HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

オクターブが弾けるようになったよ🎵

2024年08月09日 | レッスン日記(小中高生)

「オクターブ」とは、たとえばドからもう一つ高いドまで、レからもう一つ上のレまで、のように、ある音からもうひとつ高い場所の同じ音の距離のことを言います。

片手を鍵盤の上に広げて「オクターブ」の間隔のドとドを同時に弾ける、っていうこと…大きくなってからピアノを始めた人はあんまり意識しないかもしれないけど、小さい時からピアノを習っている人は、初めて「オクターブ」に手が届くようになった時って、すごく嬉しいんだよね?!

それって、もう一人前だ!子ども用の曲じゃなく、一般の曲、大人が弾く楽譜が弾ける手になった、ってことだから。

ごましおくん(小4):

発表会で「ヘイ・ジュード」を弾くことになってレッスン始めたんだけど、「こうやったらいいかも」と、自分でメロディーにオクターブの音を加える工夫を。

「おおっ、いいじゃん。かっこいいね」と先生から絶賛されて、「ふふっ」と ちょっぴり大人の気分。

白ねこちゃん(小4):

「発表会でこの曲どう?」と先生から提案されたソナチネ。

前半の真ん中あたりに進み「ここはこんな感じだよ」と先生が弾いたお手本は、 左手オクターブのドラマチックな和音の連続だ。

それを聴いた白ねこちゃんの顔が、思わずほころんで…

「かっこいいでしょ?」と先生。

「うん」と白ねこちゃん。

「白ねこちゃんね、もうオクターブが楽々弾けるから、この曲ぴったりだと思うんだ。頑張ろうね」

「うん!」

オクターブデビューし始めたジュニアたちの、「大人の階段、一段のぼった」ウフフなエピソードでした!

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS



新メンバー紹介🎵

2024年07月27日 | レッスン日記(小中高生)

夏休みが始まりましたね。

1学期の終わり頃からヒバリ教室に新しいメンバーが増えたので、お知らせします。

ひよこちゃん(小4)、カメですくん(小4)の2人です。

ひよこちゃんは、歌やダンスが大好きな、元気いっぱいの女の子。

そしてカメですくん(『カメです』まで全部がハンドルネーム)は、その名から想像がつくかと思いますが、生き物や虫が大好きで、とても詳しいらしい。

初日のレッスンに来て、玄関を入っての第一声は「入り口の木にイモムシいたよ」でしたwww

先月の初めに まほちゃん・アメちゃんの姉妹がお引越ししてしまい、淋しくなったなーと思ったら、個性豊かな2人がメンバー入りしてきてくれて、また賑やかなジュニアクラスになりました。

みなさん、よろしくね。

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


黒ねこちゃん、ご来訪ありがとね🎵

2024年05月12日 | レッスン日記(小中高生)

 ♫ピンポ〜ン

日曜日の昼下がり。玄関のチャイムが鳴りました。

アレ?今ごろ誰だろう。この時間のレッスン約束はないはずだけど…

「先生ー🎵」

小学生らしい声がしてます。

そうか。ジェリーくんが忘れ物取りにきたのかな?

「取りに来たの?」と言いながら玄関へ行ったら

「違う。取りに来たんじゃないの」

とドアを開けてのぞいたのは 黒ねこちゃん(小4)です。

「えー、どうしたの?!」

「あのね、お友だちとこの辺散歩してたら、ちょうど先生の家の前通ったから。それで、ちょっと寄ってみたの。それで友だちも来てるの」

黒ねこちゃんの後ろから、もう一人の女の子も来ています。

「あら、お友だちも来てくれたの?こんにちは」

「こんにちは」

お友だちも、はにかんだように笑いました。

「黒ねこちゃん、わざわざ寄ってくれたの?」

「うん」

「ありがとね。お友だちもご案内してくれたんだ」

「うん、そう。じゃね、また水曜日に会おう!」

「そだね。バイバイ!」

「バイバーイ」

黒ねこちゃんは元気よく手を振って帰って行きました。

わざわざ「ピアノの先生の家」に寄ってくれてありがとね。

水曜日、また会おう!

