HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

一気にがんばった!

2011年06月29日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
「この本、だいぶ進んだねえー」と言いながら、「ともだちピアノ・併用曲集」のページをめくっています。
Nちゃんは この「併用曲集」と「ともだちピアノ本編」の2冊を 同時進行でやっているので、その分 曲数も多くなっています。
「そうだねえ。だいぶ進んだね」と、先生も相づちをうちました。
Nちゃんは、「ほら、あと、もう少ししかない。これと、これと、これと・・・」と言いながら、次々、残っているページをめくりました。
Nちゃんは「もう少ししかない」と言ったけど、曲は、あとまだ5曲ぐらい残っています。
「きょう、これ全部ひく!」
Nちゃんは言いました。
「えっ、ほんと?」
「うん。ぜーんぶひいちゃう。全部ひいて、新しい本もらう」
Nちゃんは、ほんとにその気になったらしく、真剣に楽譜を見ながら、両手で弾き始めました。
ついこの間まで、「むずかしい」「できない」とベソをかいていたNちゃんなのに、先週あたりから、急にスラスラと両手の音符を読みながらの初見ができるようになったのです。

「Nちゃん、大丈夫?この辺で宿題にする?」
「ううん。さいごまで、ぜんぶやる」
そうして、とうとうNちゃんは、最後の曲まで 全部弾いてしまいました。
「やったー。新しい本ちょうだい!」
Nちゃんは言いましたが、
「ごめんね。今日は、まだ新しい本ないんだ・・・」
「ふうん。わたしが、今日終わると思わなかったの?」
「うん。今日終わるとは、思わなかった」
「じゃ、来週ね!」
Nちゃんは 快く許してくれました。
来週。来週、ぜったい、新しい本、用意しておくからね。
すごいぞ、Nちゃん。

1年たちました

2011年06月29日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
とうとう「ピアノで歌を・2」が終わって、新しい「ピアノで歌を・3」の本をもらいました。
さいごの「パンパンパレード」を 一心に楽譜を見ながら、まちがえず最後まで弾いて、
「やったね! 合格\(^O^)/」となりました。
「じゃ、新しい本あげるね。・・・今度のは、何色だ?」
先生がききました。
「うーん、最初のがピンクだったでしょ。それから2番目が水色でしょ。じゃあ、黄色、かな。あ、でも、茶色かな」
「ジャーン!これだよ~」
「あっ、黄色だ!」
というわけで、新しい黄色の本をもらって、M4ちゃんは帰りました。
去年の6月にピアノを始めて ちょうど1年。
「うたとピアノの絵本」「ピアノで歌を1・2」と、3冊の本を終了し、とってもじょうずに弾けるようになりました。
それにね、今日はM4ちゃんも、Nちゃんのように 一人でレッスンを受けたんですよ。
すっかり小学生らしく お姉さんになったM4ちゃんでした。

M&M 悪ノ娘と召使

2011年06月17日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小6):
「アルプスの夕ばえ」のイントロ、そしてAの部分を練習しました。
この曲は、華やかで厚みのある和音使いで 弾き映えがする、コンサート向きのピース(小品)ですが、構成はわかりやすくて、分析しながら弾けば かなり覚えやすいです。
Mちゃんは「コード弾き」がけっこう得意なので(というか 和音読むのがメンドーだからコードのほうがいい)、和音ごとにコードネームをつけていくと あっという間に音がつかめてしまうのです。
とはいえ、いくらコードがわかっても、指がちゃんと弾けなければダメですが、最近のM3ちゃんは めざましく実力を発揮し始めているので、まさに「アルプスの夕ばえ」がピッタリ似合っていると思います。
だけど、音がわからなかったときに、正しいと思える音が出るまで 鍵盤をあっちこっち叩きまくって探すのはやめておくれ。
ちゃんと楽譜をじっくり読めば、一発で正しい音がわかるんだからね。

Mちゃん(小6):
ショパンの「別れのワルツ」1ページ目を、右手・左手それぞれ練習しました。
少しずつ流れがわかってきています。
楽譜的には Mちゃんの実力で充分弾くことが可能な範囲だと思いますが、内容的には大変大人っぽいので、そのニュアンスを 12才のMちゃんが どんな風に感じ、表現してくれるのかなー、ということが興味深いです。
12才なりの新鮮なショパンができあがるのを楽しみに、レッスンしていきたいと思っています。

