HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ゆかいなまきばと なべなべそこぬけ

2020年12月16日 | レッスン日記(幼児)

Sちゃん(年少):

今日はタンバリンの「リズム打ち」でレッスンが始まりました。

四分音符、八分音符、二分音符、それぞれの休符、シンコペーション、などを含んだリズムフレーズを次々たたく先生の後について、的確に模倣していきます。

最初は2小節のフレーズ、しばらくしたら4小節にフレーズを増やして。

途中で、少しカスタネットも混ぜて使ってみたらおもしろいリズムができたので、この次は両手にリズムを分散させてみようかなあ・・・などと思っています。

リズムが終わり、ピアノへと場所替えしたら、Sちゃん「また、あひるさんやひつじさんの歌やりたい」と、前にやった「ゆかいなまきば」を思い出したようです。

「いいよ。弾いてみよう」

先生からそう言われて、Sちゃんはあひるやひつじの絵が描かれたカードを、いそいそと鍵盤の奥に並べていきました。

いちばん高いドの鍵盤の奥にはひよこ、その次に高いドの奥にはあひる・・・と、音域と動物の鳴き声を合わせています。

ひつじ、ぶた、うし、と並べて、あと残っているのはライオンとぞうです。

「ライオンはこわいからいやだ」

Sちゃんはライオンのカードをどけて、ぞうのカードを置きました。

そうしたら、一番低い音域のドが余ってしまいました。

「ここに置く動物さんがいないね」

「うん・・・」

先生は、残ったカードの中から、もう一枚、違うアヒルの絵を取り出しました。

「この子に入っていてもらう?」

「うん」

Sちゃんはそのアヒルの絵を取ったのですが、ちょっと考えて、ぞうのカードを一番低いドの位置に移しました。

そして、その右に並べていたうし、ぶた、ひつじのカードを順次ひとつずつ低音域のドに移し、空いた場所に新しいアヒルのカードを置きました。

「そっか。これでいいね」

「うん!」

Sちゃんは嬉しそうに、高い音から低い音までズラリとならんだ絵に沿い、「ゆかいなまきば」を元気よく弾きました。

弾きながら歌っています。

Old Mackdonald had a farm, E-I-E-I-O !

あら、英語の歌い方を教わったようです。

先生も一緒に、英語のオリジナル歌詞で歌いながら連弾しました。

それから「よいこのピアノ」のテキストでド、レ、ミ、の音を読みながら弾き、マルをもらったあとは、先週あげた「なべ、なべ、そこぬけ」の歌で遊びます。先生と手をつないで

なべ、なべ、そっこぬけ

そっこがぬけたら、かえりましょ

と歌いながら手を大きくゆらしたり、くるん!と後ろ向きになったり。

それから、今やった歌を楽譜で確かめながらピアノで弾きます。

先生の伴奏に合わせ、

レド、レド、レッレレレ!

何度も何度もエンドレスで楽しく弾いているうちに、おしまいの時間が来ました。

また来週ね!

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新しい課題曲はバッハとジャズ

2020年12月15日 | レッスン日記(大人)

K子さん(大人)

発表会でバッハの「イタリア協奏曲」を頑張って弾いたK子さん、発表会が終わった今日からは、同じバッハの「インヴェンション」を続けていくということで、曲を決めました。

また、バロックの他にもう一つ好きなジャンル、「ジャズ」も並行して練習したいということで、ジャズ曲集の中から「A列車で行こう」を選びました。

いつも前向きでやる気満々のK子さん。

大人になっても、こうやっていつもワクワク、ドキドキするのっていいですよね!

また新しい曲をたくさん弾いていきましょう。

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発表会後 初レッスン・Tさん(大人)

2020年12月13日 | レッスン日記(大人)

Tさん(大人・男性)

