HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ブルクミュラー「前進」

2014年03月20日 | ブルクミュラー
M4ちゃん(小3):
ブルクミュラーの「前進」が宿題でした。
いつも、新しい課題が出されると、一人で曲の最後までちゃんと予習してきてるM4ちゃんは とても立派だと思います。
ちゃんと両手を一緒に最後まで弾けるまでにしてあり、ところどころの勘違いや指の間違いなどを直し、「来週は速く弾いて仕上げだね!」というところまで行けるので、頼もしいです。

M4ちゃんのお母さんがこの間こっそり教えてくださったのですが、
「M4はピアノのレッスンを楽しみにしていて、自分で大切にしている可愛いノートに『すきなこと:ピアノ』と書いてあったんですよ」とのこと。
それを聞いて、とっても嬉しく思います。
私自身は、小学生時代 ピアノのレッスンに行くのがとてもイヤだったので、M4ちゃんがレッスンを楽しみにしてくれてるのがありがたく、嬉しいです。

4月になったら4年生になるM4ちゃん。
小学校時代を半分に区切ったら、もう高学年側になるのです。
彼女の個性と良い資質が、ピアノにもだんだんと現れてきています。
それを大事に、そして、いつまでもピアノを好きでいてほしいです。

ハイドンソナタ最後まで

2014年03月19日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん:
コツコツと練習してきたハイドンのソナタ・ホ短調。
先週は 第三楽章(終楽章)の半分くらいまでができていました。
「来週は、もう少し先まで進めていきましょう」と言っていたのですが、今日のレッスンでは、残り半分全部!
最後まで練習してありました。
すごいですね!

この第三楽章はロンド形式なので、テーマ部分が何度か現れる、という「お得ポイント」はありますが、それでも、この「ホ短調ソナタ」の場合、前に現れたメロディーが どれも少しずつバリエーションを持ち、全く同じ繰り返しではありませんでした。
その、細かい変化を全部見落とさず練習して、最後まで独習してきたHさんは本当に努力家ですね。
そう褒めると
「いーえ、いーえ、いーえ」
と すごい勢いで謙遜する 謙虚なHさんなんですが。(^O^)

来週は、いよいよこのソナタも完成を迎えそうです。

小さなリユニオン

2014年03月18日 | レッスン日記(小中高生)
今日は、Tちゃんのレッスンの後に、冬の間 高校受験のために欠席していたMちゃんとM3ちゃんが久しぶりに顔を見せにきました。

Mちゃん・M3ちゃんは、共に地域のK小学校・それに新年度からTちゃんが通うK中学校の先輩であり、また ピアノでは「ウォーリーズ」というユニットのメンバーでもあります。
(ウォーリーズというのは先生が付けた名前。このメンバーが忘れん坊で、行く先々で忘れ物をしていくウォーりーみたいだから)
たまたま今年、同窓生三人がみんな卒業・進学となるので、久しぶりにおいでよ、ということに。

来月高校に入るM&M、そして中学に入るTちゃんの三人ですが、以前はかなりのギャップだった 3学年の年齢差も、みんなが成長した今ではまったく感じられなくなり、和気藹々とした再会となりました。
部活のこと、スマホのこと、好きなTVやタレントのこと、それから 今度の夏の発表会ではこんな曲弾きたいな!ということなど、楽しいガールズトークで盛り上がりました。

ブルクミュラー・タランテラ

2014年03月18日 | ブルクミュラー
Tちゃん(小6):
しばらく練習していた「アルプスの夕映え」が一応最後までできたので、これを発表会のための「キープ」とし、レギュラーテキストのブルクミュラーに戻りました。
新しい課題は「タランテラ」です。

「タランテラ」は、その名の響きやスリリングなテンポ、マイナーキーなどいろいろな要素から、ブルクミュラーの中では子どもたちに人気のある曲のひとつです。
そしてまた「タランテラ」という曲には、ちょっとドキドキするエピソードがあり、それもまた ちょっと怖い魅力の一つとなっています。

「タランテラ」というのは、固有名詞ではなく「ワルツ」とか「マーチ」などと同じように、楽曲のスタイルの名称の一つです。
急速なテンポと情熱的なリズムを持った、8分の6拍子の舞踊曲で、「タランテラ」という名前は 毒グモ「タランチュラ」に由来するというのですから恐ろしいじゃありませんか。
タランチュラという名称にまつわる伝説は 大きく分けて2種類あります。