ところで、小学校の時、一緒に合唱団で活躍していたM&Mは、今でも歌が大好き。
ことあるごとに二人で歌い出します。
今年の発表会では、それぞれのピアノ演奏の他に、もうひとつ M&Mならではの演目を企画しました。
それは「悪ノ娘」・そして「悪ノ召使」という歌。
中世(?)の王国を舞台としたネット動画「悪ノ娘」が インターネットの動画サイトでブレイクし、「悪ノ召使」は その続編に当たります。
ネットのオリジナルは合成音声ですが、M&Mは それを実際の声で歌おうというのです。
「これは物語になってるし、発表会でみんなでやったらいいと思うの」
最初、M&Mはそう言っていたけど、これはMちゃんとM3ちゃん、二人だけでやった方がステキだと思うよ。
ということで、先生が楽譜と歌詞カードをつくり、二人で演じることとなりました。
今日は それぞれのパートを1度だけ歌ってみたけど、
「うわー、すごい
「レベル高いよね
と自分たちで言うほど、けっこう良いものができそうな予感。
夏・秋の間、ソロ曲と歌で 準備をたっぷり楽しめそうです。

1年生の二人

2011年06月15日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
「こいぬのマーチ」、「こねこのミーコ」、どれもきちんと弾けて完成し、いよいよテキストは 最後の曲「パンパンパレード」を残すのみとなりました。
ページを開いてみて、ママも思わず「うわあ、最後の曲は急に難しいのねえ」と驚いていたほど、内容の濃い曲です
なにしろ、この本全体の集大成ですから・・・
でも、M4ちゃんががんばれば 絶対弾けるので、思い切ってチャレンジしてね。
いつも、テキストの曲は楽譜を見ないで弾けるまでになって レッスンに臨んでいるM4ちゃんは感心。
指もがっちりと強く、理解力もあって 確実な進歩が見えてきています。

Nちゃん(小1):
テキストの「両手の楽譜を読みながら弾く」ことが かなりスムーズにできるようになっています。
初見の曲でも、ちゃんとト音記号・ヘ音記号の楽譜を読み、右手・左手ちがったリズムのパートを 同時に弾いていくことに臆せず、自然にこなしていけるようになって、ずいぶんお姉さんになってきました。
6月になって一人でレッスンを受けるようになってから、Nちゃんはなんと たまに「敬語」を使うようになりました。
でも そのニュアンスは「先生だから敬語でお行儀良く話さなきゃ」というのではなく、なんというかもっと、「大人同士の軽い会話」みたいなタッチなので、なかなかおもしろいです。
今日も、オリジナルソングを歌ってくれました。
まだ6才の子どもにしては とてもきれいな透明な声で、音程も大変正確です。
甘えん坊だったNちゃんだけど、まだまだ 未知の能力を秘めているような気がします。

小学校に入って2ヶ月半の二人。
もう、それぞれの個性がハッキリと表れてきています。

T&Tそれぞれの成長

2011年06月14日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小4):
ちょっと前まで、ピアノ教室の最年少で 小さい小さいと思っていたTちゃんですが、昨年一気に後輩が3人もでき、今ではすっかり中堅どころです。
指もしなやかに長く、「エリーゼのために」のような1オクターブのアルベジオ連続の曲も弾けるようになって・・・
その証拠に、こうして『バスケットボールつかみ』だってできるように!