月2回レッスンに来ているTさん、今日が発表会後初めてのレッスン日です。

今年最後の月、2回のレッスンで弾く曲を、Tさんは自分で決めていて、ヒバリもあらかじめその曲名をきいていました。

今日はショパンの「ノクターン9-2」です。

この曲は、すでに何度も完成しています。

というのも、ヒバリ教室に入門する前に、すでにTさんが独力で練習して完成、これで1回。

そしてその後ヒバリ教室の生徒となってからも改めてレッスンして、2度目の完成。

今日は、その「ノクターン」を、さらにブラッシュアップ、ということで持参しました。

一度合格になったからといって、それでもうおしまいにせず、こうして何度も反芻(はんすう)するというTさんの姿勢、すばらしいと思います。

曲というのは、何度弾いても、その都度 新しい発見があるものですし、弾くたびに自分も成長していて、その時その時で演奏や解釈もちがってくるからです。

今日は、Tさんが「何か腑に落ちない、というかどう弾いていいか悩ましい」と言う部分をいくつかレッスンしました。

もちろんTさんの演奏は、もうすっかり出来上がっているのですが、その中にも、とても繊細なニュアンスや歌い方、ちょっとしたテンポの矯(た)め、などで迷う部分があるということだったので、具体的にその部分を音楽的に分析してみました。

具体的には、フレーズのつながり、今弾こうとしている音の 曲全体の中での立ち位置(?)、曲の構成、メロディーやハーモニーのパートの確認、などです。

それによって、迷っている箇所をどのように弾けばいいか・・・どんなテンポで、どんな音量で、どんなペダリングで・・・などが、おのずと見えてくるのです。

今日レッスンしたことで、Tさんの迷いは払拭(ふっしょく)されたようでした

よかったです。

さらに心のこもった「ノクターン」がTさんのレパートリーの中で温められていくことを願っています。

Tさん次回のレッスン、今年最後のレッスン曲は「戦場のメリー・クリスマス(メリー・クリスマス、ミスター・ローレンス)」だそうです。

楽しみです

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一人デュエットやってみた!

2020年12月11日 | クラシック曲

K子さんとK美さんが連弾の撮影を終わって帰った後。

ヒバリは思いました。そうだよ、自分も演奏録画、取らなきゃな〜

今年はコロナのせいで、発表会も先生の演奏は自粛して時短をはかり、その分「ビデオ出演」ってプログラムに書いたはいいけど、あんま練習もしてないから、まだ録画はできないな〜

じゃあ、いつなら練習出来上がって録画できるんだよ?

ヒバリは自分に聞いてみました。が、いつまでたったって練習する時間はほとんどありません。

発表会が終わったこれからは、連日クリスマス会やらそのための買い出しやらで忙しい。

そうだ、今、この勢いで撮っちゃえ!

練習できてないけど、やってみたいことがあるんだもん。

弾くのはモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタニ長調」です。

本来、二人の奏者がそれぞれ1台ずつ、2台のピアノを使って弾く曲なので、一緒に弾く相手とか、ピアノ2台ある場所、とか考えたら、通常ではなかなか弾くチャンスがありません。

だけど、動画でならできる。

一人で、両方のパートをそれぞれ弾いて、合体すればいいのだ。

ヒバリ一人で、ヒバリんちのピアノ1台で、「2台のためのピアノソナタ」ができる。

リアルのコンサートに出れないなら逆にそれを逆手にとって、リアルではできない、ビデオならではのことをやってみよう!と思ったのが発端です。

第一楽章だけですが、それでも全部弾くと長いので、3分ぐらいに縮めました。

K&Kデュオが帰った後、バタバタと2つのパートを弾いて録画し、夕方のレッスンが終わった後2つのビデオを合体して編集し、タイトルをつけて完成しました。

演奏の出来ばえはそこそこだけど、面白かったのでまあ成功としよう。

写真だけ載せます。

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下北沢街ピアノ、1Fに降りてきました♪

2020年12月11日 | 下北沢いろいろ

今年、春の初めごろに、下北沢駅前に「街ピアノ」が設置されました。

ヒバリ教室のブログにも書いて、生徒も何人か弾きに行ったりしていたんですが、ピアノが置かれていたのはビルの2Fで、道行く人たちにはあまり気づかれないような場所でした。

ついこの間「ピアノが1Fに降りてきてたよ」という話を聞いていたのですが、今日、Kちゃんのママが「街ピアノが1Fに降りてきました」と、写真を送ってくれました!

おおー、これならよく見えますね。

生徒のみんな、弾きにいってごらん。

発表会終わったばっかりだから、ホヤホヤのレパートリーがあるしね?!


発表会後 初レッスン・Rちゃん

2020年12月11日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4)

レッスン室に入るなりピアノにむかって、発表会で弾いた「パイレーツ・オブ・カリビアン」を弾きました。

本番の時よりもっとスピード感にあふれています。

ヒバリの法則その1.

