今日は、フィギュアスケート女子のフリー演技が行われ、バンクーバーオリンピックでの女王が決定されました。
私はその時間、外出していたのでTVも見れなかったし、リアルタイムでの勝負の行方も知らなかったけど、街では 金メダルの行方を見守る人たちで 大変な盛り上がりだったようですね。号外も出たそうで。
(今頃、スポ鑑ギャルのHさんどうしてるかな・・)などということも、頭をよぎりましたよ
結果は、韓国のキム・ヨナが金メダル、日本の浅田真央が銀メダル、カナダのロシェットが銅メダルだったと、夕方知りました。
TVで、試合の様子も見ました。
SPが終わった直後から、日本中が異常ともいえるほどの興奮のるつぼとなり、浅田選手が金メダルを取らなきゃ→いや絶対取れる→がんばってくれ~みたいな空気で満パンになってしまった感じでした。
こんな空気の中で何ですが、私はこのメダルの配置、順当な気がしています。
客観的に見てキム・ヨナの演技は 技だけでなく妖艶なツヤっぽささえ感じさせる色気があり、大変芸術的でよかったと思います。
一方 浅田選手は キム・ヨナとはちがった清楚さと真剣さが感じられる演技でしたが、表情に悲壮感が表れていて、緊張が伝わってきました。
そのせいかどうか、2度ほど、小さなミスがありましたが、もし浅田選手が、このミスなく演技を終わったとしても、キム・ヨナを越える魅力的な演技には到達しなかったのではないかと思います。
何ていうか、浅田選手は純粋すぎてというかストイックすぎてというか、もうひとつ円熟味が足りない。
バラはなぜ かくも魅力的か? それは、美しすぎる花と甘い香り、そしてそれだけでなくトゲがあるから。
美しさだけではなく、ちょっぴり「毒」もないと、心底魅力的にはなれないのさ。
とはいえ、浅田選手の演技はたいへん純粋な真剣さを持っていて、これはキム・ヨナにはない魅力だと思います。
ミキティ(安藤美妃)選手の演技も大変ハイレベルで、衣装も振り付けもセンスよかったし、鈴木明子選手のひたむきな瞳、そしてリズム感よくキレのある演技も大変よかったです。
そう、みんなよかったんだよ
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私はスケートとかオリンピックとか大好きですが、実は オリンピックのメインコンセプトである「勝敗」にはあんまり感動しないので 困りもんです。
勝ち負けはどっちかというとどうでもよく、各々の選手が練習してきたものを全て出し切り、精いっぱいやっている姿は本当に美しく、それを見るのが好きなのです。
また、本番には、普段の練習からは予想もできないような「魔法」が働き、あっと驚く結果がでたり、思いがけない美しい表情を選手たちが見せてくれたり、思わぬ力が出て大喜びしたり また逆に思わぬハプニングで結果が出せず 涙する人がいたり・・・と、小説などとは桁違いに迫力のあるドラマが生まれたり、と、そういうのを見るのが好きなんです。 たぶん。
本音をいうと、こんなすてきなスケートや、すごいスキージャンプ、スノボの妙技・・・などは、競争しないで「超絶パフォーマンス」として 選手たちの全力の演技をドキドキしながら見せてもらって、「みんなすごかったね~\(^O^)/」と言い合う、というのがいちばんいいです。
というわけで、こんな私が 残り少ないオリンピックの日々に 次に期待しているのは、フィギュアのエキジビションと 閉会式です
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