HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

白鳥の湖・二拍三連

2016年01月31日 | 音符・楽譜・テクニック
Tさん(大人):
今年は、長年のウィークポイント「二拍三連」を克服したいということで、敢えて「白鳥の湖」を課題に選んだTさん。
見上げた心がけですね。
練習してきたのを聴かせてもらうと、さすが自分で選んだ曲だけあって かなりの出来ばえです。
序奏のトレモロ、重厚な和音の響き、広い範囲のアルペジオ、どれもすばらしい。
ただ、肝心の二拍三連が・・・残念なんだよね・・・( ̄◇ ̄;)

今回のこの曲が、何かのお楽しみ会で弾くとか、BGMで弾くとかであれば、ちょっとしたリズムの狂いなどには目をつぶって「小節内に収めてつじつま合わせれば何とかなるから、気にせず曲全体の流れをだいじにして弾いてね」などと言うところですが(全体の雰囲気はとっても良くできてるので)。
しかし今回は、そうはいかん。
何しろ二拍三連克服のための白鳥の湖なんだから。

そこでいちいち「今のとこ合ってないよ」「コレもダメ」と徹底的につっつき出し、せっかくの白鳥の湖ですが 機械的なリズム練習を繰り返しました。

二拍三連ができるかできないかは、両手の譜割り配分が理解できてるかできてないかで決まります。
はっきり理解できると、その瞬間から、二拍三連は100パーセント完璧に出来るようになります。
Tさんも、2(拍)と3(連)の最小公倍数「6」をキーワードに、左手をシンプルな分散和音にしたり右手も和音を省いてメロディーのみにしたりと工夫しながら、繰り返し練習して、ほとんど飲み込めそうなレベルまで到達しました。
あとは自分で、納得いくまでゆっくりやってみてね、ということで本日のレッスンは終了しました。

二拍三連では、ほんとにみなさん苦労します。
過去にもいくつか、二拍三連に触れている日記があるので、そちらも参考にしてみてください。

「二拍三連」2009/2/22

「白鳥の湖-二拍三連-」2009/9/2




なごり雪

2016年01月30日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小5):
コード奏法をレッスンしています。
今日の曲は「なごり雪」。
今の季節にピッタリの歌ですね ♪
コードを押さえることはすぐできたので、伴奏系に変化をつけました。
Aメロのところは淡々とした分散和音の変形、そして盛り上がるBメロのところは(俗にいう『サビの部分』です)ビートの効いた8ビートで弾くことにして、今度まで練習してきてね、ということになりました。

ところで、Nちゃんが弾いてる曲って、いつも小学生にしてはシブい選曲だと思いませんか?

なごり雪。その前は 卒業写真。22歳の別れ。青葉城恋唄。。。
実はNちゃん、昔の歌謡曲が好きなんだって。
なんでも、おばあちゃんが若き日の歌をいつもかけていて、それを聴いてるうちにすっかり覚え、おばあちゃんの愛唱歌がそっくりそのままNちゃんの愛唱歌になってるとか。
昭和ポップスなら知らない歌はないというぐらい、何でも歌えます。
「新しい歌って全然知らないんです~ AKBとかわかんない」と、今日も昭和ポップスを歌ってるNちゃん。
ユニークで希少な存在だ。。

モーツァルトのエピソード-幼くても演奏にはこだわりが-

2016年01月30日 | 音楽家たち
ウィーン・シェーンブルン宮殿での「御前演奏」の際のエピソードをもうひとつ。

宮殿で演奏を始めようとしたモーツァルトが、皇帝に言いました。
「ヴァーゲンザイルさんはいないの?あの人に譜めくりをしてもらわなくちゃ」
そこでヴァーゲンザイルが急遽 宮殿まで呼び寄せられ、無事譜めくりをしてもらったということです。

当時ヴァーゲンザイルは47歳。
前ウィーン楽派最大の作曲家だったのです。


モーツァルトのエピソード-人生初のプロポーズ-

2016年01月29日 | レッスン日記(小中高生)
マリー・アントワネットとモーツァルトが同い年、ということは前に書きましたが、幼いころに一度だけ、実際に会っています。
それは1762年、モーツァルトが6歳のときのことで、マリー・アントワネットもまだオーストリアのプリンセスでした。
幼いころから天才児の評判高かったモーツァルトは 宮殿に招かれて、女王マリア・テレジアの前でピアノを演奏しました。
ところが演奏が終わって退場するときに、足がすべってころんでしまったのです。
そのとき かけ寄って助け起こしてくれたのが、マリー・アントワネットだったのです。
幼いモーツァルトは感激して、「あなたは優しい方ですね。大人になったら妻になってください」とプロポーズしたのでした。



このエピソードから31年後、フランス革命により断頭台の露と消えたマリー・アントワネット。
モーツァルトのプロポーズが成就していたら、こんなことにはならなかったのかも・・・?