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS



アメちゃんスタイルでおしゃべり🎵

2024年05月10日 | レッスン日記(小中高生)

アメちゃん(小2):

レッスン室に入ってピアノの前に座ったら、まず弾くのは

♫ コーコケコッコ 夜が明けた〜 の歌です。

学校で毎朝(?)みんなで歌うんだそうで、全曲は

♫ コーコケコッコ 夜が明けた

     お空はまっかな朝焼けだ

     元気よく さあ飛び起きて

     朝のあいさつ いたしましょう

     みなさん おはようございます

という歌です。

アメちゃんは1年生のころから、自分で少しずつ この歌を弾いていて、最初は片手で最初の半分くらい弾いていたのが、少したつと歌の最後まで弾けるようになり、そのうち両手でメロディー、左手で伴奏をつけながら、と どんどんバージョンアップしています。

「聴いて!こんなに弾けるようになったんだよ!🎵」

と、口に出してはいないんだけど、多分そういう意味だと先生は思っています。

「この弾き方、自分で考えたの?」と聞くと、だまってこっくりとうなずきます。

アメちゃんは あんまりおしゃべりじゃないんです。

でも、レッスンに入って、先生から「次の曲はこれだよ」と 難しそうな楽譜を見せられると、「ギャー!」みたいな絶叫で「無理〜💦」の意向を示します。

「難しくないよー。まず、ココだけ弾いてごらんよ」「右手弾けたね。伴奏も弾く?」

などと順を追って少しずつレッスンしてみたら、その時間の終わりには 全部上手に弾けるようになってる。

「すごい!もう弾けちゃったじゃない」と先生に褒められての返事は、嬉しそうに笑った笑顔と、いきなり

🎵ねこふんじゃった、ねこふんじゃった、ねこふんじゃ、ふんじゃ、ふんじゃった〜…

の爆速弾き。(コレはアメちゃん式『勝利の雄叫び(おたけび)』だな、多分)

ってわけで、口数は多くなくても、独自のスタイルで かなり雄弁なアメちゃんなのでした

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS



ミスウォーリーちゃんカムバック🎵

2024年05月08日 | レッスン日記(小中高生)

ミスウォーリーちゃん(大学生)が 2年半ぶりにレッスンに来ました。

2021年、大学受験を控えたクリスマス発表会を最後にヒバリ教室を「卒業」して以来のレッスンです。

ヒバリ教室には「特待生」という制度があり、レッスンを引退・卒業した人でも永久会員として、発表会やイベントに参加できることになっています。

ミスウォーリーちゃんは今年の12月に行う発表会への参加を決め、そのために今日は久々のレッスンに来たのです。

最初、彼女から参加と聞いて、私は(ピアノ現役じゃないし大学も忙しいんだろうから、誰か後輩との連弾伴奏とか、あるいは軽いグループ演奏とかに入ってもらったら、負担にならないし楽しいね)というくらいの軽い気持ちでいました。

ところが、彼女の意向を聞いたところ「時間がかかっても、がんばってソロ曲を練習して弾きたいです」とのこと。

えーっ、すごいね\(^o^)/

去年の夏の発表会のとき、ミスウォーリーちゃんは同じ「特待生組」二人で後輩たちの女子バンドに参加してくれたのですが、今年は練習大変なソロで参加してくれるとは!

それなら…といくつかの曲を候補曲として提案し、彼女が「これが好きです」と選んだのは、これも驚き、バリバリ古典派のクラシック、ハイドンのソナタでした! 

これには、彼女のママも「まさかそんな正統派で頑張るとは思いませんでした」と驚いていました。

実はミスウォーリーちゃん、つい一昨日、「成人式の前撮りをしたので」と、素敵な振袖姿を見せに来てくれたばかりです。

保育園の「おひさまぐみ」の時にヒバリ教室に入門して10年間成長を見続け、しばらく会わないでいる間に、こんな素敵なレディになって、また復帰してくれるとは感慨もひとしおです。

20歳を迎える若々しい柔らかな感性で、今のミスウォーリーちゃんらしい素敵なソナタを弾き上げてほしいです。

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


合唱のピアノ伴奏者は重要🎵

2024年01月28日 | レッスン日記(小中高生)

合唱や独唱など、歌のピアノ伴奏をするときには、ソロで演奏するのとはまた違った難しさがたくさんあります。

まず、完璧に弾き込んでることは大前提。

ピアノパートだけではなく、歌のパートもしっかり覚えて、自分のものにしていなければいけません。

モタモタしたりつっかえたりはダメだし、テンポが走ったり遅れたりもいけない。

歌う人がリズムに乗りやすいようなリズムバッキング、陰になり日向になり歌をリードしていく曲運び…などなど、伴奏者のサポート力は大きいです。

伴奏者の上手い下手で、歌の出来栄えが大きく変わってくるほどです。

それほど重要な「伴奏者」なので、歌やその他の楽器の伴奏を経験することは、自分のピアノ演奏のためにも大変勉強になるのは想像できますね。

生徒のみんなには、機会があれば ぜひ伴奏を経験してもらいたいと思います。

実は、ヒバリ教室は、伴奏者や指揮者を務める生徒が多いのが伝統です。

さっきの記事にも書いたように、今年は中学生の伴奏者率100%だし(笑)

3人の中学生、グリーンロードちゃん・ひまわりちゃん・ちくわちゃん、ヒバリ教室の伝統を引き継いで、がんばってもらいたいです。

下級生のみんなも、このあとに続いて、大きくなったらぜひ伴奏者を経験してください!

