りらつくまさん(メンズ):
大好きな「めぐり逢い(アンドレ・ギャニオン)」の曲を弾きたい一心でデジタルピアノを購入、一念発起してピアノレッスンにも入門、そして早や半年。(経緯のニュアンス違うかもしれないけど、大体合ってると思う)
弾いてますよ、「めぐり逢い」!
毎週レッスンするたびに新しい発見やアドバイスがあり、どんどん深みにはまっていく。
昨日のblogで「クレメンタインのアウフタクト(弱起)」について言及したタイミングでもあり、りらつくまさんのレッスンでもそのことについて触れました。
「めぐり逢い」はカナダのアンドレ・ギャニオンが作ったイージーリスニング曲ですが、その優雅なピアノの音色のため クラシック曲かと思っている人もけっこういるようです。
その優雅さの要因の一つには、この曲がアウフタクトで始まっているということも、もしかしたら関係しているかもしれませんよ。
冒頭がアウフタクトで始まってるということは、その後に続く曲全体のどのフレーズもアウフタクトで始まるのが定石です。
アウフタクトの曲では、メロディーフレーズが どれも1クッション置いてから第一拍目に入ることによって、一呼吸おいた柔らかな雰囲気のようなものが醸(かも)し出されるような気がします。
もう一曲、「めぐり逢い」と同じように人気が高いイージーリスニング曲「渚のアデリーヌ(リチャード・クレイダーマン)」と比較してみましょう。

こちらはアウフタクトではなく第1拍目から始まります。
曲中のどのフレーズも 強拍である第1拍から始まるので、優雅ながらも 曲全体にきっぱりとした力強さやメリハリ、煌(きら)びやかさを感じませんか?
あくまで明るくキラキラと前向きな「アデリーヌ」を聴くと、「めぐり逢い」 に感じられる優しさや柔らかさ、ちょっとくぐもったような切なさなどの所以(ゆえん)は、「めぐり逢い」がアウフタクトの曲だから、ということも、欠かせない要因の一つだと私は思うんですが、あなたはどう思う?
HP HIBARIピアノ教室
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