HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「かえるのうた」で一人輪唱🎵

2022年05月29日 | レッスン日記(小中高生)

まほちゃん(小3):

今日の課題は「たのしいピアノレッスン」の「冬さんさようなら」です。

この曲は、これまで習ってきた応用で充分弾けるのですが、最後の部分だけ、ほんのちょっぴり仕掛けがあります。

みんながそこでちょっぴり戸惑う、みたいなその箇所は、右手が「ミミファソー」とメロディーを弾くのに被せて、左手が同じ「ミミファソー」というフレーズを弾く、というところです。

このフレーズに差し掛かった時、みんな一瞬戸惑ったりつまずいたりするんですが、「この左手は 伴奏というより、右手の『冬さん〜🎵』と同じメロディーを弾いてるんだよ」と説明すると、大抵「ああそうか」と気づいて、それを意識するとつまずかないできれいに弾けるようになります。

まほちゃんも最初はちょっと戸惑いましたが、説明の後はすぐ、なめらかに弾けるようになりました。

この「ミミファソ」「ミミファソ」の掛け合いで、ごく小規模ながら「カノン」の片鱗(へんりん)を経験したことになります。

まほちゃんは、きちんと練習してきて「冬さん」もすぐ仕上がり、余裕があったので、もうちょい「カノン」で遊んでみようと思い、まずは こう聞いてみました。

「これね、『輪唱』と同じようになってるの。学校で『輪唱』ってやったことある?」

「ううん、やったことない」

「輪唱ってね、メロディーをずらして歌うことなんだけど…こんなふうに」

先生は両手を使って、簡単な「かえるのうた」を輪唱のように弾きました。

右手が「かえるのうたが」と弾いたところで 左手が「かえるのうたが」と追っかけて弾き始めるので、両手の音が重なった二重奏になります。

「ハーモニー?ハーモニーなら学校でやったことある」とまほちゃん。

「ああ、そうだね。ハーモニーのように聞こえるね。ハーモニーは 違うメロディーを同時に弾くんだけど、輪唱は同じメロディーを、弾き始めをずらして弾くことなの。やってみよう」

そうして、まずはまほちゃんが「かえるのうたが〜」まで弾いたところで先生が追っかける。

「できたできた!じゃ今度は交代しよう」

今度は先生〜まほちゃんの順で弾きます。

これもうまくいきました。

「じゃあ、今度は一人でできるかな。まず片手で弾き始めて、後からもう片方の手で追いかけていくけど、釣られないようにね」

まほちゃん、一人でやってみました。

途中、迷いそうになりながらも、慎重に両手のタイミングを合わせて「一人輪唱」完成。

すごいすごい。

この「一人輪唱」は、ずーっと将来に体験するかもしれない、バロックのカノンやバッハのフーガなどに通じる、その入り口だからね。

「できたね!これね、今は1人で2つのパートやったけど、2人ピアノに並んでそれぞれ2パートやれば、4パートになるよ\(^o^)/」と先生。「ジェリーくん(従兄弟)と、とかさ」

「ジェリーくんとジェリーくんのパパと、とか?\(^o^)/」とまほちゃん。

「そうそう。ジェリーくんの弟も横でバンバンやるよ\(^o^)/」

「ジェリーくんドラムで、とか\(^o^)/」

「それいいね!\(^o^)/」

こうして、まほちゃんと先生の脳内では、壮大な「かえるのうた巨大合奏」が鳴り響いたのでした。

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運動会がんばってね🎵

2022年05月28日 | レッスン日記(小中高生)

昨夜の大雨とは打って変わって、今日は朝からキラキラのいいお天気。

まるで夏のような日差しです。

よかったー。

今日はこの地域の小学校の運動会。

ヒバリ教室にも、よつばちゃん、白ねこちゃん、ごましおくん、ゴマちゃん、ちくわちゃんなど この小学校に通っている生徒が何人かいるので、みんな運動会やれるかなあ、お天気になるといいなあ…と気になっていたのでした。

