HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Mちゃん音楽テスト・名解答

2017年06月30日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中1):
「期末テストがやっと終わった~」とやってきました。
試験中でもレッスンを休まず感心だ。
でも、試験だからといってレッスンを休んだところで、たいして勉強がはかどることもないのが実際のところです。
むしろ、サッと気分を変えてレッスンに来た方が、体を動かし外の風にあたることで血行もよくなり、気分転換にもなり、アタマもリフレッシュされて 勉強にもよい効果をもたらすものなのです。
なので中高生のみなさん、試験中でも、できるだけレッスンにおいでね。
練習はできてなくてもいいので・・・

「テストの結果はどうだったの?」と聞いてみます。
「んー、大体できたんだけど、凡ミスしたとこがあった」
(わかってるのに、つまらない間違いする、ってヤツだよね。そうだろうそうだろう。キミはそういうことをしでかすタイプだ)と先生は思った。
「音楽はどうだったの?テストあったんでしょ」
「ひとつだけ、どうしても思い出せないとこがあって、アタマふり絞って自分で考え出して書いたけど、間違ってた。ほんとは『ソネット』って書かなきゃいけないとこだったんだけど」
「なんて書いたの、『ソネット』の代わりに?」
するとMちゃんは元気よく
「こうそう曲!」と答えてくれました。
「こうそう曲!・・・って、どういう漢字で書くの? ちょっとここに書いてよ」
と先生が手渡したメモに、Mちゃんが力強く書いてくれたのは

構奏曲

という文字であった。
「うっひゃー。スゴイね。スゴい大演奏、って感じだ。構奏曲・・・」と先生。
「でしょー?!ピッタリだと思うんだよね」とMちゃん。
「よしっ、今日のブログのネタができたぞ」と喜ぶ先生。
というわけで、ここにアップした次第であります。

誤解のないように言っておきますが、Mちゃんは学年でもトップクラスの優等生なんですよ。
しかしまた一方、凡ミスをしたり忘れ物チャンピオンだったりと、ヒバリ教室では「ウォーリーチャンピオン」という名誉ある称号を授与されている力量の持ち主でもあります。

その証拠に、今日渡したお月謝袋を、ちゃーんと忘れて帰りました・・・

Lちゃん新しい本とドリル

2017年06月29日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小2):
アルベルティ・バスの弾き方を覚えたのをきっかけに、いろんな曲にその伴奏をつけて弾くのをやってみています。
今日は「この指いちばんめ」という曲に、CとG7のコードでアルベルティ・バスの伴奏をつけ、できるだけ速く弾いてみよう、という宿題でした。
Lちゃん、ずいぶん上手になりました。
先週は 一カ所、フレーズのつなぎ目のタイミングがとりづらいかな、というところがあったのですが、今日はそれもきれいにクリアできています。
よく練習してるねえ・・・
もうすっかり、ピアノに慣れてる感じになっています。
2冊並行しながら使ってきた「ゆめキラ☆キッズピアノ」も 大方弾けるものはこなしてしまったので、新しい本をあげることにしました。
「たのしいピアノレッスン」第2巻、ハ長調の1オクターブの音域でメロディーが弾ける曲が集めてあります。
また、ドリル「おんぷにこにこワーク」は1巻が終わったので、次は第2巻・・・ではなく、第4巻をあげました。
いきなり第4巻?! と思われると思いますが、第4巻の方が、楽譜が大譜表で扱われていて、Lちゃんのレパートリーに合っているので、これを使おうと思います。
Lちゃんはもう2年生だし、しっかりしてるので、第4巻で全然大丈夫です。
来週、新しい本とドリルを使ってのレッスンが楽しみです。

Mちゃん今日から一人でレッスン

2017年06月29日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小2):
「今日からは一人でレッスンするそうです」
玄関まで付き添ってくれたママはそう言って、お買い物に。(← Mちゃんの言うには)
すごいね!
入門して3回目で、もう一人立ちだ。
一人でレッスン室に入ったMちゃんは、めちゃめちゃハイテンション!♪
ひとつ弾いても、ひとつ間違えても、そのたびに大笑い。
大興奮が止まりません。
先生が作ってあげたコピー楽譜に、
「ソの音、書く?」
と、自分でさっさとヘ音記号のソの音を 次々に書き込み、ピアノで弾いてみています。
手もしっかりとよく動くし、音符も理解できていて、優等生スタートのMちゃん。
赤ちゃんの時から、おねえちゃんのレッスンについてきたり、発表会を見たりしていて、長い間あこがれていたピアノ。
待って待って待った分、やる気もエネルギーも、いっぱいたくわえられていて、それが一気に発散され始めてる気がします。
これからどんどん、成長をみせてくれることでしょう。
楽しみです。


