HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ピアノたくさん弾いたよ♪

2008年11月26日 | レッスン日記(小中高生)
Rくん(小2)
6月に入門してから これまで半年近く、ピアノ弾かない、練習やらない、宿題いらない、積み木やっていい?・・・みたいな感じで来たRくん。
「何しにきてるんだか」と疑問に思いながら、毎週、ピアノは1回か2回しか弾かず、カスタのリズムをやったりノートの問題をやったり、世間話につきあったりと、あまり「中身の濃いレッスン」とは言えない時間を過ごしてきました。

こんなんじゃ、お母さんも「?」と思ってるんじゃないかなあ、と感じながら、それでも、「せいては事をし損じる」と心の中で繰り返しつつ、長期戦を覚悟して観察してきました。

うちの教室の、他の子どもたちは皆、「ピアノが好き!」「音楽はすてき!」「歌いたい!」「アンサンブルやりたい!」という『熱血漢』ばかりで、体からは熱気がポッポと発散されているのですが、その中にあって一人、体温が低いなあ、と思うRくんでした。

ところが、先週「バーナム」を始めてから、Rくんの体の中に 小さな「種火」がともったんじゃないか?! という、温度を感じ始めました。 
今までと違って目がちゃんとピアノに向いているし、今日は「もうひとつ弾いてみる?」という先生の問いに「うん、いいよ」とカジュアルに答え、なんと まさかの10曲も弾いたのです!! \(^O^)/やった~♪♪♪

なかなかうまく点火できなかったたき火に、ようやく種火がついたかも♪
これから少しずつ細い枝~太い薪と 燃料を加えていったら、だんだん燃え始めていけるかな、みたいな瞬間です。

大人も成長できる

2008年11月26日 | レッスン日記(小中高生)
Mさん(大人)
バッハの小前奏曲集からト短調、そしてモーツァルトのソナタK545(ケッヘル545番、あのよく知られたソナタです)を練習しています。

モーツァルトは、すでに第1楽章・第2楽章をクリアして、第3楽章「ロンド」の練習に入りました。
「まだ最初の方だけしかやってみていませんけど、間違いがないかどうか見ていただいておかないと・・・わたくし間違って練習してしまうと、もう直りませんから」
と言うMさん。とてもよく予習・復習をしているので、もし間違った譜読みなどをしてしまうと、それがしっかり身についてしまって、なかなか直せないことに。
大丈夫、今日はちゃんと正しく弾けていますよ。
それに、以前は時々不安定になったりした リズムの方も、きちんとできています。
長くレッスンしていて、本当にリズムがよくなったと実感しています。
手も柔らかくなって オクターブや広い範囲の和音も、いつの間にか楽々弾けるようになっているのも、嬉しい驚きです。

大人になっても、人は限りなく成長していけるのだ、ということを実証してくれているMさんです。

清里合宿・オブ・ハモプリ 2日目

2008年11月23日 | その他日記
2日目の今日も、ピッカピカの快晴。
富士山や八ヶ岳の山々がくっきりと見えて、素晴らしい眺めです。
「ミュー」の朝食は、こだわりの自然調味料や 地元産の厳選野菜を使った『和風朝ごはん』。
昨夜は超ゴージャスフルコース料理で 動けないくらい満腹になったはずなのに、なぜか朝も しっかり食べられてしまいます。

朝食後~チェックアウトした後もさらに1時間くらい、ダイニングを貸していただいて、歌の最終練習をしました。
練習の最後に もう一度ビデオ録画してみたら、昨夜より もう大分上手に歌えるようになってたよ!\(^O^)/

ミューの女性オーナー ハイジさんは、私たちメンバーを清里駅まで車で送ってくれた後、コインロッカーに荷物を預けるのを待って さらに今日遊ぶ「萌木の村」まで送り届けてくれました。
しかも、2カ所ある入り口のうち、「村」の一番下の方・・・つまり駅から遠い方の入り口まで下ってから降ろしてくれたので、私たちは、遊びながらだんだん「村」を縦断して、最後に駅に近い出口から出られる、ということを配慮してのことです。
さすが 何から何まで、行き届いたハイジさんです!

