元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

今週聴きまくったCD

2007年08月31日 | 今週聴きまくったCD
新カテゴリー「今週聴きまくったCD」というのを
毎週連載します。金曜~日曜と、週末に書く予定
です。

その名の通り、今週聴きまくったCDを紹介する
だけです。昨日「立川談志」の「ひとり会」
というCDを2枚買い、昨日、今日と何度も聴きま
くっています。
昭和40年、41年の落語独演会を
収録したCDです。演目は「ひっつい幽霊」
「鉄拐」「宿屋の富」「らくだ」です。さすがは
立川談志です。しゃべり1つで情景が浮かんでき
ます。

では、今週聴きまくったCD

■ホワイトスネーク
「スターカーズ・イン・トーキョー」

■ゲイリー・ムーア
「ワイルド・フロンティア」

■ボビー・コールドウェル
「ベスト」

■ヨーロッパ
「ファイナル・カウントダウン」

■TNT
「ベスト」

■ヒム
「ベスト」

■ウィズ・テンプテーション
「ザ・サイレントフォース」

■立川談志
「ひとり会」第1集、第2集

メロディアスなハードロック・ヘヴィメタル

2007年08月31日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
日本人はメロディアス系の音楽が大好きです。

ヒップホップが日本の音楽シーンでもヒットしてい
ますが、まだまだメロディアス系や切ないバラード
が首位を独占していると思います。

ハードロックは、騒がしい、キバツな音楽という
イメージを持っている人も多いけど、実際はミディ
アムテンポの曲が主流で、他のジャンルに引けを
取らない名バラードも数多くあります。

ハードロック/ヘヴィ・メタル好きの中には
「メロディアスはちょっと・・・。ポップでキャッ
チーな音楽は嫌」って人も多いけど、僕はポップ系も
大好きです。

メロディアス系のハードロックは、コアなハード
ロックファンには敬遠されがちですが、一般大衆
の音楽リスナーからは入りやすいです。

僕の拙い音楽鑑賞歴では断言しにくいものの、あえて
ハッキリ言うと「ハードロック/ヘヴィ・メタルが
全ての音楽で最も美しく、華麗なる、珠玉のメロディ
の宝庫」だと思います。

僕は、つまみ食いで、シャンソン、ゴスペル、ソウル、
R&B、オペラ、フォーク、ブルース、ポップス、
オールデイズなどのCDも数多く収集して、愛聴してい
ますが、どんなジャンルを聴いても満たされません。
「いいなー感動するなー」とは思うものの、何かが
欠けていて、僕の心を存分に満たす物ではありません。

僕を本気で心底感動させる音楽はハードロック/
ヘヴィメタルだけです。ハードロック/ヘヴィメタル
を知らなければ、きっと多くの洋楽に純粋に深く感動し
ていたと思います。しかし、ハードロック/ヘヴィメ
タルを存分に知った今となっては、他のジャンルの
音楽では物足りない体質になってしまいました。

14歳ぐらいから28歳になった今でも僕を感動させ
続けるハードロック/ヘヴィ・メタルのメロディアス
系バンドを今回は紹介します。

メロディアスにも色々と種類がありますが、あえて
ネオクラシック系バンドは外させて頂きました。
「イングヴェイ・マルムスティーン」「ストラトヴァ
リスウ」「インペリテリ」「シンフォニーX」
「ソナタ・アークティカ」・・・等を入れていたら
メロディアスバンド特集ではなく、クラシカルな北欧
メタルバンド特集になってしまうので、もっと一般
ウケが良さそうなバンドばかりを紹介します。

例えば「ジャーニー」「クイーン」「ファイアーハウス」
「テラノバ」「テン」「ナイトレンジャー」「カンサス」
「ラッシュ」とかのファンにも気に入って頂けるような
選出をしました。


■ジーノ「リッスン・トゥ・ザ・ライト」
ジーノほど無欲なミュージシャンも珍しいです。10年
に1枚ぐらいしかアルバムを作らない。ジーノ・ロート
の意思で作ったアルバムは新作「ランウェイ・トゥー・
ザ・ゴッズ」を含め3枚です。86年デビューでアルバ
ム3枚で、ライブも殆どやらないとは凄いです。レコード会
社が寄せ集めで作った「ジーノロジー」の1,2も素晴
らしいけど、やっぱり練りに練った3枚にはかないません。
言うなれば、アルバムに入らなかったボツになった曲を
CD化したのが「ジーノロジー」1,2です。ジーノ・
ロートは音楽が金臭くなった瞬間、毎回音楽業界から
離れ、自分の音楽にずっと向かい合い続けます。
そして、自分の音楽が正当に扱われるタイミングを
見つけた時だけ活動するのです。その中でも、この
「リッスン・トゥ・ザ・ライト」ほど美しく、カッコ
イイ音楽を他に知らない。人類史上最高峰の音楽と言っ
ても過言では無い。