ごましおくんや白ねこちゃんは「ツバメダンス」というのを踊るらしいし、(ごましおくんがこの間踊って見せてくれた)、6年生のちくわちゃんにとっては最後の運動会で「私、リレ選で、しかもアンカーなの。すごくない? あー、でも緊張するから速く走れないかも〜」と言っていた。

昔は、ヒバリ先生も小学校や中学校の運動会や学芸会など見に行って、教室のみんなの活躍を見物、応援したりしたんだけど、今はコロナ禍なので みんなのお家の人だって自分ちの子どもの学年の演技しか見に行けない、それも二人まで、とのことらしい…

ヒバリみたいな「近所の人」などが見に行くことなんか出来ないのです。

残念だ。

みんなー、遠くから応援してるから、がんばって活躍しておくれー

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魔法のブローチがなくっても🎵

2022年05月27日 | レッスン日記(小中高生)
黒ねこちゃん(小2):
ピアノの前に座って まず弾くのは…

ドーレミ ファソラシ ドードー
ドーレミ ファソラシ ドードー

「あっ、わかった。アレだね?!」と先生。

ドーレミ ファソラシ  ドーーシラシ ド〜〜

やっぱり!「11. さかだちの練習」だ。

バーナム(ピンク)で この課題を習ったその日から、お気に入りとなった曲です。

その日も何回も何回も弾いたんだけど、それ以来毎週、レッスンのたびに まずはこれを弾いている!

「さかだちの練習」以外でも、黒ねこちゃんは やっぱり「音階」が好きなようです。

「走ろう」「元気いっぱい」など、細かいパッセージが続く「音階」が出てくると、やる気全開でがんばる黒ねこちゃん。

コレを利用しない手はない。(先生の心の声)
そこで、さり気に「もうちょっと、早く弾ける?」と聞いてみます。

「うん、いいよ!」
と黒ねこちゃん。

「おおー、弾けるねぇ」と拍手。
そして
「もう…ちょっと、速く弾ける?」
「やってみる!」

こうして、少しずつテンポをアップ。
速くなってくると、つまずいたりミスタッチしたりも出てきます。
すると黒ねこちゃんは、
「もう1回やらして!」とまた最初から弾きました。
つまずいたら、もう一度最初から。

こうして、どんどんテンポを上げながらチャレンジを繰り返し、つまずくと
「もう1チャンスちょうだい!」
「もう1回だけ!ラストチャンス、お願い!」と言いながら、終わりの時間が来てもやめずに、夢中で弾き続ける黒ねこちゃんなのでした。

しめしめ、ずいぶん何度も練習できた。
おかげで大分指が良く回るようになったよ… と先生はひそかに思いましたが、同時に、黒ねこちゃんの知らなかった一面を再発見した思いでした。

黒ねこちゃん、こんなにがんばるなんて根性あるなー。
それにほら、気がついてないだろうけど、今日は「魔法パワーブローチ」付けるのを忘れてる!
もう、キミは魔法のブローチ付けなくたって、自分の力だけで見事に弾ける力があるんだよ。
これからは、ずーっとブローチ無しで大丈夫だね!!

好奇心旺盛、ジェリーくん🎵

2022年05月25日 | レッスン日記(小中高生)

ジェリーくん(小1):

去年の春からピアノを始めて約1年。
彼のパーソナリティをひと言で言うなら、「好奇心旺盛」コレです!
 
「ドレミ」の音符を習ったら、次も!次も!とバーナムの課題を遮二無二(しゃにむに)突き進んでいく。
 
パパが弾いてる曲を横から聴いて覚えてしまい、見よう見まねでコード伴奏も。
 
発表会で見た「ドラムのお兄さん」にドラム習いたい!と言って、お古のスティックを握り、太鼓代わりの椅子のシートを乗りまくって叩いてる。
 
ジブリ曲集をあげたら「トトロ」関係の曲だけ全部弾いてしまい、毎週ひと通り、先生と一緒に弾いてる。
 
最近はただ弾くだけでは飽き足らず、1曲弾く間に 高い音、低い音…とあっちこっちのポジションに忙しく動き回りながら弾いて、面白がってる。
 
こんな調子です。
「なんかちっともじっくり集中してなくて、こんなんじゃダメなんじゃないでしょうか」とママ。
 
もっともな感想だと思いますが、大丈夫です。
 
ジェリーくんは あれもこれも「やってみたい」「弾いてみたい」という意欲でいっぱいなので、あちこちに目が向いたからといって、決して「気が散ってる」わけではありません。
 