萌木の村で、雑貨のお店を見たり(もちろん買ったり)ガーデニングショップを見たり(もちろん買ったり)カフェでお茶したりしてるうち、あっという間に日は傾き、帰途につく時間がせまってきます。

清里駅までテクテク歩き、小海線で小淵沢まで、そして中央線快速に乗り換えて 東京へと向かいながら、
「来年も日程はこの日だね♪」
「萌木の食事は、さっきのカフェにしよ♪」
「来年の遊びは、去年行った 柳生博さんの『八ヶ岳倶楽部』ね♪」
などと、早くも来年の遊びの計画を練る我らであった。

清里合宿・オブ・ハモプリ 1日目 夜

2008年11月22日 | その他日記

さて、清里合宿で毎年お世話になっている「ゲストハウス・ミュー」さんは、すっごくすてきなペンションです。 静かなたたずまい、センスのいいインテリア、すてきな女性オーナーハイジさん、ダイニングにはピアノもあるので、着いたらすぐ練習させてもらえるのです。

 1時間ほど練習したら、夕食時間。ミューさんのお食事は、本格派のお料理が超ゴージャスでおいしい! 夕食は、和洋中折衷のフルコースで、まず手作りのアペリティフ(食前酒)に始まり、前菜・サラダ・魚料理・肉料理・デザート どれもすばらしいお味です。  その上、オーナーのハイジさんが 食事時間に合わせて焼いてくれる、熱々の大きなパンは最高で、あんまりおいしいので、そしていっぱいあるので、ついコースが終わるまでにバクバクいっぱい食べてしまい、そのあと次々にリッチなお料理が出てくるので それも全部食べてしまい、ハッと気づくと、最後にはオナカがポンポコリンになって、身動きできない状態になっています。  o(○^o^○)o

下はミューさんのサイトです。すてきなお料理のスライドショーなどもあるので、ぜひ訪れてください。実際のミューさんも訪れてくださいね♪

 http://www.b-marks.net/meow/index.html

今年は、メンバーの一人かえでさんが、3年間にわたっての努力が実り、めでたくおととい、保育士試験の最終科目「ピアノ&お話実技」の合格通知を受け取って すべて合格となったので、この豪華ディナーの場を借りて みんなでワインで乾杯し かえで合格祝いをしました。 

 夕食後~10時までの時間、再び練習しました。 今年の歌は「ジングルベル・ロック」と「ピース・オン・アース」 です。  今年は、ビデオカメラで 歌&動きを撮影し、部屋に戻ってからそれをTVにつないで、全員で見た結果、笑いすぎのあまり 全員窒息寸前になりました。しかし、一生懸命 真剣に歌ってるのに、なんでこんなにおかしいんだろう???


清里合宿・オブ・ハモプリ 1日目 昼間

2008年11月22日 | その他日記
毎年恒例、コーラスグループ「ハモカミ」の清里合宿が行われました。
クリスマスコンサートにむけての強化合宿(ここで初めての本格練習)&清里での遊びまくりが、主な行動計画です。
清里に着き、毎年 快く常宿にさせてくださっている「ペンション・ミュー」さんにチェックインするまでの時間、まずは「清泉寮」でソフトクリームかな?

・・・と思いながら駅を出たら、遊園地のバスみたいな、カラフルでかわいい「清里ピクニックバス」が停まってる。
あれに乗ろ!!
すごい勢いでバタバタ走ってバスに飛び乗り、「ラッキー♪ (^O^)v」と大喜び。
なぜって このピクニックバス、前から一度乗ってみたかったんだけど、時間が合わなかったりシーズンが合わなかったりで、乗ったことがなかったんだ。
清泉寮までほんの数分、そして運転手さんは「左に見えるのは○○です」などとガイドもしてくれます。
彼の「ガイド」によると、このピクニックバス、今年の運行は明日までで、冬の間はおやすみとのこと。ひょ~、超ラッキー!\(^O^)/

清泉寮で 名物のソフトクリームを食べ、カワイイ雑貨などを物色したあと、徒歩数分の場所にある「西の魔女の家」へ行きました。
(写真は、清泉寮の展望台からの富士山のながめをバックにした ソフトクリームです)

「西の魔女の家」は、昨年2007年に公開された映画「西の魔女が死んだ」を撮影する際、清里の森の中につくった「魔女のおばあちゃんの家」のセットをそのまま保存し、一般公開しているものです。

イギリス人のおばあちゃんの家、という設定なので、古いイギリス風のかわいいおうち、ハーブやお花をたくさん植えた庭、鶏小屋などがつくられて、まるで あのターシャ・テューダーさんのおうちそっくりです♪

