HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ちくわちゃん「アイノカタチ」の楽譜は上級レベル🎵

2024年09月22日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ちくわちゃん(中2):

「今度の発表会でこれ弾きたいんだ!」と言って練習しているのは、MISIAの「アイノカタチ」です。

小学生の頃から 音楽はブルース的なJAZZ系やファンキーなロックなど、マニアックな通好みだったちくわちゃんですが、今回は珍しくJ-popバラードを選んだのは興味深いです。

「先生、楽譜作ってね」と言うので、MISIAのライブ動画を見ながら、ピアノアレンジ譜面を作ったのですが…

ピアノはまだまだ初心者レベルで、しかもまだ13歳のちくわちゃんのために作る楽譜なんだから、「こみいった和音は使わないようにしよう」とか「複雑なリズムはシンプルに変えて」とか手加減してあげるのが、まあ普通ですよね。

ところが、楽譜を作り始めて(このくらいの和音入れたっていいよね。がんばってもらおう)とか(ここはオクターブ連続にしよう。ちくわちゃんのオクターブ迫力あるから)などとやってるうちに、結局ほとんど手加減ナシ、演奏効果最優先の楽譜となってしまいました。

でも大丈夫、弾けるよ。

ちくわちゃんはカンがよくて、微妙なリズムのノリなどがパッとキャッチできるし、フィルインの音型とかもすぐに覚えるしさ。

加えて、手の形がとても良くてピアノ向き、そして打鍵のタッチが素晴らしいので、ついピアノアレンジにも欲が出て、(これくらい、いいよね。がんばって弾いてね)とガチの譜面になってしまうのです。

それでもちくわちゃんは嫌とも言わず、コツコツと練習しています。

ヒバリ教室のデフォルトとも言える「コードでの伴奏読み取り」はちくわちゃんもやってるのですが、彼女はけっこう「音符を読む派」で、コードを手がかりにしながらもじっくり音符を読んで弾いている… 

…ってここまで書いてきて思ったんだけど、もしかしてちくわちゃんって、実はなかなかの「ピアノ優等生」じゃん⁈

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アンドレ・ギャニオンを弾こう🎵

2024年09月21日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

りらつくまさん(メンズ):

猛暑の8月にヒバリ教室に入門して、もうすぐ2ヵ月。

美しいゆったりとしたピアノ曲が好き、ということで レッスン第1曲に選んだ「渚のアデリーヌ」が努力の甲斐あって先週で完成!

なんと今月の末に開く「大人の音楽パーティー」にも参加を決意、この曲を弾くことになりました!\(^o^)/ すごいですね🎵

そして今日は、次のレッスン候補曲として、大好きなアンドレ・ギャニオンの楽譜を2曲 ダウンロードしてきました。

1曲は「めぐり逢い」です。

A.ギャニオンの代表作とも言うべき よく知られた曲ですが、りらつくまさんいわく「♭がいっぱいでとても難しくて無理」

なるほど…フラットが4つ付いた♭♭♭♭(変イ長調)なんですね。

そしてもう1曲、同じくA.ギャニオンの「愛につつまれて」。

「こちらはハ長調なので弾けるかも、と思ったけど、楽譜を見たら、左手の伴奏の音が飛んでいて難しいのがわかりました」とりらつくまさん。

先週、「めぐり逢い」の楽譜を りらつくまさんと一緒にweb上で見たときに、♭♭♭♭(変イ長調)→半音下げてト長調にすれば、♯一つだけになって一気に簡単になりますよ、と軽く言ったら、今日りらつくまさんは、変イ長調の楽譜の音符一つ一つにト長調読みのカナを振ってあった!

そんな頭がゴチャゴチャになるようなことしなくても、私がキーチェンジした楽譜作るから待って!

そして、そうだ、楽譜ができるまでの間、こちらの「愛につつまれて」、これをやってみましょうよ。

「左手の楽譜が難しそう」ってことなので、左手はコードで弾くことにして。

この曲を使ってコード奏法を練習しましょう!

幸い、楽譜にほコードネームが振ってあります。これを見て、コードの基本形で伴奏を付ける練習をするのです。

よしよし、いいアイデアだ。

ってことで、りらつくまさん、来週はいきなりのコード奏レッスンに突入です。

乞うご期待!

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セルジオ・メンデスさん🌟

2024年09月08日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

セルジオ・メンデスさん亡くなったんですね…😭

1960年代に ボサノヴァやラテンロックなどで活躍していた人なので、ご存命なら相当の年齢なのかと思っていたけど、没年齢83歳だったとは ちょっと驚きでした。

まだ周りにいる現役のおじさんたちと変わらない年齢だよね?