「上手になってる曲は何度でも練習する」。

まさに法則通り、何かやる度、合間に「パイレーツ・オブ・カリビアン」をパパッと弾きます。

この曲がRちゃんのレパートリーとなり、ずーっと「マイ18番!」として弾き続けてもらえたらいいんですが。

というのも、そうならないことも多いからです。

ピークとなった本番の日から、徐々にその演奏を忘れていってしまうのは仕方がないことです。みんなそうなのです。

でも、時を置き、また「弾いてみよう」と思って再度その曲を取り上げたときに、初回で弾いたときのように時間をかけず、すぐに勘をとりもどせますように。

初めてその曲を弾いた時のワクワク感、がんばって練習した指運びなどがすぐによみがえりますように。

そうして、何度も再挑戦しているうちに、その曲は真のレパートリーとなっていくのです。

Rちゃんにとって「パイレーツ・オブ・カリビアン」が、そんな「マイ・レパートリー」となりますようにと願っています。

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発表会後 初レッスン・Cちゃん

2020年12月11日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3)

「本番、今までで一番上手に弾けたね。ひとつも間違えなかったし。一度弾いてみる?」と先生に言われ、

「うん」と答えて発表会で弾いた「ソナチネ」を弾きましたが、Cちゃん、発表会が済んで一気にまったりした感じです。

その証拠に、レッスンに使う「アルフレッドピアノ教本」も「緑のバーナム」も「ピンクのバーナム」も、全部忘れてきてしまいました。

「えー、じゃ、いったいカバンに何入れてきたのさ」

「えっと」カバンの中をゴソゴソ探して、「ファイル」とCちゃんは発見したものを報告しました。

「ファイルって? 合奏の曲とかが入ってるの?」

「うーん、ファイルの中にファイルが入って、色々入ってる

はいはい、どっちにしろ役に立つものは入ってなさそうだ。

「あ、ワークはあるよ。ワークやろうよ」

Cちゃんが、とりあえず役に立ちそうなモノを拾い出して言いました。

「ワーク」は、クリアファイルの中に「譜読み」の問題用紙を挟み込み、マーカーで書いたり消したりできる練習問題です。

「そうだ、ずっとワークやってなかったもんね。ぜひそれをやろう」

まったりしていたCちゃんはたちまちシャッキリし、「最初、練習ね?!」とマーカーを握りしめています。

「ワーク」は時間を計って記録するので、少しでも良い記録を出したいのです。

「いいよ。じゃ1回練習ね」

先生としては、タイムなんか別にどうでもいいので、譜読みの練習を何度でもやってもらうことが目的なんですから、いくらでも練習してちょーだい。()

はい、Cちゃんの練習が終わりました。

今書いた回答をマーカーについてるフェルトで消し、いざ本番!

「よーい、ドン!」

先生の掛け声で、大急ぎで答えを書き始めます。

ふーん、なんだか前より速度が鈍ってるぞ。発表会の練習ばっかりやってて、譜読みワークはしばらくやってなかったからな

もうちょっとペースを上げてくれ〜

先生は鼻歌でBGMを付け始めました。

 ♪ ちゃんちゃんちゃんちゃん、ちゃかちゃかちゃかちゃん、ちゃんちゃんちゃんちゃん、ちゃかちゃかちゃかちゃん〜

(「天国と地獄」のメロディーです。急げー がんばれー)

「あ"〜、マジその歌やめて〜」

パニックになりながらもようやく書き終わった回答。はい、よく出来ました。全部合ってました。

あとは教室の本を使って、緑とピンクのバーナムもレッスンしました。

発表会も済んだし、これからまた地道に基礎訓練を続けていきましょう。

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発表会後 初レッスンと連弾録画・K子さん

2020年12月11日 | レッスン日記(大人)

K子さん(大人):

この間の発表会では「イタリア協奏曲」を弾きました。

発表会を見に来ていたSちゃん(高2)のお母さんが、「去年から成長を感じる人が多くて驚きました。特に印象に残っているのはK子さん! 大人になってからの成長って素晴らしいですよね!」と言ってくださいました。Sちゃんも同じことを言っていたそうです。