Kちゃんすごい成長!

2016年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(4歳):
ピンポ~ン♪ とチャイムがなったので、ドアを開けようと玄関に行ったら、ドアの外から口笛が聞こえてきます。
ドアを開くと、Cちゃんが口笛を吹きながら入ってきました。
思わず先生も、口笛で迎えてしまいました。
「すごいね!口笛ふけるんだ」と言うと、Kちゃんは嬉しそうに笑っています。

レッスン室に入り「もうこのノートね、ぜーんぶやっちゃったよ」とテキストをカバンから出しました。
「えーっ、全部やっちゃったの?! ウソでしょ?!」
実は朝、パパからのメールで「一人で練習して、自分で丸をつけて『本ぜんぶ終わった~』と言っていました。勝手にやってしまってすみません」と伺ってたんですが。
「ホントだよ、ほら!」
Cちゃんが本を開くと、まだ終わりまで何曲も残っていたはずのテキスト、最後まで全部Cちゃんの手で丸がつけてあります。
それも、いつも先生がやるのと同じようなタッチで2重丸や3重○がついています。(^O^)

先生は言いました。
「いいこと考えた。もう全部弾けるんなら、ルーレットで選ぼうよ。番号で出たページの曲を弾くんだよ」
「いいよ!」
Cちゃんはやる気満々です。
さっそく、お姉さんたちがバーナムで使ってるルーレットを出してきて回し、曲を選んで 次々に弾いていきました。
ルーレットは10までの数字しかないので、同じ番号が出てきたときは「(先)さっきは2ページだったから、今度は12ページにしよう」「(K)それより20ページにすれば?」などと融通しながら弾いていきます。

驚くのは、どの曲が当たっても、Cちゃんがしっかり確実に弾いていること。
また、手の形や指使いも、先週・先々週よりぐっとしっかりしてピアノらしくなってきていること。
時々ふざけたり甘えたりするCちゃんですが、ピアノを弾いているときは真剣そのものです。

いくつもの曲を弾き、このテキスト「ゴーゴーピアノ2」はほんとに修了だね、ということになりました。
来週、この次の本を用意しておくね。

今日、もう一つ驚いたこと!
先週まで自分のことを「Cちゃん」と言っていたのに、今日は「わたし」と大変身していたことです。
みるみるうちに成長していくCちゃん。
まるで蝶々かお花の成長を見ているようだ・・・

Mちゃんファランドールがんばる。

2016年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
今日から、新しく「ファランドール」をレッスンし始めました。

「ファランドール」は、ビゼーの作曲した「アルルの女組曲」の中の曲です。
前半の「王の行進」と後半の「馬のダンス」の2つの部分から成り、大変魅力的な曲なので 子どもたちにも人気が高いです。
ただ、弾こうと思うと とってもむずかしい。
もともとピアノ曲ではなく管弦楽曲なので、ピアノ向きではないこともありますが、特に前半の「王の行進」の中にメロディーが掛け合いになっているところがあって、そこが難しい。

どういうことかというと、同じメロディーを 右手と左手で半小節ずらして弾いていく、というもので、つまり「一人輪唱」みたいなことですね。
これを、ただ弾くだけじゃなくクラシック独特の「お約束ごと」に従って、細かいアーティキュレーションをつけて弾かないといけないのです。
指使いも、片手ならこれでいいけど両手合わせるとつられやすい・・・みたいな落とし穴があるので、今日はMちゃんといっしょに少しずつ検討しながら、一番弾きやすくてフレーズがきれいに出やすい指使いを決めていきました。

アタマがごちゃごちゃになりそうなややこしい作業だけど、Mちゃんなら大丈夫です。
ごちゃごちゃ&超むず~みたいな事実が展開されるたび、あまりの複雑さに「ハハハ・・・(^□^;)」と笑っちゃうんですが、それはギブアップの笑いじゃない。
「すごい・・・これを自分がやるんだ」という、驚きと喜び。
思わず笑っちゃう。
そんな気持ちが伝わってきます。

Mちゃん、来週、どんなふうに弾けてるか、楽しみにしてるからね。


Aちゃん・ルーレットデビュー

2016年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
先週、新しい「バーナム1」のピンクの本をもらいました。
今日は、その初めての練習です。

