6月に入門してから これまで半年近く、ピアノ弾かない、練習やらない、宿題いらない、積み木やっていい?・・・みたいな感じで来たRくん。
「何しにきてるんだか」と疑問に思いながら、毎週、ピアノは1回か2回しか弾かず、カスタのリズムをやったりノートの問題をやったり、世間話につきあったりと、あまり「中身の濃いレッスン」とは言えない時間を過ごしてきました。
こんなんじゃ、お母さんも「?」と思ってるんじゃないかなあ、と感じながら、それでも、「せいては事をし損じる」と心の中で繰り返しつつ、長期戦を覚悟して観察してきました。
うちの教室の、他の子どもたちは皆、「ピアノが好き!」「音楽はすてき!」「歌いたい!」「アンサンブルやりたい!」という『熱血漢』ばかりで、体からは熱気がポッポと発散されているのですが、その中にあって一人、体温が低いなあ、と思うRくんでした。
ところが、先週「バーナム」を始めてから、Rくんの体の中に 小さな「種火」がともったんじゃないか?! という、温度を感じ始めました。
今までと違って目がちゃんとピアノに向いているし、今日は「もうひとつ弾いてみる?」という先生の問いに「うん、いいよ」とカジュアルに答え、なんと まさかの10曲も弾いたのです!! \(^O^)/やった~♪♪♪
なかなかうまく点火できなかったたき火に、ようやく種火がついたかも♪
これから少しずつ細い枝~太い薪と 燃料を加えていったら、だんだん燃え始めていけるかな、みたいな瞬間です。