HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

トムは真夜中の庭で

2013年04月02日 | 読書・絵本
5年生のTちゃんや 子どもたちの成長が早い、という日記を書いていて、頭に浮かんだのが「トムは真夜中の庭で」という本です。
これは、イギリスの女流作家フィリパ・ピアスが書いた、一応は児童文学というジャンルに入れられている作品ですが、むしろ大人が読むと深い味わいのある物語だと思います。
私の別サイト「絵本の部屋」にも載せているので、読んでみてね。
「スケートの絵本」の中にあります。

内容については、昨日の日記にも張ってあるリンクなどからお読みいただくとして、この「トムは真夜中の庭で」では、不思議な少女ハティがどんどん成長していく、というのがすごく印象的なのです。
それで、私は 生徒のみんなが 見るたびに成長していく姿を見て、いつもハティのようだと思ってしまいます。

そして、ハティを思い出すと、私にはもう一つ、思い出す小説があるのです。
それは、アメリカのロバート・ネイサンが書いた「ジェニーの肖像」。


時空を超えて出会う少年(青年)と少女。
少女だけが どんどん成長していく。
「時」が重要なキーワードとなっている。「もう時間がない」というセリフが、どちらにも出てきます。

こういう共通点があるのですが、もう一つ、どちらにも「スケートの場面」があるのも、不思議で素敵な共通点!
ほら、ヒバリはスケート好きだから

ただ一つ、決定的にちがうのは、「トム」の方は 間一髪、『時間に間に合って』ハッピーエンドなんだけど、「ジェニー」の方は、『間に合わなかった』こと・・・
こっちは、「トム」と違って、大人の小説だから、ハッピーエンドにならなくても仕方なかったのかな

どちらも映画になっていて(「トム」は日本では未公開)、私は両方ともYOUTUBEで観ました。いい時代だ!
「トムは真夜中の庭で」、そして「ジェニーの肖像」、どちらも小説も映画もとてもいいので、興味のある人は見てみてくださいね。

ピアニストの脳を科学する(古屋晋一・春秋社)

2013年03月31日 | 読書・絵本
この間、ふと目に留まったので読んでみました。
筆者は 工学・医学のスペシャリストでありながら、一時はピアニストの道も夢見たというほどピアノにも卓越している人です。
その筆者が、ピアニストの脳と体が、どのような働きをしているのかを、研究と実験によって徹底的に探究した結果をまとめたのが、この本です。
興味のあるひとは、読んでみてください。

「まえがき」から抜粋すると

『超絶技巧の大曲を、いともたやすく、華麗に弾きこなすピアニスト』
『膨大な数の音符をすべて頭の中に記憶し、それを左右の10本の指を使って正確無比にアウトプットしつつ、聴く人を心の底から感動させるような、芸術的な演奏を繰り広げる』

と なんかすごそうに書いてあって、おおっ♪ と感動してしまいます。

 調査によると、ピアニストは、多い曲では 1分間に数千個もの鍵盤を打鍵するということもあるそうです。
そうか、私らは 知らずに、そんなたくさんの音を弾いてたのか・・・
そしてまた、

『ピアニストは、感性豊かな芸術家であるとともに、高度な身体能力をもったアスリート』であり
『優れた記憶力、ハイスピードで膨大な情報を緻密に処理できる、高度な知性の持ち主』であり
『実に不思議な能力をもった、世にもまれな存在』なのだそうです。

どやっ
ピアニストはすごいんだ!

この本の中には、さまざまな仮説や実験の報告と、それによって引き出されたピアニストの能力や、脳の状態などがこまかに記されています。
それによると、ピアニストは、音楽家でない人よりも、小脳の細胞が50億個ぐらい多いそうです。
また、子どもの頃からピアノを練習した人は、脳の発達が顕著とのことです。

ひとつの例として、ある複雑な作業をするのに、ピアニストとそうでない人とでは 脳の使い方に差があり、ピアニストはあんまり脳を使わなくても、それぐらいの作業はちょろい、というぐらいに発達した脳を持っているのだ。

このことは、4年前に私がHPの「音楽のツボ」に書いた内容を裏付けるものです。
「マジシャンの脳 ― ピアニストも」というタイトルで書いていますので、読んでみてください。
ピアノのすすめ・POCO A POCO通信

ピアノを練習するということは、豊かな感性を育てるのももちろんのこと、脳を発達させ、アタマそのものをよくするのです。
そして、性能の高い脳は、身体コントロールも高度にするので、何事においても卓越した能力を養うこととなります。

小さい頃からピアノを習わせてもらったみなさんは、親にたくさん感謝しましょう。
そして、ピアノを練習する時間を削って 勉強時間を増やす、というのはあまり得策ではなく、たっぷりピアノを練習して、アタマそのものをよくする、というのが効果的な方法なので、これをおすすめします。

「レ・ミゼラブル」のガイドブック(?)

