週に一度のレッスンを、とても楽しみにして通っています。
使っているテキストは、幼児用の「ピアノでゴー」というテキストと「ともだちのーと1」というドリルです。
ほかに、先生が作った「おんぷカード」と「リズムカード」も使っています。
Hちゃんは、このカードで遊ぶ(と本人は思っているけど、実は学習)のが大好き。
四分音符、二分音符、八分音符、四分休符のカードをいっぱい並べて、その並んだとおりにカスタネットでリズムを打つのが楽しい。
それから、先週、いきなりド・レ・ミ・ファ・ソの5種類の音を習ってしまい、その5種類の「おんぷカード」を カルタみたいに並べて先生が言った音のカードを取ったり、トランプみたいに1枚ずつ引いたカードのおんぷを読んだり。
ほんとにドからソまで、ちゃんとわかってるのかな・・・と、先生は半信半疑なんですが・・・
ま、とりあえずゲームで遊んでみよう。
「Hちゃん、この音符は何だ?」と、「ド」のカードを見せてみます。
「ド! Hちゃんわかるよ。じぶんでやってみる」
Hちゃんは、カードの束を手に持って、1枚取ってみます。「ソ」の音符です。むずかしいかな?
「ソ!」
Hちゃんは、くるんとカードをひっくり返して、裏に書いてある字を読みました。
「あっ、ズルいじゃん。裏の字読んじゃ~」
「ヘヘヘ!」
Hちゃんは喜んで、カードを次々ひっくり返して裏の字を読みます。
「レ!ミ!ファ!」
「ダメじゃん~ また字見たねっ」
4才になったばっかりで、こうやってどんどん文字を読んでいくっていうだけでも、ずいぶんと高度なゲームです。
また、Hちゃんはそれを冗談として、大いに楽しんでる。大人っぽい・・・
Hちゃんは大喜びで、まだ音符を書き込んでない、五線だけのカードも開きはじめました。
「あれ。このカードはなんにも書いてない。じゃ、Hちゃん書こう。ミの音書こう」
Hちゃんはエンピツを持って、未使用の五線カードに「ミ」の音符を書きました。
ちゃんと、第1線の上にきちんと音符を乗せて。
それから、裏にひらがなで「み」と書きました。
なーんだ。音符ちゃんとわかってるじゃん。その上で、ゲームを楽しんでるんだね。
それなら心配は無用でした!
「あ、このカードもなんにも書いてない。じゃ、ドのおと書こう」
Hちゃんは、五線カードにドの音符をかきました。
そして裏に、読み方を書きました。
「と」。
この段階で、先生は内心、超なごんだんですが、平静を装って 大人らしくアドバイスしました。
「ド、って書くときは、てんてんつけるんだよ。横に」
「あ、そうか」
Hちゃんは、「と」の横にてんをつけました。てん、てん、てん・・・
(あ、3つつけちゃった)と先生は思いましたが、平静を装いました。
「と```」
「できた!」
Hちゃんが言いました。
「できたね」
先生も言いました。
今日は とてもなごんだレッスンでした。