むしろ彼の好奇心は、ちゃんとピアノや音楽に向かってまっしぐらに「集中している」と言える。
 
この年齢の、特に男の子が集中できるのは せいぜい数分間なので、レッスンでは、その短い集中時間をとらえて、都度都度 色々な課題へと誘導しています。
 
ジェリーくんご本人は「習っている」意識はあまりなく「遊んでいる」という気持ちで楽しく伸び伸びやっていると思うんですが、そうやってワクワクしたり工夫したりしながら身についていくものこそが 実は真の音楽だと、私は考えています。
 
そもそも音楽や楽器を「弾く」こと自体、英語ではPLAY、すなわち「遊ぶ」と同一の単語で表現されるものなんだから。
 
当面は、彼の好奇心を受け止めながら、一緒に音楽で遊びつつ 成長を待とう…
そう思ってるヒバリ先生であった。
 
 

新しいメンバー、ロータスちゃん🎵

2022年05月25日 | レッスン日記(幼児)






ヒバリ教室に新しいメンバーが増えました。

ロータスちゃん(年中)です!

カスタでリズム打ちをしたり、ピアノで先生と「即興セッション」をしたり、

鍵盤やピアノに動物カードを並べて、「ライオンとことり」の歌、「ゆかいなまきば」の歌を歌って弾いたり、そのたびにロータスちゃんは大喜びで、キャッキャッと声を立てて笑いながら、力いっぱいピアノを弾いています。

「じゃ今日はこれでおしまいね」とレッスンを終わってから、付き添いのママに「リズム感がいいですね」と言ったら、「そうですね、私も驚きました」とびっくりされていました。

ロータスちゃん、来週もまた楽しくレッスンしようね。

上の写真は、ヒバリ教室で、小さい「新入生」がレッスンに使うカードと、そのレイアウトです。

小中学校のみんなー、懐かしくない?ww

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好きな曲をつかまえる・天泣🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(小中高生)
グリーンロードちゃん(中1):
教室への移動手段は「自転車」でも「徒歩」でもなく、
「疾走(しっそう)」。コレですww
今日も相変わらず、バタバタと駆け込んでくる姿が。

先週、初めての中間テストを終えて、ちょっと一息、ってところかな?

中学生は色々忙しいので、発表会の準備も小学生たちより早めから始めます。
去年は自分で「これが弾きたいです」と言って、バレエ音楽「白鳥の湖」の「情景」をドラマチックに弾いたグリーンロードちゃん。
今年は、どんな曲が弾きたい?

高学年になるにつれ、YouTubeその他でいろんな音楽を聴くようになったグリーンロードちゃんが 今 心惹かれるのはどんな曲なのかな。

「天泣(きゅう)が弾けたら…」とグリーンロードちゃん。

へー、そうか。なるほど…
「天泣」は、高校の箏曲部を舞台にした漫画〜アニメの中で演奏されている曲です。
琴の音色がきらびやかなこの曲。
クラシックと違って、決められた楽譜というものはないので、ダウンロードした簡単な楽譜や動画をもとに、少しずつ「グリーンロードバージョン」の天泣を、レッスンしながら作っていこうと思います。

「好き」を追いかける。
すてきです🎵

おまけ:
今日は、新しくヒバリ教室に入った「ロータスちゃん(年中)」が 初めてのレッスンに来たので、「おねえさんの演奏聞かせてあげて!」と言って、「エリーゼのために」を弾いてもらっちゃいました。
ありがとね。お疲れ様でした!