2013年02月06日 | 読書・絵本
「レ・ミゼラブル百六景」鹿島 茂・著  文春文庫 ¥860
をご紹介します。

初出は 1987年の単行本ですが、このほど映画「レ・ミゼラブル」の公開に先立ち、文庫化されて、文春文庫の中に登場しました。
超大河小説「レ・ミゼラブル」のあらすじに沿って、合計百余の場面を設定し、フランス文学者である著者の解説がなされています。
見開きページの片側にはすべて原書版の挿絵が挿入されていて、小節の文章に表わされていない当時のパリの風景や風習、人々の考え方などがよくわかります。
挿絵って、作品が書かれた当時(19世紀)の美しいリトグラフですから、それを見るだけでも非常な価値があると思います。

”なぜジャン・ヴァルジャンは、パリのその街区に身を隠したのか?
里親から虐待を受けるコゼットが、夜店で見ていた人形はどこ製か?
19世紀の美麗な木版画230葉を106シーンに分け、骨太なストーリーラインと、微に入り細を穿った解説で、“みじめな人々”の物語をあざやかに甦らす。
長大な傑作の全貌がこれ一冊でわかる。”
(Amazon・「BOOK」データベースより)

小節を読んだだけではわからない、19世紀のフランスの社会背景や裏話、人々の宗教観や貨幣価値などが、この本を読んで初めて「ああ、そういうことだったのか」とわかってきます。
おすすめです!

なお、レビューなどで「これを読んで映画に臨めば、予備知識ができてわかりやすい」という意見もありますが、ヒバリとしてはあくまで、小説や映画を観た人が、より深く内容を知るためのもの、というスタンスをおすすめします。
旅行した時のビデオや写真は、旅行で体験した数々の思い出を もう一度楽しんで思い出すこと。
旅行してないのに 人が旅行したときのビデオや写真を見せられても、楽しさは伝わらないと思いませんか?
それとおんなじことだと思うんで、やっぱり映画を観てから、読むことをおすすめしたいです。

翻訳について-イマジネーションの世界

2010年08月10日 | 読書・絵本
先日、ミュージカル「Love Of Seven Dolls・七つの人形の恋物語」を観てきての感想を日記に書きました「Love Of Seven Dolls・七つの人形の恋物語」
ポール・ギャリコ作の この短編は、私がとても好きで、何度も読み返していたものです。
私が持っているのは、矢川澄子翻訳の角川文庫です。 
翻訳ものというのは、どこかぎこちないところがあったり日本語が美しくなかったりと、ほとんどの場合不満なのですが、矢川さんの日本語はとても流ちょうで美しくて、文学の香り高いものでした。
とても満足していたのですが、舞台を観た機会にと思い、オリジナル版のペーパーバックを取り寄せてみました。
 Love Of Seven Dolls/ポール・ギャリコ作

これがなんと、予想外に新鮮だったのです。
同時に、日本の奇才・矢川澄子訳をもってしてもなお、やはり完全には訳しきれない「翻訳」のもどかしさを感じさせられました。
もちろん 矢川澄子さんのは名訳だと思います。
文学的な格調高く、それでいて登場人物たちはチャーミングでセリフも生き生きとし、私は これほど素敵な翻訳はめったにないと思っています。
ときには、「英語の原文より、日本語のこの訳文の方がおしゃれですてきだなあ」と思う所などもあって、翻訳ということを忘れてしまうくらい、真に迫るものがあります。
また一方では、日本語という言語の持つ微妙なニュアンスや抽象性のせいか 意味があいまいになり、英語の端的なフレーズを読んで初めて、意味がわかるところもありました。誤訳だと思う部分もありました。当時の日本では知られていなかったであろう欧米の習慣などは、翻訳の仕様がなかったのだろうと思います。
このように、翻訳は 良いところも悪いところも併せて、楽しむものだと思います。



「ハリー・ポッターシリーズ」の日本語版に対する誤訳・演出過剰などの悪評は、みなさんも聞いたことがあると思います。
「ハリー」と矢川澄子さんでは格がまったく違いますが、大事なのは「翻訳本は決してオリジナルではない」ということなのです。

