3年ぶりに図書館に行ってきました。
借りたのは
吉永小百合主演「潮騒」のDVD
清川妙「84歳。英語、イギリス、一人旅」
村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
河合雅雄「少年動物誌」…この本が目的のはずでしたが……。
最初に読んだのは村上春樹でした。
「ノルウエーの森」以来、村上ファンだったし、
(それほど読んだわけではありませんが)
頁を開いた瞬間、飛び込んでくる文章に惹き付けられたからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/43/f3fd6af15d2eafe07580b0311589801e.jpg)
2013年4月12日、文藝春秋より発売
多崎つくるは高校時代、名前に「色」の漢字が入った4人と
ボランティア活動がきっかけで友達になり、学年が変わりクラスが
変わっても親密なグループであり続けた
つくるは駅が好きだったので、駅舎建築の第一人者の教授のいる
東京の工科系大学に進んだが、他の4人は地元名古屋の大学に進学した。
休みになると名古屋に帰り、皆と会っていたが、
大学2年生の頃、4人から理由も告げられずに絶縁を申し渡された。
深く傷ついたつくるは、半年近く死の淵をさ迷い、
夢遊病者のように生きていたが、鏡の前の自分の裸身を見て、
衝撃を受け、規則正しい生活を心がけるようになり、
大学のプールで2歳後輩の灰田と知り合った。
二人は親しくなり、灰田はつくるのマンションに遊びに来るようになり、
「巡礼の年」というアルバムのレコードを聞かせてくれた。
その中には、高校時代の友人のシロが弾いてくれた
「ル・マル・デュ・ペイ」という曲が入っていた。
つくるが36歳になった時、2歳年上の沙羅という女性と出会い、
心の傷を打ち明けられるほど親密な関係になった。
沙羅は4人の友人に会い、グループから追放された理由を
聞くべきだと促し、4人の友人の現在の職業や住いを調べてくれた。
つくるは友人たちと再会する決心をする。
リスト:《巡礼の年 第1年スイス》 S 160 8 郷愁 ル・マル・デュ・ペイ
村上春樹の長編は「ノルウエーの森」「ねじまき鳥クロニクル 」
「海辺のカフカ」に次ぎ4作目ですが、今回が一番スラスラと読めた。
ミステリーとして楽しむ方もいるようですが、私は深読みせず
そのまま素直に受け取りました。
旅から戻った後のつくると沙羅の関係が気になりますが、
それほどモヤモヤ感が残らなかったのは、私なりの結末がすんなりと
出せたからかもしれません。
村上作品には必ずと言っていい程、素敵な音楽が登場するので、
パソコンの前に座り、youtube で聴きながら読書できるのも楽しい。
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椿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/2e/1844774c178ef1ef11186866a9f0f3d5.jpg)
絵姿の枝変わりの赤花が上の方で咲いています。
「枝変わり」とは茎や枝の生長点の細胞に突然変異が起こり、
樹木などの一部が変わった性質になること。
白花も咲いたことがありますが、めったに咲きません。
(2021.03.07撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/33/8ece0efeb51af8d727ab82c699158c7b.jpg)
絵姿は尾張地方の古花。
紅色地、濃紅色吹掛絞り、八重咲きの中~大輪の花が咲きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c3/73a340bf657e31074dcbe309eb0df935.jpg)
雨の中、咲き始めたのは三浦乙女。
昭和10年頃、 秩父宮妃殿下により命名された椿です。
(2021.03.13撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b1/e1e22adb840cfb4b063338580ec42e65.jpg)
藪椿
一般に「椿」といったらこの「薮椿」を指し、
いくつもの園芸種が作られました。
光線の具合で花色が濃く写っています。
(2021.03.09撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/66/b3fa23d9de7d52fd0e7775afb54a43fd.jpg)
白い椿も素敵でしょう!
引っ越してきて間もなく自生した都鳥です。
もう立派な大木になっています。
(2021.03.09撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/2f/ed3fed47b3253f4570731efbe56a5f1c.jpg)
どちらも名前不明の椿です。
(2021.03.02撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/2d/c78e737e90460c1e6046bd23d6bc94f0.jpg)
洋種ツバキ・タマビーノ
12月10日頃から咲き始めました。
全部で12~3個の蕾がつき、一つとして落ちることなく
見事に咲き切りました。
花びらの縁に白い覆輪が入るのですが、6輪目あたりからは入らなくなりました。
(2021.03.14撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/60/88f15f81cad8329207a3aa7dbf0e877a.jpg)
ひどい雨の中咲き始めた岩根絞り
岩根絞りは江戸椿の一品種で、
濃紅色に白い斑の入った、大輪の八重の花を咲かせます。
(2021.03.14撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/66/71495cffe3fcc70032d62730cb99afce.jpg)
斑の入り方は花によって一つ一つ異なりますが、
白斑が多いものが好まれるそうです。
(2021.03.17撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ac/53df9b7181346113f813c2cbf2731ec6.jpg)
卜半(ボクハン)
別名を月光(ガッコウ)と呼ばれている古典的な園芸品種。
中心部の唐子は雄蕊が変形したもの。
旧白洲邸・武相荘(ぶあいそう)を訪ねた時初めて見て、
一目惚れした椿です。
(2021.03.04撮影)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2c/b0f5e534ccc308c52b62d075f365b512.jpg)
胡蝶侘助
江戸中期からの古典品種で、茶花・活花として重宝されています。
育て初めて3年目。今年は花付きが悪いです。
(2021.03.14撮影)