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元祖「春よ、来い」LOVE🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(大人)
炭焼き職人くん(大人):
今レッスンしているのは「春よ、来い(松任谷由実)」です。

この曲はゴマちゃん(小5)も「好き」と言ってレッスンに取り上げたばかりですが、炭焼き職人くんの「好き」歴は もっともっと古く、「元祖『春よ来い』ファン」と言ってもいいくらいなのです。

なにしろ好きになったきっかけは、ウッチャンナンチャンの「モテないブラザーズ企画」で、ウッチャン(内村光良)とカッちゃん(勝俣州和)が連弾で弾いた演奏とのこと。
そんなこと言っても子どものみなさんにはちんぷんかんぷんですよね。
それも当然、なにしろそのTV番組が放映されたのは1997年のことだったんですから。
なんと今から25年も昔のことです。

その25年前の、モテないブラザーズの演奏に感動して以来の「春よ、来いLOVE」なんですから、そんじょそこらの「ユズくんのスケートで知りましたファン」とは年季が違う。
スジガネ入りってもんなのです。

「春よ、来い」…冒頭の、あのキラキラと桜の花びらが舞うようなピアノの音色。
美しい分散和音の伴奏に乗せて歌われる、どこか懐かしい旋律。
炭焼き職人くんはひたすらな努力で、今では、ついにそれらを自らの手で弾けるまでになってきました。
すばらしい。

そして驚くのは、炭焼き職人くんがピアノを始めてから、まだ1年弱ということ。
その上、月2回のレッスン〜去年の途中からは月1回になっていたので、数えてみたら、今までで10回ぐらいしかレッスンしてないんでした。
それでこんなピアノが弾けるようになったなんて、どれほどの努力を重ねたのでしょうか。
すごいよね?!

みんなも頑張れば、炭焼き職人くんみたいに憧れの曲が弾けるように、きっとなれるよ。

夢は追い続ければ、必ず叶う。

ねっ、みんなも、「大好き」を追いかけて、そしてつかまえようよ




何度も弾くのは「上手だから」!🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(小中高生)
子どもたちが、進んで何度も繰り返し弾くとき。
それは「この曲、上手だから」。
これが鉄則です。

あら?「ヘタだから」何度も弾かなきゃ、じゃないの?
仕上がってマルをもらった上手な曲はもういいから、新しく始まった「ヘタな曲」こそ何度も弾いて練習しなきゃ。
と大人は思いますが、でもね。

「ヘタな曲」を練習するのはしんどい。
苦労しながらヘタな曲を繰り返し弾くより、すでに弾けてる「上手な曲」を弾く方が楽しいに決まってる。
大人の人だってそうだと思いますよ?

ただ、大人は「それじゃダメだ」と思う理性があるので、しんどい練習もするし、嫌いなオカズも食べる。
苦い薬も飲む。

小さいみなさんはとても正直なので、楽しい「上手な曲」最優先、ということになるんですよね。
でも、上手なレパートリーを何度も弾くってことは、その曲がより上手に、洗練された演奏になるし、表現力やリズム感も上がるし、いいことだらけ。

少しずつ難しくなる練習課題を、苦労して克服するのはもちろんとてもとても大切。
だけど、その一方で、すぐに弾けるレパートリーを何度も楽しむのって、実はこれこそが、音楽の真髄なんじゃないかなぁ。

そんなわけで、ヒバリ教室では「上手だから弾こう!」「上手な曲、弾いてみて!」「上手だから先生も一緒に弾こうっと」みたいなことが多くなります。

ふと思い出すと、みんなが行ってる小学校や中学校で、合唱の伴奏者や指揮者、音楽委員や代表、など見たら、ヒバリ教室の子がやってることがとても多い。
ピアノを習ってる子は他にもたくさんいるはずなのに、ヒバリメンバーが登場してるってことは、ウチの生徒たちは、自然に日常で音楽を「生きたもの」として楽しんでるってことなのかなー、と思います。
ヒバリ先生としては、とても嬉しいです。
それでこそ自由な「音楽人」だと思うから。



はなちゃん、先生と連弾🎵

2022年05月22日 | レッスン日記(小中高生)

はなちゃん(小2):