その一つは、タランチュラに刺されると狂ったように踊り出し、倒れて死ぬまで止まることができず、その踊りの曲がタランテラと呼ばれるようになった、というもの。
そしてもう一つは、タランチュラに刺されて体中に毒が回ってしまった者は、その毒を抜くために 急速な速さで踊りつづける。力尽きて倒れるころ、ようやくクモの毒が汗とともに体から抜けて、命を取り留める、というものです。

真偽のほどは定かではありませんが、いずれにしろ「倒れるまで踊り続ける」というのが共通したコンセプトです。

ブルクミュラーの本も終盤に近づいた20番、この「タランテラ」を、Tちゃんは1週間の予習でひととおり最後までやってきました。
「結婚行進曲」や「アルプスの夕映え」などに取り組んできた後では、ブルクミュラーの曲は「やさしい」と感じられるほどの実力が、Tちゃんにはついたという気がします。

来週の今日、Tちゃんは小学校の卒業式を迎えます。
いつの間にかこんなに大きく、大人になったんだ~と思うと、感慨無量です。

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癒しのピアノ♪

2014年03月17日 | 音楽のツボ
キノパパさんが、久しぶりにレッスンに見えました。

昨年の秋ごろから、いろいろ忙しいことや用事が起こり、ピアノのレッスンに来るのはおろか、家で練習する時間もほとんどない状態になっていたとのこと。
3月も半ばすぎの今日になって、ようやく少しピアノを弾ける時間が作れそうになってきました、ということです。

お忙しくて大変でしたね、と言うと、
「練習が全然できなくて、先生に申し訳ないです」と恐縮しながら、キノパパさんはお休みしていた間のことを話してくれました。
「秋に生まれた孫にピアノを聴かせると、じっとこっちを向いて聴いてるんですよ」
優しいキノパパさんは、お孫さんの話をされるとき、本当にうれしそうです。

それと、もう一つ、心温まるエピソードを話してくれました。
同居しているお嫁さんに、今 とても落ち込んでいるお友だちがいるそうです。
あるとき、お嫁さんがそのお友だちに「お義父さんがピアノを弾くから」とお家につれてきたので、キノパパさんがピアノを弾いて聴かせてあげました。
「グノーのアヴェ・マリアとタイスの瞑想曲を・・・そうしたら、顔色が悪く暗い表情だった彼女の顔が、ピアノを弾き終わって見たらピンク色になって・・・とても喜んでくれたんです」

音楽の力はすごいですね。
赤ちゃんの心を惹きつけ、不幸な人の気持ちを明るく幸せにすることもできる。
それでこその音楽、それでこそのピアノではないでしょうか。

ピアノの中ってすごい♪

2014年03月16日 | いろんな楽器
Sちゃん(小4)のお家に、今日ピアノが入りました。
今まで使っていたデジタルピアノと違って、本物の弦が張ってあるアコースティックピアノです。

ピアノが届き、続いて調律、という流れになるのですが、Sちゃんは 初めて見るこの「調律」が、よほど興味深かったらしい。
なぜ私にそのことがわかったかというと、お母さんが、調律中の「実況中継写メ」を送ってくださったからです(^o^)

「Sが調律が楽しかったらしく、たくさん質問して、いろいろ聞いていました。
私も知らなかったことがたくさんあり、おもしろかったです。
バレエに行く時間になってもなかなか離れず、3回くらい言ってやっと向かいました」

Sちゃんが興味津々で調律師さんに貼りついてる様子が目の前にありありと浮かび、大笑いしてしまいました。
Sちゃん、バレエから帰って、さっそくピアノ弾いたかな。

「調律師さんに貼りつくSちゃん」の図

ハッピー・バースデー・トゥー・ユーを弾こう♪

2014年03月15日 | 音楽のツボ
ご近所のYさんのお宅に、中古のデジタルピアノが入りました。
Yさんのお宅は、もうお子さん方も皆 独立され、ご夫妻だけで静かに暮らしていらっしゃいます。
特にピアノを習っているとか、上手に弾けるとかということではないのですが、ピアノがあれば ご近所の皆さんで楽しく集まって歌ったりできるでしょうから、ということでのピアノでした。

ピアノが入った日は、たまたま ご主人のお誕生日で、息子さんご一家がみえたそうです。
後になって、その日のことを Yさんの奥さまが興奮した様子で教えてくださいました。
「お嫁さんが、ピアノが弾けたのよ。それで、ハッピー・バースデー・トゥー・ユーを弾いてくれたの!ほんとに、あの日ピアノが入ってよかったわ!」