K子さん、長い曲を、あきらめずに最後まで弾き切った努力と根性すばらしいです。

今日は、親戚のK美さんと二人で、約束の連弾を録画しに来ました。

コロナ流行のため当日は発表会への参加を断念したK美さんと二人で、演奏を録画して、みんなの演奏と一緒にDVDに入れようという試みです。

録画係のヒバリは、三脚やIPADホルダーなど、録画に使う機材を用意して待ち構えていました。

大体この辺に三脚を立てて、IPADの角度はこれくらいかな・・・

♪ピンポン~ とK子さん、K美さんがやってきました。

「いらっしゃい。じゃさっそく、弾いてみて。遠慮なく練習してて!」

「そーお?じゃ、練習しましょ」

二人に練習してもらいながら、ヒバリはIPADを付けた三脚を持ち上げ、いちばんいいアングルを見つけようと、画面を見ながらあっちこっち動き回りました。

「まだだからね~、あ、これじゃ鍵盤が切れる・・・ここはどうだ? うーん、いまいちかな・・・」とあれこれためしたあげく、

「よしっ、ここなら二人の姿も見え、鍵盤も見えるからいいか」と、右側からのアングルにいったん場所を決めたんですが・・・

「あのね、これだとね、K子さんがすごいデカくみえる(^^; 」

第1ピアノ(右側)を弾いてるK子さんが、画面に近いので巨大に映ってる。相方の小柄なK美さんは、遠ーくでちっちゃい・・・(笑)(笑)(笑)

「あら、やーよ。ただでさえデカいのに~」

そっかーやっぱりダメか・・・

「あっ、そうだ。これはどう?!」

ヒバリが考えついたのは、三脚はやめ、ヒバリが廊下に出て、壁にIPHONEを固定して撮る、というものです。

ヒバリ教室のレッスン室は、天井と壁の間に空間があり(つまり壁が『塀』状態になってる)、その塀の上を猫が歩き回ったりしてるのです。

ヒバリはエレクトーンの高い椅子を持って廊下に回り、椅子によじ登って、壁(塀)のフチにiphoneを固定しました。

そして上から覗き込みながら撮ったら、うまい具合にいった!

鍵盤全部見える。手の動きもよく見える。二人の顔は見えない。

いいことずくめです。

ただ、アタマのてっぺんが見下ろされてるのは、あんまり素敵じゃない・・・かな。

「そうよ、アタマボサボサだもん」二人も気になるようす。

そこで、その辺にあったサンタ帽をもってきて、それをかぶって弾くことに。

そうして撮った画像がコレです。

うん、なかなかいいじゃないか。

「ビデオ参加」のプログラムが全部録画できたらDVDにするので、みなさんも楽しみにしてくださいね。

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発表会後 初レッスン・ドクター(大人・男性)

2020年12月10日 | レッスン日記(大人)

発表会ではベートーヴェン生誕250年記念イヤーにちなんで企画した「ピアノソナタ悲愴」全3楽章演奏、その第二楽章を担当しました。

第一楽章で、Tさん(大人・男性)が力強く荒々しく、悲壮感を爆発させるかのようなフィニッシュを決めたあと、続いてドクターが奏で始めた第二楽章。

その穏やかで包み込まれるような音色は、まさに「癒し」そのもの・・・

ドクターの優しく穏やかなキャラクターと相まって、聴いている人はみんな救われるような平和な気持ちになれました。

こんなお医者様が、「大丈夫ですよ、すぐ治りますからゆっくり休んでください」と言ってくれたら、一気に病気も治ってしまうに違いありません。

そんな演奏だったドクターの「悲愴第二楽章」でした。

さて、ドクター、「悲愴」が終わって、今は「月光第一楽章」をレッスンしています。

静かでシンプルなピアノ曲ですが、実はいくつものパートでできていることが、譜面をよく読み込むとわかります。

そのひとつひとつのパートを丁寧に弾くことが、奥行きのある演奏のカギです。

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発表会後 初レッスン・Kさん(大人・男性)

2020年12月10日 | レッスン日記(大人)

Kさん(大人・男性)

去年発表会にデビューして、今年は2回目のKさん。

今回はソロの弾き語りのほかに、ヒバリ教室の選り抜きビッグ・フォーヤングメン&ア・レディーでのセッション「オール・アイ・ノウ」のボーカル、そしてフィナーレの全員合奏「よろこびの歌(ジョイフル・ジョイフル)」でのリードボーカルと、一気に活躍の場が増えました。

ヒバリ教室のメンバーやお客さんたちにも、「ボーカリストKさん」が印象づけられたと思います!

