元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

涙を誘う免許更新の講習

2007年08月28日 | 小ネタ
免許更新の事務的な手続きや、料金の支払い、
写真撮影、視力検査が終わると、後は講習だけ
です。

でも、早く来すぎたのか、講習室で1時間以上
もボーっと待つ羽目になりました。

星新一の「たくさんのタブー」を読む以外に
する事もないので、もう殆ど読んでしまいまし
た。

講習は、何度受けてもやっぱり退屈です。大切
な話ですが、学校の授業同様に、睡魔を誘う
話し方です。

特に、今日は睡眠不足だったので、凄く、凄く
眠かったら、中間でビデオの時間になりました。

よし、部屋を暗くするなら、ちょっと寝てもいい
かなーーと見ていましたが、事故現場の映像の
凄さに見入ってしまいました。そして、飲酒運転
事故により、幼い命が奪われた事例の、事故の瞬間
や裁判の再現VTRや、実際のインタビューや、
街角で署名を集める姿など感動的でした。

と、思うと、僕の横にいた女性が号泣していた。

斜め前の男性も涙をぬぐっていて、講習室のいたる
所から、すすり泣く声や、鼻水の音がした。

僕には泣くほどまでの感動はしなかったものの、
泣いた人の気持ちはよくわかります。

でも、まさか、自動車免許の更新なんて、嫌々来た
事務処理作業の一環で感動をするなんて誰も思わなかっ
たと思います。

近いうちに免許更新がある方は、講習のビデオを楽し
みにしていてください。涙もろい人はハンカチ必須。

思い出がいっぱい/佐賀市編

2007年08月28日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
運転免許の更新の為、佐賀市に行きました。

朝5時起きで、バタバタしギリギリで電車に
乗れました。

電車に乗るのは1年半ぶりで、佐賀市に行くの
は4年ぶりぐらいです。でも、4年前は友人の
家に行ったので、佐賀市街地をのんびりする
時間が無かったです。でも、今回は懐かしい
場所を少し見て回りました。

唐津線(唐津→佐賀)の電車に乗るのは、彼是
10年ぶりぐらいです。僕は高校時代は毎日
唐津線に揺られ、佐賀市と唐津市間を往復していま
した。あの当時は凄くしんどかったけど、久々
の唐津線は、ちょっとテンションがあがりました。

あのリーゼル車特有のうるさいエンジン音がいいで
す。10年前と何にも変わっていない、黄色い電車
です。

頭の中で「唐津線は今日も晴れやか」(日本初
JR製作のCD)のメロディを思い浮かべながら
車窓を眺めると凄くいいです。走っても走っても
車窓はのどかな田舎風景です。

車窓を眺めるのも飽きた頃に、高校時代と変わら
ず文庫本を読み出しました。高校時代好きだった
星新一です。ショートショートの軽い内容なので
ちょっと読むのに最適です。「たくさんのタブー」
というショートショートで、世の中のタブーを
星新一流ユーモアで描いています。星新一という
とSF作家のイメージが強いけど、この小説は
「世にも奇妙な物語」風の話が多く面白い。
僕は星新一の小説を100冊近く持っています
が、僕が星新一を知るキッカケは小学校の
国語の教科書に載っていた「繁栄の花」で・・・

失礼。別に星新一の話を膨らます必要は無かっ
たですね。さっさと、佐賀市内についてからの
話に移ります。

駅の改札口が、自動改札、しかも何台も・・。

唐津駅ではいまだに駅員がキップを切るのに、
佐賀駅は都会化していました。

デイトスを歩くと、知っている店がことごと
く無く、大好きだったピエトロも無くなって
いました。以前は本屋、CD屋と2店あった
積文館が、1店に縮小していました。

そして、以前はロッテリア、CD積文館に挟ま
れた通路から地下道になり、バスセンター
だったのが、今は地下が埋められていました。

しかも、バスセンターの変わりようには
ただただ驚きです。日本じゃないような、
近未来都市的なスタイリッシュで洗練され
た白を基調にしたお洒落な空間になっていま
した。