変奏曲の練習はどのように

2017年06月27日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中2):
ゴッドシャルクの「ダイイング・ポエット」。
今日は、イントロからAメロ → Bメロ → Cメロ・・・という風に、弾けるところも弾けないところも、最後まで通して弾くよう命じてみました。
弾けるところは両手で。
メロディーしか弾けないところは右手だけで。
伴奏しか弾けないところは左手だけで。
なんとなーく流れしかわかってないところは、なんとなーくの形で・・・

こうして何とかかんとか、最後まで無理クリたどり着き(着かせ)ました。
先生「ほーら、最後まで弾けた!」
Sちゃん「こ、こんなんで『最後まで』って言えるんですか?!」

いいの!一応最後まで行ったんだから。
あまりに真面目にチビチビまとめていっても、曲のイメージが縮こまってしまいます。
たまには、抜けるところや穴の開いたところがあっても、大らかに曲全体の流れをつないでいくことも大事なのです。
この曲は いちおう変奏曲スタイルなので、1つのテーマが 伴奏形を変えたりメロディーに変化を持たせたりしながらイメージを膨らませ、盛り上がっていく曲です。
変奏曲=つまり、エピソードのコード進行や小節数は変わらない、ということなので、メロディーがダメなところは伴奏だけ弾けばつながるし、伴奏が変化していても 次にくるコードの予想が立てられ、弾きやすい。
ある意味わかりやすい(お得な)スタイルなのです。

このように、全体の雰囲気をつなげることと、一つずつのエピソードをまとめること、さらには細かいモチーフやパターンの難しいところをパート練習して「穴」を埋めていく・・・などの方法をとっかえひっかえ使い分けながら、全体の完成をめざしてがんばりましょう。

きょうは復習

2017年06月27日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
「ソナチネ6番」の提示部が 半分くらいまで弾けています。
しかも弾けている部分は、全部暗譜です。
先週やったところまでを、何度か復習して弾きました。
大体ちゃんと弾けているので、
「どうする?すこし先に進む? それとも、今日は今までのところをしっかり徹底するのでもいいよ」
と聞いてみると、「うーん・・・」と一瞬考えてから、
「今日はここを練習する」と決めました。
生徒によっては、まだ今のところがちゃんと出来てないのに 次々先を見たい子や、慎重に復習を重ねる子、いろいろです。
Hちゃんは「慎重」をとったようです。
堅実でたいへん良いと思います。
とはいえ、練習の最後に先生が
「この先はちょっと込み入ってるけど、しめくくりの部分は簡単だから」と ちょっと弾いてあげると、
「えっ、どうやるの。こう?」と興味を持って、ちょっと弾いてみたりさえしていました。
基本姿勢は堅実ながらも冒険心もあり、いい姿勢です。
このスタイルで、ソナチネゆっくり制覇していきましょう。

ときどき手づくり楽譜で

2017年06月27日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年長):
「よいこのピアノ」の第3巻、そして場合に応じ、先生が楽譜を作ってコピーし、併用しています。
初心者用の教材はたくさんの種類があって、それぞれ工夫がされているのですが、とくに小さい生徒の場合、きっちり教材の進行通りにレベルアップしていくとは限らないのです。

「ここにもう少し、今覚えた音符を使った曲があったらいいのにな」とか
「ここでこの音符が出てくると混乱しそう」とか
「歌のない課題曲ばっかりだと楽しさがたりないなあ」とか、いろいろ思うことはあります。
そこで、その「足りない分」を補うというような意味で、たった今の〇〇ちゃんにぴったり!な楽譜を作って「これやってみよう」と渡すようなことになっています。