ということは、すごい若い時から世界的ミュージシャンだったんですね。

彼の代表作「マシュ・ケ・ナダ」というタイトルは知らなくても、曲を聞けば「ああ、あの曲!」と思い当たる人は多いと思います。

ボサノヴァのかっこいいリズムと独特のメロディーや和音、ごきげんなピアノワーク。

世界中の人に演奏され、1966年のリリースから2024年の今に至るまで、いろんなミュージックシーンでカバーされ続けている、まさに世紀を超えたスタンダードナンバー!

私も、何度演奏したことか。

ピアノで弾いたり、エリクトーンで弾いたり、コーラスで歌ったり、

教室の生徒にも発表会や練習課題として弾かせたりグループ合奏にしたり…

ほんっとに大好きな曲、そしてセルジオ・メンデスさんの音楽やピアノスタイルが大好きでした。

オリジナル曲だけじゃなく、ビートルズナンバーや その他の楽曲もカバーしていて、バンドも セルジオ・メンデス&ブラジル’65、ブラジル’66、ブラジル’77、ブラジル’88、などと常に進化し続け時代に乗っている、永遠の現役ミュージシャンでした。

いなくなってしまって本当に残念、寂しいです😔

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「ホームアローンのテーマ」すてきな曲🎵

2024年09月07日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ひよこちゃん(小4):

ヒバリ教室に入って2ヶ月です。

ヒバリ教室では、毎年12月最初の日曜日に発表会を行なっているので、ひよこちゃんもそろそろ どんな曲を弾くか考えないとね?

ひよこちゃんは、うっとりするような美しい曲、ちょっぴり切ない感じの曲…そういう感じのが好き、と言ってたので、

「こういうのはどう?」と「思い出のどこかに」という曲を提案してみました。

映画「ホーム・アローン」のメインテーマで、どこか懐かしい、胸に迫るようなメロディーがキラキラとしたオルゴールのように響く曲です。

「すごくいい!これ弾きたいです!」と即答だったので、先週、まずは1コーラス分のメロディー楽譜を渡しておきました。

今日からさっそくレッスン開始です。

ひよこちゃんは、先週渡した楽譜を、ちゃんと予習してきてありました。

感心だ。すぐに伴奏の練習に進められるね。

「イントロは、高い音で、この形にしよう」

先生が、左手の五線譜に高音部でのアルベルティ・バスの形を書き込みます。

ひよこちゃんがこれまで習ってきたパターンなので上手に弾けると思います。

「メロディーの部分は1オクターブ下げて…落ち着いた感じに….ねっ?」

「うんうん」

「あと、このつづきはね、コードネーム見ながら自分でやってきてみて?できるかな?」

「んー…がんばればできるかも…」と ひよこちゃんは自身なさそうですが

「できるよ!コードちゃんとわかったじゃない?ここまで、なめらかに弾けるように練習してきてね」

「はいっ、がんばります!」と元気よく返事して、ひよこちゃんは帰っていきました。

なんか、どんどん順調に進みそうだ。

楽しみだね🎵

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「星に願いを」自分でアレンジしてみよう🎵

2024年08月24日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ひよこちゃん(小4):

お引越ししてきて ヒバリ教室に転入しました。

前に住んでいた所で 小さいときからピアノを習っていたとのこと。

チェルニー練習曲や音楽教室のテキストなどを使ってテクニック面はきちんと進めていたので、それは引き続き使っていくこととし、並行してもう1本、身につけたテクニックや知識を生かして自分でアレンジや表現を工夫していくレッスンもやっていこうということにしました。

先生が用意しておいた「片手で弾ける!Disney(ディズニー)メロディーズ・ベスト - HIBARIピアノ教室レッスン日記♪の中から、この前は「口笛吹いて働こう」という軽快な曲に伴奏をつけて仕上げ、今回は「これがいい!この曲が好き」と選んだ「星に願いを」のアレンジをやっています。

まずは一通り、コードネームを見ながら伴奏をつけたら、次にはメロディーを重音にしたり、伴奏に豪華なアルペジオを加えたりと、先生のアドバイスによって少しずつ曲がステキになっていき、その度にひよこちゃんは「わあ、本当に豪華になった!やってみる🎵」と目を輝かせて、すぐにアレンジが加わった部分を弾いてみています。