ところで、わがハモカミは、今回ユニット名をあらため、ちょっぴりバージョンアップしました。

今年は、あのゴルフ界の若き英雄 ハニカミ王子が大活躍しましたね。
ハニカミ・・・我らハモカミに似てるじゃないか?それじゃうちらも、この機会に名前を変えようじゃないか。
そっちがハニカミ王子なら、こっちはハモカミ王女、ハモカミプリンセスだ。略してハモプリだ。
その昔、プリンセス・プリンセス(略してプリプリ)って女の子ロックバンドもあったことだし。

というわけで、「魔女のおばあちゃんの家」の入り口に設置されていた、訪問者用のメッセージボードに、きっちり「ハモプリ♪」とサインを残してきましたよ~
\(^O^)/


学芸会

2008年11月21日 | その他日記
今日は、近所の小学校の学芸会を見に行ってきました。

S子ちゃんやMちゃんがピアノでがんばっていた、ついにその「本番」の日です。
ほかにも、1年生のRくんや3年生のY子ちゃんもいるので、楽しみです♪

学年ごとに劇が演じられましたが、どの学年も、一生懸命に練習したんだろうな、という努力の跡が感じられて、見ていると心が楽しさと感動でいっぱいになりました。
それにしても、子どもたちの持っている力はすごい。
普段からピアノのレッスンやコンサートを通して、それは常に感じています。
こうして、普段面識のない子どもたちの 力いっぱいの演技を見ても、やはり同じことを感じました。
みんな、歌はうまいし、役になりきって心をこめて演技しているし、出番の出入り、大道具や小道具・ライティングなどの裏方、ナレーション、伴奏、どれもこれも、大人に負けない活躍ぶりです。いえ、凛として余計なことをしない分、大人よりすてきだと思います。
そう思うので、私は 子どもたちの活躍の場面を見るのが大好きなのです。

どの学年の劇も工夫がこらされて、すばらしいと思いましたが、中で「K学級」という、いわゆる特殊学級のクラスの劇は、なんか特別の味わいがありました。
ほかの学年と違って、同年齢の子どもばかりじゃない10数人の子どもたちがメンバーなのですが、その子たちみんなで描いたのであろう バックの背景は、どの劇のよりも一番大きく、伸び伸びとアフリカの草原(?)を描いてあります。
また、めいめいが伴ってくる、段ボールに描いて切り抜いたさまざまな動物も、とてもきれいな色で力強く、生き生きと描かれていて、巨大な現代アートを見せてもらっているような楽しさでした。

前にHPの「音楽のツボ」ページに、「こどもである幸せ、こどもを持っている幸せ」について書いたことがあります。
今日はまさに、それをしみじみと感じました。
本物の「我が子」じゃないけど、「生徒のこどもたち」を持っているおかげで、こうして、普通なら入ることのできない 小学校の体育館に入って、学芸会を見せてもらうことができる。
それはとても貴重な、感謝に値する幸せではないでしょうか?


同じ曲でも

2008年11月19日 | レッスン日記(小中高生)
Nさん(大人)
前回、ショパンの「嬰ハ短調のワルツ」の練習で「イメージを描いて弾いてみて!」ということをレッスンしたのでしたが、さて、その成果は。
さっそく弾いてもらうと、前には気になった、左手の金属的なぶつかりが とても気をつけて直してあって、やわらかな美しい音色になってきました。
ゆったりとして少し陰りのある、とてもいい感じになってきています♪
私は、自分自身の演奏を考えると、自分はどちらかというと、何を弾いてもテンポが早めで、よく言えば「若々しい」「溌剌」、別の言い方をすれば「子どもっぽい」と思っています。
大人の生徒さんの演奏を聴くと、どの人も、私より大人っぽい演奏だなー、と思います。
同じ曲を弾いても、表現は人それぞれ。
Nさんには、Nさんらしいショパンを、しっとりと弾いてもらいたいと、仕上がりを楽しみに あと1ヶ月、レッスンしていきたいと思います。

バーナム

2008年11月19日 | レッスン日記(小中高生)
Rくん(小1)

今現在、ヒバピー教室の中で一番学年が下のRくん。
実際には、1年生はRくんだけじゃなく、Tちゃんも同じ1年生で 最下級生です。
でも、Tちゃんはピアノ教室では3年目のベテラン、それに近ごろめっきり成長して お姉さんになってきたので、やっぱりRくんが目下のところは最下級生なのです。
いつも、ピアノは1回弾くのが精一杯。ドリルの問題をやったり、カスタでリズムうちをやったり、そのうち 部屋にあったマッチ箱入りのミニミニ積み木を見つけて、毎週「これ1回弾いたら積み木やっていい?」と 積み木許可欲しさにようやくピアノを弾く、という感じで、まだまだ系統的なレッスンには到達していない状態です。
それでも、それぞれ 集中時間はたった一瞬だけど、その中で行う課題はとても上手にできて、(いいな!)と思わせてくれるRくんなのです。