■ヨーロッパ「明日への翼」
80年代に爆発的な人気を得たバンドです。近年、再結成
ではジョン・ノーラム主導のヘヴィ&ダーク路線で、ヨーロッ
パの新表現を聴かせてくれましたが、やっぱりヨーロッパ
はドラマチックなメロディラインを聴かせてくれた80年
代が全盛期です。ジョーイ・テンペストの歌声には賛否両論
ですが、僕は滅茶苦茶好きな歌声です。

■ゲイリー・ムーア「ワイルド・フロンティア」
ギターは文句無く誰も認める名プレイヤーです。ゲイリー・ムー
アのボーカルについては好みが分かれますが、僕は大好きです。
楽曲、演奏は最高ですが、この当時のゲイリー・ムーアは完璧
主義を目指すがゆえ、ドラムはリズムマシーンの打ち込みです。
名ドラマーのコージー・パウエルがスタジオの扉を蹴破って
ゲイリー・ムーア・バンドを抜けたのも「ゲイリーは、全てを
楽譜通りにしろ!と、言う。レコーディング中も楽譜と俺の
演奏を比べ、楽譜どおりじゃ無いと、注意してくる。ゲイリー
は俺を必要としていない。ゲイリーの書いた楽譜通りに演奏
できれば誰だっていい。いっその事コンピューターに演奏さ
せたら理想通りだろう」とコージー・パウエルが茶化した通
りの事をゲイリー・ムーアはしました。本アルバムはアイリッ
シュ旋律満載で感動的です。

■エアロスミス「ゲット・ア・グリップ」
エアロスミスの音楽性を2分化するならば「パーマネント・
バケーション」が、従来のエアロスミスとの決別をした
ターニングポイントだったと思います。ただオールドスタイ
ルのアメリカンロックから、大衆ロックに変わっただけじゃ
ないです。下手ウマだったジョー・ペリーのギターが格段に
上達し、スティーブン・タイラーの歌唱力がアップして、
バンドとして成長した頃に、ホーンセクションでゴージャス
化し、楽曲も外部ライターの提供曲も受け入れるようになり、
絢爛豪華で壮大なバンドに変貌しました。そして、生まれ変
わったエアロスミスの魅力が凝縮されているのが「ゲット・
ア・グリップ」です。B’zは余程このアルバムに影響を受
けたのでしょう。「ゲット・ア・グリップ」からB’zが
盗作(オマージュ?パロディ?)した曲は多い。

■ボン・ジョヴィ「ワイルド・イン・ザ・ストリート」
2ndアルバムまでは、世界中で日本人だけしかボン・
ジョヴィを認めていませんでした。エアロスミスやクイーン
と同じく、日本から世界に火がついたバンドです。
この「ワイルド・イン・ザ・ストリート」で、抜けがい
い軽快なロックに切り替えた事で当時1300万枚の大ヒット
をしました。それ以降、ずっとロック界の第1線で活躍し
続けています。

■ゴットハード「ホームラン」
スイスでは子供から大人まで皆が知っている、スイスで
最も有名なバンドです。日本で言う所のB’zみたいな
存在かもしれません。このアルバムは、ゴットハードの
歴代アルバムで最もポップ、メロディアスさを強調した
アルバムです。「ホームラン」でゴットハードを知った
人は、ほかのアルバムに違和感を感じるかもしれませ
んが、ヘヴィでエッジの利いたハードロックが本線です。

■ハーレム・スキャーレム「ビリーブ」
カナダ出身のバンドで、独特のメロディラインやピート
のギターに一発ではまりました。メロディアスで言うと
アメリカ盤ファースト(日本では2ndが1stアルバ
ムとして販売されています)や「ラバー」だと思います
が、僕は「ビリーブ」が一番好きです。

■フェア・ウォーニング「GO!」
元ジーノのメンバーで結成されたバンドです。
フェア・ウォーニングは日本以外では無名です。
埋もれている素晴らしいバンドを唯一認めている日本の
ハードロックファンを誇りに思います。この「GO!」
を聴いて「良く無い」なんて言える人がいるでしょうか?
ジーノから吸収した音楽スタイルを、よりドラマチック
に演出しています。

■ミスター・ビッグ「パンプア・ヘッド」
全米No・1の大ヒットをしていながら、アメリカでは
一発屋としてしか扱われなかったです。超絶技術者集団
ミスター・ビッグを大スターとし高い評価をしたのが日
本のファンです。僕と同世代ぐらいの人はご存知の通り
ハードロック/ヘヴィメタルに無関心な同級生までも
こぞって聴いていました。ミスター・ビッグ旋風は、
ボン・ジョヴィに匹敵するものがありました。

■ハロウィン「守護神伝」
今のハロウィンはパワーメタル、スピードメタルですが、
初期のハロウィンは、ジャーマンメタルと言われていまし
た。ヒーローアニメソング、特撮ヒーローもののテーマ
っぽいキャッチーなメロディはヘヴィメタル界でも異色
でした。2バスドタドタ、ピロピロ速弾きギター、
突き抜けるハイトーンシャウト、覚え易いメロディなどで
80年代ヘヴィメタルを大いに盛り上げたバンドです。