来週くらいには、これまでに加えたアレンジをなめらかに弾けるようにして仕上げられそうです

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「テイクファイブ」リズムキープできた🎵

2024年08月22日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

げじこさん(レディース):

バッハが好きなげじこさんですが、「ジャズもやってみたいのよ〜」とのことで、「スタンダード・ジャズピアノ」の本を購入し、知っている曲や好きな曲を少しずつやってみています。

今は「テイクファイブ」を練習していて、この曲を 9月にやる「大人の音楽パーティー」でご披露したい、という目標に向かってがんばっています。

ただ、1つ問題があって、げじこさんの弱点は「リズムキープ」ということ、そして、この「テイクファイブ」は、ジャズの中でも特別級に「リズムがとりにくい曲」ということ。

この2つの問題が、テイクファイブの練習を始めた頃からずっと、大きな壁として目の前に立ちはだかっていたのでした。

まずジャズ独特のノリがわかりづらい。

テンポが速い。

途中で止まったり迷ったりはご法度。

げじこさんに限らずですが、クラシックだけ、それもソロだけしか経験していなくて、「テンポキープ」がけっこうな弱点となっている人は多いです。

不得意な部分や難しい箇所はノロくなってしまったり、逆に得意な部分は必要以上に速くなってしまったり、それから1.2.3.4…と数えるビートが不揃いだったり、休符や長く伸ばす音符をきちんと伸ばさなかったり、また、部分部分は弾けているのに、次のメロディーに入るきっかけのところで余分に待ってしまったり…

本当はどんな音楽でもテンポキープは大事だけど、百歩譲ってクラシックだと「タメ」と言って強引に通せる「無用な間合い」も、ジャズでは通りません。

そんなこんなで、げじこさんも随分前からテイクファイブに取り組んでいながら、レッスンのたびに「待っちゃダメ!」「勝手に伸ばさない!」「拍が1個増えてるよ!あっ、次は2拍足りない」などと、厳しいダメ出しをされていたのでした。

それが今日は、すごい集中力で、危ない所も弾き直しをしないようにがんばっています。

これなら大丈夫かも?!

ヒバリは小さい音でドラムを合わせ始めました。

何とかいけてます!がんばれ!

とうとう最後まで弾き終わって「あ〜、ひきずられる〜」と言いながら、最後までテンポキープして弾けました!大変な精神力です。

これなら、9月の本番でも、ドラマーを翻弄せず ちゃんと合わせることができるよ。(きっと)

げじこさん、お疲れ様です。

がんばりました!

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アリエルとパイレーツ、2つの海の曲🎵

2024年06月04日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ひまわりちゃん(中3):

今年は中3の受験生です。

発表会の曲は 春のうちに早々仕上げてキープし、このところ数ヶ月は、楽譜通り弾くクラシックではなく、コードネーム付きの楽譜から自分でアレンジして弾く練習中心にレッスンしています。

先月仕上げたのは、映画「リトルマーメイド」の中の「パート・オブ・ユア・ワールド」。

海の底で生まれ育ったアリエルが、陸の世界に憧れる気持ちを歌う曲です。

オリジナル演奏を聴いたり動画を見たりしながら、アリエルの世界をイメージ〜再現していきます。

冒頭はキラキラと輝くような16分音符の連続パターンを使い、さざ波や水に湧き出ては消える泡のイメージを表現。

アリエルの小さな憧れのメロディーから、だんだん大きく広がる夢と希望を 大きくうねるアルペジオや厚みのある和音で歌い上げ、最後はまた キラキラした泡と波を表して終わります。

ひまわりちゃんの最も得意とする、うっとりするような「美し系」の曲が出来上がりました。

さて、次は何する?

「アリエル」と同じディズニーの本から「じゃこれにしようかな」と選んだのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ「彼こそが海賊」です。

独特なイレギュラーリズムがちょっと手ごわいですが、「血湧き肉躍る」まさに勇ましい海賊の曲。

いろんなバージョンでいろんな人がカバーしていますが、

「オーケストラバージョンがいい」とひまわりちゃんがコンセプトを決めました。

この二つの曲、同じディズニーの曲、しかも 同じ「海」を舞台としてるんだけど…

その内容はまるで正反対!