本当は、しっかりと製本された楽譜集で、用途に応じた、あるいは子どもの興味を引き出し、しかも少し努力すれば弾けるレベルの曲がたくさんある・・・みたいな本があればいいんですが、そうもいかず コピー用紙1枚の楽譜になってしまうんですが、一応見やすく作り、イメージをつくりやすいように絵も描いてつけています。
気に入ってくれるかなあ、と思いながら渡すんですが、私が気に入って楽譜にした曲は、やっぱり子どもたちも気に入ってくれて、Cちゃんも、先生があげた「このゆびいちばんめ」とか「ダンスのあいて」とかも テキストと同じようにくり返し弾いてくれています。
しばらくはこんな感じで、引き出しを増やしていくかな、と思っています。

歌詞とフレーズの関係

2017年06月27日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
先週から新しく始めた「いつか王子さまが」。
先週は Aメロにしか伴奏をつけていませんでしたが、今日はなんと 最後まで全部、左手の伴奏がついていました!
がんばったんだね~。
ふんわりとした3拍子のこの曲、リズムの感じをつかむのがけっこう難しいと思います。
左手の伴奏は、ワルツのバレエを踊るように、軽やかに。
そして右手のメロディーも、フレーズ感がとても大事。

「歌詞を見て、歌詞に合わせて、フレーズを作っていこうね。
ほら、ここの『王子さまが来てくれる、その日を』ってところ。
小節で区切ってしまうと、歌詞が『王ー子 さーま、がきて』ってなっちゃったら、ヘンだよね。
歌詞で区切って、『王子さまが、きてくれる、』っていう風に弾いてね」
と説明します。
ピアノで弾くんだから、歌詞は関係ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、
この「歌詞」は、音楽のフレーズをうまく生かすように、考えてつけられているのです。
うんと上級の人なら、楽譜だけ見てもフレーズ感を読み取ってきれいに弾くことができるでしょうが、小学生や初級の人たちの場合は、こうやって歌詞がついていると フレーズ感をとらえるのにとっても助けになります。
みんなも、歌の曲を弾くときは、歌詞をよく見て、歌詞がきれいに意味を伝えられるように弾いてみましょう。
そうすると、曲のフレーズが上手に弾けますよ。

バロック名曲集「マーチ」

2017年06月27日 | レッスン日記(小中高生)
K子さん(大人):
バロック曲が大好きなので、ハノンの指練習と併せて 「バロック名曲集」をやっています。
本日は 先週に引き続き、バッハの「マーチ」変ホ長調。
「アンナ・マグダレーナのための練習曲集」の中の曲です。
歯切れのよい左手の上にメロディーが乗せられていて、あまり複雑なカノンなどにはなっていないのですが、時折り出てくる「三連符」がくせ者です。
いっそ三連符の連続なら弾きやすくもなるのですが、三連符が登場したすぐ後には 必ず8分音符のキザミが続いてくるのが困る。
三連符は1拍を3等分する音符。
それに対して 8分音符は2等分する音符。
3等分のリズムから 一瞬にして2等分のリズムに反応するのは、初心者の場合とても難しいと思います。
どうしても、三連符が「タタタ」と3等分にならず、「タタタン」と 無意識のうちに4等分に弾いてしまいがちだし、また、本人が気が付いてないことが多いです。
K子さんにもそれを伝え、「均等に三連符の音がはいるように」弾いてきてね、ということになりました。
バッハは シンプルな小品であっても、何かしら手ごわいポイントがあるものですね。
容易に弾けない、というところが「手が届きそうで届かない」という 不思議な魅力にもつながっているのかも。

「遠い日々」、指番号に気をつけよう

2017年06月26日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小4):

今日からの新しい課題は、先週Aちゃんが「これが弾きたい」と言って選んだ「遠い日々」という曲。
「風の谷のナウシカ」の中の、ラーラララ、ラララ~ と小さな女の子のスキャットで歌われる曲です。
へー。。。
いつも元気なAちゃんなのに、この ちょっと切ない曲を選ぶんだ。。。
新しい発見です。