そして、以前、滅茶苦茶マズイラーメン屋が
あった場所(駐輪所横の高架線下)は、12年
前に閉店し、今はかなり美味そうな雰囲気漂う
店になっていました。

そして、僕が毎日行っていた「トム・カンパニー」
(CD屋)は「蘭蘭」というラーメン屋で、「フロム・
U.S.A」はカラオケ屋になって、ラーメン屋「ビッグ・
ワン」横の中古CD屋は無くなっていました。

バスに揺られて、免許センターに向かいながら車窓
を眺めると、高木瀬のTSUTAYAは、ビデオ
アメリカとブック・オフになっていました。

時代の流れでしょうが、思い出の場所は次々と無く
なっています。

免許更新が終わり、再度佐賀のバスセンターに戻り
自転車屋でレンタル(500円)をし、水ヶ江方面
に向かいました。そう。卒業以来行っていない、
母校「龍谷高等学校」を久しく見たくなりました。

自転車に乗り1キロ未満で、問題発生。凄く、凄く
お尻が痛い。この自転車のサドルは僕に合わない。
硬い素材のサドルで、小さく、サドルの角度も
おかしい。結局、龍谷高校に辿り着くまで、
「痛い、痛い、痛い、痛い」とそればかり考え、
懐かしの通学路を楽しむ余裕なんて全く無かった。

この自転車が生む悲劇は、こんなものじゃなかっ
たけど・・それはまた別の話で詳しく書きます。

痛みに耐えながらだったけど、一体自分が何処を
走っているのか全く分からなかった。毎日3年間
通学していた所と一緒とはまるで思えない変わり
ようです。町の雰囲気、町並みが全く違います。
「懐かしい」なんて気分に浸れない町へと変貌
していました。あんなに賑やかだった佐賀市の
呉服町アーケドもすっかり寂れて、シャッター
街になっていました。

大和ジャスコ、YOU ME TOWN、モラー
ジュ佐賀、上峯サティなどの大型ショッピング・
モールに完全敗北したのが佐賀市街地の現状でしょ
う。

あちこちに貼ってある「貸店舗」や「店舗オーナー募集
中」とか見ると、なんだか切なくなりました。


回帰月食に感動

2007年08月28日 | 小ネタ
先週ぐらいからやたらとニュースで騒がれていた
「回帰月食」を今見ました。

回帰月食を見るために、ベランダにお菓子、
ジュース、ラジカセを運び、寝転がって
夜空を見上げていましたが、待てど暮らせど
月が出てこない。

回帰月食で月が隠れていると思っていました
が、今パソコンを打っている部屋の窓から
月の端だけが見えました。

要するに、ベランダからは見えなかったので
す。

仕方が無く、月が見える部屋から、窓の外を
かれこれ1時間眺めていました。BGMは
「ブラックモアズ・ナイト」の1stです。

あまり天体に興味があるわけじゃないですが、
僕が最初に感動した夜空は、天山での満天の
星空です。

天山の8合目は駐車場になっていて、高校時
代ぐらいに家族でキャンプをしました。

暗くなって、家族はすぐ寝ましたが、僕は
毎週聞いていたラジオ番組があったので
一人テントから外に出てトランジスタラジオ
のチューニングを合わせました。

あの、空一面を覆う、無数の星々は初体験でし
た。唐津は田舎とは言え、街頭などの影響と
空気が汚れている影響なのか、本来の夜空の
10分の1も楽しめませんでした。

この時、僕が聴いていたラジオとは、FM-NHK
で懐かしいバンドのライブを1時間編集で流し
ていた番組です。山の上なので電波が不安で
したが、しっかりと聴こえて一安心。
この満天の星空、大自然、数十秒間隔で流れる
流れ星、そしてこの日ラジオの特集バンドは
「レインボー」でした。3頭時代の貴重音源
(オンステージではないです)に感動し、最高
の夜でした。

今回の回帰月食は、あのキャンプの夜空には
全然敵わないものの、回帰月食という初めて
見る不思議な現象に感激しました。
ゆっくり、ゆっくりと月が姿を現し、満月に
なった時は、ジーンときました。