HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

インドの歌

2009年08月30日 | クラシック曲


駒場のカフェ・アンサンブルさん「みんなの音楽会」に、CHIHIROさんとのユニットで(またまた)参加しました。


今回はカスタネット&ピアノでなく、クロタル(英語では『フィンガーシンバル』、トルコ語で『ZILL(ジル)』)とピアノでのコラボです。
曲は、ロシアの作曲家リムスキー・コルサコフ(1844~1908)のオペラ「サトコ」から、最もポピュラーなアリア「インドの歌」を演奏しました。

「サトコ」は、海の幻想的な物語をテーマにしたオペラです。
その第4景、港の場面。
各国の商人たちが群がる中から インドの商人が進み出て歌います。
「私の故郷のインドは宝の国。ダイヤモンドの洞窟や真珠の浜辺にあふれ、海辺には不死鳥が舞い、その声を聞けば地上のことはすべて忘れてしまいます」
オリエンタルなエキゾチシズムにあふれ、ゆらゆらとした不思議な魅力のある曲、「インドの歌」。
夏らしく、ゆったりと神秘的なこの曲を、クロタルとピアノで演奏したら、きっと涼しげですてきだよね!
今しかできないもんね!
と、ノリのいい(お調子もんの)二人はたちまち意気投合して、今回のエントリーとなったのでした。

話はそれますが、うちら二人が ひょんなハズミで一緒に演奏し始めたのは 去年のクリスマスコンサートがきっかけでした。
たまたま近場のコンサートや 生徒の発表会などが1ヶ月置きくらいに続いてきたので、 その都度出し物を考えてはコラボレーションし、冬・春・夏と 3つの季節を通ってきました。
でもまだ、はっきりとした「ユニット」として固まっているわけではなく、面白がりの二人が毎回、あれこれと思いついては「一回こっきり」のスタンスで演奏している段階、まさに「一期一会」なのです。
打ち合わせなどする度に「一期一会だからね」というのがキーワードのようになっている我ら、
「いっそ『苺(いちご)の会』って名前つけちゃおか ストロベリー・フィールド、フォーエバー・・・」などといっております。

さて、毎回コンサートで1曲演奏する度に、その日の曲に合わせて衣装とポイントカラーを揃えるわたしたち。
本日は 大人っぽくエキゾチックなイメージで、「紫」にしました。
二人とも紫のストールでシックに決め、CHIHIROさんはカフェ・アンサンブルのコンサートでは初めて、ちゃんとフルレングスの、紫のスパニッシュダンス衣装を着けたのです。

それなのに、今日に限って写真を撮るのを忘れてしまいました
帰りの電車で別れたとたんに そのことに気がついたヒバリは、ソッコー「失敗!写真忘れた」とメールしました。
すぐにCHIHIROさんからレスが来ました。
「私も今気づきました イチゴの会だから、仕方ないですね」 じゃんじゃん♪

追記その1:いちばん上の「写真」は、その後ヒバリが、「そうだ、ドラえもんのポケットにアレが入ってるじゃん!」と思い出して“撮影”したものです。
『時間差カメラ~』 \(^□^)/

追記その2:2番目の写真(演奏スナップ)は、今日(9/1)、アンママさん(アンサンブルのママさん)が送ってくれました。
ヒバリの「時間差カメラ」と 写り具合はどう?

優美(ゆうび)

2009年08月29日 | ブルクミュラー
S子ちゃん(小5):
「今週はあんまり練習できませんでした・・・」と言いながらやって来ました。
先週は、旅行に行っていたとのこと。

夏休みももうあと2日だけだね。悔いの残らないように、楽しい思い出作ってほしいです。

ブルクミュラーの「優美(ゆうび)」という曲が宿題になっていました。
タイトルのついた曲が25曲入っていて、イメージが作りやすく想像力や演奏意欲をかき立ててくれる「ブルクミュラー」なのですが、その中で、どうもこの「優美」は 子どもたちには不人気な曲です。

大体「優美」なんてタイトルの意味が、子どもにはよくわからないし。
テンポも、8分音符から32分音符へとつなぐターンの連続で(そのための練習曲だから)軽快な四分音符単位の曲に慣れてる子どもには、めちゃめちゃノロすぎてリズムがつかめないし。
その反面、さっきも言った32分音符がいっぱい出てきて拍の計算不能。

・・・みたいなことです。
私も、小学校低学年のときにこれをやったときは「とりつく島がない」というのが正直な感想でした。
当然 少しも魅力の感じられない曲で、早くコレとバイバイしたい、という思いでいっぱいでした。

さて、S子ちゃんには前回、「これは、ちょっとフランス風の おしゃれな感じで弾いてみよう。バレリーナが、片足のトゥでくるりんっ、と回るような。」
と説明しながら、メロディーを弾いて聴かせました。
「ド~レドシド(くるりん!)、ファ~ソファミファ(くるりん!)、ラ!(スッ、とつま先で立つ)。こんな感じ! これの繰り返しよ」
「ああ~、なんとなく♪」
「ねっ? それとか、ソフトクリームみたいに。『ド~レドシド』1回で、コーンの上に クリームをくるりん!と巻く。それを3回連続で、ド~レドシド(くるりん!)、ファ~ソファミファ(くるりん!)、ラ!(ふわっ、と、クリームの先端を優しく立たせてできあがり)。」
「ああ、わかりました♪」