先週、「バーナム」の基礎編、オレンジの本を渡してありました。
テクニック練習ばかりの「バーナム」。Rくんは「やだよー」とか言うかな?と 少し不安があったのですが、楽譜を開いたRくんの顔は、いつもとちょっと違う感じで、私は「え?」と思いました。
「練習してきたよ」Rくんは、いつになく主体的に 最初の2曲「あるこう」と「はしろう」を、ちゃんと音符を見て弾きました。
今日のRくんは、なんかちょっとお兄さんっぽい顔になっていて、私は「へ~」(@o@)と、びっくりしたり、「バーナム恐るべし・・・」と 密かに思ったりしたのでした。

子どもたちは、みんな「バーナム」が好きで、歌もなくメロディーらしいメロディーもなく、ただただ次々でてくるメカニック練習を、嬉々として弾きます。
もちろん、繰り返しアトランダムに弾いたり、ルーレットでスリルを感じさせたり、早く弾いたり遅く弾いたり、という「使い方の工夫」も 子どもたちの気持ちを引きつけるのに一役買ってはいるのだろうけど、自分が小学生だった頃に 同じメカニック練習の「ハノン」がつまらなかったな~、という思い出を持っているヒバリとしては、今の子どもたちが ちょっぴりうらやましく思えるのでした。

勇気ひとつを友にして

2008年11月15日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4)
いよいよ、来週の今日は学芸会の劇で「勇気ひとつを友にして」の伴奏をする日です。
一生懸命練習して、もう出来上がっているピアノ伴奏です。
普段 一人で練習するときは、メロディーもない「伴奏」だけを弾くので、ちょっと空しいですが、今日は、先生がエレクトーンを弾いて、S子ちゃんのピアノに合わせました。
合唱、オーケストラなどを全部 エレクトーンで再現し、それに重ねてのピアノ伴奏。
二人でのアンサンブルは、なかなかドラマチックにできました。
来週は、学校のみんなとの本番です。
きっとうまくできるよ。

おねえさまの部屋

2008年11月14日 | レッスン日記(小中高生)
クリスマスコンサートまで、あと1ヶ月。
今日は、コンサート出演メンバーのうちの『上級生』、すてきなおねえさまたち(シルバー世代)のコーラスグループの練習でした。
いままで、経堂のスタジオを借りて練習していたおねえさまたちですが、今日はなんと バリバリ若者の街 下北沢のスタジオでの練習です。
歌は「徹子の部屋」のテーマ曲に歌詞がついて、楽しいコーラスになったもの。
リズミカルな楽しい歌なので、できれば譜面を見ないで、軽く体も動かしながら歌ったらいいな・・・と思っていたら、ちょうどスタジオの壁面が 大きな鏡張りだったのです。
さっそく「鏡の方を向いて歌ってみましょう」と提案して、5人のおねえさまがズラリと横一列に、鏡を向いて並びました。
始めは歌詞やメロディーを思い出すのに精いっぱいで、真剣な顔で歌っていたおねえさまたちでしたが、練習を繰り返すうち リズムに乗って歌うのにもだんだん慣れてきて、すてきな笑顔や体の動きなども出てきました。
歌詞をまちがえて大笑いしたり、動きがキマってグー!となったりして、30分あまり練習したら、さっそく「休憩時間」。
それぞれのおねえさまたちがバッグから出したクッキーやチョコ、フルーツなどのおやつがズラリと並んで、ティータイムです。写真は、デジピの上に並んだおやつ。
キャピキャピとお菓子をつまみながら、
「わかった?これが、私たちの元気の秘けつなのよ♪」と おねえさまたちは笑うのでした。
後半の練習も終わったあとは 全員で下北沢駅へ向かいながら、
「衣装も買わなきゃね」と あれこれお店を物色し、カラフルな衣装やアクセをバッチリ調達して、大収穫の「おねえさまレッスン」は終わったのでした。
来月、あと1回練習をしたら、本番へリーチです。
年々、コンサートを重ねるたびになぜか去年より若くなっていく、不思議なおねえさまたちなのでした。

クリスマス曲集 -Kちゃん-

2008年11月13日 | レッスン日記(小中高生)

