がありました。
「私が昔、民謡習ってたときの三味線があるの。もう使わないから、あなたいらないかしら?」
思わず「もらう~\(^O^)/」と言ってしまいました。

で、いただいたのがコレです。
三味線は、ヒバリが持ってる ばーちゃんの形見の「細棹」(長唄用)より一回り大きくて棹(さお)も太く、音も迫力のある「中棹」(地唄・民謡用)です。
Yさんがくれたのは、三味線だけではありませんでした。
桐の木でできた「三味線立て」
三味線が2本、入れられます。
桐の木は湿気を防ぎ、生きている三味線を良い状態に保ちます。でも高いよ!

レザー貼りハードケース  

象牙の撥(ばち) 
象牙の撥は最高級品。それから糸のスペアも何本も何本も。
楽譜もたくさん。

これをみんな、惜しげもなく「もういらないから!」と ヒバリにくれちゃったのです。
うっひゃ~ すごいものもらっちゃった。
ここまで来てしまった以上は、頑張って三味線やっていくっきゃないです

新春おけいこはじめ・三味線

2011年01月12日 | いろんな楽器
今日の水曜日は、ヒバリが月に2回 習いに行っている、三味線のおけいこもレッスンはじめでした。
一年の初めだから、「今年もよろしくお願いします」ってご挨拶しなきゃな・・・と思いながら先生のお宅に行ったら、チャイムを押してもシーンとして、先生の気配もありません。
何度かピンポンしたり、呼んだりして、ようやく先生が出てきました。
なんとじーちゃん先生は、午前中で 今日のおけいこは終わったと勘違いし、ヒバリの来るのをすっかり忘れて、三味線もテーブルも片づけてしまっていたのでした。
先生、大丈夫かなあ・・・

やっとレッスンのことを思い出した先生が、テーブルを出し、三味線を用意してくれて、おけいこが始まりました。
今日習ったのは、ジャズでいえばスィングみたいな はずむリズムの曲が2曲で、三味線は 今までには珍しく、洋楽でいうバンプ(メロディーではなく バッキングのリズムを弾くこと)みたいなパターンがずーっと続く曲でした。
じーちゃん先生が歌ってくれて、ヒバリがバッキング弾いて、続けてるうちに どこまでやってんだかわかんなくなったりしながらも、リズミカルで調子よく、ごきげんなセッションで 忘れられた新春おけいこはじめは盛り上がりました。

三味線の調弦(チューニング)

2011年01月04日 | いろんな楽器
今はお正月休みなので、ピアノのレッスンは来週までナシ。
ピアノ日記もちょっと中断して、その代わりといっては何ですが「三味線日記」になってます。
左のナビゲーションバーの「カテゴリ」→「三味線」を選択すると、この春からの三味線の記録が一覧できるので、見てみてね。

さて、三味線を習うにあたってヒバリが一番心配だったのは、前にも書いた「調弦」のことでした。
ヴァイオリンやチェロなどといった洋楽器は、みんな絶対的な音が決められているので、どの弦のどこを押さえれば何の音が出るか、というのはいつも同じなのです。
ところが三味線には、そんな決まったチューニング法はなく、歌う人の声の高さに基準を置いて、3本の弦のバランスを決めていきます。つまり「相対音」なのです。
長年ピアノをやってきたヒバリは「絶対音」なので、そんなにコロコロ調弦が変わって、大丈夫なのかな、やっていけるのかな、ということが、一番の心配ごとだったのです。
学校の音楽の授業で、いちばんイヤだったのは「階名唱」でした。
今の小学校では「固定ド」で歌うように指導しているようですが、ヒバリが小学生のころは「移動ド」という歌い方を強制されました。
たとえば「チューリップ」を階名で歌うとして、ハ長調の楽譜なら「ドレミー、ドレミー、ソミレドレミレー」と歌うわけですが、これをト長調で演奏するときも「ドレミー、ドレミー、ソミレドレミレー」と歌わされるのです。
楽譜が「ソラシー、ソラシー、レシラソラシラー」と書いてあって、音も「ソラシー、ソラシー、・・・」と聞こえてるのにもかかわらず「ドレミー、ドレミー、・・・」と歌わされるというのは、ヒバリにとっては拷問でした。
音楽のプロや先生でも移動ドの方は多く、その中にあってヒバリの頭と心は爆発寸前でした。
最近、「三味線はじめたんだ。音が決まってないんだ。不安・・・」ということを、音楽学校時代の、やはり「絶対音」の友人に言ったところ、彼女も
「そうだね・・・どうなるんやろ」(彼女は京都出身なので)と心配してくれたのでした。
また、弦をおさえる左手の指番号が、ピアノとちがって 人さし指が1の指、中指が2の指、薬指が3の指、というのも不安の種でした。番号を見たとき、即座に正しい指が出せるだろうか?
つい、反射的にピアノの番号・・・「1の指は親指!」とかが出てしまうんじゃないのか?

数々の不安をかかえながらお稽古に通い、半年たって、人前で弾けるように曲をマスターして、
答えが出ました。
自分で曲集を買ってきて、ひそかにあこがれていた「梅は咲いたか」という歌を練習してみたのですが・・・

大丈夫じゃん!

