HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスン再開

2008年08月20日 | レッスン日記(小中高生)
今日はたくさんの人が、夏休み後のレッスンを再開しました。
午前中はエレクトーンのTさん。練習したのは「いとしのエリー」です。
すでにスタンダード化した サザンの名曲ですね。エレクトーンの難しいところは、強弱やタッチのニュアンス、デリケートな表現などを、すべて『右足』のエクスプレッションペダル(ボリュームペダル)で行わなければならないことです。
これをうまく使うか使わないかで、すてきな曲になるか、味も素っ気もない曲になるかが分かれてしまいます。
あと1ヶ月で エレクトーン歴丸3年を迎えるTさん、これが今後の大きな課題です。

久しぶりにやって来たRくん(小1)。
相変わらずシャイで、ピアノを弾かせるのもなかなかですが、休み中に買ってもらった3匹のヤドカリのことや、亀、カブトムシなど、ペットたちのことを生き生きと話してくれました。
うまくノセたり誘導したりして、ようやく弾かせてみた「ミッキーマウス・マーチ」は、長くしなやかな指で、美しくなめらかで驚くほど!こんなに弾けるのに、なんでああシャイなのか?!
Rくんは学校では1番の俊足で、「俊足認定証」みたいなのももらった、とのこと。
運動神経のいい子は、音楽も上手なはず。この『ハニカミ王子』が、今に頭角を現してくれるのを気長に待ちたいと思います。

M2ちゃん(小3):今回、発表会デビューしたM2ちゃんは、すっかりピアノが身に付きました。夏休み前に、テキストが残り3曲になって、「全部やってくること」が宿題だったのですが、M2ちゃんはそれを一気に全部弾いたあと、「はじめから1冊、全部弾いてみる!」と言って、テキストの最初から最後まで・・・なんと23曲全部、一気に弾き通したのです!すばらしい! 
M2ちゃんは、新しいブルーの表紙のテキストをもらって、意気揚々と帰って行きました。

Mさん(大人):バッハの「小前奏曲とフーガ」の本をやっていますが、2声部の曲はすべて制覇してしまい、あとは3声部の難しい曲を残すばかりとなりました。
3声になると飛躍的に難しくなるのですが、思い切って、次は部分的に3声が入ってくる曲に取り組むことにしました!
もう1曲はモーツァルトのソナタハ長調です。
Mさんは独自の読譜法(?)を使っていて、最初に曲を全部覚えてしまい、弾くときには一切、楽譜を見ないのです!
その暗記力には驚くばかりですが、暗譜ゆえにメリットもあり 曖昧になったり勘違いが直らなくなったり、というデメリットもあり 悲喜こもごもですが、それもMさんらしくていいじゃない、と思っています。

かえでさん:L.ラッセルの「ア・ソング・フォー・ユー」。もう ほとんど曲の内容や指使いはできあがって、微妙なニュアンスやリズムの乗りを表現していくレッスンに入っています。
この曲の持つ、ちょっとアンニュイな、そしてキュンとなる切ない雰囲気などを、彼女はたっぷり味わっていて、「弾いてて 超~気持ちいい! (^O^)v 」と言っています。
素敵だね~ それって、超~大人なピアノです~♪

ピアノ2学期はじまり

2008年08月19日 | ブルクミュラー
ピアノの夏休みが終わって、今週からまたレッスンが始まりました。
今日は、『ピアノ2学期』の初日です。

T&Tきょうだいが、元気にやってきました。

Tちゃん(小1)は、「ひさしぶりにバーナムやりたいな」と、テクニックの本を譜面台に広げ、次々と弾いていきます。
新しい曲でも、迷わずちゃんと譜面を読んで音を取っていくので、読譜力がずいぶんついてるんだなあ、と嬉しくなりました。

Tくん(小3)も、バーナムを意欲的に弾いていき、「『海の風景』(発表会で弾いた曲)まだ覚えてるよ!」と 弾いてくれました。
とても力強く、発表会の時より もっと上手になってるみたい。あれから、何度も弾いたんだろうね。こうやって、一度自分のものにした曲が、レパートリーになっていくのは、とてもすばらしいことです。
Tくん、また一段とバージョンアップしたように見えました。