先週「かっこう」がとても上手に弾けて、先生とたくさん連弾を楽しんだはなちゃん。
ピアノの音が生き生きして、少しずつ自信がついてきた気がします。
 
今日の宿題は「冬さんさよなら」でした。
よく練習してきたことがわかる、しっかりした演奏。
最後の部分でちょっと戸惑う箇所があったので、そこだけピックアップしました。
「ここはね、右手が『ふゆさん』と弾いた最後の所から、左手も『ふゆさん』と追っかけるメロディーになってるの」
そして、はなちゃんの弾くのに合わせて「ふゆさん〜」と応援して歌ってあげたら、ほうら、もう上手にできた。
 
「冬さんさよなら」が上手に弾けたので、「一緒に弾こう!」と先生と連弾で。
「この間のも弾こうよ。上手だったからさ」と「かっこう」、そしてその前の「ぶんぶんぶん」。
上手に出来てる曲を次々に連弾で楽しく弾きました。
 
「つぎの曲も練習してきた?」
「うん」
次のページは「木彫りのへいたい」です。
これも、ほぼ完成まではなちゃんが練習してきていたので、「来週、また一緒に弾こう!他のもいっぱい弾こうね」ということにしました。
 
ママからのLINEにも「はなは、楽譜を読み、弾けるようになってきたことで、楽しいと思える段階まできました。自分で今日も数曲弾いていました」と書いてあったし、ほんとにはなちゃん、タッチも力強くなったなー
 来週、また一緒にいっぱい弾こうね。
 

パッヘルベルのカノンと「どこでもドア」🎵

2022年05月21日 | レッスン日記(大人)
アニーさん(大人):
月に2回のレッスンです。
「素敵な曲なので弾いてみたいと思ったんですが、弾いたらとっても難しくて…1ページがやっとです」
と、恐縮してるその曲は「パッヘルベルのカノン」です。 

親しみやすく軽やかなメロディーのこの曲、けっこういろんな場面でBGMなどに流れたりしているので、イージーリスニング系のポピュラー音楽かなあ、と思われたりしますが、実はバロック音楽なんですよね。

右手のメロディーが次々と変奏され、だんだん込み入ってくるので、アニーさんいわく「途中で挫折するかもしれません😰」

確かに、第1変奏、第2変奏…と進み、第3変奏くらいになると、次の音は何なのか、どの指で弾くのか、迷子になってしまいそう…
どうしたらいいのかな。

練習のコツは、複雑なパッセージを長々と弾かず、2小節か、何なら1小節ずつでもいいので、短く区切って、少しずつ納得→マスターしていくこと。
そして、小さく区切って覚えたパーツを、1つまた1つと、地道につないでいけば、段々と大きなまとまりとして覚えられるようになります。

でもね、なーに、そんな優等生スタイルじゃなくたってかまわないんですよ。

いっそ難しい第3変奏は飛ばしちゃって、耳馴染んだメロディーの第4や第5変奏へ、ぴょん!とワープしたっていいし。
楽しく、気持ちよく弾いて、そのうち余裕が出てきたら、飛ばした第3変奏を後から練習してもいいんだしね。

大人のピアノ、日頃のストレスから解放されてリラックスできるのが大きな効果なのに、譜読みに忙殺されて新たなストレスが発生するんじゃ本末転倒になっちゃう。

アニーさんはお孫さんもお待ちなんですが、今でも毎日車を運転して経営する会社に通っている、かっこいいキャリアウーマンなのです。

「仕事でストレスがいっぱいなんですが、ピアノを弾くと気持ちがスーッとするんです。だから少しでもピアノを弾こうと思って」と言うアニーさん。

その通り、忙しい日常や煩わしい人間関係、今日あった嫌なことや心配事など、ピアノを弾いている間は 全部忘れて、無心の世界に浸ることができます。

大人の世界は色々難しいけど、その中で1日にほんの少しの時間ピアノを弾いて「夢の世界」で遊んだ後は、「さあ、また頑張るか!」と 元の世界に戻ってこれる。

そう、ピアノは、現実世界と夢の世界をつなぐ「どこでもドア」なのかもしれないね。

大人のみなさん、ピアノを子どもだけに押し付けず、たまに子どもたちがいない時や夜の時間など、こっそりピアノを触ってみては。
思わぬ「夢の世界」へワープできるかもしれませんよ。