グループ1の1番では「歩こう・走ろう」で 四分音符、八分音符、十六分音符の3種類の音符を弾きます。
十六分音符になると、指を相当速く、正確に動かさないとうまく弾けません。
「細かい音を弾くときは、指を丸くして・・・こんなふうに猫の手みたいにして、指先で弾いてごらん。それと、拍の頭の音でそろえるようにするとバラバラにならないよ」とアドヴァイスしたら、Aちゃんはかなり上手に十六分音符まで弾けるようになってきました。

2番は「スキップしよう」です。
「宿題にする?」と聞いてみましたが、Aちゃんは「今やってみようかな」と積極的にチャレンジし、1番に続いて2番も合格することができました。

続いて、先週まで使っていたオレンジのバーナムの「ランダム弾き」です。
「そこのルーレット取って。ルーレット回して、出た番号のを弾くんだよ」と先生。
「ああ~、それでHちゃんがルーレット使ってたのか。」
そう。いよいよAちゃんも、ルーレットデビューってわけです。
「ルーレット」っていうのは、いらなくなった「人生ゲーム」から バリッともぎ取ってきたモノなんですが、ヒバリ教室ではもう十年ぐらい前から、こうして重宝してるアイテムなのです。

Aちゃんはルーレットを回しました。
「5番だ!」
「それじゃ、グループ1の5番、グループ2の5番、・・・って、グループ5の5番まで、5番を全部弾くんだよ」 
新しいバーナムとルーレット弾き。今日はいきなりたっぷりバーナムでしぼられましたが、Aちゃんは最後までがんばりました。
どんどんピアノらしいテクニックがついてくるね!




モーツァルトの子守歌・ペダルを使いましょう♪

2016年01月28日 | コード奏法
Y子さん(大人):
月に2回のピアノレッスンを始めてから1年。

昨年のクリスマス頃から始めた「モーツァルトの子守歌」が ほぼ完成に近づいてきました。
右手でメロディーを弾いて、左手はC、G7、Fの3つのコードを使い、和音と分散和音で伴奏をつけます。
前回のレッスンでは、一番最後の「♪ねむ~~~れ~や~~~」というメロディーを新たに付け加え、最後まで弾いてくるようにというのが宿題でした。

今日は、それをつけて何とか最後まで弾くことができました。そこで先生は言いました。
「最後まで行けたので、それでは」
おしまい、でしょうか。いいえ。
「もう一声、付けたいの。」
そしてまた新たに付け加えたのは、真ん中へんの「♪月は窓から~」の後に、♪ちゃららららら~ という いわゆる「オカズ」のフレーズ。
同じく、その次の「♪銀の光を~」の後にも ♪ちゃららららら~。
やってみたら、Y子さんは新しいフレーズをすぐに覚えてくれました。
2つのフレーズがすぐに弾けそうなので、先生はさらにもう一つ、新しい課題を出しました。
それは、ペダルを使うことです。
大体の踏むタイミングは伝えましたが、あんまり気にしないで、とりあえずは耳で音をよく聞きながら音が濁らないようにペダルを踏んで弾くようにしてね、というのが新しい宿題です。

正統派のまじめなピアノの先生がきいたら なんて乱暴なやり方!とあきれ返るだろうと思うけど、カタいこと言わず、まずは恐れずペダルを使うことに慣れよう、というコンセプトです。
大人の趣味ピアノは、ペダルを駆使すれば楽しさ倍増まちがいなし!
遠慮せずどんどんペダルを使って、夢のような豊かなサウンドを楽しみましょう~♪

モーツァルトのエピソード-その天才ぶり-

2016年01月28日 | 音楽家たち
5才でピアノ小品を、8才で交響曲を、11才でオペラ、12才で協奏曲を作曲。
その早熟ぶりもすごいけど、作品数もハンパないです。
ちょっとここを見てきてくださいな。

モーツァルトの楽曲一覧

人一人の生涯でこれだけの作品数を世に送り出したというのは驚嘆に値しますね!
だって習作とか 自分だけで作って満足したとか、そういうものじゃなく「世に送り出した」作品数なんだから。
そして、その「生涯」が、たったの35年なんだから! 