で、今日のS子ちゃんの「優美」は、まだたどたどしいながらも ちゃんと くるりん!くるりん!ふわっ! という、繊細なソフトクリームになってました。
わけわからず、嫌々弾いていた私の子ども時代の演奏とはまったくちがって、フランス風のおしゃれな音になってる。

イメージとか、目標っていうのは、とても大事。
「このように弾こう」という気持ちナシに無理矢理弾くのなら、「ピアノで音楽を」弾いてる意味がまったくないです。
生徒のみなさんは、もし「この曲弾くことにどんな意味があるのか、皆目わかりません。つらいだけです」と思うことがあったら、すぐ先生に言いましょう。
「そうだったのか!」と驚くような 美しい曲の心を説明してもらえるかもしれないし、あるいは
「この曲は美しいイメージはないけど、この指にこのテクニックをマスターさせるために必要な練習だから」というような説明を受けることもあるかもしれません。
それはそれで、はっきりした目標ですから、美しくない曲でも 大いにやりがいがあるというものです。

困るのは、中途半端に非芸術的な「似非(エセ)」の楽曲なんです・・・
まあ、そのお話は、またの機会に。

夏休み明け-M2ちゃん

2009年08月27日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
2週間 レッスンが夏休みになっていても、ちゃんと忘れず、時間通り元気にやってきました。
いつも一人で時間を見て、カギをかけてピアノに来ているM2ちゃん。
プールで真っ黒に日焼けして、元気いっぱいです。
「泳ぎ、上手になった?何メートルぐらい泳げるの?」
「クロールで25メートル。」
「へー、それだけ泳げればたいしたもんだね。もうあとは、いくらでも泳げるよ」
「そうかなあ・・・」
などといいながら、レッスンを始めます。

バーナムのオレンジでアトランダム弾き。それからピンクで新しい課題。
なかなかしっかりしたタッチで、しっかり弾けています。
「ピアノで歌を」の曲集からは、「山のおじさん」が宿題でした。
右手・左手それぞれ、よく楽譜を見ながら、正確に弾いていきます。
「よく練習してあるじゃない?! もう合格だね。それじゃ、次の曲もできそうなんじゃない?」
先生は次のページをめくってみます。
今終わった曲と同じくらいの音の範囲、リズムのきざみも応用で弾けるレベルです。
「やってごらん」と言われて、M2ちゃんはまず右手、それから左手を弾いて確かめてみます。
「ほら~、初めてなのに完璧に弾けてるじゃない!これなら、両手一緒に弾けそうだよ。弾けたら、もうマルだよ」
先生に言われ、M2ちゃんは慎重に弾いてみます。
「できた!」
「すごい!できたね。マル。じゃあ、その次は?ほら、よく知ってる『ジングルベル』だもん、きっとできるよ」
などと引っぱられ、M2ちゃんは、「そうかなあ・・・」と言いながら弾いてみます。
こうして、「次は?」と引っぱられるままに、M2ちゃんはがんばって、夏休み明け初日の今日だけで、4曲の新曲をクリアしてマルをもらいました。
「すごいね!4曲も終わっちゃったよ。ね?やればできるでしょ」
「プールでもそういわれた。『行け!行けるよ』って」
「そうそう。ひとつできたら、あとはそれを思い出してがんばれば、次も次もできるんだよ。プールだって、25メートル泳げたら、もう50メートルだって行けるはず。上の級に合格するのは、何メートル泳げばいいの?」
「クロールで25メートル泳いだから、次は平泳ぎで25メートルなんだ。M2、平泳ぎできないから」
「平泳ぎかあ・・・沈んじゃうの? (-.-;)」
「うん (-.-;)」
そっかあ・・・それじゃ、根性だけじゃムリだね・・・

とはいえ、ピアノでも学校生活でも、生き生きと成長しているM2ちゃん。
2学期からの成長も 楽しみに見守っていきたいと思います。

夏休み明け-Y子ちゃん-

2009年08月26日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小4):
「Y子でーす!」と、いつものように元気な声でやってきました。
この夏休みは、塾の夏期講習に行ったり、下北沢阿波踊りに出たり、バレエの発表会があったり、旅行に行ったり、めいっぱい充実した日々をすごしたY子ちゃんでした。
もちろん、ピアノの発表会もあったんだしね。

けれどピアノも、ちゃんと練習してあって、いつもながら優等生の生徒ぶりです。
夏休み前に右手・左手 それぞれ着手していた「アメリカン・パトロール」を、「ゆっくりなら両手でいっしょに弾けるようになった」というY子ちゃんです。

楽譜をしっかり読んで、確実に練習している様子がうかがえる、よい仕上がりです。
いくつか、音の読み違いやミスなどを直し、先生は曲としての仕上げのため、説明をしていきます。
「これって、ほら、ブラスバンドとかで行進するみたいな音楽なのよ。ブンチャ、ブンチャ、ブンチャカチャッチャ、みたいなさ。わかる? チューバっていう、おっきなラッパ吹いたり、小太鼓をこういう風に前にぶら下げて、んちゃ、んちゃ・・・チアリーダーとかいてさ」
「うん、わかる。」
「ね? そんなときの曲だから、もうちょっと早く弾いた方がいいよね?行進の早さで。ほら、こないだみたいな阿波踊りのとき、昼間に 一番街を、ブラスバンドが行進するんだけど・・・」
「ああー、知ってる。」
Y子ちゃんは、ニコニコして聞いています。
「あんな感じを思い浮かべながら弾いてね。あと、繰り返しに入るところ、P(ピアノ)からだんだんクレッシェンドしていって、バーン!って大きな音になるけど、Pのところは弱々しい音にしちゃダメだよ。この「P」は、よわ~くて悲しげな音って意味じゃなく、「遠く」って意味だと考えてね。
行進が、遠くにいるから音が小さく聞こえる。小さいけど、遠くでは元気に演奏してるの。それが、だんだん近づいてくるから、音もクレッシェンドしていって・・そして最後にバーン!」
「うん、わかった!」
利発なY子ちゃんですから、来週は、きっとバッチリな「アメリカン・パトロール」を演奏してくれることでしょう。