連弾楽しいよ🎵

2022年05月21日 | TV・映画・ステージなど
テレビ朝日「題名のない音楽会」。
題名のない音楽会|テレビ朝日

題名のない音楽会|テレビ朝日

テレビ朝日「題名のない音楽会」オフィシャルサイト

 
本日のテーマは「連弾」でした。
ピアノをやってる人にとって連弾は、自分以外の人と「共演」できる、いちばん手近な合奏形態です。
それでいて、そのサウンドは豊かでリズムは楽しく、演奏効果は一人の何倍にもなる。

ヒバリ先生は連弾が大好きで、発表会はもちろん普段のレッスンでも頻繁に連弾を取り入れています。

ヒバリ教室には「げじこ&K美」、「炭焼き職人くん&ジェリー」など 固定した連弾ユニットもいくつか存在し、またヒバリ先生自身も「おゆみとピーコ」という連弾ユニットに長年所属していて、連弾が好きすぎて連弾と合奏だけのYouTubeチャンネルも作ってしまったほどなのです。

下に動画の一例を貼っておきますので、興味のある人はYouTubeチャンネルの動画も見てくださいね。
連弾は素晴らしいので、みなさんも好きになってください。



ヘ音記号名人・ちくわちゃん🎵

2022年05月21日 | レッスン日記(小中高生)
ちくわちゃん(小6):
今日は何からやる?と聞くと、必ず「書くやつ!」と言って、まずは「譜読みワーク」から始めることが多いです。

「ドリル」や「音符」が好きなのは、小さい時からずーっとだね。
習い始めた1年生の頃は、「おんぷワーク」みたいなドリルブックをやってたのですが、書くのが好きでワークブックの巻がどんどん進み、早いうちに全巻終わらせてしまっていました。

6年生の今は、先生が作ったプリント問題を使うのですが、ちくわちゃんのユニークなところは、なぜか「ヘ音記号エリア」が得意ということです。

ヘ音記号エリアというのは、ピアノでいうと真ん中のドから下の音符ということで、読むのが苦手、という人もけっこういるんですが…
「学校ではこういう音、習わないんだよ。だからできても褒められることがないよ」と言ってるちくわちゃん。

そっかー。じゃこうしよう。
「ヘ音記号名人」のキミは、ブラバンに入って「低音楽器」をやればいいのでは。
チューバとか、ユーフォニウムとか、ファゴットとかさ。
みんなが「難しい」と敬遠する低音楽器、低音楽譜を一手に引き受ければ、喜ばれたり感心されたり、いいことずくめだよー。

「低音楽譜」が得意なことに加えて、もう一つちくわちゃんのユニークな長所は、指や手首のスナップが とても強くしなやかなこと。
だからピアノの音が「よく鳴る」。

クリスマスの発表会では、低音部=左手のベースワークが際立った曲を探して、かっこよく弾いてもらえたらいいなーと、今からあれこれ考えてみる先生なのでした。

ヒバリ写真館・小鳥とツーショット🎵

2022年05月20日 | レッスン日記(小中高生)
今朝、ヒバリが3Fのベランダで洗濯物を干してたら、近くで「チチッ、チチッ、」て小鳥の声がして、それがすごく近くで聞こえたのでキョロキョロ探したら、なんと今 干してる洗濯物ハンガーにとまって鳴いてるのだった。

よく見たらシジュウカラで、見ていても全然逃げなくて、ずーっと耳元で親しげに「チチッ、チチッ、」って鳴いてる。

毎年、冬から春がくるまでの間は毎日餌台にヒマワリの種を用意してあげてるから、そこに通ってきてた子なのか、それともその子の子どもが巣立ちしてきたのか…?