去年あげたクリスマス曲集から、「サンタが街にやってくる」が宿題になっていました。

Kちゃん(小6)の楽器はエレクトーン。コードネームのついた、クリスマスの曲集は、まさにエレクトーンにうってつけです♪

2ビートの伴奏をつけて、コードもなめらかに引き分け、さすがの演奏だったので、今日はこれに少しずつ色をつけていきます。

先生:「オートリズム使おうね。『ビッグバンド』のスイングで」

Kちゃん:「最初はフィルインから始める?」

先生:「そうだね、そうしよう」

エレクトーンの扱いに ずいぶん慣れているKちゃん、さっそく右足のフットスイッチを使って、リズムのイントロを作り、演奏を始めます。Kちゃんのタッチは軽快で、ポップスにぴったりの弾き方!いいねー♪

これ、実は『音符をあまりよく読まない』Kちゃんのクセが、ポップスというジャンルには幸いしてるんだ、とヒバリ先生は内心思った。大きな声じゃ言えないけど。

もうひとつ、Kちゃんの演奏を聞いて「いいね!」と思ったこと・・・先日のY子ちゃんもそうだったけど、Kちゃんも、いったん弾き始めたら、決して途中で止めたり弾き直したりしないのです。間違えそうになっても、なんとか補ったりアドリブしたりして、とにかく止まらず最後まで弾ききる。アッパレだ!\(^O^)/

また、Kちゃんは「フィルインも入れた方がいいかな」と、曲の節目節目の、ちょうどジャストミート!というタイミングで、リズムのフィルインを投入しながら、ごきげんに「サンタ~」を弾きました。

私はいつもみんなに、「止まらないように」という姿勢は伝えていますが、こうして 新しい曲で、何も注意を与えていない時に、生徒みずから実践してくれたり、また、フィルインの投入なども自然に使いこなしてくれたりすると、「ああ、身についているんだ」と、驚かされたり感動したり、です。

Kちゃんにとってコード弾きは、水を得た魚のように慣れたもの。「サンタ」の後、「赤鼻のトナカイ」も 同じように弾いてみました。今度はサビの部分で、リズムを4ビートにして、よりジャズっぽく演出しました。いくらでも弾けるので、次回は「ジングルベル」もやろう、ということにしました。なんか急に、大人っぽく、音楽人、という感じになってきたKちゃんです。

※HP「ピアノのすすめ」の「音楽のツボ」ページに、音楽と時間芸術について書きましたので、下のURLをクリックしてお読みください。

http://www.hpmix.com/home/hibari/


クリスマス曲集 -M2ちゃん-

2008年11月13日 | レッスン日記(小中高生)
ピアノを習い始めて、2度目の冬を迎えるM2ちゃん(小3)。
去年のクリスマス時期は、入門したばかりでまだピアノもお家にきていなくて、という頃だったので、ドレミを覚えたり音符を書いたり、ということを一生懸命やったいたのでした。
今年初めて、「クリスマス曲集」をもらったM2ちゃんです。
「これにする」と選んだ曲は「もろびとこぞりて」。
耳にする機会の多い賛美歌なので、子どもたちもたいてい知っているようです。
「音符が難しいよ~」
と言いながらも、やってみると右手は音階が下降してきているだけだし、左手はバーナムでさんざんやっている、ドミソ・ドファラ・シレソの和音で弾けるようになっていて、思ったよりも簡単!
M2ちゃんもそのことに気づいたようです。
「あっ、バーナムとおんなじ伴奏だ。ラッキー!M、いい曲選んだんだなー♪」
と言いながら、何度も何度も繰り返し、練習しています。
ちょっとでも間違えると、
「やだ!完璧に弾きたい」と言って、最初からやり直すのです。
M2ちゃんの弾くピアノの音は、力強くてよく響きます。
間違いを恐れず、力いっぱい弾いていて、とってもいいな、と思いました。
来週は、完璧に弾けるようになっているでしょう。

山下達郎 クリスマス・イブ

2008年11月13日 | レッスン日記(小中高生)
Tさん(大人)
今年のクリスマスコンサートには、3年前エレクトーンを始めたときからの憧れ、山下達郎の「クリスマス・イブ」を弾くことになり、がんばって練習しています。
曲は大体できあがり、後はいろいろな音をメモリーしたレジストレーションを瞬時に使い分け、リズムを入れたり右足のフットスイッチを切り替えたり、ということに慣れなければいけません。
熱心なTさんは、「先生のエレクトーンを覚えるために」と、椅子の上にのぼってエレクトーンの鍵盤を写メで撮影する徹底ぶり。(そんなもの役に立つのか?)
Tさんは「ハイ!役にたつんです」と自信満々でしたが。