それはそれは、ホントに願ってもないタイミングで、すばらしい結果となりましたね!
私はそれを聴いて、とても嬉しく思いました。
そして、その瞬間に ある決心をしました。

「そうだ。うちの教室の生徒は、全員『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー』を弾けるようにしよう」

「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」。
この歌を知らない人は、ほとんどいないでしょうね。
幼稚園児からお年寄りまで、だれでも知っていて、誰でも歌えます。
それもそのはず、「世界中で一番歌われている歌」、それはこの「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」なんですから。

たった8小節の短さ。
シンプルなメロディーとリズム。
それでいてドラマチックであり、その堂々としたフィニッシュは感動的でさえあります。

習い始めの小さい子は、メロディーだけで。
ちょっと進んだ子は、簡単な伴奏をつけて。
もっと上手になったら、さらに複雑な和音やアレンジの演奏で。

どんなレベルの人でも、またいかようにも、自分のスタイルで弾くことができるのです。

「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」が弾けたら、先述のお嫁さんのように、何かの折に即座にお祝いの曲をプレゼントすることができます。
大勢人が集まっている場面だったら、みんなで大合唱して、すごい豪華な演奏をすることもできます。

ピアノが弾けてよかった!と思えるのは、すごい難曲とかを弾いて感心されるとか、コンクールで入賞するとか、そういうことではなくて、こんなささやかな曲を心を込めて弾いて、他の人と幸せを共有できる、そんな瞬間だと、私は思います。

タイムリミット

2014年03月13日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(中2):
遠い学校に通いながら、月に2回だけ それも夜7時半ぐらいに、やっとレッスンに来ているAちゃんですが、来月の新年度になったら、学校ももっと忙しくなるし、レッスンが続けられなくなるようです。
すると ピアノに来れるのは、今日を入れて あと2回だけ。

Aちゃんは、バーナムのテキストがグループ1、2、3、と修了したところです。
バーナムは 全部でグループ5まであり、各グループには それぞれ12曲ずつ課題が入っています。
普段は、1回のレッスンで1曲か2曲をやっていたのですが・・・
先週、先生は言いました。
「あと2回しかレッスンがないから・・・来週、バーナムのグループ4を全部やっといで」
「え、これ全部?」
「大丈夫、できるよ。たった12曲だもん」

今週、Aちゃんは、約束通り12曲、全部やってきました。
がんばったね。

それから、大好きで選んでいた、西野カナの「さよなら」という曲。
ポップスなので、ノリ感の弾き方がとても難しいですが、最初の1コーラス部分まで本当に上手に弾けて、テンポもビートも、もちろん和音も、非常に迫力のある演奏となっていたので驚きました。

歌モノなので、2コーラス・3コーラスと続いていきます。
歌なんだから、2番も3番も、メロディーは同じはず。
同じことを繰り返せばいいから 楽なんじゃない?

と思いがちですが、こういうポップスというのは、2番・3番と歌が同じでも、伴奏やアレンジは次々変化していき、ひとつも同じものがないのです。
しかも後にいくにつれ、華やかに(難しく)なっていく。

レッスン時間をたっぷりかけて、一緒に少しずつ勉強していけば弾けるはずなんですが、いかんせん時間がありません。
一人で譜面を見ただけでは、このニュアンスを習得することができません。

「・・・コードネームで弾こうか。」
先生は決断して言いました。
「コードネーム、わかるよね?」
「んー。ベースしかわからない・・・」
「じゃ、ベース音だけでいいから。ベース音で、オリジナルのリズムに近い感じに刻んだり、余裕のある部分だけ軽くアルペジオ入れたりして弾けば、完成できるよ。せっかくの曲、最後まで仕上げたいもんね?」
そうして、ベース音で伴奏しながら お手本を弾いてみせました。
「うん、わかった。自分でアレンジしながら、ってこと?」
「そう、アレンジ。ね、そうやって、最後まで弾こう。来週、最後のレッスンのときまでにね。できる?」
「できると思う!」
Aちゃんはキッパリとうなずきました。
「それから、バーナムは『グループ5』を12曲全部。それで、この本全部おわるから」
「はい。大丈夫」

タイムリミット・・・
こんなに上手になって、こんなに一生懸命やってるのに とっても残念だけど、
来週、最後のレッスン・・・ 
悔いのないように、がんばろうね。

スペシャルシューズ

2014年03月12日 | その他日記
来月開く「おゆみとピーコ・デュオコンサート」では、ピアノとエレクトーンを両方使います。

ピアノと違ってエレクトーンは、足鍵盤も弾くので、靴にはかなり気を使います。
特に、靴底の素材は大きな問題です。
カチカチ音がするハイヒールみたいな固い革はダメ、スニーカーみたいな滑り止めっぽいゴムもダメ。

足鍵盤が弾きやすい靴を探していたある日、100均ショップでブラブラしていたわたくしは、いいものを見つけた!

