Mちゃん(小2):
今日も変わらず、レパートリーを目いっぱい楽しんで弾いているMちゃんです。
ダンスのあいて、このゆびいちばんめ、ことりのけっこんしき、メリーさんのひつじ・・・
右手でメロディーを弾き、左手でCとG7のコードをつけながら、メドレー形式で弾いていくのが、現在のMちゃんの「マイブーム」です。
最初に習ったとき、左手は「ソ」の音だけで、コードでは弾いていなかった曲も、自分でコード伴奏、それも省略形ではなくちゃんと3つの音を全部押さえて弾いていて、しかも毎週、コードの押さえ方が上手になってる。
いつも、よく弾いてるんだね!
「楽譜なしでいいから!」
と、Mちゃんはカバンから楽譜を出さないまま 暗譜で弾いています。
「すごいね。楽譜置かなくても、覚えてるんだね」
と言いつつ、でも先生にはわかってるぞ。
実は 楽譜を見て弾くほうがしんどいからだな。
簡単な歌だし、楽譜なんか見ないで、覚えたのを弾く方が、ずっと楽しく、生き生きと弾けるんだよね。
その証拠に、新しいテキストで しらない曲を弾くときになると
「え~、やだ~。もっと こっちの曲(レパートリーの方)弾きたい」と言い出しています。
レッスンにも大分慣れ、そろそろ甘えが出てきたな。
Mちゃん、実生活では中学生のMちゃんの「妹」なので、甘えん坊のところがある。
そこで、先生は Mちゃんにそっと耳打ちしました。
「実はね、この本、この間 保育園に行ってるCちゃんにもあげたんだ。Mちゃんが『やだ~』ってやらないでいると、保育園に負けちゃうなー」
それを聞いて、Mちゃんの顔が真顔になりました。
テキストは「ビッグベン」という曲です。
ロンドンのビッグ・ベンという時計台の キーンコーン、カーンコーン というチャイムの音を模したイギリスの曲。
右手と左手がいり組んでいて、メロディーがよくわからないので、とりつきにくいのです。
でも、先生と一緒に、一つずつ音符を読みながらゆっくり弾いていけば・・・
ほうら、ちゃんと弾けるのです。
「Mちゃん、いいこと教えてあげる。ちょっと立って。そして、3つあるペダルの、1番右のペダルを、ずーっと踏んだまま、この曲弾いてごらん」
先生にそう言われて、Mちゃんがよいしょーっとペダルを踏んで弾いてみると・・・
まあ、何てすてきなチャイムの響き!
「5時のチャイムだね!」とMちゃんも目を輝かせます。
「もう一回弾いてみるね!」
レッスンが終わってママがお迎えに来たら、Mちゃんは先生に内緒で言いました。
「あのね、全部の曲、続けて弾く。それで最後に、『キンコンカンコン』も続けて弾く」
そして、「ビッグベン」だけは まだ曲を覚えていないので、譜面台に楽譜を広げて・・・
ママに聴かせてあげたら、ママも
「わあー、スゴイねー。ペダルも使ってるんだね♪」と大絶賛してくれました。
甘えん坊Mちゃんが、真剣にがんばった瞬間でした。
今日も変わらず、レパートリーを目いっぱい楽しんで弾いているMちゃんです。
ダンスのあいて、このゆびいちばんめ、ことりのけっこんしき、メリーさんのひつじ・・・
右手でメロディーを弾き、左手でCとG7のコードをつけながら、メドレー形式で弾いていくのが、現在のMちゃんの「マイブーム」です。
最初に習ったとき、左手は「ソ」の音だけで、コードでは弾いていなかった曲も、自分でコード伴奏、それも省略形ではなくちゃんと3つの音を全部押さえて弾いていて、しかも毎週、コードの押さえ方が上手になってる。
いつも、よく弾いてるんだね!
「楽譜なしでいいから!」
と、Mちゃんはカバンから楽譜を出さないまま 暗譜で弾いています。
「すごいね。楽譜置かなくても、覚えてるんだね」
と言いつつ、でも先生にはわかってるぞ。
実は 楽譜を見て弾くほうがしんどいからだな。
簡単な歌だし、楽譜なんか見ないで、覚えたのを弾く方が、ずっと楽しく、生き生きと弾けるんだよね。
その証拠に、新しいテキストで しらない曲を弾くときになると
「え~、やだ~。もっと こっちの曲(レパートリーの方)弾きたい」と言い出しています。
レッスンにも大分慣れ、そろそろ甘えが出てきたな。
Mちゃん、実生活では中学生のMちゃんの「妹」なので、甘えん坊のところがある。
そこで、先生は Mちゃんにそっと耳打ちしました。
「実はね、この本、この間 保育園に行ってるCちゃんにもあげたんだ。Mちゃんが『やだ~』ってやらないでいると、保育園に負けちゃうなー」
それを聞いて、Mちゃんの顔が真顔になりました。
テキストは「ビッグベン」という曲です。
ロンドンのビッグ・ベンという時計台の キーンコーン、カーンコーン というチャイムの音を模したイギリスの曲。
右手と左手がいり組んでいて、メロディーがよくわからないので、とりつきにくいのです。
でも、先生と一緒に、一つずつ音符を読みながらゆっくり弾いていけば・・・
ほうら、ちゃんと弾けるのです。
「Mちゃん、いいこと教えてあげる。ちょっと立って。そして、3つあるペダルの、1番右のペダルを、ずーっと踏んだまま、この曲弾いてごらん」
先生にそう言われて、Mちゃんがよいしょーっとペダルを踏んで弾いてみると・・・
まあ、何てすてきなチャイムの響き!
「5時のチャイムだね!」とMちゃんも目を輝かせます。
「もう一回弾いてみるね!」
レッスンが終わってママがお迎えに来たら、Mちゃんは先生に内緒で言いました。
「あのね、全部の曲、続けて弾く。それで最後に、『キンコンカンコン』も続けて弾く」
そして、「ビッグベン」だけは まだ曲を覚えていないので、譜面台に楽譜を広げて・・・
ママに聴かせてあげたら、ママも
「わあー、スゴイねー。ペダルも使ってるんだね♪」と大絶賛してくれました。
甘えん坊Mちゃんが、真剣にがんばった瞬間でした。