9月9日(日)
息子が山梨県小菅村で開催される「多摩川源流トレイルラン」
に参加するというので同行しました。
家を出たのは6時25分過ぎ頃。
圏央道、中央道を経由して上野原から一般道で集合場所である
「小菅の湯」に向かいました。
八王子JCT近くで少し渋滞したほかは車の流れはスムーズで、
8時5分過ぎ頃には集合場所近くの駐車場に着きました。

小菅の湯と道の駅
参加の手続きが8:30~10:00、
競技開始が10:00からなので時間は十分あります。
時間まで道の駅を覘いたり、付近をうろうろしていました。

開会式・競技説明は09:40~09:55
競技開始は10:00です。
道の駅以外にも、臨時駐車場は2か所ありましたが満車。
小菅村の人口は700人余りですが、競技参加者の方がずっと多いと
息子が言っていました。

ウォーキングの途中にランナーと会いましたが、
息子はかなり先頭グループを走っていました。
真ん中より後ろは混みあっています。

ハギ
今回はどこまで歩くか、決めていなかったのですが、夏の疲れもあるので、
鶴寝山(標高1368m)手前の『トチの巨木』までを目標としました。

穏やかな林道を登ります。
里の周囲には野生動物防除の棚が張りめぐされています。

寄り道

渓流まで、80mほど下ります。
雨のあとらしく、道が滑りやすくなっていました。

看板によると、幹の根元の地面は上地と下地で0.8mの落差があり、
上地面での幹囲は3.75m、樹高15m。県下でも有数のヤマグルマだそうです。
トリモチを採るのに使われていたので、別名モチノキとも呼ぶ。

近くには滝(堰)もあり、素晴らしい眺めでした。
林道に戻ると、トレイルランの応援に来たという若い女性から、
声をかけられたので、「素敵でしたよ」と答えると
その方も下りていかれました。

朽ちた木橋に生える苔

大きな堰はここまでで3か所。

上流に行くに従いこのように小さくなります。

水源林の山腹から湧き出た水を利用して
谷間一帯にワサビがたくさん栽培されています。

ここの取水施設までで舗装道は終わります。
横には車2台分ぐらいの駐車場スペースがありました。

道がだんだんと急になってきました。

生き生きしたわさびの葉。

上に行くに従い、木は杉からブナなどの広葉樹が多くなります。

『トチの巨木』まではあとどれくらい歩くのでしょうね。

この辺で持ってきたパンやお菓子を食べながら一休みしていると
最初に出会った女性が下りて来ました。
『トチの巨木』まであとどれくらいかかるかと聞いたところ、
まだまだ距離があるので、引き返してきたとのこと。
疲れてきたことだし、それではと、私達も引き返すことにしました。
下りは写真も撮らず、一気に歩いたので、45分位で「小菅の湯」に戻れました。
ちょうどその頃、第1位のランナーがゴール。
しばらくすると、関門を制限時間内に通過できなかったランナー達も
マイクロバスで戻ってきました。
車に戻り、入浴施設に入る準備をしていると、
夫は息子が到着するころだろうと、すぐにゴール地点に戻りました。
私もタオルなどをもってゴール地点に向かうと、
夫がけんちん汁をもって歩いてきました。

ゴールしたランナーにふるまわれたけんちん汁
息子がゴールし、そこで頂いたそうですが、熱くて飲めないからと
私に届けるよう言付け、受付で荷物を受け取り、
そのまま温泉に入ったそうです。
温泉はランナー入浴者で混雑していたようなので、
私は入るのを諦め夫とまた、近くを歩くことにしました。
ちょうど小菅の湯に戻ってきたころ、息子もお湯から上がって合流。
美味しいアイスクリームを食べ、ゆっくりしてから帰路につきました。
小菅村で見た野の花

セセリチョウと女郎蜘蛛

木槿(ムクゲ)ススキ コスモス

蕎麦の花 ハナトラノオ

イヌタデ シラヤマギク ?

オトコエシ オミナエシ センニンソウ
ヤブツルアズキ 紫花豆 クズ
イタドリ ノコンギク 栗の実

山ウド 草紅葉 ミズヒキ
オオケタデ(大毛蓼)ツルニンジン クサボタン
ツルボ ソバナ ホタルブクロ

ゲンノショウコ・白花とうす桃色 ツリフネソウ
タマアジサイ・蕾と花
メタカラコウ フシグロセンノウ アキノタムラソウ
息子が小菅村で開催されるトレイルランに出場すると聞いたとき、
正直言って、小菅っていったい何があるの?
といった感じで、あまり乗り気ではなかったのですが、
手つかずの美しい水源林の中を歩くと、清々しい気持ちになり、
夏の疲れも忘れ、自然と元気が出てきました。
次に来る機会があったら、キチンと計画を立てて歩きたいと思いました。
本日の歩きは9.9㎞ 14275歩 499㎉でした。
尚、息子の記録は年代別で二十位台。
前回の「忍野高原トレイルラン」に比べると、コースが大分厳しかったようです。