コレ


習字の時に使うフェルトの下敷きだよ!

これを切り取って、靴の 足鍵盤を弾く左足の前半分だけに両面テープで張り付けたら、すっごい滑らかなソールのスペシャルシューズが出来上がったのだ\(^o^)/

下敷きは 1枚買って半分に切り、おゆみと分けたので、一人50円の投資だ。
われながらナイスなアイディア~ ♪♪♪\(^o^)/♪♪♪

でもね、パッケージの中に「注意書き」が入ってたんだ。

「書道以外には使用しないでください。」

ダメかね(^_^;)

ユニット交渉 成立 (^o^)v ♪

2014年03月07日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Tちゃん(小6):
3年生のNちゃんが、何年も前にTちゃんが弾いた「ストレンジャー」の曲を、とても素敵だと思っていたこと。
忘れられない曲であるということ。

そのことを、今日、Tちゃんに伝えました。

「えっ、ストレンジャー? うわー、懐かしい・・・えー、覚えててくれたんだ・・・スゴイ・・・」
Tちゃんはびっくりして、それから、ちょっぴり感動もしてるように見えました。

「それでね、それを、Nちゃんと一緒に弾いてもらえないかな?」
先生はさっそく、オファーを切り出しました。
「前のときは、Tちゃんがピアノを弾いて、お兄ちゃんがキーボードで、リズム伴奏とかつけて弾いたよね。
で、今度は、Tちゃんに、そのお兄ちゃんのパートを・・・キーボードを弾いてほしいの。
『ストレンジャー』は すごく大人っぽくて難しいけど、もしもTちゃんが、一緒に弾いてあげたら、Nちゃんも弾けると思うんだ」

曲を覚えててもらった光栄、忘れられない曲とまで言ってもらった光栄、そしてまた、アンサンブルサポートオファーの光栄、それも かつてはお兄ちゃんが弾いた「上級生パート」で!

立て続けに語られる光栄に、Tちゃんは 心に羽が生えたみたいにパァァ~♪ の表情でしたが、ややあってキッパリと言いました。
「やります。やりたいです」

やったー。\(^o^)/
そう言ってくれると思ってたよ。

もうすぐ小学校を卒業し、4月には中学生になるTちゃん。
4才でピアノ入門して、いっつも教室で一番小さかったのに、いつのまにか 下級生から「憧れの先輩」として頼られるまでに成長していたなんて。
感無量です。

そしてまた、そういうTちゃん自身も、数年前に上級生のM3ちゃんが発表会で弾いた「アルプスの夕映え」に憧れて、今年の発表会では それを弾くことになりました。

「憧れ」。
それは、夢の翼です。
みんなみんな、背中に翼をつけて、高く高く飛翔しておくれ。

ユニット誕生、また!♪

2014年03月06日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小3)とSちゃん(小4)。
1週間に1度、ピアノレッスンの時に教室で顔を合わせるだけですが、Sちゃんが自分で「わたしたちって、木曜日だけの姉妹みたい!木曜シスターズ!」と言うように、とっても仲良しです。
M4ちゃんのレッスンが終わって 帰り支度を始める頃に、Sちゃんが ピンポ~ン♪ と玄関のチャイムを鳴らします。
すると、M4ちゃんの顔がパッと輝き、顔中に笑いが広がります。
「あっ、来た!」
とたんに、どうやって嬉しさを表わそうか、と思うみたいに M4ちゃんは大興奮。
大急ぎでドアの陰に隠れたり、逆に飛び出して行って「わっ!\(^o^)/」と驚かそうとしたり。

Sちゃんの方も、♪ピンポンを鳴らしておいてから わざと玄関を入らずにじらしたり、飛び出したM4ちゃんに
「なぁ~によ。どうせわかってたよ!」と軽くいなしたり。

また、テキストの進み具合も ほぼ同じくらいなので、お互の存在がちょうどいい刺激になっていると感じます。
年上のSちゃんの方は 上級生のメンツもあるのか、「M4ちゃんどこまで進んでる? あーよかった、まだわたしのほうが勝ってる」とライバル心を燃やしたりしていますが、年下のM4ちゃんの方は、ふざけ合いながらもSちゃんには一目置いているようで、「Sちゃんみたいな難しい曲を弾きたい」と目標にしている様子がうかがえます。
本当に良きクラスメート、良き「木曜シスターズ」だと思います。

そこで、今年は レッスン時間も一緒だし、この二人で発表会に連弾をしてみない? と持ちかけてみました。
「やりたい!」
期待通り二人とも食いついてきたので、またまた新ユニット、誕生決定です。

曲は、勢いがあって元気で、二人で弾けばパワー倍増の「クシコスポスト」に決めました。
近ごろとみに上達著しいこの二人の連弾。
楽しみです!