Y子ちゃん(小3):お友だちの間で人気がある「アラベスク」が弾きたい、といっていたので、休み前に楽譜を渡してありました。
一人で、ちゃんと最後まで弾いてきたのは立派でした。
けれど、何カ所か 聞き覚えであいまいに弾いているところがあります。また、耳なじんだ曲を、ただなぞっただけ、といった感じも受けます。
そこで、あいまいに弾いているところは いっしょに譜面を見て、ゆっくり確認し、納得したうえで弾くようにしたら、きちんとできるようになりました。
また、ピアノやフォルテなど、強弱の記号にも注目させ、それに沿ってイメージを想像させるよう リードしてみました。
「真ん中の、左手が「ソ♯ラシラソ、ラシドレミ、ってメロディーになるところ。ここは、たとえば、ナルニアの映画だったら、大きなセントール(半人半馬の、ナルニアの戦士たち)が堂々と現れてくる感じ。楽器で言えば、チェロとかコントラバスとかさ。それに対して、はじめの所は、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、ラシドシラ!ラシドレミ!って、ピッコロとかで軽~く弾いて、ナルニアなら小さなリスとか、小鳥とかの動物たち。」
「ああ~!ほんとにそんな感じがする!」
心の中にありありとヴィジュアルが浮かんだであろうY子ちゃんの弾く音は、さっきとは見違えるような生き生きとした音色に変わりました。
先生の「この、スフォルツァンドっていう記号は、この音だけ特に強く、ジャン!って弾くのよ」という説明に、Y子ちゃんは
「シンバル!って感じだね?!」と、ニュアンスつかみまくりです。
「そうそう!最初は軽く、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、そしてだんだんと盛り上がっていってぇ~・・・ここで シンバル!ジャ~ン!」
「わかった~♪」
何も考えずに弾いた最初の演奏が、モノクロの平面図だとしたら、今 イメージを描きながら弾いている演奏は、オールカラーで生き生きと躍動しているムービー!
「イメージする」というのは、それくらいガラッと音色を変えてしまう力を持っているのです。
Y子ちゃんには、この調子で来週、仕上げてきてね、と宿題にしました。
来週の、完成した演奏が楽しみです。

たのしい川べ

2008年08月05日 | 読書・絵本
今日は魔女と二人で、銀座で映画見物。(※ピアノのサイトの日記参照)
お昼に映画が終わって、外に出たら 空は真っ黒な雲におおわれ、ポツポツと大粒の雨が降り始めた。
映画の前に 銀座駅で降りた時、すぐ近くに「ナルニア国」という子どもの本のお店を見つけていたので、絵本好きの二人は すぐさまそこに入りました。

前から何度も図書館で借りて読み返し、いつか自分用の本をゲットしよう、と思っていた「たのしい川べ」。
つい先日、訳者の石井桃子さんが亡くなったので、記念のためにも、今日、その本を買うことにしました。

1959年、イギリスのケネス・グレアムさんの作品です。
イギリスのカントリーサイドの香りに満ちている この本の登場キャラは、川辺に住んでいる ネズミや モグラや ヒキガエルたち。
彼らが繰り広げる騒動もおもしろいけど、私が大好きなのは、お日さまがさんさんと照る昼下がり、ネズミとモグラが、仲良しの友だち同士ボートに乗って、コールドチキンやサラダやピクルスやサンドイッチやレモネードがぎっしり詰まったバスケットをボートに積み、のんびり川くだりをするシーン。

これほどすてきな 休日の過ごし方はないんじゃないでしょうか?
夏休みの今、のんびりしながら また読んでみたいなあ、と思ってます。

今日は 大好きな本を、全部で3冊買いました。
1冊は「たのしい川べ」、そしてあと2冊は、長 新太さんの絵本です。
「にゅーっ するするする」と「ごろごろ にゃーん」。
どの本も、ずーっと長いこと好きで、いつか自分のために買おう、と思っていたものです。
今日は「機が熟した」と直感したので、めでたくゲットしました。

「にゅーっ するするする」と「ごろごろにゃーん」に関しては、絵本ページ「ナンセンス絵本」の中に加えたので、見てね。

ヒバリと魔女が、それぞれ自分の好きな本やグッズを買って、大満足で表に出たら、あの嵐のような雨は もう止んでいました。ラッキー!(^_^)v

さあ、今夜はたっぷり読み物があるから、夏の夜長(?)を ゴージャスに楽しめるぞ~♪