・・・というのはウソです。
先生が、写真を逆さまに撮っただけです。
しかしTちゃんの指が長くしなやかになったのはホントなので、これから、ちょっと大人っぽい曲を弾くことにも期待ができるかもしれません。

Tくん(小6):
彼は先週も書いたように、頭の回転が良い子です。
曲の構成、コードの流れ、手の使い方などすべてにおいて、「読み」→「仮説」→「立証」と順序立てて考えることができる。
しかもそれを素早くやることができるので、音楽に限らず 人生をめいっぱい有意義に生きていくことができるでしょう。
ただ、惜しむらくは「努力」が足りない、のが残念です。
人には「努力タイプ(根気があるがひらめき力に欠ける)」と「ひらめきタイプ(アイディアは良いが根気に欠ける)」という2タイプがあり、なかなか両方兼ね備えた人がいない、というのが世の常です。
しかし、根気はあるがひらめきやアイディアの浮かばない人は、どうがんばってもそれを身につけることができないのにひきかえ、ひらめきやアイディアがあるが 努力する力や根気がない、という人は、それを身につけることが可能です。
それはひとえに、自分の心がけ次第です。
Tくんも、年齢が上がっていけば、少しずつそれができるようになっていくと思いますが、今はまだまだです。
彼が「努力」を身につければ、鬼に金棒となることでしょうが。

本日の、Tくんの「アイディア」のひとつはこれかな。。。


ストップウォッチでジャンプの練習

2011年06月13日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
「アラベスク」の、中間部を除いてなら 両手で弾けるようになってきました。
耳なじんだ冒頭部の「ラシドシラ!ラシドレミ!…」のところは、とっても速く弾けるのですが(どの子もたいていそうです)、エンディングに近づいて伴奏に変化がついてきたり、最後に和音のポーズが出てきたりすると、とたんに自信を失って「わからない…」と投げ出してしまいます。
「ひとつずつ、ゆっくり数えていけば、絶対わかるよ。数えてごらん」とうながすと、Sちゃんは仕方なく数え始めました。
「えーと・・・ここがドだから・・・ここがレ・・・ミ・・ファ・・ソ・・・ラだ!」
そうだね。さっき読んだドと、今見つけたラを 一緒に弾くわけでしょ。それじゃ、左手はどうかな?」
このようにして、右手・左手それぞれの音を読んで和音を確認できた後は、前の音からその音へジャンプする練習です。
モタモタ探していると、最後の和音が弾けるまでに いっぱい間が空いてしまうことになります。
「ミレドシラ!から最後の和音ジャーン!まで、1秒で行ってよ」と先生。
「えっ、1秒?」
「そうよ。そうだ、いいこと考えた」
先生は、携帯をストップウォッチモードにして言いました。
「ミレドシラ、の ラ のときにスイッチ押すからね。ジャーン!まで何秒かかるか」
「うわー、緊張する~
こうして、1回1回 フォームを指導したり、和音をつかむタイミングをリードしたりしながらタイムを計り、1秒とはいかないまでも、2秒ぐらいで 最後のジャンプを決めることができるようになりました。


そのあと、中間部の左手もゆっくり音を読んで確認し、来週までに練習してくることとしました。
いよいよ全体がつながりそうになってきた!

楽譜おさえネコ お友だち登場!

2011年06月13日 | レッスン日記(小中高生)
前に せんたくばさみネコをくれたMKさんに、ヒバリ教室で大人気のことを伝えると、
「またおばあちゃんからもらったので、仲間を連れて行きますね」と、もう1匹、にゃんこをくれました

 こんどの子は、ブルーの水玉です。
みて!かわいく二人で連弾
曲はもちろん「ねこふんじゃった」(?)

 暇なときは、カーテンの上で連なってます。

ハモプリ6月の練習

2011年06月11日 | コーラス・合奏サークル
久しぶりに 本年度のメンバーが全員そろいました。
といってもヒバリをいれて4人ですが。

本年度の歌は「ラヴィン・ユー」と「蜜の味」です。
まず「ラヴィン・ユー」から練習しました。
これは、もともとソロの曲で、シンプルな中にも とろりとしたセクシーなノリとリズムがかっこいい作品です。
・・・って、ハモプリの自信あるのは「シンプル」ってトコだけで、「とろり」も「セクシー」も「ノリ」も「リズム」 どれも自信ナシのアイテムばかり・・・

「蜜の味」の方は、わりとアップテンポのスィングタッチにアレンジしたので、こちらの方は元気よく歌えそうです。

そう、ハモプリのウリは「シンプル」と「元気」だけ・・・
「とろり」とか「セクシー」とかは、年齢さえ重ねれば身につくってもんじゃナカッタ、ということに、ようやく気づき始めたハモプリでした・・・



メンバーのかえでさんが、6月生まれのヒバリにくれたプレゼント。
6センチぐらいの、すっごくちっちゃなハーモニカです。
ちゃんと吹けるんだよ!