「伝言ゲーム」という遊びがありますね。
ある短いメッセージを、次々と隣の人に伝えていくと、最後にはぜんぜん違うものになってしまう・・・
みんなが無意識に、自分のイメージで言葉を置き換えたり、印象強かったところを強調してしまったりして、知らず知らずのうちにアレンジされていってしまうのです。

「翻訳もの」というのは、これに似ていると思います。
一つの言葉を選ぶたびに、翻訳者の価値観やセンスが投影されていきます。
最終的にできあがった本は、限りなく「翻訳者のオリジナル」に近くなっていると言っても過言ではありません。
今、あなたが読んでいる本は「日本人の翻訳者が演出したもの」であって、決してアメリカやイギリスの作者のものではないのだ、ということを、忘れないように。

転じて、原作のある物語を映画化や舞台化するのも、同じように「翻訳-トランスレーション-」といえるのではないでしょうか?
みんなが、「ハリー・ポッター」や「アリエッティ」の映画を観て、その世界を体験したと思っても、それは限られた - ワーナー・ブラザーズやジブリ - の人のイメージで、いろんな表現の中の一つのアレンジにすぎません。

例えば、「座頭市」という映画があります。
昔からいろんな人が映画を作っています。
一番有名だったのは、中村玉緒さんのご主人の勝新太郎さんが演じた映画でしたが、近年では ビートたけしさんの タップダンスを組み込んだ「座頭市」の印象が強くなりました。また、今年は香取慎吾さんによる、新解釈の「座頭市」映画も公開されました。
どれもそれぞれ、制作者の解釈と意図が反映されています。
大人は、ちゃんと割り切ってそれなりに楽しめるでしょうし、名作でも駄作でも「あれはあれ」と考えられるでしょう。
しかし、映画やテレビなどマス・メディアが与える影響は巨大です。
特に、やわらかな心を持っている子どもたちに、強烈な印象を刷り込んでしまうことには危惧を感じます。

本の世界というのは、各人各様、自分のイメージ世界を構築して そこに遊ぶものです。
原作本のイメージが、みんなテレビか映画発信のものに統一され、子どものみなさんの豊かなイマジネーションを画一化しかねない。
私はそれを恐れます。

アリス・イン・オーケストラリア

2010年04月18日 | 読書・絵本
いよいよ、話題の映画「アリス・イン・ワンダーランド」が、昨日封切りになりましたね!
私も、いつでも行けるよう、とっくにチケット買ってあります。準備は万端ですよ~

でも、これはその「アリス」とはちがいます。
「アリス・イン・オーケストラリア(オーケストラの国のアリス)」という この本は、ニューヨーク・フィルハーモニーの第一ヴァイオリン奏者であったラ・プラードという人によって 1925年に書かれました。

「不思議の国のアリス」のように、アリスという少女がオーケストラの国に迷い込み、もの言う楽器たちの案内によって、オーケストラや楽器の世界をいろいろ体験する、という楽しい物語です。

ある日、初めてのシンフォニーコンサートを聴いていたアリスは、ピカピカしたブラス(金管)でできたトンネルをくぐり、チューブ(地下鉄)そっくりの「チューバ」に乗って、不思議な国に着きます。
そこは、フィドル(ヴァイオリン群)たちが住んでいる村 フィドラデルフィア。
フィラデルフィア、ではありません。フィドラ・デル・フィア です。
そして、フィドラデルフィアは、オーケストラリア(オーストラリアではなく)の首都なのです。
おもしろい設定でしょう?
お話もとてもおもしろく、さし絵も楽しく、そしてオーケストラのことが、子どもたちによーくわかるように書かれています。

この物語の日本語版(岩波少年文庫に入ってた)、私は小学生のころからずーっと大事に持っているんですが、どうしても言語で読んでみたくなって・・・というのは、「この造語は、オリジナルの英語では何て言ってるんだろう?」とか思ってしまい、いろいろ検索して探してみたんですが、日本はもとより、オリジナルのアメリカでもすでに絶版。
アメリカのAmazonの、「マーケット・プレイス(中古ネット販売)」に その名を見つけたときは やっほ~\(^O^)/でした。
さっそく注文。
注文したのが4月12日、「発送しました」のメールが来たのが4月13日、そして商品到着が昨日、4月17日。
早い! いつもながらAmazon万歳だ!!!