一般的な調弦で「♪レミミー ミファミドミー ミソーファ♯ミ ファ♯ミドシラー」と弾くと どうしても低すぎて歌えないので、少し弦を締めて音を高くしてみました。
さあどうだ。ゴチャゴチャになるか?
なーんだ、そうしたら「♪ファソソー ソラ♭ソミ♭ソー ソシ♭ラソ ラソミ♭レドー」と、聞こえるとおりに歌えばいいだけだ。
洋楽みたいに、聞こえてる音と違う読み方なんかする必要がないので、ただ単に移調して歌えばいいんじゃん。
それに 指番号問題も、三味線では1の指、2の指・・・というのをⅠの指、Ⅱの指・・・と表記するので、ピアノとは別もんとして新しく覚えることができるってことがわかった。

やっぴー
これなら三味線やってけそうだ!

三味線は、思ったよりもフレキシブルで自由な楽器なんだなー、と感じました。
アバウトで規則ぎらいのヒバリには、以外にぴったりくるインストなのかも。

三味線のこと

2011年01月03日 | いろんな楽器
お正月の間、ピアノ教室の方も「冬休み」となっているので、このところは生徒たちのおもしろネタもありません。
なので、たまには「三味線」のことでも書いてみようかな~と思います
お正月だから、ちょっと和風でいいかも

上の写真は、ヒバリが使っている ばーちゃんの形見の三味線です。これは長唄用の「細棹(ほそざお)」というタイプのもの。

 
撥(ばち)・右から順に象牙・木製。それに指かけと撥袋です

さて、ヒバリが三味線を習い始めたのは、GW明けぐらいからでした。
月に2回、ということにして先生のところに習いに行き始め、ちょうど半年たった「チャティーハロウィーンコンサート」のときに シャレでご披露しました
先生にはもちろん秘密だよ~
振り返ってみると、半年でちょうど十回のお稽古を経験し、15曲ぐらい歌を習ったところ、ということになります。
といっても、レパートリーが15曲あるわけではなく、いつもその場でなんとかマルをもらっているだけです。
でも、三味線はピアノその他の洋楽器とちがって、あまりにも何もわからないので、いつも新鮮でなごめますよ~
たまには「生徒」になるのも すごーく気楽で楽しいです!

   
楽譜を入れてお稽古に行く手さげと、ヒバリがもらいものの風呂敷を利用して作った三味線袋。
手さげには ちりめんのストラップ(百均で購入)をつけ、三味線袋のネックは もらいもののお菓子についていた赤い組みひもで結びました。

ねっ、なかなか風流で、いいじゃないか?

和太鼓「たまっ子座」ライブ

2010年11月07日 | いろんな楽器
近所の小学校の体育館で、和太鼓ライブのチームを招いてパフォーマンスをやるので来てください、と言われ、出かけました。
「和太鼓」というので、ヒバリが描いていたイメージは、上半身裸のたくましい若者たちが、黒い「腹掛け」と手っ甲をつけ、ねじり鉢巻きで 汗をほとばしらせながら津軽民謡など土着のリズムを乱打する、というものです。
みなさん、そう思いませんか?

ところが、今日のパフォーマー「たまっ子座」は、まったく違っていました。
たまっ子座さんのURLを貼らせていただきましたので、写真を見てくださいね。(けっこう重い写真のようですので、ごゆっくり・・・下の方に行くにつれ、迫力ある大人っぽい演目になっていきます)

遠い遠い昔の、山の神さまたちのようなコスチュームをまとった 男女合わせて10人くらいのメンバーが、正面から、客席の後ろから、つぎつぎに飛び出してきました。
そして、大小いくつもの太鼓、鉦(かね)その他の打楽器、しの笛、大きな笛、などの和楽器をふんだんに使って、すばらしいパフォーマンスが始まり、観客はあっという間に 「神さまたちのお祭り」に引き込まれていきました。
  

チームのリーダーのおじさん。巨大な「管楽器」と共に登場です。
この楽器は、「れいよう」という、ウシ科の動物の角でできています。

演目はほかに、鳴き交わしたり 跳んだり跳ねたりするカエルたちを表したもの、秋の田の虫やカカシが登場するもの、海の姿を表現したものなど、迫力満点の大変芸術性の高いパフォーマンスばかりでした。
メンバーのみなさんは、太鼓はもとより笛、打楽器、その他しなやかに跳んだり跳ねたり踊ったりと、まさに「山の神さまたちのお神楽」のようでした。


「機関車」をあらわした演目では、大小さまざまの太鼓を組み合わせて並べ、それを汽車と その車輪に見立ててリズムをとどろかせながら、日本の村の中を走っていく様子をダイナミックに演じています。
空気をいれて膨らませたレジ袋が 煙突からはき出される煙に見立てられて、ポッポと流れていくのも面白いセンスでした。


演奏も構成もダンスパフォーマンスも、和風でありながらヨーロッパのパントマイムやダンスなどに通じるモダンさを兼ね備え、大変ユニークで芸術的なステージでした。
また見たいです\(^O^)/