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


合唱コンクールの伴奏者になったよ🎵

2024年01月28日 | レッスン日記(小中高生)

ヒバリ教室のメンバー。大人クラス・ジュニアクラスと何となく区分してるんですが、今現在、ジュニアクラスの最高学年は中学生です。

グリーンロードちゃん(中2)・ひまわりちゃん(中2)・ちくわちゃん(中1)。

この3人は同じ中学に通っているのですが、今学期末に催される学校行事の「合唱コンクール」で、 3人とも、それぞれのクラスのピアノ伴奏者に決まったと報告がありました。

伴奏者は課題曲・自由曲それぞれクラスで1名ずつとのこと。

その選ばれた1名としての大役に、ヒバリ教室3人の中学生が3人とも就いているって、これはすばらしいですね。つまりヒバリ教室の中学生は100%伴奏者ということですから。

それぞれが担当する曲は、

このところ和の雰囲気の曲を好んで弾いていて、大人っぽくしっとりとした表現力のあるグリーンロードちゃんが、和の香りのする 「旅立ちの時」。

柔らかで美しいバラードが好きなひまわりちゃんが 流れるように美しい 「時の旅人」。

誰よりも力強いタッチとキレのあるリズムが持ち味のちくわちゃんが 力強い「HEIWAの鐘」。

偶然ですが、それぞれの個性にぴったりの曲目で驚きです。

3人とも、本番に向けて熱心に練習を重ねています。

みんな、がんばれ!

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


2024 今年もよろしくお願いします

2024年01月15日 | レッスン日記(小中高生)

予想通りというか、昨年も下半期ブログがすっかり途絶えてしまいました。

おもしろいこといっぱいあったのに…

去年は発表会(コンサート)を3回やりました。


  1. 生徒のみんなのソロ部門演奏会
  2. 大人の生徒&グループのお楽しみコンサート
  3. 生徒やゲスト合奏部門クリスマスコンサート

それぞれの写真一気公開で半年間アップロードしてなかった分の報告とさせてください


今年はブログもがんばろうと思っていますが、どうなるか。

よろしくお願いします。

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


アメちゃん、知ってる曲をどんどん弾こう🎵

2023年06月10日 | レッスン日記(小中高生)

アメちゃん(1)

「たのしいピアノレッスン」の本をもらってから、レッスンに勢いがつき、自分で弾ける曲を見つけて次々に弾いてきています。

「これ弾いた」

「これも弾ける」と どんどん弾いて、先生から

「うわー、すごいね。どんどん丸がついちゃうね」とグルグル丸をもらって嬉しそうです。

まだ習っていない左手の音符や、両手で合わせる弾き方はスルーして、右手のメロディーだけ弾いてるのがほとんどだけど、それで構わないのです。

好きな曲、弾ける曲を 自らどんどん弾いていくのがとても大事。

「この曲の右手が弾けたね」と、楽譜の右手のところに丸をつけてあげます。

難しいところや左手は、そのうち音符を教わり、伴奏形を練習し、弾けるレベルになった時点で、またその曲に戻って弾けばいいのです。

アメちゃん、今日は 前に「弾ける!」と言って右手だけ丸をもらっていた「ジングルベル」を、先生から「左手も弾けるんじゃない?ドとソばっかりだもん」と誘われ、音符を見ながら左手の伴奏もつけて、楽譜通り完全な形で弾くことができました。

やったー!今度こそ本当にコンプリートです。

今までは、音符を読めば 知ってる曲のメロディーを再現できることが嬉しくて次々弾いてたけど、今日は 左手の音を読んだり両手のタイミングを合わせたりすることで ちょっとだけ苦心しました。

もう小学生になったし、これからは、少しずつ難しい課題に挑戦して克服する喜びを知っていってほしいと思います。

アメちゃん、がんばろうね。

HP HIBARIピアノ教室 Youtube HIBARI PIANO CLASS


新年度の始まりだ!🎵

2023年04月06日 | レッスン日記(小中高生)

4月になりました。

新年度の始まりです。

前回のブログ更新から 大分間が空いてしまいましたが、またがんばります


春は いろんなことが新しく始まり、ワクワクする季節ですね!

