Nちゃん(年長):
M4ちゃんと同じ保育園の「おひさまぐみ」です。
「きょう、がんばるよ!いっぱいひく!」と言ってピアノの前に座ったNちゃんですが・・・
弾いているうちに、「じゃ今度は、両手で弾いてみよう」といったような 少しバージョンアップした課題を出されると、悲しそうに目を伏せて「できない」と言ってしまいます。
できないことないんだけど・・・ それでいて、
「右手はここ。左手はここよ」と確認してあげようとすると、
「だいじょうぶ!」と振り切ろうとします。
そうか・・・
何となく、状況がわかるような気がしたので、少しピアノから目を離し、Nちゃんと向かい合って「お手合わせ遊び」風のことをやってみました。
向かい合った手で、右手(先生は左手になる)は歌のリズム、左手は伴奏のリズムをたたきます。
「ほら、こうやってたたくのよ」
Nちゃんは嬉しそうに、ニコッと笑って乗ってきました。しめしめ。
最初のうちは、先生が、うまくいくようにリードしていたけど、何度かやっているうちに、Nちゃんがちゃんと打ち返してきているのが感じられました。
「今度は、先生じっとしてるから、Nちゃんだけでやってみて」
できた!じょうずに、左右ちがうリズムを同時に打つことができています。
これができれば、伴奏をつけて弾くことも楽々できるのです。
ピアノのテキストは、ひととおり両手で通してから、「おうちでも弾いてみてね」ということにしました。
Nちゃんにも、音符の長さぶんの色を塗るプリントを与えてみました。
Nちゃんのは、丸ではなく□を塗るものにしました。
色エンピツを手にしたNちゃんは、ひとつひとつの□を、何種類もの色を塗り分けて、とてもきれいなパステルカラーで彩りました。
楽しそうに、「ここはオレンジ・・・つぎは肌色!肌色まぜると、色がうすくなってきれいなの。ほらね」などとつぶやきながら。
Nちゃん・・・小さいながらも、心の中には、いろんな思いがあふれてるんだなあ。
上手に弾きたい! という気持ち、だけど自分には弾けないと思う。。。
他の人の弾いているのを見たりしても、自分はダメだ、と思ってしまったり。
それでいて、赤ちゃんみたいに手取り足取り世話してもらうのはイヤ!という誇り高いプライド。
ほんとは、Nちゃんが思い切ってがんばってみれば、すぐに弾けるんだし、Nちゃんのピアノは とてもなめらかないい音が出せてるんだけど、Nちゃんがそれに気づいていないとだめなんだ。
このようなデリケートな心の起伏、そして美しいノートの色遣いなどが、Nちゃんは人一倍、ピアノが上手になるタイプだということを物語っています。
今はまだ幼いので、自分の体を自分で思うようにコントロールできないもどかしさがあるのでしょう。
Nちゃん、自信もって。今のNちゃんで、充分上手なんだよ。
M4ちゃんと同じ保育園の「おひさまぐみ」です。
「きょう、がんばるよ!いっぱいひく!」と言ってピアノの前に座ったNちゃんですが・・・
弾いているうちに、「じゃ今度は、両手で弾いてみよう」といったような 少しバージョンアップした課題を出されると、悲しそうに目を伏せて「できない」と言ってしまいます。
できないことないんだけど・・・ それでいて、
「右手はここ。左手はここよ」と確認してあげようとすると、
「だいじょうぶ!」と振り切ろうとします。
そうか・・・
何となく、状況がわかるような気がしたので、少しピアノから目を離し、Nちゃんと向かい合って「お手合わせ遊び」風のことをやってみました。
向かい合った手で、右手(先生は左手になる)は歌のリズム、左手は伴奏のリズムをたたきます。
「ほら、こうやってたたくのよ」
Nちゃんは嬉しそうに、ニコッと笑って乗ってきました。しめしめ。
最初のうちは、先生が、うまくいくようにリードしていたけど、何度かやっているうちに、Nちゃんがちゃんと打ち返してきているのが感じられました。
「今度は、先生じっとしてるから、Nちゃんだけでやってみて」
できた!じょうずに、左右ちがうリズムを同時に打つことができています。
これができれば、伴奏をつけて弾くことも楽々できるのです。
ピアノのテキストは、ひととおり両手で通してから、「おうちでも弾いてみてね」ということにしました。
Nちゃんにも、音符の長さぶんの色を塗るプリントを与えてみました。
Nちゃんのは、丸ではなく□を塗るものにしました。
色エンピツを手にしたNちゃんは、ひとつひとつの□を、何種類もの色を塗り分けて、とてもきれいなパステルカラーで彩りました。
楽しそうに、「ここはオレンジ・・・つぎは肌色!肌色まぜると、色がうすくなってきれいなの。ほらね」などとつぶやきながら。
Nちゃん・・・小さいながらも、心の中には、いろんな思いがあふれてるんだなあ。
上手に弾きたい! という気持ち、だけど自分には弾けないと思う。。。
他の人の弾いているのを見たりしても、自分はダメだ、と思ってしまったり。
それでいて、赤ちゃんみたいに手取り足取り世話してもらうのはイヤ!という誇り高いプライド。
ほんとは、Nちゃんが思い切ってがんばってみれば、すぐに弾けるんだし、Nちゃんのピアノは とてもなめらかないい音が出せてるんだけど、Nちゃんがそれに気づいていないとだめなんだ。
このようなデリケートな心の起伏、そして美しいノートの色遣いなどが、Nちゃんは人一倍、ピアノが上手になるタイプだということを物語っています。
今はまだ幼いので、自分の体を自分で思うようにコントロールできないもどかしさがあるのでしょう。
Nちゃん、自信もって。今のNちゃんで、充分上手なんだよ。