右手をやってきた、ということで、弾いてもらいました。
「気をつけるのは指番号だね。ここも、ここも、ここも、同じフレーズだけど、指番号はそれぞれ違ってるもんね?」と先生が確認すると、
「うん・・・そうだ、印つけとこう。わかりやすいように!」
Aちゃんは 色エンピツをもってきて、注意する音符を色で囲んでいきました。
そうだね・・・確かに、気をつける音が全部チェックできたよ。
でもさ、音符より 指番号を色で囲んだ方がよかったんじゃ?
「そうか。じゃ指番号を囲もう」
Aちゃんは 気をつける音符の上につけられた番号を、ひとつひとつ〇で囲みました。
「そう、この音と指番号は、気をつけるところだよね。」
「うん!」
「でもね・・・この音の少し前の、ここ・・・この指番号を目立つように囲んでおけば、さっき〇つけた音と番号は自然に正しく弾けると思うよ」
と、先生が おおもとのポジションを示す指番号を指さしました。
「そうか。じゃ、そこも〇つけておこう!」
「うん、それがいいよ」
ということで、Aちゃんの楽譜は一気に〇で埋まりました。
楽譜に並んだ〇印を見渡し、「これなら間違えずに弾けるね!」と満足。
では弾いてみよう。
自分でチェックした楽譜だから、しっかり見て しっかり番号を守り、Aちゃんはていねいに弾いていきます。
先生が連弾パートを添えると、なかなかの感動的な曲になった。
それだし、二人で一緒に弾くのは楽しいです。

「右手だけだけど、とりあえず録音しようか」と先生。
Aちゃんが一生懸命弾いているのが感じ取れたし、右手だけでも十分、心を込めた演奏ができると思ったし、それに、録音する、となれば ますます集中が高まるでしょ?
「あ~、緊張する・・・」
と言いながらも、先生の伴奏との連弾で弾き始めます。
まちがえたりヘンになったりしたら、また録り直せばいいから、と言っていたので、3度ほど録り直し、保存しました。
Aちゃんは表現力のある子だと思います。
好きな曲で、不安なく弾けるものであれば(たとえ右手だけでも(^^; )心を込めた演奏ができるのです。
ただ惜しいのは、いつも両手で120%弾けるまでには 練習量が足りず、そこまで感動的な演奏に至らずに終わることが多い・・・
すべての曲とは言わないから、せめて1曲か2曲だけでも、情感たっぷりに弾けるレパートリーができればなあ、と思う先生であった・・・

題名のない音楽会・バッハの謎を知る休日

2017年06月25日 | TV・映画・ステージなど
ヨハン・セバスチャン・バッハ。
バロック時代後期に活躍し、 近代音楽の礎を築いた音楽家です。
今の西洋音楽はすべて元をたどればバッハに行き着くと言われ「音楽の父」と呼ばれています。

本日は、バッハといえばみんなが「ああ、あの顔」と思い浮かべるであろう 音楽室などに掛けられている有名な肖像画の中で バッハが手にしている楽譜の秘密を、音楽家の鈴木優人さんが解き明かしてくれました。
名刺みたいなちっちゃな紙に書き込んである ほんの4小節ほどの楽譜が、壮大な6声3重カノンだったとは!
解説も演奏も、大変興味深く 面白かったです。

この曲に限らず、バッハは、カノン、フーガなどのポリフォニー曲の中に、同じフレーズを転調しながらあちこちに散りばめておくとか、今日のカノンと同じように 楽譜を逆さまから見てフレーズを再現するとか、まるでパズルか「隠し絵」みたいな仕掛けのある曲をたくさん作っています。
その仕掛けを見つけ出し、パズルを解きながらバッハの曲を弾くのは、とーってもおもしろいので、みなさんも是非 バッハの音楽を経験し、彼の仕掛けたラビリンスにはまってください。

もう6〜7年前になるけど、「レイトン教授と永遠の歌姫」という映画がありました。
その中に登場し、秘密を解く鍵となる2つの歌、楽譜をさかさまにすることで現れる第3の歌、そしてその3曲を同時に演奏すると…という 壮大なバロック風の音楽。
このアイディアは、まちがいなくバッハの音楽を下敷きにしたものと思われます。

しかし、バッハの この肖像画にそんな楽譜が描き込んであったとは。
知らなかったよ…というか、これまで音楽史の本や 「伝記」などのさまざまな挿入画、雑誌、パンフレット、などを編集してきた人たちが、載せるのはカオだけでいいや、と 絵の下半分を切り捨てて印刷することが多かったのでは。
これは わたくしヒバリの推理。
新たなる「バッハの謎を解く」であります。