かたやロマンティック、かたやスペクタクル。

「ほんとだ。面白いね〜」とひまわりちゃん。

ロマンティックが得意なひまわりちゃんだけど、荒々しい海賊のドラマをどう表現してくれるか。

楽しみです

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ゴマちゃん タイタニックを練習する🎵

2024年05月12日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ゴマちゃん(中1):

「『タイタニック』の曲が弾きたいの。どうやって弾いたらいいの?」と聞いてきました。

「ああ、『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』だよね?🎵ラーララーラー ララ〜…」

「そう、それそれ!」

この曲は、今から30年近く前に公開された映画「タイタニック」の主題歌です。

ゴマちゃん、多分最近、その映画を見たんでしょうね。それで、その感動を演奏に昇華させたいという気持ちでいっぱいなんだと思います。

すばらしい。ぜひ素敵に弾いておくれ。

確か楽譜があったはず…と、手元の楽譜ストックの中から探してあげました。

見つかったのは、きっちり書き込んであるピアノ楽譜でしたが、譜面の上に振ってあるコードネームを見ながら、アレンジしていく方法をとります。

まず最初は 高音で静かに….

これから起こる悲劇を予感するかのような切ないイントロです。

「こう?」ゴマちゃんが弾いてみます。

「そうそう。いい感じだよ」

Aメロ、Bメロと進むにつれて、音域を広げ 右手のメロディーは和音やオクターブを使って厚みを増し、左手の伴奏は 深い海底へ潜るかのように低音域へと幅をひろげる。

「クライマックスは音量MAX、荒れ狂う海。襲いかかる波にさらわれる人々。『ジャック〜』『ローズ〜』そして最後… ジャックたちが沈んだ海は、また何事もなかったかのように静かにさざ波を寄せているだけ。ザブ〜ン…ザブ〜ン… そうだ、この左手は、徐々に徐々に消えていくように弾こう。鎮魂歌のように、教会の鐘のように、あるいは亡くなったボクサーのための10カウント・ゴングのように… そして最後は左足のソフトペダルを使って… シーン…」

「(T o T)悲しいじゃん〜」

「そうよ。悲しいのよ。心を込めて弾いてね」

ゴマちゃん、「タイタニック」の曲を、学校の音楽の時間に披露するそうです。

がんばって、みんなの心に響く演奏をしてね。

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メジャーリーグスタジアムのオルガン🎵

2024年05月04日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲



大谷翔平選手の大活躍のおかげで、野球人気爆上がりですね。

BS放送では、メジャーリーグの中継で大谷選手の活躍が連日観られます。

その放送を観ていたら、バックに流れてる音楽… うわあ、オルガンだ。

エレクトーン、とかハモンドオルガン、とかメーカーによって名称は違うけど、つまり「電子オルガン」の音色。

アレは、録音ではなくリアルタイムでオルガン奏者が即興演奏してるんですよ。

なぜ知ってるかっていえば、昔 ヒバリ先生はアレをやってたからです。

神宮球場でね。

今 神宮では、あんなのやってないよね?昔々の前世紀の話だからね。

などと思いながら、毎日懐かしくメジャーリーグの試合を観戦してたんですが、昨日、テレビで「野球スタジアムのオルガン奏者」の話題が取り上げられていて、演奏者や弾いてる様子が放送されてたので、へー、結構なネタになるのかな?と思い、ここに書くことにしました。

オルガン奏者は、試合開始前に 外野席のもっと上の方にあるちっちゃなブースに入り、試合が始まる頃からBGMを弾き始めます。

小さな窓から試合を見ながら、臨機応変に即興演奏で試合を盛り上げます。

ホームランや大ヒットが出たら 盛大にファンファーレ。

緊迫した場面ではドキドキ感を盛り立てる音楽。

フライが上がったら、ぴゅ〜〜〜ん、とシンセサイザー音。

あと、チェンジの合間に軽快なBGM。

久々に懐かしいオルガン演奏付きの野球を観て、なごんだヒバリでした


東京ドームでは今もやってんのかな?オルガン…

こんな感じですよー

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ドクターはカントリーがお好き🎵

2024年02月25日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ドクター(大人)はヒバリ教室のベテランメンバーで、クラシック音楽ではショパンやチャイコフスキーなどが一番大好きなロマンチストです。

また、その一方で、「スチールギター」の演奏にも長(た)けていて、発表会ではハワイアンの曲やカントリーミュージックの演奏で いつも大活躍してもらっています。

ドクター、とりわけカントリーミュージックが大好きなのだそうです。

「カントリーってね」とドクターは言います。

「昔からある音楽だけど、今でもカントリーやる人はいっぱいいて、時代と共にどんどん新しい曲ができてるし、進化を続けてるの。だから古くならない。いつでも現役で新しいの」

へえー、そうなんだ。

「ジャズはねぇ…」

ドクターはジャズもよく聴いてるのですが。

「新しい曲って出来てこないよね。古い曲ばっかりやってる。進歩がないよね」

ふんふん、なるほど。

「カントリーはいつまでも若いけど。あのね、ジャズはね」

ここでドクターは、いたずらっ子みたいにちょっと声をひそめて…

「ジジイ!あははー」

と言い放って大笑いしました。

ドクター… もう還暦もとっくに超えてるんだけど、「ジジイ!」と嘲笑するとは…若い!