この本は、なんと1932年発行のものです。
表紙が布張りで、タイトルの書体や 両側に配置されたフィドルのイラストもいい感じです♪




新宿・副都心に遊ぶ-PART2

2009年08月14日 | 読書・絵本
さて、屋上カフェテラスでランチのあとは、エレベーターで1Fまで降り 徒歩7~8分のところにある「損保JAPAN・東郷青児美術館」へと向かいます。
ここで「世界の絵本画家原画展」があるのです。


「損保JAPAN・東郷青児美術館」は、新宿副都心のど真ん中、損保JAPAN本社ビルの42階にある、超近代的な美術館です。
損保JAPANビルは 地上200メートル。そして東郷青児美術館は、かの有名なゴッホの「ひまわり」が 特別展示室のほの暗い灯りの中、うやうやしく常設されていたりして、た~いへん格調高くお上品な美術館なのざます。

ところが、そこへ向かう自分のいでたちに ふと気がついたわたくしは、一抹の不安を覚え、思わず歩みが遅くなってしまったざます。
ハイソな方々がお上品に鑑賞する美術館、これまで何度も訪れたことがありますが、そのときはわたくしも、それなりの身なりで臨んでいたわけです。
ところが今日は、このあとタップ教室に行くというのがメインのスケジュールであったため、バリバリそれ用のいでたちであったことに、今気がついたのでした。

脱ぎ着がしやすいように 思いっきりブカブカな(ズダ袋みたいな)膝下パンツ。
アフリカで買ったのかなあ、と思われるようなフラットサンダル。
背中には、タップシューズと着替えで満タンのでかいリュック。
さっき京王の屋上ペットショップで金魚の藻を買ったので、片手にはダサいデパートのビニール袋。
おまけに、家を出るときあわてて着替えたので、トップのチュニックが後ろ前になってることに、さっき電車の中で気づいたのだ。
まあいいや、美術館は薄暗いし、リュックしょってりゃ だれも後ろ前だとは気づくまい。どうせ後ろも前も同じ形だ。ただ襟元の裏に、タグが付いてるだけさ。

などと考えながら到着した美術館でしたが、その原画たちのすばらしかったこと。
今まで絵本で知っていた絵より、本物は色彩が目を見張るほど美しく、奥行き深く、そしてサイズも大きい!
子どもの本のために、画家の方たちは、こんなにも気合いを入れて描いてくれていたのか。
あまりの緻密さに、美しさに、胸がいっぱいになってしまいます。

何も買うまいと思っていたのに、やっぱりどうしても、買ってしまいました。
本日の展示の内容が網羅されているBOOK(1800円)と、ポストカード数枚、それから額に入れるための絵も (*^_^*)

館内のショップに入ったら あれもこれもほしくなって目移りしてたため時間をくって、結局タップ教室に遅刻しました (*_*)

たのしい川べ

2008年08月05日 | 読書・絵本
今日は魔女と二人で、銀座で映画見物。(※ピアノのサイトの日記参照)
お昼に映画が終わって、外に出たら 空は真っ黒な雲におおわれ、ポツポツと大粒の雨が降り始めた。
映画の前に 銀座駅で降りた時、すぐ近くに「ナルニア国」という子どもの本のお店を見つけていたので、絵本好きの二人は すぐさまそこに入りました。

前から何度も図書館で借りて読み返し、いつか自分用の本をゲットしよう、と思っていた「たのしい川べ」。
つい先日、訳者の石井桃子さんが亡くなったので、記念のためにも、今日、その本を買うことにしました。

1959年、イギリスのケネス・グレアムさんの作品です。
イギリスのカントリーサイドの香りに満ちている この本の登場キャラは、川辺に住んでいる ネズミや モグラや ヒキガエルたち。
彼らが繰り広げる騒動もおもしろいけど、私が大好きなのは、お日さまがさんさんと照る昼下がり、ネズミとモグラが、仲良しの友だち同士ボートに乗って、コールドチキンやサラダやピクルスやサンドイッチやレモネードがぎっしり詰まったバスケットをボートに積み、のんびり川くだりをするシーン。

これほどすてきな 休日の過ごし方はないんじゃないでしょうか?
夏休みの今、のんびりしながら また読んでみたいなあ、と思ってます。

今日は 大好きな本を、全部で3冊買いました。
1冊は「たのしい川べ」、そしてあと2冊は、長 新太さんの絵本です。
「にゅーっ するするする」と「ごろごろ にゃーん」。
どの本も、ずーっと長いこと好きで、いつか自分のために買おう、と思っていたものです。
今日は「機が熟した」と直感したので、めでたくゲットしました。