今日は発表会後初めてのレッスンですが、せっかく歌った「ジョイフル・ジョイフル」を、自分でピアノを弾いて歌えるようにしてみたらどうですか?と提案し、「ピアノ弾き語りバージョン」で練習してみることにしました。

まだまだクリスマスシーズンだしね。

あと2週間、たっぷりクリスマスを満喫してください!

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男の子のピアノ

2020年12月10日 | レッスン日記(小中高生)
 

”ピアノのおけいこ” なんてオンナがやるもんだよ~ などと言ってた時代もありましたが、今や「ピアノ男子」はいっぱいいます。

街中のピアノで、YouTubeで、ピアノをかっこよく弾く男子は、女子より多いぐらいですね。

では男子のピアノ人口が女子より多いのか、って言えば、そういうわけじゃないとは思いますが。

その理由は後で述べるとして・・・

ピアノ男子には、女の子とは違う特有の習性(笑)がありますので、それを書こうと思います。

現在ヒバリ教室の子どもクラスにいる男の子はTくん(小2)とRくん(年長)の二人ですが、その二人も含め、これまで何人も男の子のピアノレッスンをしてきた経験から、男の子に共通の習性が統計としてヒバリの中に出来上がってきたのでした。

〔ヒバリ先生の統計による男の子の習性〕

.論理的である そのため、楽譜は割と嫌がらずに読み、楽譜の構成やアナリーゼ(分析)などバリバリやります。

.手先が不器用 楽譜が読めるのに、女の子に比べて手先や指先は不器用です。曲を弾きこなすのには女の子より努力を要します。

.骨格がしっかりしている。手が大きく、力も強い。 不器用ではありますが、手の大きさ、骨格、力など、すべて女子よりまさっています。そのため、器用さの不利を体力や体格でカバーし、強引に曲を弾きこなしてしまいます。

.プライドが高い 不器用なのにプライドが高いです。カッコマンの男の子多し。

.ほめられるのが大好き。苦言を言われるのは大きらい。

.なまけ者。 カッコマンのくせに、コツコツ努力するのが嫌い。

.集中力ハンパなし 集中したとなると、驚くようなパワーを発揮します。

.子どもっぽいところがある 「カワイイ」と言われるのはイヤ、「かっこいい」と言ってほしい。しかし実は女の子より精神年齢は5歳ぐらい下です。

.単純 よく言えばさっぱりしていてこだわりがない、悪く言えば単細胞です。なのでオダテに弱いです。叱るよりおだてることで、喜んで練習します。

大体、こんなところがヒバリ先生の観察した「男の子像」です。

これらを踏まえた上での、男の子に有効なレッスンは、

どちらかというと感覚より理詰めで説明し、完成時のカッコよさをアピールし、君ならできるよ、と褒め、不器用や凡ミスはある程度見逃し、かっこいいところを盛大にほめ、曲への憧れを助長して一気に燃え上がらせ、短期間の集中で最大限の効果を上げさせる、というようなこと、かな・・・(笑)

ピアノ習ってる男の子に練習させようと苦心しているママ、パパ、どうぞ叱らず、褒めること、カッコいい曲に触れさせることに徹してみてくださいね。

その昔、ヒバリ教室子どもクラスは、生徒8割が男子だった時代もあり、ヒバリ教室の「男子含有率」はけっこう高いと思われますので、この統計はあながち的外れではないと思います。

ゲーム音楽全盛だった頃、かっこいいゲーム音楽にあこがれてピアノを弾き始めたワンパク坊主たちが、夕暮れ近くなると「あ、俺ピアノのレッスンだから帰るわ」と言って服の泥を払い、イソイソとレッスンに通ってきていたのが懐かしく思い出されます(笑)

あ、冒頭の「街ピアノやYouTubeに男子ピアニストが多い理由」ですが、上記の分析の「カッコマン」「プライド高い」「ほめられるのが大好き」などが当てはまるかと思います。「集中したらすごいパワーを発揮する」も。

なんたって、ピアノ弾ける男子はモテます!