はじめてのショパン

2011年06月10日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中1):
先週、ショパンのワルツ集をわたして、最初のブロックを一緒に練習したのに、今日は すっかり弾き方を忘れていて、
「全然できてないじゃない!ダメじゃん」と怒られてしまいました。
ショパンの弾き方は、ブルクミュラーやソナチネとはまったく違います。
ましてバーナムのように、「パターンさえわかればそれを移動していくだけ」でもありません。
ショパン独自のフレーズ感、独自の指使い、そのための繊細な呼吸、などを体で感じ、表現していかなければなりません。
「先週言ったように、たとえほんの少しでも、前回より進んでないとダメなんだよ。どうするの?」
「がんばる」
「しょーがない。じゃ、もう一回だけ、教えてあげるから。絶対マスターしてこなきゃダメだよ?!」
こうして、また一番はじめから、1フレーズごとにくり返しくり返し、呼吸を伝授していきました。
ショパンを体験してない生徒にとって、彼のピアノ曲は 楽譜を見ただけでは決して弾けるものではありません。
譜面だけではわからない息づかいや、しなやかな手の使い方を、実地で先生から教わりながら、体に覚え込んでいく必要があります。
「人生初のショパン」は、そういう意味で 日本の芸事の伝授と似てる部分があるかもしれません。
わけわからなくても、ひたすら先生の手本を真似て再現することに務めていけば、いつしか自分でショパンの心を読みとることもできるようになっていくのです。
まだ12才のMちゃんには難しいことだろうけど、自分で「この曲がいい」と選んだ「別れのワルツ」です。
それを選ぶということ自体、もうすでに おぼろげながらもショパンの心を感じ取り初めているのだと思います。
その瑞々しい感覚を、ぜひ表現してもらいたいものです。

アルプスの夕映え弾くよ

2011年06月10日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(中1):
「学校の宿題も持ってきた。ここでやろうと思って」
と、カバンからたくさんのノートが出てきました。
「テストの間違ったところを全部直して、提出するの」
と、全科目(?)のノートをもってきているのです。
やっぱり中学は大変だ。

今日は、発表会のソロで弾くことに決めた「アルプスの夕映え」のピースをあげて、イントロとAの部分を練習しました。
ヒバリ教室に来て3年のM3ちゃんですが、入門した4年生の時とは別人のように、そのセンスと才能を開花させています。
こうして、新曲でもすぐに和音や構成のパターンを感じ取り(Tくんの言うように)、なんとなく雰囲気をつかんで弾いていけるのは 音楽のセンスがある証拠なのです。
今は指も長くなり、スパンも広がり、和音も迷わずにつかむことができる 12才のM3ちゃんです。
ピアニスティックで なかなかゴージャスな「アルプスの夕映え」を、華やかに仕上げてもらいたいです。


もうすぐ本のおわり

2011年06月10日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1)。
先週、「クルリントン」が宿題で、できたら「こいぬのマーチ」もやってくる、ということになっていました。
「クルリントン」は、2週目のレッスンということもあって危なげなく弾け、すぐ合格できました。
「こいぬのマーチ」も「あんまり練習してない」と言いながら、先生とパートごとに分担したり、交替交替に弾いたり、伴奏をつけてもらったり、自分ひとりで弾いたりしているうちに、いきなり「あっ」と言って、急になめらかな弾き方をし始めました。
これまでに習った曲のなかで、「音が切れないように、続けて弾こうね」と言われて練習してきたことを、急に思い出したのでしょうか。
一気に音楽的な、なめらかな演奏になりました。

今やっている「ピアノで歌を・2」は、こいぬのマーチを入れて あと3曲でおしまいです。
「じゃあ、全部やってくる!\(^O^)/」
それをきいたM4ちゃんは、調子にのって叫びました。(M4ちゃんはお調子者なのです