「にゅーっ するするする」と「ごろごろにゃーん」に関しては、絵本ページ「ナンセンス絵本」の中に加えたので、見てね。

ヒバリと魔女が、それぞれ自分の好きな本やグッズを買って、大満足で表に出たら、あの嵐のような雨は もう止んでいました。ラッキー!(^_^)v

さあ、今夜はたっぷり読み物があるから、夏の夜長(?)を ゴージャスに楽しめるぞ~♪

イギリスのおみやげ

2006年01月20日 | 読書・絵本
イギリスは児童文学の宝庫です。
ざっとあげてみても、「ピーター・パン」、「クマのパディントン」、「メアリー・ポピンズ」、「ハリー・ポッター」、「秘密の花園」、「ピーターラビット」、「クマのプーさん」etc、etc、その他にも私の好きな児童文学がいっぱいあるのです。もちろん「シャーロック・ホームズ」などの大人の文学も大好きだけど、私が一番好きなのは児童文学。
なので「キッズ・ブックショップ」という、子どもの本専門店
に行って、「不思議の国のアリス」の豪華絵本を買ってきました。
みて!右側のページはジグゾーパズルになってるんだよ!

ナルニアのアドベント・カレンダー

2005年12月03日 | 読書・絵本
「アドベント・カレンダー」。
そう、クリスマスまで、毎日新しい窓を開いたりしてカウントダウンしていくカレンダーです。
私が持っているのは、ナルニア国のもの。
何年か前に洋書屋で見つけて買ってから、毎年使ってる。
一番初めは、衣装たんすから始まるんだよ。
このリボンの封印を解き、扉を左右に大きく開くと・・・
ナルニアの世界の始まり始まり。


これが、衣装だんすの扉を開いた世界です。
ナルニアの、冬の森の中。
この絵の中のいろんな所にある、日付に従った小窓を開いていくと、ナルニアのキャラやアイテムが 次々に登場してきます。
この写真では窓が全部ふさがっていますが、実際には 3日目の今日までで、ルーシィが登場して、街灯を見つけて、そしてフォーンのタムナスさんに出会うところまで行っています。


これは、アドベントカレンダー第2日目の「街灯」です。
そして12/5の今日、小窓を開いて現れたのは、ルーシィのすぐ上の男の子エドマンドです。
さあ、明日は誰が登場するか?

おばけのバーバパパ絵本

2005年09月04日 | 読書・絵本
先日、中学生の姪が「小さいときに読んでて、もういらなくなった絵本を処分する」というので、めぼしいものをもらいました。(^O^)
「バーバパパのたんじょうび」「バーバパパのいえさがし」「バーバパパのがっこう」それから「おおきなかぶ」。
どれもいい絵本なんだよ!
バーバパパシリーズはどれも大好きだけど、その中でも私のお気に入りは「バーバパパのがっこう」。
久々に「芸術する絵本」リストに加えようと思います。
アップしたら読んでね。

ちびくろさんぼ朗読

2005年07月31日 | 読書・絵本
子どものころ大好きだった「ちびくろさんぼ」。
「差別的」という声が起こり、世界中から本がなくなって17年。
今年の4月、長い沈黙を破って復刻されました。
今日は、子どもたちのピアノコンサート。
「かえで・ひばり劇場」で「ちびくろさんぼ」を演じました。
作者の無邪気な差別感、誇張のある絵など 色々問題はあったのかもしれませんが、次々と起こるスリルとくり返しのおもしろさ、トラがバターになって たくさんのホットケーキを作って食べるオチは、やはりその問題を越えて すばらしい魅力を持った作品だと思います。

コーギビルのいちばん楽しい日

2005年02月21日 | 読書・絵本
かえでさんの、今年最後のレッスン日。
彼女からクリスマスプレゼントに、この絵本をもらいました!
大好きなターシャ・テューダーさんの、87才での作品です。
絵が好きで、おとぎ話が好きで、動物が好きで、ガーデンが好きで、子どもが好きなターシャさんを、私は大好き。
「コーギビルのいちばん楽しい日」については、「クリスマスの絵本」に詳しくご紹介しますので、読んでください。

アドベント・カレンダー開始

2002年12月01日 | 読書・絵本
いよいよ12月。
今年も、アドベント・カレンダーをスタートしました。
私のは、何年か前に洋書店で見つけた「ナルニア・カレンダー」。本体は、ドアが鏡になっている衣装たんすで、ドアを開くとそこは冬の森の中。木々のあちこちにある小さな扉を一つ一つ開いていくと、ナルニア国のおなじみのキャラやアイテムが登場してくる、というものです。いいでしょ?
ちなみに一日目の今日はルーシイ、最終日の25日はアスランです。