追記:「Google画像検索」で見てみました。
ヒバリの仮説が あながち的外れではないことが立証されました。

「白いブランコ」でスローバラード

2017年06月24日 | コード奏法
Nちゃん(中1):
昨日来たMちゃんと同じ中学なので、Nちゃんも期末テスト1週間前です。
コード演奏の宿題は 1曲だけ、としていました。

今日、Nちゃんがやってきたのは、ゆったりした4拍子の曲「白いブランコ」です。
スローバラードのリズムパターンを学習できるので、この曲に決めておいたのです。
スローバラードは、左手のコードを 三連符でアルペジオ風の分散和音にして弾くのが ポピュラーなスタイルです。
ドミソ、ドソミ、ドミソ、ドソミ… という感じで左手を弾き、それに右手のメロディーを乗せていきます。
Nちゃんは1コーラス目を「中央ド」をポジションとした位置で弾き、2コーラス目はそれよりも1オクターブ高い位置で弾いて変化をつけ、そして3コーラス目は中央、オクターブ上、と交互に弾いていました。
ちょっと、男性と女性の掛け合いのようにもなり、いいアイディアですね。
そうそう、それに「あの、白いブランコ〜♪」「ブランコ〜♪」みたいなリフレインフレーズも使っていたぞ。
Nちゃんさすがだね。
Bメロ(サビ)は、3コーラス目のみオクターブ奏にしてボリュームを出していたのですが、1コーラス目・2コーラス目ともサビでは変化をつけた方がいいので、出し惜しみせずに 1コーラス目の時点からブロックコードにしていこう、とアドバイスしました。
Nちゃんもすぐにブロックコードで弾くことができ、特待生の貫禄を見せてくれました。

中学生になって、定期テストなどの都合で 止むを得ず曲数をセーブしたり、ということはあっても、小学生の頃とはまたちがった 実のあるレッスンへと成長しているものだなー、と思います。

勉強の合間にハノンをどうぞ♪

2017年06月23日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中1):
期末テスト1週間前です。
中学に入って初めての「期末テスト」か・・・
全科目テストがあるから大変だね。

ってことで、課題の「情熱大陸」は、 Bメロの ベースとリズムパートのノリにしぼって のピンポイントレッスンにとどめました。
メロディーは大きなうねりを持ったレガート、リズムは小刻みな軽いタッチ、そしてベースは、安定感を感じさせながらも 重くならないノン・レガートで。
それぞれのタッチを弾きわけるのは、なかなか難しいので、ブレスのタイミングを工夫しながら リズム感が生かせるようにと練習を繰り返しました。

新しい部分へ進んだり、バーナムを選んだりするのはナシにして、その代わりに頭を使わずに 運動的な満足を得られる「フィンガートレーニング」のパターンを伝授して、それをなるべく速く弾く、というのをやってみました。

両手ユニゾンで ドミファソラソファミ、レファソラシラソファ・・・とどんどん続けて行きます。
あら?この音型、どこかで聞いたような・・・?
そうです。
これは「ハノン」の1番なのです。
コレを 出来る速さでいいのでグルグル繰り返せば、勉強の合間の 疲れたアタマと運動不足のカラダにピッタリなリフレッシュができることでしょう。v(^^)
おうちでもやってみてね。

ママと弟くんが見てくれたよ♪

2017年06月20日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年長):
ピンポ~ン♪ が鳴ったので玄関に出てみたら、あら、今日はお客さんも一緒だ♪
Cちゃんと並んで、小さな弟くんも玄関に入って立っています。
そしてドアの外にはママの姿も・・・
Cちゃんはさっさと靴を脱いで玄関に上がり、弟くんも続いてこようかな・・・という様子。
ママが
「〇〇くんも一緒にCちゃんのピアノ聴くの?」と聞くと、弟くんはウン、とうなずいています。
ちゃんと静かに聞く?と念を押され、ウン、しずかに聞く、と言っているので、
「どうぞ、いいですよ。イヤになったら帰ってもいいんですから」と、弟くんとママもお招きしました。
今日は弟くんの3歳検診に行ってきた帰りなので、とのことでした。
3歳かあ・・・大きくなりましたね。
おととしのCちゃん発表会デビューの時は、おぶい紐(ひも)でママにおんぶされてたのにね・・・