また、その作曲スタイルですが、モーツァルトが書いた譜面には、ひとつも消したり書き直したりした跡がありません。
五線紙にペン先を乗せた瞬間には、彼の頭の中にはもうすでに完全な音楽が降臨していて、モーツァルトにとっての作曲とは それを楽譜に書き取っていくだけの作業だったのです。
曲が出来上がるまでに苦しんで苦しんで、何度も何度も書き直したり手直ししたりしていたベートーヴェンとは対極の姿勢です。


これほどの真の天才は、音楽史上モーツァルトただ一人。

Sちゃんとディズニーのファンタジアを観る

2016年01月27日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小6):
前回 一人でよく練習してきた「花のワルツ」を仕上げました。
この間すごくほめられた曲。その後はどんなふうになってるかな?
まず1回目弾いてもらった印象は、がんばって練習したのがよくわかる反面、ちょっとがんばりすぎて力が入っちゃったかな、と感じました。
フォルテやピアノの記号を一生懸命守ろう、として弾くと、特にフォルテのところで力が入りすぎ、音が固くなってしまっています。

そこで「ここ(フォルテのところ)は、オーケストラボックスの楽団員に向かって、指揮者が大きく指揮棒を振り下ろすところ。オーケストラ全体が、一斉にジャーン!と音を出すところをイメージしてみてね。強く出そうと思わないで、『オーケストラ全員が音を出すんだ』と思って弾いて」とアドヴァイスしてみました。
すると、Sちゃんの音から固さが抜けて、その代わりに厚みのある音になりました。
「それから、中間部の短いフレーズ、指先をスッと抜くようにね。バレエでジャンプするときと同じだよ。体がフワッと浮いたときは、つま先もスッととんがってるでしょ。指も同じ。そしてジャンプの前には、ちゃんとプリエで『矯め』をしてから飛ぶんだよ。わかるでしょ?」
「うん、わかる」
Sちゃんはクラシックバレエを習っているので、その感覚をすぐわかってくれます。

「そうだ、『花のワルツ』は、ディズニーの『ファンタジア』っていう映画の中でやってるのよ。きっとYOUTUBEにあるんじゃないかなあ」
先生はパソコンをもってきて、YOUTUBEを開いてみました。
あったあった。
「くるみ割り人形」の曲が次々、素晴らしいアニメーションで表現されていきます。
こんぺい糖の精の踊り、中国の踊り、葦笛の踊り、アラビアの踊り、トレパックの踊り、そして最後が花のワルツ。
チャイコフスキーの音楽にピッタリ合った 美しいアニメーションを、二人で見ました。
「ね、ほら、あのフレーズの終わりはこんな感じよ」
「ほんとだ!」

こうして「くるみ割り人形」の曲を全部聴いたあと、
「さあ、今の演奏を聴いて、画面を見て、演奏がどう変わるか!」とSちゃんにもう一度弾いてもらうことに。
「えーっ、やだな~。変わってなかったらやだな・・・」と言いながらピアノに向かうSちゃん。

そうしたら、ホントにSちゃんの音色が変わったんだよ!
さっきの固さが抜け、フォルテのところはオーケストラのように重厚に、そして軽やかなところは さっき見た妖精のようにふんわりと。
テンポもさっきと見違えるように安定しています。

本当は、こんなに変わるとは私も思いませんでした。
ただSちゃんを脅かすためにプレッシャーをかけてみただけ(なんて先生だ)なのに。
イメージの力は やっぱりすごい。
レッスン時間を大幅に割いて動画を観ちゃったけど、その価値は充分以上でしたよ。

Sちゃんと観た「ファンタジア」はこれです。
すばらしい映画なので、できればみなさんに、全体通して観てもらいたいです。

ウォルト・ディズニー(Walt Disney) - ファンタジア(Fantasia) Part1

ちなみに、今日1月27日は、Sちゃんちの愛犬ティモシーのお誕生日だそうです。
モーツァルトとおんなじだね!

Hさん独自のリズム

2016年01月27日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
バッハのシンフォニア(三声)14番が、4分の3くらいまで進んでいます。
シンフォニアは15番までですから、もうほとんどゴール近くまできました。
バッハは難しいので、Hさんの努力がしのばれます。

来週はもう少し先まで予習してきます、と言っているHさんですが、新しいところを覚えるのに不安なのはリズムのことなんです。
Hさんが自分で「わたくしはリズムが苦手なので」と言っているように、規則的な伴奏の刻みとかがないと 手がかりがないせいか、曲のリズムが伸びたり縮んだりしてしまうのが常です。
難しい16分音符の連続などの部分は 勝手に本来の2倍の長さにしてみょ~に間延び。
逆に2分音符ひとつだけであとは休符、などというところは待ち切れず、あっという間に通過してしまったり。
なかなかテンポが一定せず、曲の都合より ご自分の都合、でテンポが流れていきます。
後でレッスンの時、ひとつひとつテンポを直していくのです。