ドクターが、YouTubeを開いてスチールギターの動画を見せてくれました。

「スチールギター・ラグ」という曲です。

「いつか弾きたいと思ってるんだけど、テンポが速いから…」

だったら今年やりましょうよ!と思ったヒバリ先生であった。

そうだよ、今年の発表会でコレやりましょうよ。

ドクター、期待してるので頑張って〜

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バラードってどんな音楽?

2024年01月22日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

「ブギウギ」そして「ブルース」に 続き、今日はもう一つ 、音楽のスタイル「バラード」についてお話ししようと思います。

バラードって、海外ポップスやJ-POP、それに昭和の歌謡曲などにもたくさんありますよね。

「○○バラード」、「○○のバラード」などなど

ゆったりしたテンポとリズム、柔らかな曲調、包み込まれるようなハーモニーやメロディー、しみじみした歌詞。

概(おおむ)ねこのような特徴を持った曲が 、「バラード」というジャンルに括(くく)られています。

「スローバラード」と言ったりもしますね。

しかし、これはポピュラー音楽における「バラード」。

クラシック音楽の「バラード」は また別の意味を持つので、気をつけましょう。

クラシック音楽での「バラード」の起源は中世ヨーロッパに遡(さかのぼ)ります。

その当時の吟遊(ぎんゆう)詩人、つまり街角で 歴史的な事件や出来事、騎士物語などを歌物語にして弾き語りした人たちの歌った歌をバラードと言い、次第にそういう物語や叙事詩を下敷きにした音楽、または物語性を含んだスタイルの曲を指すようになりました。

ピアノ曲や管弦楽、ピアノ曲ではショパンのバラードなど、たくさんのバラードがありますが、物語性を持ったドラマチックな曲が多いです。

生徒のみなさんに身近なものでは、ブルグミュラーの「バラード」がありますね。

まるでロールプレイングゲームの画面が目に浮かぶようなドラマチックな曲で、なぜこれがバラードなのかな?と不思議に思った人もいるかもしれませんが、そういうわけでポピュラー音楽とクラシック音楽の「バラード」は 別もんなのです。

イメージで表すと

「バラード」(ポピュラー)と「バラード」(クラシック)の違い、って感じかな。

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ジャズのブルースのこと

2024年01月18日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

昨日のつづきです。

昨日は 日本の歌謡曲の「ブルース」についてお話ししましたが、今日はジャズの「ブルース」についてお話しします。

ジャズの音楽用語「ブルース」は曲の形式を指す用語で、サイズとコード進行が決まっています。

ブルースの特徴は、ざっと次のようなことです。

  1. 曲のサイズは12小節。

  2.コードの流れが決まっている。

  3.  メロディー(アドリブフレーズ)     にはブルースケールを使う。

※ブルースケールとは、音階にブルーノート(♭)を含んでいて、それは音階の3番目、5番目、7番目の音。

 …って、これじゃ全然ピンときませんよね。詳しい説明を省きまくってるので、スミマセン 

説明がわりに、下に実際のブルース動画リンクを貼っておきますので、なんとなく実感してください。


補足ですが、ブルースは、基本 アドリブを次々展開していくものです。そして、その演奏に多く使われるのはブギウギのリズムです。

ブギウギのブルースって、最高にごきげんなんだよ!

みんなー、聴いて、好きになってね!

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朝ドラ「ブギウギ」の中のブルース

2024年01月17日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

昨日は 朝ドラで使われてる「ブギウギ」という音楽についてお話ししましたが、今日はもう一つ、同じく朝ドラの中で歌われている「ブルース」についてお話しします。

ドラマの中に「別れのブルース」とか「雨のブルース」とかの歌が出てきますが、昭和時代にはこの他にも「○○ブルース」というタイトルの曲がたくさん作られていました。

ですが これらの「ブルース」、実は 日本独自のジャンル。曲の構成やスタイルに確固とした決まりはなく、哀調を帯びた、あるいはペーソスを感じさせるムード歌謡に「ブルース」というタイトルをつけていたのではないかと思われます。

一方、本来「ブルース」というのは、ジャズの中の一つの音楽形式で、日本の歌謡曲の「ブルース」とは全然別もんなのです。

それについては、次の記事で説明しますね。

以下、次回に続きます。

To be continued!