今ピアノ習ってる男子、これからやろうと思ってる男子、がんばってね〜

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発表会後 初レッスン・Rくん

2020年12月09日 | レッスン日記(幼児)

Rくん(年長):

発表会を経て、一気に「シュッとした」というか、少年らしく成長した感のあるRくんです。

ピアノに入門した頃はまだまだ甘えん坊で、「Rくん」というよりは「Cちゃんの弟」と言う方が似つかわしいイメージでした。

何をするにも恐る恐る・・・という感じで、「できないよー」「発表会は出ないからね」などと言っていたRくんですが。

通い始めて半年たった今では、表情はキリリと引き締まり、ピアノのテキストもどんどん新しい曲にチャレンジし、先生とも対等に世間話を交わす男性になってきました。笑(6歳です。念のため)

今日は、テキスト「うたえる!ひける!ピアノ曲集」を開き、前にやっていた続きから弾き始めます。

前回、左手の位置が 右手より1オクターブ下のドレミファソの場所に変わったので、テキストの課題は両手ユニゾンのメロディー弾きになっています。

「かっこう」、「ぶんぶんぶん」、「ちょうちょ」、「せいじゃがまちにやってくる」と、真剣な表情で弾いていきます。

左手でメロディーを弾き、右手と並行して動かすのは、まだ慣れてないRくんにはとても難しいことですが、がんばって一生懸命に弾くうち、少しずつ左手が動けるようになってきてる!

「この曲、こっちでもやったよね」と、並行して使っている「たのしいピアノレッスン」の本を出し、楽譜を確認しています。

「そうそう。こっちのは、左手が伴奏なんだよね」

伴奏パターンで弾くのも両手ユニゾンで弾くのも、それぞれ難しさがありますが、Rくんなら消化できると思うので、特に言及せず「こっちもやってみよう」というスタンスであれこれ弾いてみています。

ト音記号の譜読み、へ音記号の譜読み、右手のメロディー弾き、左手のメロディー弾き、右手に左手の伴奏を合わせる・・・などなど、課題は盛りだくさんですが、少年になったRくんなので(笑)、なんとかやっていけるだろうと思って観察を続けます。

以上、経過報告です。

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発表会後 初レッスン・Kちゃん(年長)

2020年12月09日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長):

Mちゃんがワークをやってるところへ駈け込んできたKちゃん。

やっぱりだ!ピアノに向かって「スヌーピーのハッピーダンス」を弾いてる(笑)

「ヒバリの法則・その1」です。

「上手になってる曲は何回でも練習する。下手な曲は練習しない」

ですから。

「ねえ、二人で一緒に『スヌーピー』弾こうよ。ピアノに二人でならんで」と先生が提案しました。

発表会で1台ずつ弾いたキーボードは、もう片付けてしまったので、ピアノの椅子に二人ちょこんと並んで、先生が伴奏して、二人で「スヌーピーのハッピーダンス」を弾きました。

最後のポーズもピシッと決めました。

よしよし、上手な曲は何度弾いても楽しいね。

「私、これからもピアノ、やりますぅ~♪」

なんだか「アニメに出てくる町長さん」みたいな口調で、Kちゃんは言いました。

横からお母さんが「ピアノは、発表会でおしまいになるんだと思ってたらしくて... でもそうじゃないと知ったら、これからもやるそうで。ホッとしました」と補足してくれました。

Kちゃん、発表会大成功で、楽しくてよかったです。

これからもピアノやってね。

Kちゃんも、「うたえる!ひける!ピアノ曲集」の続きを開いてみたら、「まめまき」、「こいのぼり」、「たなばたさま」、「一しゅうかん」...と、ページを開いては楽譜を読み、どんどん弾けてしまいます。

ただ音符どおりに弾くだけでなく、指がとてもスムーズに楽々と動くようになってるのでびっくりです。

気が付けば、今月いっぱい(12月だから、今年いっぱい)で、Kちゃんはピアノに入門して丸1年になるのでした。

あっという間だね!

