3年ぶりに図書館に行ってきました。
借りたのは
吉永小百合主演「潮騒」のDVD
清川妙「84歳。英語、イギリス、一人旅」
村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
河合雅雄「少年動物誌」…この本が目的のはずでしたが……。
最初に読んだのは村上春樹でした。
「ノルウエーの森」以来、村上ファンだったし、
(それほど読んだわけではありませんが)
頁を開いた瞬間、飛び込んでくる文章に惹き付けられたからです。
2013年4月12日、文藝春秋より発売
多崎つくるは高校時代、名前に「色」の漢字が入った4人と
ボランティア活動がきっかけで友達になり、学年が変わりクラスが
変わっても親密なグループであり続けた
つくるは駅が好きだったので、駅舎建築の第一人者の教授のいる
東京の工科系大学に進んだが、他の4人は地元名古屋の大学に進学した。
休みになると名古屋に帰り、皆と会っていたが、
大学2年生の頃、4人から理由も告げられずに絶縁を申し渡された。
深く傷ついたつくるは、半年近く死の淵をさ迷い、
夢遊病者のように生きていたが、鏡の前の自分の裸身を見て、
衝撃を受け、規則正しい生活を心がけるようになり、
大学のプールで2歳後輩の灰田と知り合った。
二人は親しくなり、灰田はつくるのマンションに遊びに来るようになり、
「巡礼の年」というアルバムのレコードを聞かせてくれた。
その中には、高校時代の友人のシロが弾いてくれた
「ル・マル・デュ・ペイ」という曲が入っていた。
つくるが36歳になった時、2歳年上の沙羅という女性と出会い、
心の傷を打ち明けられるほど親密な関係になった。
沙羅は4人の友人に会い、グループから追放された理由を
聞くべきだと促し、4人の友人の現在の職業や住いを調べてくれた。
つくるは友人たちと再会する決心をする。
リスト:《巡礼の年 第1年スイス》 S 160 8 郷愁 ル・マル・デュ・ペイ
村上春樹の長編は「ノルウエーの森」「ねじまき鳥クロニクル 」
「海辺のカフカ」に次ぎ4作目ですが、今回が一番スラスラと読めた。
ミステリーとして楽しむ方もいるようですが、私は深読みせず
そのまま素直に受け取りました。
旅から戻った後のつくると沙羅の関係が気になりますが、
それほどモヤモヤ感が残らなかったのは、私なりの結末がすんなりと
出せたからかもしれません。
村上作品には必ずと言っていい程、素敵な音楽が登場するので、
パソコンの前に座り、youtube で聴きながら読書できるのも楽しい。
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椿
絵姿の枝変わりの赤花が上の方で咲いています。
「枝変わり」とは茎や枝の生長点の細胞に突然変異が起こり、
樹木などの一部が変わった性質になること。
白花も咲いたことがありますが、めったに咲きません。
(2021.03.07撮影)
絵姿は尾張地方の古花。
紅色地、濃紅色吹掛絞り、八重咲きの中~大輪の花が咲きます。
雨の中、咲き始めたのは三浦乙女。
昭和10年頃、 秩父宮妃殿下により命名された椿です。
(2021.03.13撮影)
藪椿
一般に「椿」といったらこの「薮椿」を指し、
いくつもの園芸種が作られました。
光線の具合で花色が濃く写っています。
(2021.03.09撮影)
白い椿も素敵でしょう!
引っ越してきて間もなく自生した都鳥です。
もう立派な大木になっています。
(2021.03.09撮影)
どちらも名前不明の椿です。
(2021.03.02撮影)
洋種ツバキ・タマビーノ
12月10日頃から咲き始めました。
全部で12~3個の蕾がつき、一つとして落ちることなく
見事に咲き切りました。
花びらの縁に白い覆輪が入るのですが、6輪目あたりからは入らなくなりました。
(2021.03.14撮影)
ひどい雨の中咲き始めた岩根絞り
岩根絞りは江戸椿の一品種で、
濃紅色に白い斑の入った、大輪の八重の花を咲かせます。
(2021.03.14撮影)
斑の入り方は花によって一つ一つ異なりますが、
白斑が多いものが好まれるそうです。
(2021.03.17撮影)
卜半(ボクハン)
別名を月光(ガッコウ)と呼ばれている古典的な園芸品種。
中心部の唐子は雄蕊が変形したもの。
旧白洲邸・武相荘(ぶあいそう)を訪ねた時初めて見て、
一目惚れした椿です。
(2021.03.04撮影)
胡蝶侘助
江戸中期からの古典品種で、茶花・活花として重宝されています。
育て初めて3年目。今年は花付きが悪いです。
(2021.03.14撮影)