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ブギウギって大阪発祥なの?

2024年01月16日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

NHKの朝ドラで 現在(2024年1月)放映されているのは「ブギウギ」というドラマですね。

「ブギの女王」と呼ばれた笠置シヅ子さんをモデルとしたドラマなんですが、ドラマのタイトルにもなっている「ブギウギ」って、そもそもどういう意味でしょう?

音楽のスタイルの1つなんじゃない?とは皆さん認識されてると思うんですが、今日びっくりしたのは、ある人から「ブギウギって大阪発祥の音楽なの?」と聞かれたことです。

ドラマの舞台が戦後の大阪、そしてモデルとなった笠置シヅ子さんのイメージから、てっきり大阪のおばちゃんの流行歌が起源なのかと思ってた、という誤解を生んでいたようで…

いやいやいや、ブギウギは ジャズの一種なんだよー。だから発祥はアメリカ!

原語では boogie woogie と書くんだけ

ど、始まりは1920年代頃の黒人のジャズピアノのようです。

特徴はパンチの効いた独特のバッキングでブルースを奏でるスタイルですね。

演奏動画の一例を貼っておきますね。

Boogie Woogie Piano

※「ブルース」についても、日本では誤解されてる部分があるので、また後日お話ししようと思います。

話は戻ってブギウギですが、1940年代ぐらいにはダンス音楽へと発展し、その時代のブギウギ=ロックンロールミュージック と言ってもいいと思います。

めっちゃんこテンポの速い「ブギウギダンス」の動画が YouTubeなどでも見ることができますので、1本貼っておきます。

BOOGIE WOOGIE - Nils and Bianca

みなさーん、ブギウギはアメリカのジャズミュージックですよー。

決して大阪のおばちゃんの歌じゃないので、覚えておいてね。

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坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」が弾きたい🎵

2023年04月06日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

黒ねこちゃん(新小3):

「あのね、あのあの人が作った曲が弾きたいの

レッスン室に入ってきてすぐに言いました。

「あの曲… あのね、亡くなっちゃった人何ていう名前だっけ? その人が作った曲なんだけど」

「坂本龍一さん?」先生は聞きました。

坂本龍一さんが亡くなったニュースが、一昨日 日本中に衝撃を与えたばかりでした。

「うーん、そうかな?」と黒ねこちゃん。

「こんな曲?」

先生はピアノで弾いてみました。「戦場のメリークリスマス」、あまりにも有名な、坂本龍一さんの代表作ともいえる作品です。

「あっ、そうそう!それ!うわー、先生すごい上手。あの人のとおんなじだ」

黒ねこちゃんは衝撃に打たれたように立ち尽くしています。

「今の先生のピアノ聴いて、ますます弾きたくなった!」

「そうなの?いいよ、弾けば? 確か楽譜があったはずほら、あったあった」

「いいの?!難しいかな

「大丈夫、弾けるよ、がんばれば。あの、もしかして発表会に弾きたいの?」先生は聞いてみました。

元気で、スピード感あふれる曲や細かいスケールなどがたくさんある曲が大好きな黒ねこちゃんには、もう 発表会用に、カバレフスキーのエチュードを候補曲として選んでありました。

「うん… ボク、早い曲が好きだし(黒ねこちゃんは女の子だけど、最近 自分のことを「ボク」と言ってる)、去年は「千本桜」弾いたけどさ。 たまには、こういう静かな曲もいいかな」

「いいよぉ〜」と先生も大賛成。「これにしようよ!発表会」

「うん!」

いつも元気な黒ねこちゃんですが、実は心の中にすごく繊細な魂が宿っているのを感じます。

「戦場のメリークリスマス」の曲が大好き、というのも、8歳という年齢にしては驚きだし、坂本龍一さんが亡くなったと聞いた時は泣いちゃった、という黒ねこちゃん。

「坂本さん、天国でピアノ弾いてるかな」と言いながら、さっそく楽譜を見てイントロ部分を弾き始めています。

黒ねこちゃんの心のこもった演奏… 楽しみです