春日部市 地下神殿

2014年03月03日 | その他日記

「地下神殿」って、いったい何?
しかも「クレヨンしんちゃん」でおなじみの春日部市・・・?

なあんて思うのは素人のあさはかさ。

なんと埼玉県春日部市の地下には、あっと驚く広大な神殿が広がっているのだ。
今日わたくしは、その地下神殿の見学に来たのです。

地下神殿・・・
まっ、正しくは「首都圏外郭放水路(しゅとけん・がいかく・ほうすいろ)」という施設なんだけどね。

つまり、首都圏近辺の川が 大雨・台風などの増水であふれそうになったとき、その水を地下に取り込み、江戸川へ流して洪水を防ぐための施設なのです。
その深さは地下50メートル、総延長6.3キロメートルの巨大な水のトンネルが、春日部の地下には通っていて、その規模はなんと世界最大級の地下放水路なのです。

そのビジュアルから、通称「地下神殿」と呼ばれているということです。

写真みてね。これが、地下50メートルの貯水場の底です。
ほんとに神殿みたいでしょ?
大水が出たときには、この柱の上まで全部、水の底になります。怖いよ~


これは、トンネルの上、地上部の様子。
のどかで広大な公園になっている。
この下に地下神殿が横たわっているとは誰が思うであろう。

いや~、クレヨンしんちゃんの のん気な春日部が こんな地下神殿を持っているとは知らなかったよ。

あこがれの「あの曲」リクエスト♪

2014年03月01日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
今日から、もう3月です。
早いもので、今年度もあと少しで終わり。
空気はまだ寒いけど、子どもたちはもう、新年度へと思いをひろげています。

Nちゃん(小3):
この間 テキストで「はじめてのブルース」というのを弾き、ジャズのブルーな雰囲気を味わったばかりです。
そうしたら「わたし、こういう曲が好き」と言うではありませんか。
「何か暗~い感じ。こーういう曲が、好きなんですよ~」
近ごろ、大人っぽい言葉使いをするNちゃんです。
美しくクリスタルな感じの曲が大好きなNちゃんなので、この発言はちょっと意外な驚きです。

「そうなの?こういうジャズみたいなのが好きなんだ?!」
「そう。あの曲が好きなの。ほら、前にTちゃんが、発表会で弾いた曲」
「えっ???Tちゃんが?」
これまた大きな謎です。
Tちゃん(小6)もまた、Nちゃんと同じように、美しくゆったりとした曲を好んで弾いている生徒。
そんな、暗いジャズなんか弾いたかなあ・・・?
「ほら、前にね、お兄ちゃんと一緒に弾いたでしょ。あの曲」
Nちゃんは、一生懸命に説明します。

お兄ちゃんと? ああー、わかった。
先生は、その曲の冒頭を弾いてみました。
「これ?」
「そう、それ!」
その曲は、ビリー・ジョエルの「ストレンジャー」でした!
たしかにTちゃんが、お兄ちゃんとデュエットで弾きましたよ。
でも、それって2年か3年くらい前のこと・・・
「Nちゃん、よく覚えてたねー」
「そう。忘れられないの」
2年前なら Nちゃんは2年生、3年前なら1年生です。
ピアノを習って、まだ間もない小学校低学年なのに、こんな曲が心に残って、しかもそれを、ずっと覚えてたなんて。

Nちゃんは、こうして 時々アッと驚く天才を見せてくれます。

「そうだ、いいこと考えた。この曲を、今度の発表会に弾かない? Tちゃんが弾いたピアノパートをNちゃんが弾いて、Tちゃんに頼んで、前にお兄ちゃんが弾いたキーボードのパートで伴奏してもらえば?!」
「うん!弾きたい! でもTちゃん、やってくれるかなあ・・・」
「今度Tちゃんに、きいてみるね」
ということで、またまたワクワクの新ユニット誕生になるかも。