でもなんか来週は、ほんとに全部弾いてくるような気もするナ~

自信もってね

2011年06月08日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
先週、Nちゃんが作った 子守歌風の歌を、先生といっしょに歌ったり弾いたりして ずいぶん盛り上がりましたが、今日はテキストも、たまたま「こもりうた」という曲でした。
右手のメロディーに対し、左手がソの音で 4拍または2拍&2拍 で伴奏をつけていくものです。
Nちゃんは、右手のメロディーも左手の伴奏も同時に、とてもしっかりした音でスラスラ弾けました。
「すっごい上手だね!たくさん練習してきた?」
「さっきちょっとだけ練習してきた」
「えっ、それなのに、こんなにスラスラ弾けるなんてすごい!」
「だって簡単だもん」
なんか毎週来るたびに、Nちゃんの世界が スッキリと開けてきてるような印象があります。
じょうずに弾けたので、久しぶりにとっておきのシールを貼ってあげました。
次のページをめくって、
「じゃ、つぎは・・・」と言うと、Nちゃんは
「じゃあ、これ、宿題ね?!」と あわてて言いました。
「ううん!今ひいてごらん。できそうだもん」
「え~、むずかしそうー」と言いながら、Nちゃんは楽譜を見ました。
先生が「まず右手からね」と言おうとしたら、Nちゃんは
「左手はソだね」と、ちゃんと両手を用意しています。
「両方いっぺんに弾ける?!」
「うん、できる」
なんとNちゃんは、スラスラと次の曲も初見の両手で弾きました。
しかも、これ「バイエル」の中の曲だったんですよ! 
「Nちゃん!すごいよ。バイエルの曲が弾けちゃったよ。大人もやる本なのに」
Nちゃんに、大人用の「バイエル」を見せて、
「ほら、この曲を弾いちゃったんだよ」と言うと
「簡単だった。簡単すぎ!」
Nちゃんは、とっても自信をもったようです。
そのせいか、今日はそのあと、
「こういう歌がありますよね?」とか、バリバリ大人の態度になってしまい、笑えました。
2週間前に レッスン室の前でママと離れられずに泣いていたNちゃんとは、全くの別人でした。
レッスンも積極的にこなし、
「じゃ、これでおしまい!」と言うと
「あら、もう終わり?!」と、時の経つのも忘れていたようでした。
Nちゃんが、「自分は大きい女の子なんだ」とか「じょうずに弾ける」とか、自信をもてば、あっという間にピアノも上達しそう!
楽しみです。

せんたくばさみネコ

2011年06月08日 | レッスン日記(小中高生)
1ヶ月ほど前 このブログに書いた「」楽譜おさえネコ
その人気は 今もおとろえず。
今日のレッスン時、楽譜を押さえさせようと譜面台の上にネコを置いていたら、それをTくんがつかみ、いろいろポーズを取らせ始めました。
「ほらっ、『オーマイガーッ』」
「ホントだ~(^○^)」
「真剣白刃取り~」
「ギャハハ、けっさく~(^○^) (ネコの手にパチパチ拍手させて)お見事~

ハッ 
また大人げないことをして遊んでしまった。

しかし、T&Tが帰った後、私はいそいそと せんたくばさみネコにポーズを取らせて 写真を撮るのに熱中してしまいました。
Tくんが考案したポーズ、その他に 私が考えたポーズもいくつか撮り、その上いくつかは 画像加工までしてしまった・・・
ここにお見せするので、皆さんも見て笑ってください。

 オーマイガー!

 真剣白刃取り

 ロック・クライミング

 逆立ち

 高飛び込み

 指揮者

 雨乞い

 スーパーマン




絶妙T&Tコンビ

2011年06月07日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小4):
「『エリーゼのために』、教わったところと もうちょっとだけ練習してきた。おかあさんも、6年生のとき発表会で『エリーゼのために』弾いたんだって。覚えてるところ、教えてくれた」
と、冒頭の部分を両手できれいに弾いていました。
「へえ、すごいね。これだけ弾けてたら、もう 最初のブロックまで全部弾けるよ」
アルペジオの伴奏形にコードネームをつけてあげて、バーナムで習得している「側転」のパターンを応用すると・・・
ほら、簡単に弾けるんだよ。
「じゃ、発表会は『エリーゼ』やることにするの?」
「うん、やってみる」
このごろ とても美しい音を出せるようになってきたTちゃんなので、「エリーゼ」、ぴったり似合うと思うよ。