ところで、Y子ちゃんは、クラシックバレエの発表会の前に 南の海へ旅行に行ったので、日焼けした真っ黒な体で舞台に立つことにならないよう、海に行くときもシャツを着たりして 気をつけたそうです。
「だって、日焼けなんかして帰ったら、バレエの先生におこられるんだもん」とY子ちゃん。
「えーっ、小学生なのに、そんなことでおこられるの?」
「そうだよ。日焼けなんかしちゃダメ!っておこられるし、太ったりしてもおこられるよ」

げっ。そんじゃ私はどうなるのさ?
到底 そんなバレエの先生には入門する資格もありませんぜ。

私もこの週末コンサートに出演する予定なんですが、ついこないだ熱海に行って、海がきれいだったもんで海岸で遊んで、さんざっぱら日焼けして帰ってきたばっかりです。
どうせ日に焼けてしまったので、もういいや、と開き直り、毎日炎天下で自転車に乗ったり歩き回ったり。
コンガリと焼き上がり、立派なブロンズのお肌に。
本番は4日後・・・

平気さ~ だって今回弾く曲は、「インドの歌」なんだも~ん♪ (^○^)

メヌエット・ホフマンの舟歌

2009年08月26日 | レッスン日記(小中高生)
Mさん(大人):
「バロック小曲集」から バッハの「メヌエット」、そして近代曲集から「ホフマンの舟歌」を 夏休み前位から始めていましたが、今日、どちらの曲も(ほとんど)合格になりました。

Mさんは、曲をひととおり完成させるまでの期間が 以前よりとても早くなっています。
譜読みや、その後の手指の修得などが格段に早くできるようになっているので、短期間で仕上げられるのです。
これも、コツコツと積み上げた努力の賜だと思います。

また、Mさんのピアノの音は なぜかゆったりとリラックスして聴ける音色なのが不思議です。
メヌエットは バロック時代の落ち着きを感じさせますし、舟歌は けだるい夏の昼下がり、ゴンドラでうっとりと川面を漂うような感じがします。
こう言うと、Mさん自身は「またお上手おっしゃって・・・」と一笑に付してしまうのが常です。
なぜなら 音を間違えたり、リズムが早かったり遅かったり、は日常茶飯事。決して「名演奏!」じゃないのは Mさんも私もよくわかっているのですから。
それなのになぜか、子どもや若い子たちの音にはない落ち着きみたいなものが感じられるのは、本当に不思議なのですが・・・
それはやっぱり、「風格」なんでしょうかねえ・・・?

夏休み明け-Mちゃん-

2009年08月25日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
いつもと変わらない時間、ぴったりに「こんちはー」とやってくるMちゃん。
彼女は、パパもママもお仕事だから、一人で時間を見て、一人で予習をして、また一人で練習をして、ちゃんとピアノにやってくる。
自分一人の力で、ちゃんとピアノライフをプロデュースしてるので、こうして長い休みの後に ちゃんといつもどおりやってくるのは、しっかり自立してる証拠で とても立派だと思います。

夏休み中のこととか、自由研究のこととか、いろいろおしゃべりをはさみながら、楽しく「バーナム」のテクニックをこなしていきます。
テキストの曲は「パッヘルベルのカノン」。
左手の通奏低音が続く上に、右手の細かいバリエーションが次々重なっていく、バロック時代の美しい曲です。
曲の半分あたりから、右手のバリエーションが16分音符の連続になって難しくなってくるので、ペースが落ちてしまいますが、その前くらいまでのところでは、フレーズごとに音を区切って弾く バロック独特の奏法も すんなりのみこんだようで、無理なくなめらかなフレージングで弾けていました。
また、最初のテーマの部分は、ゆったりした8分音符のアルペジオなのですが、このメロディーと左手のバスのバランスは 驚くほど美しく弾けていました。
何も音量のアドバイスなど与えずに宿題にしていただけなのに、こんなバランスで弾けるなんて大人っぽい演奏だなあ、と感心しました。
といって、Mちゃんは 身長こそスクスク伸びていますが、「大人っぽい」とは全く感じられないキャラの持ち主です。(^^;
このように、人は内側に、思いもよらない繊細なジュエリーを秘めているものなのです。
みなさん、一概に見かけで判断してはいけません。(=^▽^=)


夏休み明け-T&Tきょうだい-

2009年08月25日 | レッスン日記(小中高生)
ひさしぶりのT&Tです。
妹のTちゃん(小2):

ピンクのバーナムで、テクニックの練習。
オレンジのバーナムで、ルーレットで曲番を決めてのアトランダム弾き。
そして「ひいてうたって」の曲集で、「たなばたさま」連弾の第1パート。