来週までに予習してくる予定の、新しい部分には16分音符の連なりもあり、その中に32分音符まで混じってきます。
「リズムが不安ですわ・・・」と言うHさんに、私はアドヴァイスしてみました。
「全体に多く入っている、8分音符のリズムを基準に考えればいいですよ。右手のメロディーに気持ちをうばわれず、伴奏リズムを基準にして、それにメロディーを合わせていけば」
するとHさんは言いました。
「無理ですよ。弾けたところ、弾けたところに、その都度そのときのテンポで合わせるんですから」
「つまり行き当たりばったりってことで」
「そうですそうです!」
「それだから、部分的に拡大されたり縮小されたりしたものがツギハギになって、独自のリズムをかもし出してる」
「そうなんですよー」

w(^O^)w w(^O^)w w(^O^)w w(^O^)w w(^O^)w

「じゃ、来週どんな曲になってるか、楽しみにしてますから」
「イヤですわ~」

ヒバリ教室に入門して かれこれ15年以上、Hさんはこのスタイルでやってきました。
これからも独自のリズム、独自のアレンジで楽しませてくれることでしょう。

ハッピーバースデー、モーツァルト♪

2016年01月27日 | 音楽家たち
今日、1月27日は モーツァルトのお誕生日です。
彼は1756年の生まれなので、生きていたとしたら 今日でちょうど260歳になりますね。

あの有名なフランス王妃、マリー・アントワネットと同い年。(マリー・アントワネットは1755年11月生まれでちょっぴり”おねえさん”ですが、’56年1月生まれのモーツァルトと学年では同じだよね?!・・・って無理やり?!)
「ベルサイユのばら」の時代を生きた人なんですよ。

モーツァルトについては、私のHPの「音楽家のプロフィール」ページにもご紹介していますので、ごらんください。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

あまたある音楽家の中でも突出した天才、つむじ風のように駆け抜けた波乱の人生。
その作品の数々はもとより、天才ならではのエピソードをたくさん残したモーツァルト。
そのエピソードのいくつかを、しばらくの間 少しずつご紹介していこうと思います。
よろしくお付き合いください・・・

チェンバロ

2016年01月26日 | いろんな楽器
現代のようなピアノが作られる以前、バロック時代に使われていたのは「チェンバロ」でした。
チェンバロというのはイタリア語で、英語ではハープシコード、フランス語だとクラブサンと呼ばれます。優雅だ~♪)
ピアノは、100キロ近い張力で張られた弦をハンマーでたたいて音を出すのですが、チェンバロは弱い弦をピックみたいなものではじいて音を出すような仕組みです。
当然 ダイナミックな音や強弱は出せませんし、音域も狭いです。
そういう楽器で演奏されていた音楽を、現代のピアノで弾くにあたっては、当時の音を再現すべく工夫する必要があるのです。
たとえば、完全なレガートで弾かずノン・レガートで弾くとか、ドラマティックな強弱をつけないとか。
また、チェンバロは長く音を持続させることができなかったので、二分音符や四分音符などの長く伸ばす音のときは、装飾音符やトリルをつけて 音を保つようにしていたという、曲の特徴もあります。

いろいろ興味深い楽器です。
下に、チェンバロについてのわかりやすい説明サイトを貼っておきますので、ぜひ見てくださいね。
「知らなかったよ~」とびっくりする知識がいっぱいですよ。
ピアノとチェンバロの違いを、分かりやすく解説!


バッハのメヌエット~バロック音楽

2016年01月26日 | クラシック曲
K子さん(大人):
入門2回目のレッスンです。
「バロックが大好き」とのことで、バッハのメヌエットを練習しています。
ピアノは、弾く人によって音色がびっくりするほど変わります。
K子さんの弾くピアノは、何だかとっても楽しそうで軽やかな音色。
ピアノが大好きなんだな~、ということが伝わってくるような、可愛く素敵な音色です。

さて、バロック曲というのは、今から300年~400年ぐらい昔の音楽ですから、その音楽を弾くには いろんな留意点があります。
当時使われていた楽器や時代背景、そして「メヌエット」や「サラバンド」などといった音楽のスタイル(どちらもダンスの種類です)などについて、知識を深めて弾くことが大事です。

下に、YOUTUBEのリンクを貼っておきましたので、バロック音楽ってどんな感じだったのか 体験してみてくださいね~♪

ハープシコードで演奏されている「バッハのメヌエット」。
ト長調・ト短調2つセットで演奏されることが多いです。
バッハ・2つのメヌエット

「メヌエット」の踊り。
こんな感じを思い浮かべながら弾きましょう。
バロックダンス・メヌエット