HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

発表会のあと

2012年08月01日 | レッスン日記(小中高生)
発表会が終わりました。
7月も終わりました。
今日は8月1日。

普通、大方のピアノ教室では、発表会が終わった週のレッスンは「ごくろうさま休み」として お休みになるのが一般的だと思います。
でも、ヒバリ教室では、この「発表会直後のレッスン」を とても大事と考えているので、お休みにはなりません。
そのことは、HPの「音楽のツボ」にも書いてあることなのですが、内容は次のようなことです。

発表会の、最高に盛り上がった気分をみんなと分かち合いたいし、子どもたちの ホヤホヤの感想もききたい。
「ドキドキした」
「緊張したけどがんばった」
「パパやママにほめられて、うれしかった」
「○○ちゃんの曲がすてきだった。今度はあんなのが弾きたい」
など、リアルな感想をきいて、今後のレッスンに生かしたり、企画側としての参考にさせてもらったりできる。

ずっと以前は、ご苦労さん休み明けのレッスンのときに「発表会の感想」を、子どもとおうちの方と両方の分、書いてもってきてもらったりしていたのですが、時間が空くとどうしても、直後の興奮や生の迫力は薄れます。
また、文章に書くと、どうしてもお行儀のよい、体裁のよい文章になってしまい、「来年もがんばりたいです」とか、おうちの方の感想もよいことばかりになってしまって、「こうしてほしい」とかの希望事項などは なかなか現れてきません。
そこで、今は、発表会直後に ご苦労だけどもうひとふんばり、教室に来てもらい、
「じょうずだったね!がんばったね!」と惜しみない称賛をおくり、苦労をねぎらい、一人一人に先生からの「講評」と おうちの方への「後記」をわたし(昔と反対です。先生から文章をわたす)、当日撮影したDVDを渡し、ひとしきりおしゃべりで盛り上がって・・・
「あの場面がおもしろかったね」
「○○ちゃんったらね、こんなことしてんだよ」
「あのときあぶなかったけど、なんとか立ち直った」
「今度はあんな曲弾こうかなー」などなど・・・

そのあと軽くレッスンをします。
今までのテキストの続きを広げて、
「次はここからだけど、きっと、すごく簡単に弾けると思うんだ。だって、発表会であんな難しい曲がんばったから、もうレベルが上がっちゃってるんだから」
と言って 弾かせてみます。

ほんとだ!ほんとに、音符もスラスラ読めるし、簡単に弾けちゃう!
これは、ほんとにそうです。
子どもたち自身もびっくりし、「ほんとだ!簡単」と大喜びし、先生が
「ほら~。ねっ、弾けたでしょ。こんなの簡単だ」と追い打ちをかけ、生徒が自信と嬉しさで 顔中で笑ったところで
「もう簡単だから、夏休みにこの曲、ひとりで練習してきてね!」と宿題を決めて、ようやく来週は「ご苦労さん&夏休み」に入るのです。

こんなに ヤル気を最高潮に盛り上げられる「発表会直後のレッスン」。
1年間で、一番効果の上がるレッスン日なので、外すわけにはいきませんわ~