夏休みが終わっても、Tちゃんのゆったりしたレッスンは健在。
いつもと変わらぬマイペースで、まったりとレッスンが進んでいきます。
けれども、発表会経験をまたひとつ重ねた実績は、着実に身についていて、指の置き方、分散和音の弾き方などにそれが現れています。

お兄ちゃんのTくん(小4):
彼の方はどうしたことか、夏休み前ぐらいからみょ~にテンション高し。
今日も、妹のTちゃんがレッスンしている間、だまってソファーに座っていられない!という感じです。
Tちゃんの横にぴったり張り付いて、ルーレットを先に回してしまうやら、Tちゃんが「えーと・・・」と読み方を迷っている音の名前をサッサと言ってしまうやら、わざと違う読みを教えるやら、代わりに弾いちゃうやら、大騒ぎです。
そうかと思えば、「あっ、オレ、バーナム忘れた。家で練習して、そのまま置いてきちゃった」(-_-;)

ようやくTちゃんのレッスンが終わり、Tくんの番。待ってました。
すると、玄関の外まで帰りかけていたTちゃんが、大きな声で「おにいちゃん、カギ~!」と呼びました。
ピアノを弾こうとしていたTくん、すばやくカギを渡しに飛び出して、「靴、片方だけでいいや」と言っているのが レッスン室まで聞こえてきます。
どうやら、片足だけ靴をはいて、飛び跳ねながら出て行ったらしい。

ややあって戻ってきたTくん、
「ついでに『バーナム』借りてきた」と、Tちゃんのカバンから 自分の忘れた「バーナム」を借りてから 戻ってきているのです。
ぬかりないやっちゃ。笑っちゃうよ(^□^)

ようやくレッスン開始して、先生は「?」と思いました。
なんか、けっこう熱心なんだよね。弾き方・・・
いくつか「バーナム」をやって、また「?」
なんか、分析がするどいんだよね。前からそういう傾向はあったけど、さらにね。
いくつパターンを繰り返すとか、コードがどう流れてるとかってことを、瞬間で見分けて、しかも記憶する、という能力が、前より高まってる。
そのあと「大人のためのピアノ教本」、「おんまはみんな」というミディアム・スウィングの曲で またしても「?」
リズムが弾んでる。スウィングしてる。ごきげんなので、低音部でバッキングをつけてあげて、一緒に弾きました。
そのつぎは「はじめてのブルース」という、シブいスローテンポの、ブルージーな曲...ここまで来て、先生の「?」は、「!」に変わりました。
いいじゃん!ごきげんじゃん、Tくん!
すみません、今日何回かの「?」は、Tくんがこんな一気にバージョンアップしたとは信じられなかったので、何かの聞き違いかと疑っていたのでした。m(__)m
男の子って、女の子に比べて子どもっぽいので、夏を越えて、Tくんがバリバリ男ぶりをあげていたとは知りませんでした。どうやらほんまもんに、バージョンアップしてるみたいです。
わーい、そうなると楽しみだぞ~♪

ねえ、Tくん、ジャズ系やポップス系を、もっとやってみないかい?

月の光

2009年08月23日 | クラシック曲
Cさん(大人):
お盆休みが過ぎて、最初のレッスンです。
といっても、大人の生徒は ほとんどの人が月2のレッスンなので、夏休みとか関係なく、普通に先々週レッスンに来てから1週おいて来ただけなんですが。
でも、子どもたちがみんな「夏休み明け!」という顔で来はじめているこの時期なので、やっぱり何だか「久しぶり~。お休みどうだった?」という気持ちになってしまいます。

「いろいろ遊びに行ってましたね~」とCさん。
でへへ、バレてたか。
このところHP日記が、『遊びに行ったこと』ばっかりだったからな~ しかも連日…
この『日記』、普段は『レッスン日記』ですが、お休みの間は音楽やミュージカル、絵画などを観賞して 感性面を充実させたいですからね。

さて、Cさんの練習曲「月の光」…
始めから通して弾いてもらいました。
以前に比べてリズムがしっかり決まり、安心して聞けるようになって、嬉しく思いました。
ドビュッシーの曲は、声部やリズムが独特でややこしいんですが、Cさんはとても努力したと思います。
音色も、音のひとつひとつがクリアになり整ってきて、最初の頃のような バラバラした感じがなくなっています。
やったぞ♪ がんばったね。
例えて言えば、サラサラと流れる小川のような演奏ができてきた、と言ったらいいかもしれません。

ここに来るまで、ほんとに長い長い道のりでした。
川がよく流れるように、邪魔な石をどかしたり 流れの方向を修正したり、水の中の不純物を丹念にすくい取ったりという 地道な作業を何ヶ月も繰り返して、ようやく 透き通った水がサラサラと流れる小川ができたのです。

これでようやく「月の光」完成! かな?
いいえ、実はやっと、ここから本当の「音楽創り」が始まるのです。
「蒸留水」のように淡々と流れる小川は、いわば「素材」のキャンバスみたいなもの。
この澄んだ小川に、演奏者自身の手で 様々な色彩やドラマを与えていく旅が始まるのです。

あるときは緩(ゆる)やかに、あるときは急(せ)くようにと表情を変えながら流れる水。
水底には魚たちが潜んでいたり、また楽しげに水面で追いかけ合ったり。
花が群生する岸辺を通り過ぎたり、吹き寄せた葉っぱを遠くまで乗せていったり。
夜には月の光を映したり。