ヒバリ教室でも、何人かの新しいメンバーを迎えたり、卒業して行ったメンバーと久しぶりに再会したり、と楽しいことがいっぱいです。

令和5年の春!

これからの1年も、みんなと楽しい音楽をたくさんやっていきたいです

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


ひまわりちゃんはいつも優等生🎵

2023年02月27日 | レッスン日記(小中高生)

ひまわりちゃん(中1)

「はい、楽譜いりません」

ピアノの前に座ったら、「バーナム」を閉じたまま先生に手渡しました。

小学生の頃から、よくこうやって「暗譜」してレッスンに臨んでいたひまわりちゃん。

ひまわりちゃん独特のパフォーマンスで、よく練習している証拠だよね。

でも、今は中学生。

それに、今週はもう学年末テストの直前なのに、それでも勉強の合間を縫って練習しているのでしょうか、感心だ。

バーナムのテクニック,そしてブルグミュラー、宿題はどちらもちゃんと練習できていて「合格」になったんですが、学年末テストがすぐなので、新しい課題は示さず「テストが済んで、余裕があったら次をやってみてね」ということにしました。

なにしろ「学年」末だからね。しっかりがんばってください。

でも、このテストがすんだら、ひまわりちゃんはまもなく中学2年生か

早いもんです。

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


よつばちゃん充実のレッスン🎵

2023年02月25日 | レッスン日記(小中高生)

よつばちゃん(小3)

「ね、今日、3時55分で帰っていい?」

3時にレッスンに来ると、よつばちゃんは必ず聞きます。

「いいよ。ちゃっちゃと上手に弾けたらね」

「わかった」

よつばちゃんは、ピアノレッスンが終わっておうちに帰ったら、今度は着替えて体操教室に行くんだそうです。

この頃はお友だちも体操教室に入会して一緒に行くことになったので、それが楽しみ  時間が気になるんでしょう。

さて、いざレッスンが始まり、宿題の曲を弾いてみたら、なんだかとってもタッチがしっかりして、よく弾けてる。

「よく練習してきたね!もう完成だね」

「うん、もう一度弾いてみるね!」

上手に弾けたのが嬉しくて、よつばちゃんはさらに元気に楽しく弾きます。

時間を気にしてなければ、次の曲も一緒に導入までできるんだけど

「こんな曲だよ」と先生がお手本を弾いたら

「なんかできそう」と弾いてみてる。早く切り上げて帰りたい、と言ってたのも忘れたか、「ここもやってみるね!」と何度も繰り返して、熱心に練習しています。

ようやくテキストが終わり、バーナム〜バーナムの選び… と進んで、レッスンが終わったのは、もうギリギリ4時前です。

今度は本棚の本をあれこれ開いて見てるよつばちゃん。

「早く帰らなくていいの?」

「うん、いいの。体操まだだから」

結局、レッスンもたっぷり充実、その後ものんびりくつろいで、4時

を少し過ぎてから帰って行きました()

なあんだ、時間が気になるっていうのは最初だけなんだね。

毎週、この流れを繰り返して、しっかりレッスンしていくよつばちゃんです

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


練習する気にさせる・その2「録音作戦」🎵

2023年02月10日 | レッスン日記(小中高生)

子どもたちに、自分から練習するように誘導する作戦、その2です。

スピード感のある曲には「タイム計測作戦」が効果を上げますが、た特にスピードを要求されない曲は「録音作戦」で。

「上手に弾けてるから録音しようよ」と持ちかけるも良し、録音したのを再生して一緒に聴きながら、「あっ、まーた間違えた!」などとツッコむも良し。

この方法でも、生徒が自主的にどんどん練習してくれることは、先ほどの「タイム計測作戦」と同じです。

生徒は放っておいても「先に1回練習させて」「あと1回弾かせて!お願い」など、いくらでも練習を繰り返してくれます。

先生が「練習しなさい!」「繰り返して弾きなさい!」と指示するどころか,「練習させて!」と懇願する生徒の「お願い」に「え?まだ練習するの? じゃあいいよ」と「練習許可」を出してのんびり見てればいい、という夢のシチュエーションです。