全然逃げようとしないので、そーっとポケットからiPhoneを出して動画を撮ろうとしたけど、なかなか画面に彼(女)がうまく収まらないし、こーんなに間近で撮ってる図案にならない。
どうしても、自分も一緒に映らなきゃ。

それで、うーんと腕を伸ばして、自分も画面に入ろうとしたけど、やっぱ自撮りモードにしなきゃダメだとわかり、カメラを自撮りに切り替えて、シジュウカラとの2ショットを、結構長い間撮った。

ついに彼(女)が飛び去ったので、撮った画面を見てみたら、なんと「自撮り」に切り替えた時に撮影がOFFになったらしく、ぜーんぜん映ってないのだった。

えーん、こんな映像、あと100年生きたって撮れないよ〜😭

あまりに残念すぎるので、せめて「ヒバリ写真館」の後撮り写真に残しました。


こーんな画面だったんだよー(泣)

注: ヒバリ写真館=カメラ等を使わず、ヒバリの記憶をもとに、後から手動で記録される写真。




ショパンのフレーズは筆文字で🎵

2022年05月19日 | 音符・楽譜・テクニック

ひまわりちゃん(中1)、今年の発表会でショパンのワルツを弾くことになり、GWが終わった頃から少しずつ練習し始めました。

 
ひまわりちゃんが弾くのはワルツ9番(通称別れのワルツ)。ゆるやかなテンポの、甘く切ない「これぞショパン!」という曲。
 
今日、最初の1ページの右手は一応弾けるまでになってレッスンに来ました。
「うん、旋律も、指づかいもきちんと間違いなくできてるね」と先生。
「そしたら次。ショパンは、ただ正しく弾くだけじゃダメなの。呼吸するようにフレーズを弾かなきゃいけない」
「呼吸…って?」
「それはね…あっ、そうだ」
先生は引き出しをかき回し、「ボールペン」と「筆ペン」を1本ずつ持ってきて、紙に文字を書きました。
 

「ボールペンで書いた文字は、どこも同じ太さ、同じ力加減。だけど筆で書いて、最初はグッと重みをかけ、ふんわりとカーブを描き…そして最後はスッと抜くと、ほら、線にやわらかさと膨らみが出てくるね。そして線の最後は、スッと細くなってる。
ショパンを弾く時、この筆で書く時のように、フレーズの中程はふっくら、最後はスッと抜くように弾く。ねっ、『抜き』が肝心なの。これは絶対にやってもらわなきゃダメなの」
そして実際に、手首を使って柔らかく「抜く」お手本を示します。
ひまわりちゃんは真剣にそれにならい、全部のフレーズをきれいに「抜いて」弾くことができました。
「できたできた!ねっ、来週まで、きれいに『抜いて』フレーズが弾けるように練習してきてね」
「うん、わかった」
 
フレーズをきれいに弾く「抜き」は、ヒバリ先生が特に大事にしていて、ヒバリ教室のお家芸とも言える大切なテクニックなのです。
ひまわりちゃん、是非これを身につけて、より一層「ヒバリッシュな」(?)ピアニストになっておくれ。
 

中学生、好きな科目は音楽🎵

2022年05月19日 | レッスン日記(小中高生)
ひまわりちゃん(中1):
昨日・今日と 中学校に入って初めての「中間テスト」があり、今日は午前中でテストが終わって、午後早い時間にレッスンに来ました。

「どうだった、テスト? できた?」
先生がワクワクしてききました。

「うん、まあ、英語は結構できた」
「へー、よかったね。学校の科目で得意っていうか、好きなのは何なの?グリーンロードちゃんが聞いてたからさ」

「音楽!」
ひまわりちゃんが元気よく答えました。

「あー、音楽ね、それはそうだね」
当然予想される答えでしたね。

でも今回は
「音楽以外で、好きなのは?グリーンロードちゃんは社会なんだって!」
「え〜〜、社会ぃ〜!」
その声を聞けば、社会に対してのひまわりちゃんの印象は、ヒバリ先生と同意見なのかなーと 大体想像できるよ…

「すごいねー、グリーンロードちゃん、社会が好きなんてねー」
「ねー」

で、そうこうしてるうちに、肝心のひまわりちゃんの好きな科目が何だったかを、聞いたけど忘れてしまいました。
今度また教えて…

でも一番好きなのが音楽でよかったよ。
それについては、グリーンロードちゃんも同意見だと思います。
中間テストでは音楽のテストはなかったそうですが、期末には音楽もテストがあるよね。
二人とも、音楽でしっかりいい点とっておくれ〜