ああ、これからが本当の楽しみなの。
音楽を創造する歓(よろこ)びなんだよー \(^O^)/

手首がポイント-その2-

2009年08月22日 | 音符・楽譜・テクニック
S子ちゃんが帰ったあとは、キノパパ(大人)です。

古典派の「ソナチネ」に、真剣に取り組んでいます。大人なのに、こんな正当派の古典に挑むなんて、とてもすてきですよね。
私は子どものときに弾いた「ソナチネ」で、あまり大変だった記憶はないのですが、大人になってから弾く、ということはとても大変だ、ということが、今こうしてキノパパのレッスンを一緒にやって、はじめて私も実感しました。

大人で、しかも男性なんだから手が大きくて、子どもみたいにちょこまか動かずに いろんな音をつかめるだろう、と私は考えていました。
ところが。
大きい手のはずなのに、なぜか音が動くたび、それに合わせて キノパパの手は忙しくあっちこっちに飛び回っているのです。
子どもたちよりたくさん、動き回っています。

どうしてそんなに動き回るのだろう? いちいち手全体を移動させないで、指を拡げて 次の音を押さえればいいのに・・・
そう思いながら観察していて、私は キノパパが大忙しで動き回っている理由がわかりました。

大人の人は、指を大きく拡げる、ということをやってきていないので、たとえ手が大きくても、音から音へ移動するためには やっぱり手全体を持っていかないと届かないみたいなのです。
ピアノに来ている子どもたちは、手は小さく指は短いけれど、体や手が とてもやわらかで融通がききます。
それに 小さいときからピアノを弾いてきて、さらに指が柔らかく拡がるようになっています。そのため、小さな手でも いちいち手を移動させずに遠くの音をつかんだり和音やアルペジオをなめらかに弾いたりができるのです。

私はキノパパに提案しました。
「ひとつひとつの音を追いかけずに、大きなスタンスでポジションを捉えていきましょう。例えば、ここ・・・右手のレシソ、ドラファ、シソミ、のところ。それぞれの3つの音は和音の構成音ですから、和音として手の形を決め、和音の中で順に音を弾くように。決してレ、シ、ソ、とひとつずつ音を追いかけることをしないで・・・また、この部分の左手はシ、ド、オクターブ下のド。この3つも和音として、いっぺんに弾けるような形に手を置き、それから順に弾きます。」
「ああ、前にもそういう練習をしたんでしたね。和音で捉えるという・・・」
優等生のキノパパは、前の学習をちゃんと覚えているのです。
「そうです。はっきり和音とわかるような音使いでなくても、1フレーズは1和音と捉えていいんですよ」
「ああ、そうか・・・なるほど、和音としてつかめば、手はまん中でじっとしていられますね」
「その通りです。なるべく、大きなまとまりでポジションを決め、ポジションからポジションへ移動していくような気持ちで弾いていくと、音がカタカタせずなめらかになります」
「そうかそうか・・・」
キノパパは、しきりに反省しながら、大きく指を拡げて、何度も和音をつかむ練習をしてみています。

「広い範囲の和音はつかむのが大変かもしれませんけど、敢えて指を拡げるように意識してみてくださいね。いちいち移動して、練習量だけで命中させるようにするのは能率が悪いです。はじめは拡がりにくいかもしれませんが、意識的に指を拡げるようにしていけば、だんだん柔らかく拡がるようになりますからね」
「わかりました。なるべく手を移動しないで、たくさんの音を弾けるようなポジションを見つけるようにすればいいんですね」
「そうそう。そしてポジションを決めるのは、手首です。手首を中心に、指を拡げて、その範囲の和音をつかむように。もし、また練習していて、どうしても弾きにくい所やミスタッチしてしまうところがあったら、手首が動きすぎていないか、置く位置が不適切なのではないか、確認してみて」

今日は、偶然 二人の人のレッスンで「手首」の大切さを再確認することになりました。
ふだんあまり意識しないかもしれませんが、とても大切なことなので、みなさんも手首のコントロールを身につけていきましょうね。

手首がポイント-その1-

2009年08月22日 | 音符・楽譜・テクニック
ピアノの夏休みが終わって、久しぶりにS子ちゃん(小5)がやってきました。
「元気だった?」
「すごい元気でした!」
よかったねえ。生徒のみんなが元気に過ごしててくれるのが、何よりのハッピーです。
背も伸びて、なんだか綺麗になってきたよ、S子ちゃん。
もうすぐ11歳だもんな~。
あー、もうちょっとで負ける。(何がっていろいろ。)

夏休みに入る前、新しく茶色のバーナムをわたしていたので、今までの緑の本がルーレットでの「アトランダム弾き」になります。
今日最初に当たったのは、両手一緒の音階を 上から4オクターブ下降させるというものでした。

ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ・・・

「なーんだか、バラバラしてるねえ?」
「うん・・・けっこう難しい・・・」
「そうなの。両手揃えて音階弾くのは、音符は簡単だけど、実はすごく難しいのよ。だって、右手と左手は、指が反対になるでしょ」
「あっ、そうか・・・」
「同じ音の流れを、全然ちがう指で弾くんだもん、バラバラになっちゃうよね。」
「なんか・・・こうやって、手首で合わせたような・・・」
「そう!それよ。それぞれの指のことだけ考えてたら、バラバラになっちゃう。右手と左手は、指は反対だけど、手首は同じに揃えられるよね。」
「ああ、そうですね・・・」
「揃えられる、手首の動きを合わせるの。手首のモーションを同じにしながら、もう一度弾いてみて?」

ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ・・・

なんと今度は、見事にぴったり揃いました。効果は歴然!
「揃った~」
自分で弾いたS子ちゃんも、あまりの違いにびっくりした様子です。
ピアノは、指で鍵盤をひとつひとつ弾いていくので、どうしても指のことばっかりに気持ちが向きがちです。
けれども、指を自由にコントロールするためには、その支点となる「手首」のコントロールが とても大切。
みんなも、手首をリラックスさせて 伸び伸びと動かして弾いてごらんなさい。
なめらかな音が弾けて、びっくりするよ!

ミュージカル「フロッグとトード」

2009年08月19日 | TV・映画・ステージなど
池袋のサンシャイン劇場へ、ミュージカル「フロッグとトード」を観に行きました。
アーノルド・ローベル原作の絵本「ふたりはともだち・がまくんとかえるくん」をご存知の方もたくさんいらっしゃることでしょう。
小学校1年生だか2年生だかの、国語の教科書にも採用されていましたし。
この絵本をベースに、ブロードウェイで制作された「フロッグとトード」というミュージカルの日本版が、数年前から上演されているのです。

主演の「がまくん」を川平慈英(かびら・じえい)さん、「かえるくん」を石丸謙二郎さんが演じていて、日本での公演は 今年で3回目になるそうです。

ヒバリはアーノルド・ローベルさんが好きで「がまくんとかえるくんシリーズ」の絵本も日本語・原書 両方持ってるし、川平慈英さんが大好きなので、タップ教室の友人二人を誘って 三人で観に行ったのでした。
新聞で見たインフォメーションに タップダンスもやるって書いてあったんでね。

夏休みだし、モロ子ども向けの作品だったらどうしよう。ヒバリは子ども向けバッチリOKだけど、友人たちはどうかな (¨;) などと、ちょっとドキドキでしたが、幕が開いたとたん 不安は一気に吹っ飛びました。

慈英さんのダンスのキレの良さ、リズム感の良さは めちゃめちゃごきげん!
それに歌もうまい! 朗々と響く声は ハリがあって力強く、セリフの間のセンスもよく、すばらしいエンターティナーだと絶賛を浴びている(ヒバリから)俳優さんです。

相手役「かえるくん」を演じる石丸謙二郎さんも、TVドラマなどで拝見したことはありましたが、こんな風に歌って踊れる俳優さんだとは知りませんでした。
やんちゃながまくんを穏やかに受け止めながら 深い友情を示すかえるくん役を、見事に演じていたと思います。

どのシーンもよかったけど、ヒバリはやっぱりタップが好きなので、がまくんとかえるくんが箒(ほうき)を持って、落ち葉を掃除しながら歌い踊る タップダンスのシーンが一番好き。
友人たちも やっぱりタップ仲間なので、そのシーンが一番よかったと言ってました。

ミュージカルナンバーも みんなよかったし、何といっても 音楽が生演奏なのが最高。
昨今は、かなりハイグレードな公演でも「演奏は録音」というのが多い中、舞台奥にちゃんと キーボードやピアノ、管楽器、ドラムが置かれていて、全幕通して 生身のミュージシャンたちが 出演者と応酬し 双方の絶妙な間合いで舞台を作っていく様子が、見ていて非常な快感です。
もちろん俳優さんたちも小さなマイクを装着していて、ほとんど始めから終わりまで激しいダンスをしながら、生で歌うんだよ!えらい!

また、主演の二人を支え もり立てる「脇役」は、男女合わせて4人。
この4人が、鳥たちになったり亀やカタツムリになったり、早変わりにつぐ早変わりで おしゃれなバックダンサーやコーラス団、はては舞台装置を転換させたり効果をつけたりの黒子の役割まで、八面六臂の大活躍。
しかもどの人もみんな、充分ソロが取れるよあの人は、というほどの実力の持ち主とお見受けしました。

「フロッグとトード」、ヒバリ的には『大当り』でしたよ~\(^O^)/
友人も喜んでくれてよかった\(^O^)/\(^O^)/

フィナーレのカーテンコール、もっと何度も幕開けてもらって、いっぱい拍手を送りたかったのに、オマケの幕開けは1回だけで すぐに客席のライトがつき、お行儀よく終演となった (^◇^;)

この部分だけが、ちょっぴり「お子様むき」だったのかも。f^_^;

チャティータイムスリップ

2009年08月18日 | 発表会・コンサート記録
ちょっと確認したいことがあって、前にやった「チャティーコンサート」のビデオを探しました。(ビデオよ!DVDじゃなくて)
あったあった。
お目当ての曲は、「チャティーコンサート7th」の中に入ってました。
日付を見ると、2000年9月3日、と書いてあります。
今から9年前のコンサート・・・まだビデオの時代です。

探している曲は、コンサートのまん中あたりだと思うから・・・と見当をつけて、ビデオを早回ししていきます。(なにしろビデオだから。チャプター検索なんてないんだよね)

