「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第9回」に参加しました。
これで全17回のうちの半分が終了となります。
この日はお天気も良く暖かかったのですが、
大山の隣に見えるはずの富士山が見えなかったり、
御殿場近くでは完全に曇って来たので、今回も富士山は見えないものと
諦めましたが、現地に着くころはお天気も良くなり
富士山が見えるようになりました。
今回からは第2東名を走るので、休憩が足柄SAから駿河湾沼津SAに変わりました。
駿河湾沼津SA
駿河湾沼津SAからの眺め
行程(標高325mの北山本門寺から標高500mの白糸の滝まで)
北山本門寺(スタート)~大石寺前~昼食(花の湯)
千居遺跡~狩宿の下馬桜~工藤祐経墓所~蘇我の隠れ岩
~音止めの滝~白糸の滝(ゴール)
富獄温泉・花の湯(入浴)
歩行約7.5㎞(約3時間) 約18.000歩 参加者27名
前回ゴールの北山本門寺からスタート!
本堂でお参りを済ませ、駐車場でストレッチをしてから出発です。
境内のモミジとさくらの花↓
前回は薄暗い雨の中を歩いたので、気がつきませんでしたが、
モミジが綺麗に色づいていました。
さくら(冬桜ではありません)がチラホラ咲いていました。
さくらの種類はわかりませんが、ソメイヨシノよりは花色が濃く綺麗でした。
暖冬の影響で狂い咲きをしたのでしょうね。
北山本門寺から国道469号線を西に向かって歩きました。
途中で見た富士山はまだ頭に雲を被っていましたがとても綺麗でした。
4月出発組の方たちは、9回目にして初めて富士山を見ることが
出来たそうで、皆さん感激していらっしゃいました。
改修中の大石寺(たいせきじ)三門
大きい!
大石寺は平成の大改修中で中に入ることはできませんでしたが、
その大きさは外周道路を歩いているだけで良くわかりました。
中には御影堂(県指定有形文化財)、五重塔(国指定重要文化財)の他、
多くの塔堂伽藍が建っているそうです。
一時期創価学会の本部が置かれ、大変賑ったそうですが、
平成3年に日蓮正宗から破門され、大石寺から去ったそうです。
大石寺三門の少し先を右折し、大石寺外周に沿って通る
県道75号線を北に向かって歩き、林越しに見える奉安堂の少し先で、
午前中のウォーク(約1時間)は終わりました。
バスで「花の湯」さんまで引き返し、桜エビのかき揚げ定食のランチ。
後からタラの焼き物が運ばれてきたので、
かき揚げ等を食べ始めてしましたましたが、写真を撮り直しました。
昼食後は午前中の終点にバスで戻り、大石寺北側から歩き始めました。
道の両側には林や畑が広がり、道路わきには水路が流れ、
季節外れのヒメツルニチソウやポリゴナムが綺麗に咲いていました。
しばらく歩くと、この地方を代表する繩文時代中~後期の遺跡で、
国の遺跡に登録されている千居遺跡(せんごいせき)に到着。
フェンスに囲まれた遺跡は、外から見ると小さな原っぱのように
しか見えず、写真は撮りませんでしたが、詳しいことを知りたい方は
ラインの入った千居遺跡の文字をクリックして下さい。
道端で輝くアオキとヤブコウジ(藪柑子)の実
早々と咲いた紅梅と季節外れのシロツメグサ(春の花)
今年の初冬は秋と春が入り混じっています。
富士山のズーム
狩宿の下馬桜
大石寺北側から45分、白糸の滝との中間地点あたりにあります。
国の特別天然記念物であり、日本五大桜の1つ。
頼朝が富士の巻狩りをした際、馬を繋いだという伝説の桜で
樹齢800~1000年の日本最古級のアカメシロバナヤマザクラだそうです。
下馬桜の後ろにある、井出館の立派な高麗門等も
見たかったのですが、修復中でした。
井出家は鎌倉時代からの名家で建物は市の文化財だそうです。
富士山と菜の花のコラボ
狩宿の下馬桜の近くに咲いていた菜の花
慌てて咲いたのか、寸足らずの可愛い菜の花でした。
狩宿から北に35分ほど歩くと、曽我兄弟の仇討ち(曽我物語)
で有名な工藤祐経の墓が工藤祐経の陣屋跡にあります。
近くには曽我兄弟が岩に隠れて仇討ちの密談をしたという
曽我の隠れ岩もあります。
芝川・曽我橋の中央から見た芝川の流れの様子。
(左の写真が上流側)
曽我橋を渡り、土産物屋の並ぶ道を奥に進むと、
音止めの滝がよく見える場所に着きます。
音止めの滝
芝川本流にかかる落差約25mの滝で、
ゴーゴーと轟音を立てながら流れる様子はとても豪快です。
曽我兄弟が隠れ岩で父の仇の工藤祐経を討つ相談をしていた際、
滝の音で声がさえぎられたため、
「大事な相談をしているのに、なんと心なしの滝だ」と呟くと、
不思議や滝の音がぴたりと止んだと言われています。
「音止めの滝」近くからの富士山をズームで!
白糸の滝
日本の滝の100戦に選ばれている美しい滝で、
国の名勝・天然記念物に指定され、富士山の世界文化遺産の一部でもあります。
高さ30~25m、長さ200mの断崖から湧水が白い糸となって、
溶岩断層の間から湧き出る珍しい形の滝。
左側の太い滝が芝川の本流で、それ以外はすべて断崖からの湧水。
左岸の湧水。
次回のウォークは来年の2月。
白糸の滝からのスタートになります。
お天気が良ければ、太陽の光を受けて出来る
虹を見ることが出来るかもしれません
左岸上の展望台から望んだ富士山。
写真には写しませんでしたが、下には白糸の滝が小さく見えます。
最後のお楽しみは入浴。
「富嶽温泉花の湯」で疲れを癒し、帰路に着きました。
花の湯から新富士インターまで約15分。
新富士インターから海老名インターまで1時間。
海老名インターから集合場所まではちょっと時間がかかって25分。
それでも6時半前には家に着きました。
追記(12/21)
やっこさんに教えて頂いたのですが、富士山の上の雲は傘雲と呼ばれ
「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」という天気俚諺があるそうです。
事実、翌日は冷たい雨が降りました。的中率が高いですね。