
東京国立近代美術館
(写真はネットからお借りしました)
1952年に設立された日本で最初の国立の美術館で、
20世紀初頭から今日に至る、日本と海外の作品12000点以上を所蔵。
建物は石橋正二郎氏が建設し寄贈されたものだそうです。

入口の彫刻
今回は所蔵作品展「MOMATコレクション」を鑑賞。
65歳以上は入場料無料でした。
写真も一部を除いて、フラッシュを使用しなければOKとのこと。
4階から2階までの12の部屋に200点以上の作品が
明治以来の美術史をそのままなぞったように展示されていました。

平福百穂【丹鶴青瀾・たんかくせいらん】1926年
三笠宮崇仁親王殿下寄贈
壁の色は濃紺、床は黒。
大きなガラスケースの中に展示されていましたが、
見ている人の写り込みもなく、作品の美しさを十分堪能できました。

原田直次郎【騎龍観音】1890年 重要文化財(国宝)
寄託作品(護國寺蔵)
重要文化財(国宝)にしている美術工芸品は1万点を越えていますが、
ほとんどが明治以前。
明治以降の絵画と彫刻で国宝になっているのは、
51点だけですが、
そのうちの13点が東京国立近代美術館所蔵だそうです。
今回は合計4点の重要文化財(国宝)の作品が展示されていました。

ポール・セザンヌ【大きな花束】1892-95年頃
購入
今年度に購入したばかりで、初のお披露目だそうです。
大きくて素敵な作品ですが、落札額はなんと18億円超えだとか。

石井柏亭【草上の小憩】1904年
石井加代氏寄贈
こんな時代もあったのですね。
懐かしさを感じます。

左より
フェルナン・レジェ【女と花】1926年 購入
ジョルジュ・ブラック【女のトルソ】1910年-11年 購入
アルベール・グレーズ 【二人の裸婦の構成 】1921年 購入

佐伯祐三【ガス灯と広告】1927年
文化庁管理換

加山又造【冬】1957年
購入

尾竹国観【油断】1909年
文部省管理換

小林古径【機織(はたおり)】1926年
東京国立博物館管理換
常設展ということもあり、けっこう空いていましたが、
見ごたえのある内容でした。
3月にはまた作品を入れ替えるようなので、
桜の咲くころ、また訪ねてみたいと思いました。