早回し画面の中のみんなは、すっごく楽しそうで、お客さんも弾く人も、みんなニコニコしています。
ときおり、みんながどっと笑っている様子が、早回しでも見てとれます。
みんな、何をそんなに笑ってるんだろう。楽しそうだなー。
ヒバリは早回しをやめて、普通の速度の「再生」にしてみました。
演奏の順番が来た人が、弾く前にドキドキしてる表情が、とても魅力的です。
また、弾いてる途中は一生懸命で、弾き終わったときのホッとした笑顔が、またすてきです。
MCやってるヒバリのくだらんおしゃべりに みんながどっと笑ったり拍手し合ったり、和気あいあいとコンサートを楽しんでる様子が、なんだかガラスのむこうの世界をのぞき見てるような感じで、楽しいんだけど切なくなりそうです。

だってこれは、過去の世界なんだもの。
よーく見ると、参加してる人のうち 大半の人は、今現在のチャティーには いない人なのです。
白髪のUさん。去年の暮れに亡くなったY先生。体が弱いけど、音楽を喜んでレッスンに来ていたIくん。
その他にも、いろんな都合やいろんなネックで、レッスンやチャティーから消えてしまった人たち。
その人たちが、画面の中では元気に若々しく、楽しそうに笑っています。

9年も前だったら、みんな余程 ピアノや歌ヘタだったかな・・・
一人一人の演奏を聴く前、私はなんだかドキドキしてしまいました。もうすっかり、あのころの演奏がどんなだったかなんて忘れています。
そうしたら、どの人も とても上手でビックリしました。
一生懸命に練習した曲は、初心者なんてことを感じさせず、みんなちゃんと自分の曲をマスターして、すてきに弾いてるのです。

コンサートって、すてきだな~ と、ヒバリは改めて思いました。
いつやっても、何回やっても、それはその時点での「最高峰」なんだ、ということもよーくわかりました。

キャリアの長い人や 上級者の演奏イコール感動、というものじゃない。
どんな初心者でも、もちろんベテランでも、若い人も、若くない人も、みんなが主役であり、みんながスターなのです。
それが、アマチュアコンサートのすてきなところ!
コンサートっていうのは、1回1回がみな珠玉のようなもの。
どの1回も、その時だけの色で、その時だけの輝きを放っているのです。

ひとつひとつの珠玉の中では、みんなが永遠に、楽しく音楽を奏でて、声を合わせて歌い、元気に笑っているのです。

これを機会に、今まで録画してそのままになっている「コンサート」のビデオやDVDを、もう一度ゆっくり見てみようと思います。
貴重な「珠玉」を、ひとつずつ 味わってみようと思います。

熱海のホリデー

2009年08月16日 | その他日記
熱海に 純和風の風流なおうちを建てて、優雅に暮らしているO野さんご夫妻を訪ねました。
さすがに熱海だけあって、自宅のお風呂も本物の「源泉かけ流し」の温泉、しかも岩風呂です。「O野温泉」なのです。

下北沢から ちょうど来た急行に乗って町田まで。そして、うまくロマンスカーに乗り継いで小田原。そのあと、JRで熱海から2駅先「伊豆多賀」で降ります。


海岸線に沿って走る、国道135号線をぶらぶら歩いて行くと、新しくできた海水浴場「長浜ビーチ」がかっこよくてびっくり。
すっごくおしゃれなビーチなんだもん。
ちょいと寄り道だ。ズボンをまくり上げて海の中へ。

O野さんのおうちについて、さっそく温泉に入らせてもらい、夜は「灯籠流しと花火があるから、ぜひ行きましょう」というお薦めで、みんなでぞろぞろ出かけていきました。
私は灯籠流しの本物を見るのは初めてです。しかも、川での灯籠流し、というのはTVなどでなんとなく知っていたのですが、海で流す灯籠というのは まさに初めて。
夕刻、辺りが暗くなってくると、湾をかこむ左右の防波堤から、灯りをともした灯籠が 一つまた一つと、水面に浮かべられます。橋の上から見ていると、不思議なことに 灯籠は、順にひとつずつ 前の灯籠の後に続き、見事に一糸乱れぬ一本の列になって沖へ沖へと流れていきます。
こんな広い海、それもコースなど何も決められているはずもないのに、どうしてこんな整然とした列になるのでしょうか。
一つとしてはみ出たり横にそれたりするものはなく、遠く遠く はてしない漆黒の海のむこうまで 行列はゆっくりゆっくり流れていくのです。
遠くに小さく見える はかなげな灯りが、ゆらゆらと揺れながら 小さく小さくなって、点のようになるまでずーっと続いている様子は、胸迫るものがあります(;_;)


灯籠がすべて流されて、しずしずと遠ざかっていくと、こんどは 湾全体にぐるりとセットされた松明(たいまつ)に火がつけられ、めらめらと燃え上がります。


この松明は「百八体」と呼ばれ、人間の煩悩と同じ数 百八あるのだそうです。
湾の形に、ぐるっと燃える松明の火は すごい迫力です。

松明が燃え尽きてくると、いよいよ花火。伊豆多賀の海上に、大きな打ち上げ花火が次々と上がり、人々は感嘆の声を上げます。
しかし、これは序の口。O野さんの奥さんに「網代の海岸まで行くと、もっとすごいのよ。花火の音がお腹に響いてくるんだから!行く?」といわれ、もちろんのこと「行く行く!」ということで、奥さんとヒバリは早足で、湾の右の端・・・10分ほど歩いた網代の海岸まで急ぎました。
途中、伊豆多賀の花火を振り返って見ながらね。 そして到着した網代の花火!
沿道に座って待ってる観客たちみんなでカウントダウンして、花火が上がった!
うっひゃ~、こりゃすごいわ。50メートルぐらいしか離れてない、目の前の防波堤で花火が上がるので、まさに光の饗宴!
花火を見る、なんてもんじゃない。花火が上から降ってくる!
もう、自分が花火の中にはいりこんでる、って感じだぞ~(@o@)(@o@)(@o@)

いや~、こんな花火はじめて見たよ~\(@o@)/
みなさんも、ぜひ網代の花火見に行ってください!
こりゃ~すごいよ!!!