さて、今日は久しぶり(1年ぶり)に、Tさんの愛犬(愛娘)ミニチュア・ダックスのメイちゃんがお供してきました。
1年前と違うことは、うちには猫のジルがいること。
大丈夫かな?と 私たち二人が緊張しながら廊下の入り口をそうっと開いたところ、猫のジルはびっくりして 素早く階段の上に避難し、安全な場所から目をまん丸にしてメイちゃんを凝視している一方、メイちゃんの方はジルの存在を一切気にせず、嬉しさ炸裂で部屋へ突入。すごい勢いでレッスン室を通り越してキッチンへダッシュ、ジルの食べ残しのキャットフードを嬉しそうにカリカリ食べていました。(^◇^)
その後は、部屋のあちこちを探検して歩くメイちゃんのあとを ぴったりついて歩くジルの姿が。
たぶんこの二名の間に、今後も大きな争いは起こらなさそう。。。

クリスマス曲集 -M3ちゃん-

2008年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4)。
「ピアノで歌を3」の、両手で曲を完成させていく、という課題が大分進み、テキストも後半にさしかかっています。
「はい、この曲もできたね。マル。つぎは?」
「まだやってない・・・」
「じゃ今やれば?できるでしょ」
「いい、いい、もういい」
「じゃ宿題いっぱいだよ?」
「えっ、ダメ。宿題いっぱいイヤだ」
「な~んだ。じゃ、テキストなかなか終わらないよ。じゃーしょうがない。新しい本あげようと思ったのになー。テキスト終わらないんじゃしょうがないね。あーあ」
「えっ、新しい本!」
「そうだよ。あげようと思って用意しといたけど、あげられないね」
「えっ、あげて!あげて!」
「宿題いっぱいやってくる?新しい本と両方になっちゃうよ」
「やってくる!」
ふふふん、まんまと引っかかったか。そうこなくっちゃね。
「ジャーン!クリスマス曲集だ~」
「わーい。あ、ジングルベルだ。『あわてんぼうのサンタクロース』も知ってる・・・これはしらない」
M3ちゃんは、つぎつぎページをめくりながら、曲を見ています。
「聞けば知ってると思うよ。『♪さ、あなたから、メリークリスマス、私からメリークリスマス・・・』」
「♪サンタクロース イズ カミン トゥー タウン~」
M3ちゃんも合唱団員。すぐに曲をとらえて、歌います。
本をずっと見ていったM3ちゃんは、一番最後の曲・・・「星に願いを」を、「これ弾いてみたいけど・・・」と見つめています。
「いいじゃん!やれば!」
「だって難しいもん」
確かに、この本の中では一番難しい。でも、M3ちゃんに「やりたい」という気持ちがあれば、弾くことができると、わたしは思っています。そして、たとえ憧れの段階であっても「やりたいな」と思ってくれた、ということが、M3ちゃんの大進歩だと嬉しく思いました。
M3ちゃん。あなたなら弾けると思うよ。憧れから1段階ジャンプして、弾いてみないか?!

美しき青きドナウ

2008年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4)
「太陽がいっぱい」を なかなかいい雰囲気で完成しました。
「クリスマスの本、もってきた?」
「ううん、今そのこと思い出した」
というわけで、Mちゃんはテキストを先に進めることにし、アルペジオの練習曲と、その奏法を使った「美しき青きドナウ」の2曲を、宿題としてやってくることにしました。
「こんな曲よ」先生がちょっと、「美しき青きドナウ」の最初の部分を口ずさんできかせると、さすが合唱団所属のMちゃん、知っていたとみえて、すぐ一緒にメロディーを歌い始めました。
 ♪ル、ルルルル~ (ハハッ、ハハッ)
 ♪ル、ルルルル~ (ハハッ、ハハッ)
(ハハッ、ハハッ)の部分は、コーラスで入ってくるオブリガートのパートです。
「これはね、もともと、合唱曲なのよ。メロディーを歌う人、それからオブリガートを歌う人。今回は、メロディーを右手で弾いて、左手でベースと、それから右手の上をクロスして、オブリガートも弾くってわけ」
「ふんふん、なーるほどね~」
Mちゃんは、曲の感じをつかむことに長けているので、この「美しき青きドナウ」も、きっと楽しいワルツの雰囲気で弾いてくれると思います。