さて、バーナムです。
ルーレットでランダムに選ばれた練習曲を、Tちゃんが一生懸命楽譜を見ながら弾いていると、ソファーからおにいちゃんのTくんが言いました。
「パターンだよ!早くパターンをつかまなきゃ」
「ひょ~、いいこと言うねえ
Tくん、スルドイじゃん。我が意を得たりとはこのことだ。Tくん、さらに
「パターンをつかめば、バーナムはすぐ弾けるんだよ。バーナムは“パターン”と“リズム感”なんだから!」
「その通りー!
「ブギウギやってみな。すぐわかるよ」と言うTくんは、この1ヶ月ぐらい、ブギウギを集中的にやっています。
パターン認識力、リズム感覚、指のタッチ、どれをとっても、Tくんはブギウギばっちりだと思います。

「Tくんの言うように、楽譜はただ見て弾くだけじゃダメなの。先へ先へと、予測して推理して、パターンを読んでいくのがコツなのよ。それじゃ、Tちゃんに推理してもらうよ。今弾いてる、この新しいコードは、何ていうコードネームだと思う?『ドミソラ』って4つの音でできてる・・・」
「Cシックスだよ!」またTくんが口を出します。
「シーッ、言わないでよ!Tちゃんが考えてるんだから」
当のTちゃんは「うーん、うーん」と悩んでいます。先生が助け船を差し向けます。
「まず『ドミソ』でCだよね。そしてもう一つ、『ラ』の音が加わってる。『ドミソシ♭』は、ドミソに7番目の音が加わってるから『Cセブン』。この場合は『ラ』がついてるんだから・・・」
それでも、Tちゃんは「うーん、うーん」と悩んでいます。
「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、までわかって、7=セブンもわかるんだけど、6の英語だけわからない・・・
なーんだ、それでコードネームが言えなかったのか
先生は大笑いしてしまいました・・・

Tくん(小6):
先週宿題にしておいた ブギウギのシャッフルパターン、よく弾いてきたと見えて なかなかいい感じに弾けるようになっていた。
よしよし。
今日は、さらに2種類のリズムバリエーションをノートに書き取ってもらい、今日のパターンと合わせて3種類、つづけて弾けるようにしてきて、と宿題を出しました。
こういうのが、さりげに力強く弾けるようになると、相当かっこいいぞ~

爪は大事

2011年06月06日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
ピンクのバーナムが大分進みました。
これと並行して、前に終了し オレンジのバーナムも使い、こちらの曲はルーレットでどれを弾くか決めて、なんどもくり返し経験するようにしています。
「オレンジの本は、もう 一回は合格になった旭南だから、できれば速く弾いてね」と 先生から言われています。
いっしょうけんめいに速く弾こうとすると、まだ細くて弱いSちゃんの指は、第一関節がペタンと折れたようになり、手の形のアーチも たちまちつぶれてしまいます。
「小さな音でいいから、指を丸くして、関節が折れないように」ということに専心して弾くように指導しています。
先週も、同じようにレッスンしたのですが、小さい子どもたちが ムリヤリ速く弾こうとしたり、強く弾こうとしたりすると、手の平~手首~肘~肩~上体 と、どんどん指とは離れた部分に頼り、力が入っていき、結果的に指はますますつぶれてしまいます。
また、とても大事なのは爪の形。
爪が伸びていると、最適なポジションやフォームで打鍵することができなくなります。
爪がじゃまになって、指を丸くしたり 指の先端で弾いたりできず、関節やアーチがつぶれた形でしか弾けません。

今日、Sちゃんは爪が少し伸びていたので、いつもちゃんと切っておくようにと言いました。

みんなも、うっかりしていると爪を切るのをわすれて 長くなってしまうこともあると思います。
毎週、レッスンの前日に 必ず切ること、とか決めておくと、いつもよい状態の爪に保つことができますよ。