「ガーデン日記」に関連記事あり。

カラオケ♪

2009年08月15日 | その他日記
クラス会に行きました。

これがまた はるか昔、小学校のクラス会なのです。なんと前世紀!(みんなそうか?)
「20世紀少年」たちが集まり、生ビールをグイグイいきながら懐かしバナシで盛り上がったあとは、当然ながらカラオケということになります。

次々にマイクを握って お気に入りの歌を歌うわけですが…
これがまた、みんなすごくうまいんです。

艶やかな歌いまわしの女の子(だった人)、昔のボーイソプラノから打って変わり、シブい低音を響かせる元少年。
J-POP、歌謡曲、はたまた演歌、どの人も、どの曲も、その人らしく雰囲気が出ていて、リズムも節回しも、すごくいい感じです。
それに何といっても、みんな とっても楽しそうに歌ってる♪♪♪

昔、学校の音楽室で歌わされていた時は、こうじゃなかったと思う。
低学年の時こそ楽しく歌ってたけど、学年が上がるにつれ 声は小さくなり、顔はつまらなそうになり、「音楽ってニガテで…」と言う人が、とくに男子には多かったと記憶しています。

アレは絶対、学校の音楽の内容を決めた人たちが、とんでもない勘違いをしてたからだ、と私は思っています。

きっと彼らは「おんがく」を、「音学」すなわち「音を学ぶ」と捉えていたのでしょう。
だから学校のおんがくは、堅苦しくてつまらなかったのです。
今 自分の意思で、自分の好きな歌を心から歌っているみんなは、おんがくの本質 つまり「音を楽しむ」を 実践しているわけです!

誰でもみんな、音楽が好きなんだよ!
歌うことが大好きなんだよ!\(^O^)/
私は改めて、強く確信しました。

音楽をライフワークとしているヒバリにとって、この確信は、幸せ感がわきあがってくるほどの大きな喜びでした。

それは、マジメに言い換えれば「自らのアイデンティティを確立するに等しい」大きさだったのでした。

新宿・副都心に遊ぶ-PART2

2009年08月14日 | 読書・絵本
さて、屋上カフェテラスでランチのあとは、エレベーターで1Fまで降り 徒歩7~8分のところにある「損保JAPAN・東郷青児美術館」へと向かいます。
ここで「世界の絵本画家原画展」があるのです。


「損保JAPAN・東郷青児美術館」は、新宿副都心のど真ん中、損保JAPAN本社ビルの42階にある、超近代的な美術館です。
損保JAPANビルは 地上200メートル。そして東郷青児美術館は、かの有名なゴッホの「ひまわり」が 特別展示室のほの暗い灯りの中、うやうやしく常設されていたりして、た~いへん格調高くお上品な美術館なのざます。

ところが、そこへ向かう自分のいでたちに ふと気がついたわたくしは、一抹の不安を覚え、思わず歩みが遅くなってしまったざます。
ハイソな方々がお上品に鑑賞する美術館、これまで何度も訪れたことがありますが、そのときはわたくしも、それなりの身なりで臨んでいたわけです。
ところが今日は、このあとタップ教室に行くというのがメインのスケジュールであったため、バリバリそれ用のいでたちであったことに、今気がついたのでした。

脱ぎ着がしやすいように 思いっきりブカブカな(ズダ袋みたいな)膝下パンツ。
アフリカで買ったのかなあ、と思われるようなフラットサンダル。
背中には、タップシューズと着替えで満タンのでかいリュック。
さっき京王の屋上ペットショップで金魚の藻を買ったので、片手にはダサいデパートのビニール袋。
おまけに、家を出るときあわてて着替えたので、トップのチュニックが後ろ前になってることに、さっき電車の中で気づいたのだ。
まあいいや、美術館は薄暗いし、リュックしょってりゃ だれも後ろ前だとは気づくまい。どうせ後ろも前も同じ形だ。ただ襟元の裏に、タグが付いてるだけさ。

などと考えながら到着した美術館でしたが、その原画たちのすばらしかったこと。
今まで絵本で知っていた絵より、本物は色彩が目を見張るほど美しく、奥行き深く、そしてサイズも大きい!
子どもの本のために、画家の方たちは、こんなにも気合いを入れて描いてくれていたのか。
あまりの緻密さに、美しさに、胸がいっぱいになってしまいます。

何も買うまいと思っていたのに、やっぱりどうしても、買ってしまいました。
本日の展示の内容が網羅されているBOOK(1800円)と、ポストカード数枚、それから額に入れるための絵も (*^_^*)

館内のショップに入ったら あれもこれもほしくなって目移りしてたため時間をくって、結局タップ教室に遅刻しました (*_*)