そんなわけで、今日はソファーにママと弟くん、二人のギャラリーがいる前でのレッスンとなり、Cちゃん晴れがましく嬉しそうです。
「よいこのピアノ」から、練習してきた曲を次々と弾いて花マルをつけてもらいます。
ママに「毎朝、練習してくださってるんですね!」と言ったら、朝、ママから髪を編んだり結ったりしてもらっている間、Cちゃんがピアノを弾く、ということにしていると教えてくれました。
なるほど、ナイスアイディアですね♪

「よいこのピアノ」の後、「千とちひろの神隠し」や「パパのたんじょう日」、「おどるポンポコリン」、「ダンスの相手」、「このゆびいちばんめ」など、先生との連弾も、たくさんママに聴いてもらうことができて、よかったです。
弟くんも、ソファーにたくさん置いてあるぬいぐるみを両手にかかえて、最後までお利口にしていましたよ!
またいつか遊びにおいで~ (^O^)♪


Hちゃん ソナチネ快進撃

2017年06月20日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
「ソナチネ6番」の楽譜をもらって、やる気満々です。
前振りも何もなく、ピアノに向かったとたん いきなりソナチネを弾き始める。
それに、先週よりタッチもしっかりしてる。
先週レッスンした「A」の部分、全部ちゃーんと両手で弾けています。
「すごい!よく覚えてるねー」
Hちゃんは顔中でニコニコしながら、
「これ楽しいから、もう一回弾いていい?」
と、また初めからくり返します。
生き生きしたソナチネのメロディーやリズム、指が早いテンポで走る感じなどが とても心地よく感じられているようです。
「じゃー、ここまで上手にできてるから、少し先まで行っていい?」と聞くと
「うん、いいよ!」と頼もしい返事。
だけど、その次の「B」の部分を見ると、ほとんどが16分音符の連続で 音階の下降が続いてる。
「わあ・・・難しそう・・・」
「そうでもないんじゃない?ほら、先に左手を見てみようよ。このコードは何かな?」
「ああ。Cだね」
「そう、C。次はどう?」
「G7・・・C・・・G7・・・ってことか。」
「ねっ、簡単でしょ。それにほら、右手は音階だもん。バーナムで何度もやったよね。慣れてると思うよ」
と勇気をつけると、Hちゃんは自分から両手奏で弾いてみました。
出来そうだ!
来週は、A・Bまで覚えて、上手に弾けるようにしてきてね、ということになりました。
バリバリ進んでます!(^O^)v

弾けるところからつなげていこう

2017年06月20日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
曲集の中から、「いつか王子様が」を始めました。
ディズニー映画「白雪姫」のテーマ曲、そして東京ディズニーランドでは『シンデレラ城』のところで流れてる音楽ですね。
 
今日は、自分で練習してきたのを初めて聴かせてもらったのですが、S子ちゃんは
「最初のところはよくわからなかったから、歌の始まりのところから弾いてきた」ということで、イントロを飛ばして Aメロから弾き始めました。

その演奏スタイルは、
イントロなし → Aメロ両手 → 途中で右手だけになる → 再びAメロがでてきたので両手 → そのあとはまた右手のみ → と、伴奏をつけたり抜かしたりしながら、最後までメロディー通して弾く。

というものでした!
\(^o^)/ いいじゃん!
曲のメロディーは、ちゃーんと止まらず完結しているし、テンポも まさに「いつか王子様が」のテンポだし。
わからなそうなところや難しそうな伴奏は飛ばしながらも、それでいてメロディーやスタイルは大事に、途切れることなく最後まで通してる。

ああ、S子ちゃん、ヒバリ教室の生徒らしくなったねえ。
3月に転入してきて ほぼ4カ月。
しっかり、ヒバリ先生のスタイルを踏襲してる・・・

というのが、この演奏を聴いての ヒバリ先生の感想であります。

これでいいのだ!
音楽ってそういうものなんだから。
まず音楽を音楽として味わい、それから、穴のあいていたところを少しずつ埋めていけばいい。
実際、このレッスン中にも、S子ちゃんは抜かしていた左手を少し埋めましたよ。
こうやって、大らかにフレキシブルに、弾ける部分を広げていこうよね。