こうして、みんなテクニックを上げていきます。


ここで1つ、補足なんですが,生徒のモチベーションを上げるのに利用する方法として「録画」は、あんまりお勧めしません。

録画すると、再生した時 どうしても画面に意識が向いて、ピアノの「音」の印象が薄くなってしまいます。

「間違えずに弾く」「テンポを早く、リズミカルに弾く」「表現豊かに弾く」などが目標のときは、録画ではなく録音した方が、音に集中して耳を傾けることができ、学習効果があがります。

また、手や指のフォームや、腕の運び方などを学習してもらいたい、という時には、動画を撮って自分のフォームを客観的に見させる方法が良いです。

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


練習する気にさせる・その1「タイム計測作戦」🎵

2023年02月10日 | レッスン日記(小中高生)

子どもたちが、自分から何度も練習するようにするには、どうしたらいいでしょう。

ヒバリ先生がしばしば使う「手」はいくつかあります。

その1… タイムを計る

メカニックな練習曲や、スピード感がかっこいい曲などにはこの方法。

スマホのストップウォッチをにらみ、「よーい、ドン!」で弾き始めます。

途中でつっかえたりミスタッチしたりも もちろんあるので、

「惜しい〜 ここだけいつもつっかえるよね?ここさえ弾けたら一気に20秒台だよ」(これで生徒は『ここだけ直そう』とピンポイントでの練習方法を習得する)とか、「手が、こうなってるからじゃない?こうしてごらんよ。つっかえなくなるよ」「指をもっと丸くしてごらんよ」などと知らん顔してテクニック指導を紛れ込ませ、「ほんとだ!弾けた!」となったら盛大に褒める。

タイムが31秒、とかだったら、「惜っしいね〜。あそこでためらわなきゃ、29秒になったよ」と、さらなるチャレンジ心を刺激する。

生徒は、ミスなく弾くために「もう一回練習させて!」と必死で練習し、弾けたら弾けたで「◯◯秒以内で弾くよ!」と、また練習する。

結果,どんどんテクニックが上がる。

最近のヒバリ教室では、黒ねこちゃんの他に ごましおくんやおにぎりくんが、「タイム計測」によってモチベーションアップ〜テクニックのアップへと誘導されています。


HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


「ド」の音符のインパクト🎵

2023年02月04日 | レッスン日記(小中高生)

はなちゃん(小2)

「バーナム」を弾いていたら、初めて出てきたこの和音。


はなちゃん、ちょっと困ってしまいました。

『ド』が2つ重なってる

どうやって弾くのかな。

そうか。はなちゃん、「ド」はこういう姿のものだと思ってるんだよね。

小さい生徒にはありがちな勘違いです。

そこで、先生は五線プレートに「ド」を書き、その上に透明クリアファイルを乗せて,音符を書いていきました。


「これはドでしょ。じゃ、ドの線の、もうひとつ上に音符を書くよ。この音はなんだろう?」

はなちゃん、少し考えて「レ」と答えました。

「そう、レだね。じゃこれはどう?」

先生は、レの隣に、もう1本加線を加えた音符を書きました。

「ミ」はなちゃんが答えます。

「そう、ミだよね。じゃあね、こうしたらどうなるかな」

先先は「レ」の音を消して、「ミ」が書かれたクリアファイルを横にスライド。五線プレートに書いてある「ド」の上に重ねました。




「ほら、このバーナムの楽譜と同じになったね」

はなちゃんもうなずいています。

この和音はね、ドを2つ積んだんじゃなくて、ドとミが重なった音なの。だから、ドとミを一緒に弾くんだよ。

ジャーン! めでたしめでたし。

「中央ド」の音符が子どもたちに与える印象は、その唯一性といいビジュアルといい、かなりのインパクトなんだなぁ、と感じます。

それはもはや「人格」といってもいいくらいで、小さい生徒たちは、真ん中に棒が刺さった 土星のような、あるいは帽子をかぶったような、丸い音符を「ドの姿」として認識しているのでしょう。

そう、子どもたちの頭の中では、「ド」が 五線も加線もお構いなしに、あちこちの空間に浮遊しているのに違いありません。こんなふうに。


だからこそ、さっきのはなちゃんのような当惑も起こってくるのですし、けっこう大きくなって広い範囲の音符の読み書きができるようになっても、「ド」の音をこのように書いてしまったりするのです。


それはけっこう和む光景なので、みんながもっと成長してドに棒をつけなくなったら、それまで度々笑わせてもらった先生は 心の中で「つまんないヤツだな〜」と、チコちゃんの「正解」セリフをつぶやくのでした。

HP HIBARIピアノ教室 

Facebook Hibari Music Lesson

Youtube HIBARI PIANO CLASS