これからは、頭も体も、またたく速さで回路がつながっていくような予感がします。

発表会を越えて、ひとつステップを上がったようなKちゃんでした。

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発表会後 初レッスン・Mちゃん(年長)

2020年12月09日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん(年長):

発表会後はじめてのレッスンです。

発表会の曲はずっと暗譜で弾いていたので、久しぶりにテキスト「うたえる!ひける!ピアノ曲集」を開きました。

用意をする合間にも、ドレミ、ミレド、レードー・・・と発表会で弾いた「スヌーピー」の曲を弾いています。

「スヌーピー、じょうずに弾けたよね!あとでKちゃんが来たら、一緒に弾こうよ」

「うん!」

『すでに上手になってる曲ほど何度も練習する。(下手な曲は練習しない)』というのは、ヒバリ先生が確証してる「ヒバリの法則」です。

その法則通り、Mちゃんが「スヌーピー」を弾いているわけなので、Kちゃんだって「スヌーピー」を弾きたいに決まっています。

「スヌーピー」は一緒に合奏した曲なんだから、ぜひ一緒に上手な演奏で盛り上がろうよね。(笑)

「スヌーピー」をしばしお預けにして、Mちゃんは発表会前までやっていた続きを開きました。

曲は「てをたたきましょう」です。

弾けるところを丸で囲んで、少しだけ弾いたところまでで練習が中断になっていたのですが、今日弾いてみたら、みるみる全部のパーツが弾けて、たちまち曲が仕上がってしまいました。

「すごいね!発表会の練習してるうちに、すっごくピアノが上手になっちゃったね」

先生はMちゃんのテキストに「たいへんよくできました」の金色のシールを貼ってあげました。

次のページは「むすんでひらいて」です。

これもよく知っている曲なので、どんどん弾けそうです。

「久しぶりに『よいこのわーくぶっく』もやってみようよ」とワークをやっていたら・・・

あ、Kちゃんが来ました。続きはこの後・・・

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Sちゃん、ドレミは赤、黄色、緑のシールで

2020年12月09日 | レッスン日記(幼児)
Sちゃん(年少)

ピアノに入門してから2ヶ月ちょっと経ちました。

もう教室にも先生にもずいぶん慣れ、玄関を入りながらひょうきんな顔やポーズをしたり、ふざけて笑ったりと、すっかりリラックスしています。

レッスン室に入り、出席シールを貼って、じゃあカスタでリズム打ちやるよ?

「イヤだー」

このごろ一応は「イヤだー」と言ってみるお年ごろ。

「あっそ」

先生は構わずエレクトーンのリズムを鳴らし、カスタを着けます。

「これがいい」

Sちゃんが目をつけたのは、部屋の隅に重ねてあるタンバリン。

普通のタンバリンと、大きめのモンキータンバリンが重なっていました。

モンキータンバリンは、枠だけで革が張ってないタンバリンです。

先生が「どっちがいい?あらっ、こっちのは穴あきだ。叩けないねえ」と、枠の内側の空間を叩く格好をして「音、出ないねー」とやってたらSちゃんは大受け。

「これがいい!」と、その「穴あきタンバリン」を持ちました。

ここまで来たら、もうこっちのもんだ。

「いいよ。穴あきだから、ここ(枠)で叩かなきゃしょうがないね?」って、それが本来のモンキーの叩き方ですけどね()

Sちゃんにモンキータンバリンを渡し、

タン、タタ、タン!

タタンタ、タン!

賑やかにリズム打ちの応酬が始まります。

長いリズム、複雑なリズム、Sちゃんが考えたリズム….

たくさんやった後は、先週あげた「よいこのピアノ1」を開きます。  

前半までは「ド」「レ」「ミ」の3つの音でできている曲が続きます。

Sちゃんは、音符を見て鍵盤で弾くことはできるのですが、これまで1本指だけで音を拾っていました。

そこで、ド、レ、ミ、の鍵盤にそれぞれシールを貼り、それぞれの音に対応する右手の1、2、3、の指に、鍵盤と同じ色のシールを貼ってあげます。

「ほら、指輪みたいでしょ?」

「うん!」

Sちゃんは、カラフルに彩られた指を眺めて嬉しそうです。

「おんなじ色と色が合うように弾いてね」と言われ、Sちゃんは一生懸命に指と鍵盤を対応させて、すぐに正しい指で弾けるようになってきました。

たまに違う指を使ってしまい、色が一致しないと「あぁ〜」とオーバーにずっこけて笑い、すぐまたちゃんとやり直します。

ちょっと練習すれば、すぐに正しい指づかいに慣れそうなので、色のシールを少し渡して、おうちでもやってみてね、ということにしました。

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